金火竜と銀火竜の素材を組み合わせて作製されたライトボウガン。
読みは「繚乱の対弩」。
目次
概要
- 金レイア素材のゴールドヴァルキリーと、銀レウス素材のシルバースパルタカスを合わせた性能であり、
威力や対応弾などが完全に上位互換になっている。
ここでは、同じく雌雄の火竜素材を使った類似武器も紹介する。
性能
MHG・MHP
- 間違いなく最強のライトボウガン。
攻撃力だけみても単独トップの上、貫通弾6発を初めとした豊富な装填数。
各種状態異常にもしっかり対応しており、拡散弾を2発装填できるのも地味に嬉しい。
散弾にほとんど対応していないのが唯一の欠点なので、小型モンスターが多いクエストでは若干不利か。
- 生産には金火竜と銀火竜の紅玉を必要とする。
当時の紅玉ドロップ率は異常に少なかった為、何とも豪華で作るのが難しい武器であった。
- MHGにのみ百花繚乱の対弩というライトボウガンがある。
しかしこの武器はチートを使わなければ入手できない。
MH2・MHP2
- LV1貫通弾、LV1散弾が速射に対応するようになった。
しかし、この2種類の速射は隙が大きく、ダメージ効率が悪いためとても実用に耐えない。
扱いやすい弾を潰されてしまい、前作よりも弱体化してしまった。
速射がない分ゴールドヴァルキリーの方が使いやすいという評価も。
MHF
- MHFでは速射の性質が他シリーズとは大きく異なるため、速射での運用はされず、
拡散弾の装填数がデフォルトで全LV2発、
そして各種状態異常弾の装填数がLV1/LV2で1発/3発という性能を買われ、
装填数UP込みで拡散祭用のライトボウガンに仕上がっている
(必須スキルそのものは「装填速度+2・反動軽減+2・装填数UP」と、
装備さえちゃんと整えればHR51時点でも発動が容易)。- ちなみに拡散弾の装填数で上位互換的位置の武器には、
フォワード.2のプレミアムパッケージ特典武器「マルケスランチャー」等がある。
- ちなみに拡散弾の装填数で上位互換的位置の武器には、
- 作成難易度も低く、金/銀火竜の堅殻5個に、火竜/雌火竜の紅玉を各種1個ずつのみとなっているため
(MHFでのリオス希少種の出現するクエストでは基本報酬で紅玉が5~7%)、
多くのハンターがこのライトボウガンを所持している。
- 攻撃力336・リロードやや速い・反動中・スロット1・防御+10という高めの基本性能に加え、
ジャストショットの主力弾であるLV2貫通弾が6発、LV3通常弾が9発装填であるため、
普通に撃っても十分強い。
HR100前半台まで通用する性能であり、
剛種・遷悠武器作成の繋ぎとして十分すぎるほどのポテンシャルを秘めると言える。
現在のMHFでは、初期の頃の武器が凄腕でも現役を誇る例は少なくなってきているため、貴重な一丁と言える。
- ちなみに速射については、MHFでは速射での連射速度が全シリーズでも断トツで速いということもあり
(勘違いされやすいが速射も超速射も連射速度は変わらない)、
MH2やMHP2での弱点は克服している。
ただしこの時点では威力面で難を抱えているため、現在ではジャストショットを中心に使ったほうが強力。
ちなみにジャストショット運用が現実的になったのはMHF-G8と比較的最近の話であるが、
それまでの間も拡散祭り用ライトボウガンとして高い評価が得られていた。
MHP2G
- 上位武器として登場。
これは攻撃力264、通常弾・貫通弾全LV対応、LV1散弾と徹甲榴弾・拡散弾のLV1、2対応。
更に滅龍弾を除く全ての属性・状態異常・特殊弾も扱える。
上位終盤武器だけあって、G級相手にも中盤辺りまで十分使える。
- また、LV2貫通弾、LV1散弾の速射に対応。
図体の大きな相手には貫通弾速射でダメージが期待できる。
また3発速射なため、小さなスキにも手軽に速射を叩き込める。
- そしてG級武器では金華朧銀の対弩となる。
攻撃力はデフォで336にまで引き上げられ、強化で更なる数値を叩き出す。
もちろん火~氷属性弾を扱えるので様々な敵に柔軟に対応でき、
その気になれば状態異常弾や拡散祭でダメージを稼ぐことすら可能。
時期としても、貫通弾速射、火炎弾対応ということでウカムルバスに相性は良い。
- 当然そんな高性能ガンにも欠点はある。
まず、会心率-15%と無視はできない数値。
また作成難易度も、金銀火竜の素材に加え、あの天鱗を雌雄で1枚ずつ要求される。
幸い「竜王の系譜」という、全要求素材が手に入るクエストがあるのでそちらをオススメする。
- 通常種素材を使った深紅深碧の対弩、亜種素材を使った蒼穹桜花の対弩も存在。
前者はLV1散弾の装填数に長けているが、速射には非対応。
後者はLV2通常弾及びLV1貫通弾の速射に対応(どちらも隙の少ない3連射)している上、
火水電の属性弾も扱える。攻撃力も324と高め。
特に調合素材を99個ずつ持ち込めるLV1貫通弾速射の汎用性及び戦闘継続能力は圧倒的で、
蒼穹桜花の対弩を(阿武祖龍弩を除けばだが)MHP2G最強のライトボウガンに推す声もあるほど。
火竜の天鱗と雌火竜の秘棘を各一個要求されるが、頑張って作る価値はある。
ちなみに読み方は、通常種武器が『シンクシンペキノツイド』、
亜種武器は『ソウキュウオウカノツイド』、希少種武器は『キンカロウギンノツイド』である。
MHP3
- 繚乱の対弩はヴァルキリーブレイズから強化されて登場する。
火竜砲からではないので注意。
ちなみに金華、朧銀、金華朧銀は登場ならず。
- 繚乱の対弩の対応弾が変更され、散弾全LV対応、火炎弾が5発入るように。
ただし、貫通弾速射はLV1に差し替えられ、火炎弾以外の属性弾は没収された。
それでも攻撃力230(ブーストで245)、会心率は0%に引き上げられ、破壊力は変わらない。
- 速射はLV1/LV2散弾、LV1貫通弾。
特定部位に収束する散弾の性質上、弱点の敵には凄まじいダメージを叩き出せる。
ただしいずれも隙が「中」であり、貫通弾は減衰も大きいため使い勝手はさほど良くはない。
MH3G
- 今作はG級が復活し、金華朧銀の対弩も復活…ならず、
繚乱の対弩がG級武器に昇格し、金華朧銀はまたも御役御免となってしまった。 - 通常弾、貫通弾、散弾全LV対応の取り回しの良さは変わらず、様々な敵に対応できる。
が、速射はLV2通常弾、LV1貫通弾、LV1毒弾に差し替えられた。
- 今作からの新要素、リミッター解除により、使用可能弾種の豊富さをより生かせるようになる。
装填数UP、反動軽減などを付けるとさらに汎用性が上がる。
スロット3なので、それらのスキルが組みやすいのも魅力。
- 当然だが、今作でもそれ相応の作成難易度も覚悟しなければならない。
強化生産でも直接生産でもしっかりと天鱗2種を要求される。
強化の過程で紅玉や秘棘を使うことを考えると、直接生産の方がまだ楽だろう。
MH4
- 火竜砲からの強化により当該武器の最終形態として登場した。
残念ながら各種金銀の対弩の復活は叶わなかったが、作成素材に金銀火竜の素材を要求される。
- 基本的にはMH3Gの性能を踏襲する形で散弾全対応、火炎弾6発と相変わらずの性能。
しかしながら、攻撃力は別の火竜砲最終形態である蒼火竜砲【烈日】に劣っている。
- …のだが、正直そんなものはどうでもいいと思える特性、脅威のLV1拡散弾/LV2毒弾の速射を得た。
ちなみに、今作で拡散弾を速射可能な銃はこれのみである。
他にも火炎弾を4連速射可能になり、属性ボウガンとしての特性も強まっている。
(ただし速射反動が中の為に総火力はともかくDPSで単発に劣る為、これを長所とするには少々微妙)
弾の種類も、通常弾頭はLV3徹甲榴弾以外の全てに対応。更にスロットは変わらず3つ。
対応属性弾は火炎弾のみであるが、属性を考えないのであればこれ1丁でなんとかなるポテンシャルを秘めている。
- 今作でもリミッター解除の使用により、豊富な弾数を最大限活かした戦闘が可能。
気になる作製難度も金銀火竜の堅殻と延髄3つ、煌液と比較的集めやすい素材で作成可能で、
そこに至るまでの強化も逆鱗1つ、紅玉1つと要求されるレア素材が少なめなのは大きな利点。
ただし、火竜砲が直接生産不可、探索出現のバサルモスの素材が要求される系統からの派生、
とそれなりの手間がかかるのでこまめに探索やリオレウスの討伐をこなしておかなければ時間がかかる。
MH4G
- G級対応の強化先として「繚乱の対弩【千輪】」及びP2G以来久しぶりに「金華朧銀の対弩」が復活。
- 途中段階の「繚乱の対弩【千輪】」では、前段階と比べて攻撃力アップ以外では
LV3徹甲榴弾が1発装填できるようになっただけであり、特別に見るべきところは無い。- MH4の時点では唯一の個性だったLV1拡散弾の速射も、
他に対応しているボウガンが出てきたため唯一ではなくなった。
特に拡散弾を打つだけなら全LVがデフォで3発入りリロードも反動も優秀な大神ヶ島【神在月】があるが、
神ヶ島は毒弾が一切入らないので、毒と拡散弾を組み合わせた戦法ならばこちらに出番がある。
- MH4の時点では唯一の個性だったLV1拡散弾の速射も、
- 最終段階の「金華朧銀の対弩」になると攻撃力アップ、LV2通常弾6発→7発、LV1散弾6発→7発の他、
貫通弾装填数が3/3/3から5/6/6に激増する。
こうなると今までの火炎弾や毒弾速射ライトとしての運用でなく貫通ライトとしての個性が光る。
貫通ライトと言えば貫通に定評のあるダイヤモンドクレストと新顔の冥弩エンプロクスがあるのだが、
それらと比較してもそれに劣らないどころか更なる高レベルの運用も可能な貫通ライトとなっている。- 装填数は5/6/6(対弩)に対し6/6/5(クレスト、リミカ込み)とほぼ同等。
エンプロクスには3/7/(4)(貫通弾スキルとリミカ込み)とこちらが上回っている。
- 攻撃力だが、クレストは351+会心率30%で期待値376、対弩は377とほぼ同等。
- 反動はクレストと同じ中。反動軽減+1をつけないとLV2/LV3貫通弾が無反動で撃てないのも同じ。
- クレストはLV1貫通弾が、エンプロクスはLV2貫通弾が速射対応してしまっているために
フルリロードのため以外にもリミカ推奨なのに対し、対弩はそういった事情が無いため
フルリロードを使わないのならリミカ無しでの運用も視野に入れられる。
- それ以外の装填数もLV2/LV3通常弾の装填数こそクレストにはリミッター解除で大きく水を空けられるが、
散弾・徹甲榴弾・拡散弾の対応LVや装填数はもはや比較するまでもないほどこちらが多い。
フルリロードによる回し撃ちの弾数は圧倒的な差である。
- クレストはスロット0、エンプロクスはスロット2なのに対し、対弩はスロット3。
このスロットを活用する事によってのみ実現可能になってくる有用なスキル構成もあるため
(基本スキル&弱点特効&挑戦者+2など)、
スキルの自由さは対弩のアドバンテージと言える。 - 豊富な物理弾を生かした剛弾火力構成、
毒弾麻痺弾の素早い使用を狙い反動を2まで伸ばした両立構成、
持ち前のスロット3を生かし、他のリミカ銃で組めなかった構成の実現など、
人によって様々な使い方ができるであろうポテンシャルを秘めた一品である。
- しかし明確な痛い欠点として、この銃の装填速度がエンプロクスと同じく普通止まり。
対してダイヤモンドクレストの装填速度は速いと差をつけられている。
リミカ状態のライトボウガンのフルリロードに要する時間は「やや速い」を境に劇的に変わるため、
装填速度スキルで補わずとも最遅リロードを回避できるダイヤモンドクレストに対し、
対弩とは装填速度+1をつけないと立ち回りで大きく遅れを取ってしまう。
装填速度スキルはかなり重いスキルであるため、装填速度+1を含めて
他の銃でできていたスキル構成を再現しようとすると若干無理がある
(もちろんその場合は当然ながら先述の弱点特効などまで付ける余裕は無い)。
相手モンスターの咆哮やマタタビ爆弾などでフルリロードの隙を打ち消す立ち回りや
装填速度を諦めて火力スキルを多く盛る、そもそもリミカで使わない等の選択肢が
十分残されている以上、一概にこれを持ってして劣るとは言えないのだが、
どういう運用をしたいかを良く考えて装填速度スキルを採用するか決めよう。
- 装填数は5/6/6(対弩)に対し6/6/5(クレスト、リミカ込み)とほぼ同等。
- 総合して見るに、この銃はスロット3と装填可能な弾の種類の多さ、
そしてスキルや運用の選択肢の多さがウリであると言える。
MHX
- MHXでも金銀火竜と共に続投。最終強化は「金華朧銀の対弩」。
一発生産で作る事もできるが、レイア武器のヴァルキリーファイアからの派生でも作れる。
派生で作った方が火竜の延髄を使わないなど一見楽に見えるが、
LV7まで強化しないと派生できず、またLV7にするのに火竜の延髄を使うのであまり変わらない。
それまでに要求される雌火竜素材と逆鱗の存在も考えると一発生産で作った方が楽だろう。
- スロット3に豊富な物理弾のバリエーション、微妙に足りない反動「中」などの特徴はMH4Gの頃と同じで、
通常弾や散弾も大量に装填でき、毒と麻痺も扱えるが、貫通弾の装填数は強化前は少ないのも同じ。
ただしLV3徹甲榴弾は1発だけとは言え使えていた4Gの頃と異なり、最後まで非対応のまま。
物理弾全対応とはいかなくなってしまった。LV1・2については変わらず2発ずつ装填可能である。- リロード「普通」もLV2・3貫通弾などをリロードする時に遅くなってしまうが、
今作では狩技「全弾装填」があるため、装填速度は問題にならない。
- 反動「中」は貫通弾を扱うなら1段階フォローが必要だが、そもそもこのボウガンは素の攻撃力が230もある。
これはロングバレルを付けた驚嘆ナル弩星グラーグとほぼ同じであり、要するにサイレンサーをつけたままで
他の貫通ガンと同等以上の火力を出せるという事。
反動に関してもほぼ悩む必要は無いと言っていいだろう。
- 武器内蔵弾はLV2火炎弾、LV2貫通火炎弾、連爆榴弾、鬼人弾と非常に強力。
今作でLV2火炎弾、LV2貫通火炎弾が一緒に内蔵されているライトボウガンはこの系統だけである。
連爆榴弾は、上記の通り非対応になってしまったLV3徹甲榴弾の穴を埋めて余りある。
鬼人弾も、サポート弾としての使い勝手は抜群である。
- 一方で、速射も変わっていないのがこの銃の最大のネック。
LV2毒弾速射は蓄積が速いので非常に良い。LV1拡散弾速射もまあサブウェポンとしてはそこそこ良い。
問題はLV1火炎弾速射で、今作のライトボウガンで唯一のLV1属性弾4連射(隙【中】)。
そんなところで個性を出されても困る。
あのディオスブラストですら3連射になって実用的になっているというのに…。
そしてMHXにはリミッター解除が無いのでLV1火炎弾はどうやっても使いにくいまま。
属性特化にするならLV2火炎弾、LV2貫通火炎弾を使おう。
「全弾装填」を駆使して、毒を交えながら物理弾と武器内蔵弾を撃ちまくるのが基本戦術となる。
物理弾だけでも強力だが、内蔵弾も活かすならば火属性が通る相手に担いで行こう。
- 最終強化には例によって獰猛化個体の素材が必要になるが、
獰猛化リオス希少種はどちらもイベントクエストでしか狩猟することができない。
つまりインターネット環境が無い場合、最終強化ができないという事になる。
最終強化ができない場合、貫通弾全レベル5発装填にはならないので、真の力を引き出せない。
が、最終1つ手前でも貫通弾は4/4/4入るし、散弾その他の装填数やスロット3はあるので、
使い物にならないというほどではない。
- リロード「普通」もLV2・3貫通弾などをリロードする時に遅くなってしまうが、
- 生産には金銀火竜から得られる素材しか使わないため、
村最終を何度も征する腕があれば最速でHR2で生産可能。
当然ながら下位で担ぐことが可能なライトとしては最強クラスである。
まあ、子供の運動会にアスリートが参戦するような感じになるが。
あとチートと間違われかねないので気を付けよう。
MHXX
- G級強化先はきちんと追加され、究極強化時に銘が変わるのだが、金華朧銀の対弩の銘は既に使っている。
じゃあどうなるのかと思っただろうが、
なんと4Gでの途中段階の銘である「繚乱の対弩【千輪】」が究極強化時の銘として現れる。
そのため「繚乱の対弩」→「金華朧銀の対弩」→「繚乱の対弩【千輪】」
と銘が逆戻りするというよくわからないことになっている。
- 究極強化時の攻撃力は340まで上昇し、装填数もちょいちょい増え、スロット3も健在であるが、
一方でそれ以外が上位と何も変わらない。速射対応弾も変更なしである。
良くも悪くも上位までと運用、戦術は変わらない。- 究極強化には両方の天鱗とG級獰猛化個体の素材が要求される。
今作ではインターネット環境が無くても上位、G級ともに通常個体、獰猛化個体を狩猟できるが、
G級の方は解放、参加共にHR解放が絶対条件となるのが痛い。
- 究極強化には両方の天鱗とG級獰猛化個体の素材が要求される。
- ちなみにXの分の村最終クエの開放タイミングが村上位進出後になったため
「下位のうちに作れる上位武器」ではなくなってしまったのはちょっと残念。
関連項目
モンスター/リオレイア希少種
モンスター/リオレウス希少種
武器/火竜武器
武器/ゴールドヴァルキリー
武器/シルバースパルタカス