武器/灼炎のエンサー

Last-modified: 2024-02-21 (水) 12:37:36

MHXより登場した、ディノバルド素材のライトボウガン。
撃て、その弩の名は灼炎のエンサー。

目次

概要

  • 他のディノバルド武器と同様、青と赤のグラデーション色の甲殻の質感そのままの銃。
    銃身の上側にはまるでトサカの如く甲殻が突きだしている。
    一見すると奇抜だが、よくよく弦の配置などを見るとヴァルキリーファイアと共通点が多い。
    刺々しい甲殻を引っぺがせば、意外と基礎構造は同じなのかもしれない。
    サイレンサーを付けると銃口部分にディノバルドの口を模したようなパーツが付き、
    ロングバレルは銃身が伸びると同時にごんぶとになる。
    明らかに銃身の先端と根本の太さが違っており、かなりアンバランスである…。

灼炎のエンサー

MHX

  • 生産時は攻撃力150にリロード「普通」、反動「中」、ブレ無しに会心率も無しと凡庸。
    速射対応弾はLv1火炎弾が3連射の3発装填。
    若干攻撃力は高いが、スロットが無い点も含めて基本スペックは火竜砲にそっくりである。
    武器内蔵弾はLv1爆破弾、Lv1斬裂弾鬼人弾。鬼人弾はともかく、その他がかなり微妙である。
    特徴的なのが徹甲榴弾で、下位での生産時から全Lvが3発装填できると非常に恵まれている。
    まあ、反動の問題で作製直後にそれを活かすのは非常に難しいが…。
  • 最終強化は斬竜弩イクリール
    斬竜弩よ、無数の火を統べ、地を紅に染めろ。
    攻撃力220に上がる以外はあまり特徴は変わっていないが、Lv1火炎弾の装填数が4発に増えている。
    一方で物理弾の装填数は、貫通弾はLv2のみ6発、散弾も0/6/4とやや少なめ。
    気になる武器内蔵弾は「Lv1斬裂弾」「Lv1&2爆破弾」「Lv2火炎弾」「鬼人弾」…やっぱり微妙
    • MH4Gで猛威を振るった斬裂弾も、単発威力はともかく調合できないという重大な弱体化を受けている。
      そして爆破弾に至ってはもう「おまえ何でリストラされなかったの?」というネタ扱いの弾である。
      特にイクリールの場合は、部位破壊を狙うにしても徹甲榴弾を使った方がよっぽど確実で手っ取り早い。
      つまり実質的にはLv2火炎弾と鬼人弾だけで、あとは全弾装填による回し撃ちによる手間が増えるだけの、
      弾丸リストにあること自体が邪魔な弾ともっぱらの評判である。
      クエストが始まった直後に捨ててしまいたいところだが、内蔵弾ゆえにできない。
      ソロならば掃除や狩技ゲージ溜めも兼ねて小型モンスター相手に撃ち切ってしまうのも手だが、
      その場合も1発や2発ずつしか装填できないせいで手間がかかる。
    気になるライバルである鳳仙火竜砲と比べると、こちらの方が攻撃力は10高い。
    そして万能のサポート弾である鬼人弾が撃て、徹甲榴弾も全Lvが3発装填と非常に優秀。
    麻痺弾は撃てないため拘束力は今一つだが、乗りからのスタンコンボや堅い部位の破壊はお手の物である。
    一方で武器内蔵弾の実用性はこちらが惨敗しており、貫通弾の装填数も火竜砲の方が上。
    イクリールは攻撃力で勝っていながらも、総合的な火力で火竜砲を上回るのは少々厳しいものがある。
    そのため火竜砲に比べると、ややサポート寄りの武器と言えるだろう。
    • ただし火力を妥協してサポートを考慮に入れるなら、
      火竜砲と全く同じ火炎弾関係のラインナップを持ちつつ装填数で上回り、
      鬼人弾・硬化弾・広域回復弾に状態異常弾3種全対応と隙の無いサポート力に加え
      スロット3を持つアイルーヘルドールがいる。
      サポートできると言っても鬼人弾が撃てるだけのイクリールでは、
      サポート寄りといっても如何ともしがたいものがある。

MHXX

  • 通常種武器は究極強化で「大斬弩イクリルノヴァ」の銘を得る。
    • 攻撃力は340まで上がるが、その他は装填数や内蔵弾数が増えた程度の順当な強化に留まった。
      今作でも立ち位置は変わらずといったところ。
      火炎弾を撃ちたいのなら、攻撃力は10下がるが火竜砲2種などの方がよほど適任であろう。

MHW:I(ディノブリッツ)

  • ディノバルドは復活したが、灼炎のエンサーは復活せず。
    代わりに登場した弩の名はディノブリッツで、ウルムーティフォンIVから派生する。
    その後は直接後述するザルファブリッツIに強化できる。

MHXR

  • MHXRにもディノバルドの参戦に伴い本武器が登場。
    「強襲!ディノバルド」で排出される灼炎のエンサー
    「極地強襲 ディノバルド」で排出される灼炎のエンサーαIの2系統が存在する。
    言うまでもないが、属性は両者共にである。
    • 灼炎のエンサー(☆5)はサポート寄りの性能で、
      モンスター全体に火属性の中ダメージを与え
      全員の体力を300回復させる武技「斬竜【赫銘】」を持つ。
      全体ダメージはモンスターだけでなくターゲット可能な設置物にも適用されるため、
      危険な氷柱を生成するブラキディオス爆氷種戦では非常に役に立つ。
      特殊弾は全員の与えるダメージが1.5倍になる効果エリアを生成するLv.1竜泉弾が4個。
      スキルには龍風圧無効が付いているが、特殊弾含めダメージ役になることのない本武器との相性は微妙。
    • 灼炎のエンサーαI(☆6)は攻撃力が大幅に上がり覇玉化している。
      武技は15秒間自身の与えるダメージが1.5倍になり、
      モンスター全体に火属性の小ダメージを与え
      全員の体力を300回復させる「斬竜・【赫銘】」。
      特殊弾はLv.1徹甲榴弾が4個。
      通常のエンサーを成長させた性能と言えるが、インフレが進んだ昨今の環境から見ると、
      自分限定のくせにたったの1.5倍しかなく何がしたいのか分からないバフ、
      それでいて標準的故に物足りない300回復と微妙な性能である。
      前月のヘビィボウガンといい何故全体バフにしないのだろうか?
      秘技は火属性攻撃+50のパッシブスキル(プラス値5で解放)で、
      同属性の大剣、太刀、双剣、ガンランス、ライトボウガンにセット可能。
      サポート寄りのこの武器と噛み合っているとは言えない効果だが、
      他の武器にもセットできるため完全に無駄ではないのが救いか。
      スキルは毒耐性+50%、防衛者+100、氷極地2【深度I】耐性+40%、氷極地2の絶技+15%の4つ。
      極地耐性スキルは進化に応じてランクアップしていき、2段階の進化を経て最大のIIIへと到達する。
      なお、既に氷属性の極地クエスト及び火属性の極地系進化素材は存在するが、
      本武器及び他のディノα装備に必要な進化素材は第1エリアで排出された「火炎の光○」系の素材ではなく
      未実装の第2エリアから排出される「火炎の○」系の素材を要求されるため、
      本武器の実装直後である現時点では進化させることができないようになっている。
      流石ドSカプコン。もっとも、光系素材が使えた所で素材集めの面倒臭さから進化させたいとは思えないが。
      そもそも極地強襲上位以降がソロ限定であることからサポート武器は進化させる意味もないし。

ザルファブリッツ

MHW:I

  • 本作ではディノバルドに亜種が登場。
    他の汎用デザインの亜種武器は骨素材派生がベースとなっているが、
    ライトボウガンは通常種武器を乗っ取った関係上鉄武器派生がベースとなっている。
  • 最終強化はザルファブリッツIIで、
    性能については攻撃力以外ディノブリッツから変化しないため、まとめて見ていく。
    • 攻撃力は299→312→325
    • ブレ大
    • Lv1スロットが二つ
    • 速射対応弾なし
    • Lv2の貫通弾、散弾、徹甲榴弾、麻痺弾に加えて
      火炎弾、斬裂弾が単発自動装填対応
    • レア度11
    当然と言うべきか、灼炎のエンサーとは大きく傾向が変わっている。
    • 火炎弾については、かなり扱いにくくなってしまった。
      というのも、単発自動装填はその特性上徹甲榴弾や状態異常弾向けとなっているのだが、
      滅龍弾以外の属性弾は元々取り回しが悪いことがほとんどない。
      そのため、速射できる武器はおろかとりあえず対応している程度のボウガンを使った方が良いレベル。
    • 物理弾もこれといって目立つものがないため、徹甲榴弾が主に使う弾種となる。
      しかし、速射にしろ単発自動装填にしろ他に対応しているものは数多く、
      それらと比べるとどうも決め手に欠けるという印象が拭えない。
  • では攻略用としてはどうかというと、その場合ディオスショットと立ち位置が被る。
    あちらはLv2徹甲榴弾の速射に対応、攻撃力はザルファブリッツI→IIと同じ上がり方。
    ブレとスロットはこちらの方が勝り、Lv2麻痺弾も撃てるという優位点があるが、
    一番厳しいのは作成難易度の差。
    こちらはチェーンブリッツIもしくはウルムーティフォンIから地道に強化し、
    最終強化で天鱗が要求されるのに対して、
    あちらは派生元のボロスボローカIがMR一発生産可能、さらに天殻も必要ないというお手軽さ。
    互いに姿こそ変わっているものの、MHX時代の関係を逆転させたかのような扱いとなっている。

爆焔のエンサー

MHX

  • 二つ名持ちの燼滅刃ディノバルドの素材を基礎とした銃「燼滅弩イクリール」も存在する。
    基本的に斬竜弩の上位互換…と言いたいのだが内蔵弾をごっそり削られてLV2火炎弾、鬼人弾、
    そしてLV1爆破弾しかない
    • 燼滅刃ディノバルドは爆破性の粉塵を用いて戦うモンスターであり、
      他武器種では優秀な爆破属性を備えた武器がズラリと並んでいる。
      つまりは爆破属性がお家芸であるはずなのに、通常種の武器に爆破属性の扱いで負けている。
      プレイヤー的には邪魔な内蔵弾が減って助かるのだが、
      設定を見るプレイヤーにとっては釈然としないものが残るのは間違いないだろう。
      もしかしたら設定ミスなのかもしれないが…。
    武器内蔵弾が少ない、という面で取り回し面は優れているのかもしれないが、
    斬竜弩と比べて散弾、徹甲榴弾の装填数が増えたものの、
    メイン、サブとして申し分ない通常弾、貫通弾は寧ろ減っている
    やっぱり3rdのメインヘビィみたいに斬竜弩と設定間違えたんじゃあ…。
    強者揃いの燼滅刃武器の中でいまいちピンとこない性能になってしまった。

MHXX

  • 二つ名武器は究極強化で「真滅弩イクリルノヴァ」へと銘を変える。
    • こちらも攻撃力が340に上がった、全体的に装填数が増えた以外にめぼしい変化は見られない。
      14回の強化を経て作成する価値があるかはかなり怪しいだろう。

関連項目

モンスター/ディノバルド
モンスター/ディノバルド亜種
モンスター/燼滅刃ディノバルド
武器/ディノ武器