「病魔ヲ祓ウ黒キ獣」
金色煌めく宝笛に記された、
失われし文明の記憶の欠片。
(宝笛の金属器)
宝笛の金属器最終形。
王を守護し、今再び世に現ず。
其身家の守護者が具す曲器也。
(碑文の曲器バステト)
MHXXのG級のラスボスに当たる「閣螳螂アトラル・カ」の素材から作製される狩猟笛。
目次
概要
- アトラル・カの武器の特徴通りに全体が金色に輝いている。
納刀時にはただの太い棍棒のような見た目だが、
抜刀すると柱状のパーツがスライドして、螺旋階段のような形状を作り上げる。
また、古代文明の遺産のように、赤や黄色に明滅する光の筋も浮かび上がる。 - 「病魔ヲ祓ウ黒キ獣」と失われし文明の記憶が記されているだけあって、
全状態異常無効の旋律を奏でることができる。
またこの武器で演奏した時に流れる曲は、英雄の証の一節である。
性能
- 生産時点(宝笛の金属器)で、
- 攻撃力310
- 安定性を補助する防御力+60
- 属性や会心率は無い
- 拡張性の高いスロット3
- 素で紫10を持ちながら匠が有効。
- 音色は紫橙空
ただし黄色以外の斬れ味ゲージが非常に短いため、
匠で延長したり業物で維持を狙うなどの補助が必要である。
そしてこの音色はMHXでは一つしか存在しなかった全状態異常無効の旋律を持つ。 - 最終強化の碑文の曲器バステトをはさみ、
究極強化することで真名シストルムメナトとなる。
シストルムメナトの性能は- 攻撃力330
- 素の斬れ味が紫20まで増加し扱いやすさが大幅に向上
- その他の性能は生産時から変化なし
ただし斬れ味に関しては何も補助なしとはいかないため、
生産時と変わらずにスキルなどによる補助が必須である。
- 全状態異常無効の旋律は非常に優秀で、毒、麻痺、睡眠、気絶といった基本的なものはもちろん
悪臭、雪泥、防御DOWN、爆破やられ、裂傷、糸拘束状態も無効化でき、
ホロロホルルの混乱や毒耐性では通常の毒へのランクダウンしかできない劇毒も無効化できる。
特に最後の2つは対策スキルが存在しないので防ぐ手段はこの旋律が使える笛のみ。
本作において同じ旋律を持つ笛はこれを含めて4つ存在するのだがそのうち2つは攻撃が290しかなく
斬れ味も匠で白または匠で紫なので、攻撃能力では真名が大きく引き離している。
残る一つはこちらを凌ぐ高攻撃力を持つが斬れ味レベル+2が実質必須であり、
さらにその上で業物などでフォローする必要があるにもかかわらずスロットがないため、
スキルの自由度でシストルムメナトに軍配が上がる。更に言えば作製難度にも大きな隔たりがある。- その性質上、対(朧隠)ホロロホルル、紫毒姫および隻眼決戦兵器の一つ。
ソロはもちろんのこと、PTに一人この笛がいると状態異常に怯えず攻めることができ、
結果としてPT単位の火力の底上げに貢献できる。
ただし、レベルが上がってくると攻撃力UP旋律の無さによる火力不足が露呈してくるので、
ソロプレイだとかなり苦しくなる。そこは赤音符を持たない笛の宿命か。 - 全状態異常無効の旋律は空紫橙橙であり、音色2に橙を持つこの武器は音色3を連続で使わずに済む点も嬉しい。
反面、状態異常攻撃強化の旋律は自身が無属性武器なので投げナイフ系でも使わない限り*1は
味方に状態異常を使う人がいる場合のみ出番があるという使いどころを選ぶものになっている。
もっともこの旋律が使える笛で状態異常攻撃強化が有効なのはキノコ笛1つしかないのだが…
- その性質上、対(朧隠)ホロロホルル、紫毒姫および隻眼決戦兵器の一つ。
余談
- 最終強化の銘にあるバステトは猫の顔をした女神であり、
シストルムはこのバステトの持ち物であるとされている。
究極強化のシストルムメナトは、シストルムとメナトでそれぞれ一つの単語である。
シストルムはガラガラのような古代エジプトの楽器で、
メナトは首輪やネックレスのような形をしており、日本で言うところの数珠に近い。
- 空洞のある金属で構成されているせいか、叩きつけ攻撃の際に採掘音とほぼ同じ音が鳴る。
よく聞けば音の広がりなどで違いはあるが、
画面外で音だけが聞こえるときに「戦闘中採掘してる」などと誤認しないように注意。
- 後日同社の商品である「ストリートファイターV」にて「メナト」が登場している。