武器/SP武器

Last-modified: 2023-07-24 (月) 13:59:03

MHFシーズン2.0より登場した特殊な武器の総称。
変種剛種の「汎用素材」と、あらゆる物質を染色可能な「センショク草」を用いて作成できる。

目次

概要

  • センショク草を使って加工され、既存武器が新たな色と性能を手に入れたもの。
    センショク草を入手できるのが凄腕ハンターだけなので、原則として生産には汎用素材を用いる。
    武器ページにも簡単な概要は書いてあるが、本項ではより詳細な仕様について述べる。
  • 生産時点では必ず対応した色のセンショク草を使うという点以外、通常の武器とそれほど差は無い。
    見た目は既存武器の色違いで、属性も変更されている場合が多い。
    通常武器との違いにして最大の特徴は、生産後の強化がI~VIIまでのレベル制であるということである。
    強化すると銘につけられたローマ数字がI、II、III…VIIと増えていく(ボウガンは通常武器と同じ方式)。
    といってもボウガンの強化のように現金払いで済むというわけではなく、通常の強化同様に素材を使う。
    汎用素材とセンショク草はもちろん、元武器と関連の深いモンスター素材などを大量に使用する場合が多かった。
    2016/3/17に実施されたプロジェクトR第二弾のリファインにより、SP7までの必要素材は以下の様に統一された。
    • 近接武器&弓(ベルムSP除く)…汎用素材III系7個、センショク草1個、HRコモン・採取素材3個
    • ボウガン…汎用素材III系1個、センショク草1個、HRコモン・採取素材1個
    • ベルムSP…汎用素材I系2個、センショク草1個(ボウガンはセンショク草2個、萌芽の鉱石1個)
  • 性能面の特徴として、武器種・属性ごとに数値がパターン化され統一されているという点が挙げられる。
    分かりやすく言うと、同じ武器種で同じ属性なら全く同じ性能を持つということである。
    これにより、今までは難しかった「見た目を優先して武器を選ぶ」という選択肢がとりやすくなっている。
    また人によっては「同じ性能ならこっちの方が個人的に素材が楽」といった選び方も可能。
    • 弓は当然矢のタイプが異なるが、それでも互換性能のものもある。
    • 一方でボウガンは攻撃力や会心率がそれぞれ異なるので統一感はほとんどない。
    • ちなみに、生産・強化費用も統一されている。
      ただし、何故か弓のみ近接武器のより費用が高く設定されている。
      金策クエストが多い現在では特に問題はないが、SP武器実装当時、
      弓使いは、特に資金集めに苦労することとなった。
  • ちなみに斬れ味ゲージ全レベルで同一の長さなので最初から斬れ味レベル+1で白ゲージが出現する。
    これにより強化されていない低レベルであっても、低攻撃力=低レア度のうちに白ゲージを扱えるため、
    かつてレア度制限が敷かれていたスキルランクの序盤ではかなり強力な戦力となっていた。
    現在ではパートナーに譲渡する際にこの特性を最大限に活かせる。

特殊効果

  • SP武器限定の特徴として、HR5以上のクエストでは武器の性能が上昇する。
    具体的には武器倍率+10&会心率20%上昇である。
    「武器倍率+10」を表示攻撃力に変換すると以下のようになる。
    片手剣&双剣…+14
    大剣&太刀…+48
    ハンマー&狩猟笛…+52
    ランス&ガンランス…+23
    ボウガン&弓…+12
    この補正の存在により、「普段は通常武器の方が強いが、対変種・一部の剛種であればSP武器の方が強い」
    といった状況もたびたび発生する。
    現在ではSP武器限定のクエストは存在しないが、
    HR5になったら最初の目標として自分の得意武器種のSP武器を1つ作るなどしておくのもいいだろう。
  • ちなみにG級クエストでもこれらの効果は発動する。
    実際問題として、SP武器はG級クエストではかなり力不足ではあり、
    この補正をもってしても多くのG級モンスターに対抗できるとは言いがたい。

変遷

  • 元々は2008年1月のシーズン2.0アップデートにて、変種の実装と同時に用意された武器群である。
    ただし当初は強化レベルが7までは開放されていなかった(同年4月のシーズン2.5アップデートで開放)。
    特殊効果もシーズン3.0アップデートで追加されている。
  • MHFの変種関連コンテンツは当時発売が決定していた(2008年3月27日)MHP2GのG級クエストのような位置付け、
    と多くのユーザーが見ており、SP武器も立場としては同作のG武器に近いものがあった。
    ところが変種クエスト自体あまり当時の評判がよろしくなかったことも影響しており、
    SP武器も性能が極端に高くない割に当時の素材排出傾向に比較して作製難度が高すぎること、
    既存武器の色違いというデザインが安易(もしくは水増し)だと否定的な声が多かった。
    一方、一角双SPアルギュ=ダオラSPのように、
    最前線ハンターから注目を集めたSP武器も少なからず存在していた。
    • なお大多数のSP武器がこの時期に実装され、後のアップデートでは少数が追加されるに留まっている。
      SP武器自体の特性もあり、剛種武器と違い武器(の実装時期)による性能差がほとんど無い。
  • その後剛種武器の登場によって多くのSP武器が急速に出番を失ってしまい、
    アルギュ=ダオラSPやグラファイーオスSPなどが剛種戦で活躍する一方、
    多くのSP武器は埋没する状況にあった。
  • シーズン7.0では従来の剛種チケットクエストに代わり、SP武器限定の剛種適性試験が登場。
    これによってSP武器は「凄腕になったらまず生産・強化する武器」という位置付けのほかに、
    「剛種チケットを得るための武器」としての立ち位置を確立。
    そしてシーズン8.0では秘伝書システムの実装に伴い、SRのお供としてもSP武器が重宝されるようになった。
    とはいえそれなりに手間がかかることから、後に緩和措置が取られるようになった。
  • 2011年8月24日よりSP武器の普及促進キャンペーンとして、
    HR100に到達することで全武器種から各1個ずつ、
    合計11個のSP武器をもらうことができるキャンペーンが開催された。
    • 当初は2012年10月31日までだったが、2013年4月17日→2013年10月16日→2014年4月9日と
      再三延長され、2014年2月5日のG3.2のアップデート以降は無期限の特典に変更、
      最終的にはG10アップデート直前まで続いた。
    従来はイベントコードの入力と特別クエストの受注が必要でやや面倒だったが、
    G3.2以降はメゼポルタの受付嬢から直接プレゼントされる。
    対象者はせっかくなのでありがたくもらっておこう。
    下記のイニティ系のほうが強化が楽で使いやすかったりするが、
    パートナーへプレゼントするならLv1でも十分なのでこちらがおすすめ。
    • なお、G3.2のアップデートより前に入手したハンターでも再度受け取ることができる。
    • 強化素材がまとめて報酬に出現するクエストも存在しており、
      基本的にはフロンティアクエストとして週替わり配信となっていた。
  • MHF-Gにて全てのSP武器が上方修正され、剛種武器との差はまた縮んだ。
    更にSPボーナス、同じくG1での斬れ味上方修正もあり、以前より強力になった。
  • イベントクエストで手に入る「萌芽の鉱石」から作れる武器もSP武器に派生できる。
    下位→上位→SPI→SPIV→SPVII→G級武器という極めて特殊な派生パターンを持つ。
    いずれも無属性で、わずかな素材で強化できるお得な武器である。
    従来のSP武器は強化にそれなりに手間がかかったので救済措置でもあるのだろう。
  • G7からG10まで、韋駄天クエストにおいてはSP武器のみを使用できるようになっていた。
    コンテンツとしての人気は決して高いとは言えないが、
    猟団ポイント稼ぎやタンドレス防具のために一定の需要は存在する。
    このため、G級ハンターであっても改めてSP武器を揃えるというケースもあった。
  • G9.1のアップデートにて剛種チケット制度が廃止され、
    2016年3月17日に実施されたプロジェクトR第二弾リファインにより適性試験クエストも廃止され、
    適性クエストの受注条件としての需要は消滅した。
    一方このリファインではSP武器の作製難度が大幅に緩和されており、
    各Lvで必要な素材数量が1個に変更された。
    このため、HR100(現HR5)昇級後の足がかりとしてはどのSP武器も非常に作りやすくなったと言える。
    その一方、HR100到達褒賞としてのプレゼントはG10アップデート直前週を最後に終了した。*1
    また公式狩猟大会についても、第100回よりG級ハンター・始種武器限定となり現在もそれが続いているため、
    SP武器がG級で必要という状況はほぼなくなっている。
  • MHF-G10でHRシステムが変更され、いわゆるキークエスト方式になったことで、
    (剛種・遷悠武器などを作らず)SP武器1本でG級まで突き進むプレイングが現実的に出来るのではないか、
    という予想が立てられていたが、蓋を開けてみると近接武器の場合、
    SP武器で挑むにはあまりにも分が悪すぎるモンスターがHR5のキークエストの1体に君臨していた。
    よほど習熟したプレイヤーでないと厳しく、そういう意味で言えばG9.1以前よりも、
    SP武器は剛種武器などの繋ぎ的な位置付けになったと言うことができるだろう。

関連項目

システム/変種
システム/奇種
システム/剛種
クエスト/剛種適性試験
アイテム/センショク草
防具/SP防具

SP武器の記事一覧

武器/アルギュ=ダオラSP - ヘビィボウガン
武器/一角双SP - 双剣
武器/グラファイーオスSP - 狩猟笛
武器/クロガネソードSP - 大剣
武器/ダオラ=クロムSP - 片手剣
武器/テオ=ヴェルメリオSP - ヘビィボウガン
武器/怒髪砲【紅桜】SP - ヘビィボウガン
武器/パライズレイピアSP - 片手剣
武器/龍撃の双刃SP - 双剣
武器/レス・イーブSP - 太刀
武器/ロングホーンボウSP - 弓


*1 ちなみに、後に別枠で追加されたコルーデFYシリーズおよびゼルレウス剛種武器素材はG10以降も存続している。