武器/破岩鈴イエログラフ

Last-modified: 2024-02-10 (土) 15:53:07

ディオスベル
砕竜の素材を用いた美しい意匠の狩猟笛。
重厚な鐘の音と爆音の協奏曲で獲物を破壊する。

爆砕の壊鈴
匠の技が光る荘厳な狩猟笛。奏でる音は、万物を破り砕く爆音が織り成す崩壊の響き。

破岩鈴イエログラフ*1
最終強化を遂げた爆砕の壊鈴。奏する万物崩壊への狂想曲は、終幕に向かって加速する。

MH3Gで初登場した、ブラキディオスの素材を使った狩猟笛。

目次

概要

  • 見た目は巨大なガラス製ハンドベルとなっているブラキディオスの狩猟笛。
    外見と音色はあのブラキディオスから作成されたとは思えないほど繊細で優美。
    先端部にいたってはもはや透き通って見える程であり、
    ガラス質である黒曜石の特性を存分に発揮しているといえる。
    • 一見鈍器としての用途を果たせるほどの強度があるようには見えないが、
      ブラキディオスが甲殻として纏っている黒曜石は我々の世界のそれとはまるで違う性質を持つので、
      ガラスのような薄さと強度を両立できたとしてもおかしくはないだろう。
    • ちなみに、MH4以降とMHFでは先端部が半透明ではなくなっている。
  • また、狩猟笛としての吹き口には粘菌がベットリと付いている
    幸いながら使っていても体内から爆発したりはしないものの、少々心配になる見た目と言えよう…。
    何、笛じゃなくてベルだから息を吹き込まなくても大丈夫だって?

性能

MH3G

  • ディオスベルからディオスベル改爆砕の壊鈴破岩鈴イエログラフの順に強化させてゆく。
    もちろん作成にはブラキディオスのレア素材「砕竜の宝玉」「砕竜の天殻」が要求される。
    爆破属性350を持ち、攻撃力は脅威の1242
    3Gでこの武器以上の攻撃力を持つ狩猟笛は
    メルトヴォンヴァ(攻撃力1288)」と「岩石笙【駆ノ音】(攻撃力1242)」のみ。
    しかもその二つには大きなマイナス会心が付与されているのに対し、こちらは会心率0%
    音色、属性値を度外視しても3G最強クラスの笛に間違いない。
  • 音色はからなり、旋律効果は
    • 自分強化
    • 「体力回復【小】」
    • 「体力回復【小】&会心率UP
    • 「聴覚保護【大】」
    ただでさえ高い攻撃力を更に底上げできるという恐ろしい性能である。
    残念ながら攻撃力強化【大】が吹けないことなどから、パーティープレイでの採用率は低め。
    ただ、聴覚保護【大】もついているので、それなりのサポートもできる。
  • 基本的に武器倍率260で統一されているブラキ武器では唯一武器倍率270である。
    しかし攻撃性能以外に音色などが他に重視される要素がある狩猟笛故に、完全な一強扱いとはなっていない。
    殴り性能だけを見ても攻撃力強化【大】を吹ける岩石笙【駆ノ音】に一歩譲るという評価が多い。
  • 問題としては、ディオスベル製作の時に砕竜の尻尾が2本必要なこと。
    知っての通り狩猟笛は尻尾を切ることが苦手である。さらに相手はあのブラキディオス。
    転ばせるかスタンさせないと唯一の切断属性持ちの柄攻撃が届かない。
    さらに怒り状態だと転ばせられないなど、かなりきつめ。
    ほかの武器で叩き切るかブーメランを投げ続けるほうがいいかもしれない。
    その状況で堅殻などが出るとより一層へこむが。
    若しくは、尻尾をフリーハント報酬で入手可能な上位イベントクエストを利用するのも手。
  • 上位のディオスベル、及び改の時点では、となっている。
    旋律は自分強化に加えて
    • 耐雪&耐泥
    • 麻痺無効
    • 耐震
    • 水属性防御強化【小】
    • 龍属性防御強化【小】
    • 属性攻撃力強化
    • 高周波
    の7種類となかなか豪華。
    ただ、地味な旋律が多く決定打と言えるものがないのが難点。
    また爆破属性は属性攻撃力強化の対象外なので、ソロではこの旋律の価値はほぼない。

MH4

  • ブラキディオス参戦に伴い続投。最終強化は爆砕の壊鈴までである。
  • 今作では爆砕の壊鈴まで強化しても、白が紫になるだけで音色2と3はのまま。
    演奏できる旋律も、各属性防御強化が【小】から【大】になるのみであり、
    以前持っていたラスボス武器が引き継いでいる。
    また微妙な変更点として、MH3Gとは音色2と3の順番がからに変更されている。
    MH3Gのみ音色の順番が右から読む形式になっているため間違えたのだろうか…
  • 攻撃力は無属性武器として見ても高めの936、爆破属性値も380と優秀。
    ただ、斬れ味が素で短い青をつけてもごく短い白と継戦能力は低いため、はじかれ無効はぜひとも維持したい。
    また、爆破属性のおかげで硬い部位の破壊もお手の物である。
  • 旋律としては麻痺無効が使いやすい。今作はドスゲネポスフルフルガララアジャラなど
    麻痺を狙うモンスターが多く、麻痺無効が活きる場面は多い。
    さらに、耐震と龍属性防御強化【大】が吹けるのでイビルジョー相手にも活躍できる。
    • なおこの旋律は発掘装備にも付加される場合があるが、
      斬れ味が最高でも爆砕の壊鈴と同等の匠込みで10しか出ない。
  • 爆破属性が弱体化したとはいえ弱いわけではないのだが、
    今作では覚醒が必要になるが爆破属性を持つ衝鼓が登場した。
    あちらは属性値以外の性能はほぼ壊鈴を上回っており、旋律もPTで喜ばれるものが揃っている。

MH4G

  • G級クエストの追加に伴い破岩鈴イエログラフが復活。
    更にブラキディオスの特殊個体の固有素材を使った更なる強化系、砕光の陽鈴が実装された。

MHX

  • MHXではディオスベルを緑色のまま強化できるが、LV3から獰猛化素材を使った武器(爆砕の壊鈴)にも分岐できる。
    最終強化はディオスベルのまま強化した爆笛ナパームベルと、もう一つは破岩鈴イエログラフになる。
    • 爆笛ナパームベルは他武器種と同じく物理重視。
      高めの攻撃力210に爆破属性27、斬れ味は素で短い青だが、匠+2で白ゲージ40が出る。
      音色は下位と同じく。…なのだが実は全く問題ない
      MH4と同じく地味な旋律ばかりなので、とにかく武器としての性能が物をいうのだ。
      二つ名装備が幅を利かせるMHXではスキルで耐震やだるま無効を発動させるハンターが少ないため、
      イビルジョーやガムート、荒鉤爪や大雪主の狩猟などで活躍できる。
      効果時間の長い旋律だけを維持していればいいので、殴る笛として積極的に前線に出よう。
      火力や効率性はともかく、味方ハンターもかなり快適な狩猟ができるはずである。
    • 一方の破岩鈴イエログラフは攻撃力190に爆破属性38
      スロットが1つ空くようになった。
      音色はで、使える旋律はナパームベルとほとんど変わらない*2
      斬れ味は素でそれなりの青だが、匠+2でも極わずかしか白が出ない。
      実質的に青ゲージ運用になるため、見た目以上にナパームベルよりも殴り性能が低い。
      頼みの綱の爆破属性値まで後述のテオ=オルフェスより低いため、劣化版として見られがち。
      音色が紫に変わることで水と龍の耐性旋律の効果が【大】に強化されるが、
      それ以外の旋律に変化はなく、【小】でも属性やられ【大】を防ぐことはできるため、
      ナパームベルに対して旋律での差別化も厳しい。
  • 爆破笛としては、どちらも人気が高いとは言えない。
    何故ならテオ=オルフェスが攻撃力&防御力強化【小】を手に入れ
    しかも一発生産できるようになってしまったのである。
    また二つ名ディノバルド武器の燼滅笛イブレスも、攻撃力強化【大】に攻撃力180の大業物。
    パーティプレイで重宝されるのがどちらかは言うまでもないだろう。
    そして繋ぎ武器としては、まさかの飛行船武器バルンホルンに人気が集まる。
    あちらはオマケ程度の属性値だが、攻撃力強化【大】と体力回復【小】を持つ便利武器。
    さらに、万能武器として視野を広げると鬼面木魚毒笛カプリといった物まで。
    当然これらの方がブッチギリで作製難度が低いため、繋ぎとしての人気はお察しレベル。
    最終的には、ナパームベルの方が個性的な活躍はしやすいだろう。
  • とはいえ旋律の面では本作から龍属性防御強化に龍属性やられ無効が追加されているため、
    耐震も含めイビルジョー対策として非常に優秀であり、
    他にも振動とだるまを使うガムートやウカムルバスなど対策スキルの有無で戦いやすさの変わる相手では、
    圧倒的な快適性を誇る。
    同じ旋律が演奏できる狩猟笛は他に物理性能・属性値ともに低い蛛琴コルノピオンしかないため、
    耐震旋律の使える狩猟笛として最強という立場をしっかりと持っている。

MHXX

  • G級への強化が解禁され破岩鈴からの派生として、
    猛り爆ぜるブラキディオスの素材を使った砕光の陽鈴が追加されている。
    そのため、上位までの2系統に加え3つ目の選択肢が生まれている。
    なお、音色はどの武器も最後までLV1からの変化はない。
    砕光の陽鈴以外の立ち位置は相変わらず汎用性の高い耐震旋律笛といったところ、
    爆破属性や汎用性が目的であればやはり、攻撃力強化の旋律が使えるテオ燼滅刃の人気が高い。

爆笛エクスナパーム

  • ディオスベルの究極強化である爆笛エクスナパーム
    • やっぱり高い攻撃力330
    • 控えめなものの十分な爆破29
    • 素ではそこそこの青ゲージに匠+2でごく微量の紫ゲージ
    • 相変わらずスロットはなし
    高い攻撃力はそのままで強力だが、
    上位の頃の特徴の一つであった最高斬れ味が長いという利点が失われてしまった。
    そのため、実質白ゲージでの運用となってしまう。
    さらにその白ゲージも匠+1では心もとなく、白ゲージの運用であっても匠+2がほしくなってしまう。
    とはいえ今作では紫ゲージと白ゲージの斬れ味補正の差が小さく、
    白ゲージでも攻撃力310の紫ゲージ相当の物理性能があるため、白ゲージでの運用でも特段問題はない。
    しかし、今作ではイエログラフが大幅に強化されたためそちらに出番を奪われがちである。

砕厳鈴イエログラフ

  • 爆砕の壊鈴の究極強化の砕巌鈴イエログラフ
    • 高くはないが十分な攻撃力310
    • 爆笛を大きく引き離した爆破44
    • 素で十分な白ゲージに匠の追加分がほぼ全て紫ゲージ
    • スロットは変わらず1つ
    攻撃力と属性値は安定して並以上の性能を保持したまま、
    上位とは打って変わって長い斬れ味による安定した性能を得た。
  • 攻撃力こそ劣るものの長い紫ゲージのおかげでメインとなる斬れ味での物理性能は爆笛と同等であり、
    高い属性値と長い斬れ味による継戦能力、あって損はないスロットなどで、
    旋律を目当てに使う場合でも優秀な狩猟笛となった。
    斬れ味レベル+1でもそこそこの長さの紫ゲージが得られるため、
    業物などと合わせて他のスキルを盛り込む選択肢も考えられる。

MHW:I

ディオスホルン

ディオスホルン
爆発性の粘菌が全体に付着し、叩きつけた獲物を粉々に砕く。

  • MHW:Iでブラキディオスが復活。
    ディオスベルの復活を願い期待と不安を抱えて加工屋に素材を持ち込んだカリピストが見たものは
    ディオスホルンという銘の新しい皮ペタブラキ笛であった。
    ラドバルキン笛のバルキンラトリングから派生強化することで誕生する。
    • ボーンホルンを甲殻と粘菌で覆ったデザインをしており、
      殴打部位は彼の竜の拳、柄部位は尾のような形状となっている。
      いわゆる皮ペタ武器ではあるが装飾が大きく、色合いも鮮やかなため結構目立つ。
  • 最終強化ディオスホルンIIの性能は、
    • 低い攻撃力1050
    • かなり高い爆破属性510
    • 会心率0%
    • 斬れ味は素で白60。匠で紫は出ない
    • スロットはLv1が1つ
    • レア度10
    • 肝心の音色はに変更
  • 爆破属性値はかなりのものだが、どうしても攻撃力の低さが目立つ。
    音色も防御・補助寄りで無属性強化も非対応なため、音色と爆破を活かせる相手に担ぎたい。
    • たとえば、爆破に弱いネロミェールを相手にする際には活躍してくれる。
      水属性やられをスタミナ減少軽減で、雷属性やられを気絶無効で対応可能。
      攻略段階では安定した戦いを約束してくれるだろう。
    • こちらも弱点の火属性&スタミナ減少軽減があるリコーダーがライバルだが、
      ディオスホルンには気絶無効が吹ける優位点がある。
  • 演奏時にはボーンホルンのサウンドに加えて、
    なんとロックラック&タンジアのBGM「麦畑の散歩道」のような音が流れる。
    MH3とMH3G経験者なら聞き覚えのある音であろう。
    • このサウンドは他の武器にパーツ強化で攻撃力上昇Ⅵ(砕竜パーツ)を施すことでも聞くことが可能。
      強化レベルも高く、サウンドも良いため中々に人気のパーツとなっている。

MHF

  • MHF-G8.1で、ブラキディオスと共にイエログラフも遷悠武器として登場。
    HR5~のディオスベル→GR500~の爆砕の壊鈴→破岩鈴イエログラフ、という強化過程をたどる。
    しかし本作のブラキ武器はいくら強化しても緑色のままとなる。
  • 破岩鈴イエログラフの性能は、攻撃力2496、爆破属性530、
    素で短い紫ゲージ、斬れ味レベル+1での追加分は全て空色ゲージとなる。
    また、遷悠武器効果で早食いが自動発動する点や、
    装飾品とシジルの両方が装着・焼き付け可能である点も、サポートを主軸とする狩猟笛にとってはありがたい。
    そして音色だが、ついに赤音色を手に入れた
    というか、赤音色がなかったら見向きされなくなってしまうのだが。
  • しかし念願の赤音色を獲得したとはいえ、
    実装当時のMHFにおいては爆破属性の性能が極めて微妙であり、
    空色ゲージと赤音色を持つ狩猟笛も別段珍しい存在ではなく、
    残念ながら採用率は低かった。
    MHF-ZZの大型アップデートでようやく爆破属性の上方修正が成されたが、
    既に多くのプレイヤーが辿異武器を担いでおり、
    よりにもよって高い爆破属性を持つボガバドルムの狩猟笛が登場してしまい、結局脚光を浴びることは無かった。

砕光の陽鈴

MH4G

  • イエログラフの時点での性能はやや控えめだが、臨界ブラキの素材で砕光の陽鈴まで強化すると一変、
    攻撃力1508、爆破属性460、匠で及第点レベルの紫ゲージと、
    物理重視の属性武器としては十全以上に強力な殴り性能を得ることができる。
  • 音色は陽鈴まで強化しても変わらないが
    今作ではアルセルタス亜種ザボアザギル亜種、そしてドスガレオスなど、
    無印の時点でも割と沢山いた麻痺属性を操るモンスターがますます増えているので、
    活躍できる機会は決して少なくない。
    • デンプシーキャンセル捕食攻撃やデンプシーキャンセル四股踏みなどで頻繁に振動を発生させてくる上に、
      判定や発射のタイミングが今一読み辛い新モーションの龍属性ブレスを巧みに操りハンターを翻弄してくる
      G級の(怒り喰らう)イビルジョーに対して有効な旋律が揃っているのも嬉しい所。
    • また、イベントクエスト「範馬刃牙・牙剥く金獅子」でも耐震の旋律が役立つ。
      このクエスト、なんと極限状態のラージャンに防具・護石未装着で挑まなければならないのだ。
      ラージャンは地面叩きつけで振動を起こし、動けなくなったところを攻撃してくることがある。
      防具が無いので耐震スキルは付けられない…そこでこの武器が役に立つ、ということである。
      また、狩猟笛は自分強化の旋律を吹けばスキルなしでも心眼効果を得ることができるので、
      闘気硬化中のラージャンが相手でも安心して殴りに行けるのも嬉しい所。
      • ただし、防具なしということはカリピストにとっての必須スキルとも言える
        笛吹き名人を発動させることができないという事でもある。
        いつもよりマメに旋律をかけ直す事を心掛けよう。
  • イエログラフに強化する時点で天殻を要求される上に、
    さらに陽鈴への強化では特殊個体のレア素材である不滅の炉心殻も必要になるので、
    生産難度は非常に高い。
  • 陽鈴に強化すると演奏音とデザインが微妙に変わる。
    具体的に言うとイエログラフ以前の綺麗な鈴の音に名状しがたい不気味な謎の音が混ざるようになり、
    そしてカラーリングが猛り爆ぜる個体をイメージしたような濃緑と橙を基調とした色合いになる。

MHXX

  • MHXXでは猛り爆ぜるブラキディオスが復活。
    砕光の陽鈴を最終強化することで砕光のイラプトグラフ、究極強化で砕光陽顕鈴ホンブラクという新たな銘を得る。
    • 狩猟笛全体でも低めな攻撃力290
    • 圧倒的な爆破属性49
    • 素では並程度の白ゲージに斬れ味レベル+2で必要量の紫ゲージ
    • スロットは拡張性の光る2つ
    • 音色は
    物理性能は攻撃力、斬れ味含めイエログラフに劣るが属性値では少量だが上回っている。
    しかし、この武器の本質は物理性能や属性値ではなくその音色にある。
    なんとMHXでは1つしかなかった状態異常無効旋律を使えるのである。
    そのためイエログラフの派生を確認した時点で、
    早くこの武器を作りたいと思ったカリピストは少なくないはずである。
    • ただしいざG級を進めていき素材元である猛り爆ぜるブラキディオスに挑もうとHRを解放した時点で、
      同じ音色を持つ強力なライバルが現れてしまう。
      無属性ながらも高い攻撃力と優秀な斬れ味、
      さらにはスロットを3つ持ち防御力まで上がるという真名シストルムメナトである。
      爆破属性以外の全ての点であちらがこちらを超えており、
      攻撃力の差はなんと40もあるためいくら高い爆破属性があっても差別化することは難しくなってしまっている。
      作成難度で見てもアトラル・カの素材のみで済むあちらに対し、
      非常に強力な猛り爆ぜるブラキディオスの不滅の炉心殻やミラバルカンの黒龍の紅焔鱗といった、
      入手難度の高い素材を使用するこちらの作成難度は非常に高い。
    • 旋律は諦めて爆破属性属性値を活かした運用をする場合にも強力なライバルが存在し、
      ミラバルカンのミラバルカンアリストが攻撃力330に匠の追加分全てが紫ゲージ、
      スロット3をもちトドメとばかりに爆破属性値が55となっている。
      さらに音色も聴覚保護と風圧軽減の両立が可能で人気の高いとなっており、一分の隙もない。
      ホンブラクには状態異常攻撃強化の旋律があるが、
      残念ながら爆破属性は強化できないため旋律によってこの差を覆すこともできない。
    そのため厄介な状態異常を持ち、物理肉質の硬い相手でない限り、
    旋律、属性どちらでも上がいるという中途半端な性能になってしまっている。
    • 爆破属性と状態異常無効が活かせる相手としては、やはり紫毒姫が挙げられる。
      翼を破壊して叩き落としたり頭を爆破して肉質軟化を狙いつつ、
      危険な劇毒を防ぐことができる。

MHW:I

砕光の陽鈴
その音は眠れる神を目覚めさせる破滅の響き。

  • Ver.13.00アップデートで猛り爆ぜるブラキディオスが復活。
    今回も皮ペタなのではと思いつつ加工屋へ向かったハンターが見たものは
    ディオスベルを差し置いて3G伝統のハンドベルの姿で復活した砕光の陽鈴であった。
  • 他の武器種と同様に、派生ではなく一発生産。強化先はなし。
    その性能は、
    • 驚異の攻撃力1260
    • 低めの爆破属性270
    • 会心率0%
    • 斬れ味は紫20。匠による延長不可
    • スロットはLv4Lv3が1つずつ
    • レア度12
    • 音色はMHXXを引き継ぎ
  • 属性値を除き満遍なく高水準の引き締まったステータスを有しており、
    攻撃力UPの旋律こそ無いものの、非常に強力な一品。
    ネルギガンテ武器同様に斬れ味が右端まで到達しており匠の効果がない。
    裏を返せば匠を完全に切って他スキルに回せるとも言える。
  • 同タイプの狩猟笛として、同じく音色の爆破笛テスカ・デル・ムシカがあるが、
    あちらは攻撃力1092・白30(匠で紫は出ない)・スロットなし。
    砕光の陽鈴に勝る点は会心率が10%あることと、爆破属性420のみ。
    …と、こちらがほぼ上位互換と言ってよい性能になっている。
  • この暴力的に高いステータスに対抗できるのは赤龍ノ呪ウ笛(爆破)
    旋律【状態異常】、攻撃VI・V、斬れ味V2つを搭載することでほぼ同じステータスにできる...のだが、
    それでもスロットLv3が1つ多い陽鈴のほうがやや優勢である*3
    当武器の存在を考えれば、覚醒武器は入手・強化する手間を考えると敢えて作成する必要性は低いか。
  • 旋律でパーティー火力の底上げはできないものの、高い素の攻撃力に加え、
    精霊王の加護・全状態異常無効・おまけに状態異常強化と有用な旋律が魅力である。
    そのため、高難度クエストの安定性を高めることに大きく寄与できる。
  • 気になる演奏時のサウンドはネスルジェレサ(銅羅型ベース)の音に
    シャンシャンという鈴の音、そして不気味な謎の音を交えたもの。
    割と陽気な印象のネスルジェレサに比べると、
    ブラキ武器らしくどことなく不穏な印象を覚えるものとなっている。

余談

  • イエログラフという銘の由来には多くのハンターが頭を悩ませている。
    • 一応「イエロ」という単語が付く危険な物質に「イエローケーキ」というものがある。
      それと結び付けて考えるならば、後半部分の「グラフ」は鉱物のグラファイト(黒鉛)が元ネタだろうか。
      これを減速材に用いる黒鉛炉という原子炉があり、前述のイエローケーキ(燃料)と共に運用される。
      かの有名なマンハッタン計画ではこの炉を使って原子爆弾を作ったとされている。
      もしこれが元ネタであるなら、物騒にも程がある…
      なお、グラファイトの単一層は非常に強力な構造をしており、
      一定条件下ではダイヤモンド以上の硬度になるという。
    • 語感が近いものとしては、古代エジプトで使われたヒエログリフという文字が存在するが、
      これが由来かどうかは不明。
      なお基本的に象形文字だが、表現に音を借りることも多いという。
    • 単純に「イエロ」を「yellow」と捉えるならば、変色した粘菌の黄色を表しているとも解釈できる。
      「グラフ」は武器の形状からして「グラス(glass)」から来ているとも考えられる。
  • 英語版での名前は「Timbral Demolisher」。
    「Timbral」は英語には存在しないが、似た単語に「timbrel」がある。
    これは古い単語だがタンバリンを意味する単語。
    それにBrachydiosをかけているのだろう。
    「demolisher」それ自体も英語にはないが、動詞形の「demolish」は「破壊し尽くす」という意味である。
    てかモンハンにはもうデモリッシャーいるし。
    つまり、意訳すると「ブラキディオスの徹底的な破壊的タンバリン」である。狩猟……笛…?
    楽器なだけまだましか……
    • 「Timbral」については、フランス語を語源にする単語として「Timbre」というものが存在している。
      これには「音質」「音色」という意味が含まれており、
      これに「al」を付けると「…する性質の」「…すること」という意味合いになる。
      これに「demolisher」を加えて無理矢理に意訳すると、
      「破壊する音色を奏でる者」のような意味合いにならなくもない。
      正確かは不明だが、この説を取ると英語版の名称は
      フランス語由来の単語と英語由来の単語を組み合わせた混合言語(俗に言うチャンポン語)であることになる。
  • 一方、MHXにて登場したナパームベルは非常に単純である。
    ナパームと「鐘」を意味するベル(bell)を組み合わせたものだろう。
    • ナパーム弾はブラキディオスの粘菌のような派手な爆発をする類の爆弾ではなく、
      燃焼剤を拡散させて大火災を起こすことに特化し、二次的に敵国の非戦闘員の戦意喪失を狙う、
      いわゆる「焼夷弾」というものである。
      …実はこのナパーム弾、太平洋戦争中にアメリカ軍が日本本土空襲で大量に落としていった爆弾である。
      当時の米軍は実験のために日本の街並みを再現した無人の町まで作ったという力の入れようであり、
      それだけ火災がもたらす物的・精神的ダメージは戦争において効果的ということなのだ。

関連項目

モンスター/ブラキディオス
モンスター/ブラキディオス/派生作品
モンスター/猛り爆ぜるブラキディオス
武器/ブラキ武器


*1 MHX以降のフレーバーテキスト。4Gまでは爆砕の壊鈴と同様
*2 水と龍の属性防御強化が【小】から【大】になる程度と、4のディオスベル→爆砕の壊鈴と同じ
*3 旋律以外を攻撃力全振りにした場合は斬れ味白40で期待値自体は赤龍の方が上、ただし陽鈴に会心+5%をつけると僅かに上回る