武器/ブリザードタビュラ

Last-modified: 2024-03-21 (木) 10:43:26

主にベリオロスの素材を使用して作られるボウガン。
威力とリロードの速さに優れ、氷結弾と貫通弾の運用に長けている。
MHP3以降はライトボウガンとなっている。

目次

概要

  • ベリオロスの甲殻を組み合わせたような見た目が特徴。所々から刺が飛び出ている。
    ロングバレルは一対の牙で、銃口を挟むようにして取り付けられる。

MH3

  • 「ブリザードカノン」という名称でベリオロス素材のボウガンが存在している。
    なぜかバレルはなく、フレームとストックしかない。
    生産は上位からになる。
フレーム
  • 重量30と後のタビュラからは考えられない重量級フレーム。
    攻撃力は今ひとつだが、会心率が高く、貫通弾の装填数に長けているほか、睡眠弾も2発ずつ入る。
ストック
  • なぜかこちらは重量5の屈指の軽量ストック。
    LV2、3貫通弾3発と氷結弾3発は強い。
  • 雷迅砲サンダークルスのバレルと組み合わせると、脅威の氷結弾速射が実現できる。
    その場合重量の関係で分類もライト~ミドルになりやすく、取り回しも良好。
    貫通弾の装填数も相まって、この組み合わせは対ディアブロス用の攻めボウガンとして、
    MH3のオンラインではそれなりに人気があったようだ。

MHP3

  • 攻撃力は平均並みだが、会心率は20%と高いので期待攻撃力は高め。
    • ブースト(+15)、護符と爪(計+15)、ドリンクの攻撃アップ【大】(+7)を含めると、
      期待攻撃力は259(ロングバレル有りだと274)。
  • 前述の通り貫通弾と氷結弾の運用に長けており、
    貫通弾は全LV装填可能かつLV順から4,5,5とトップクラスの装填数、
    そして氷結弾はトップの装填数かつ速射に対応している。
    • 貫通弾の運用について、反動が中なのでそのままではLV2,3を無反動で扱えないが、
      サイレンサーで反動をやや小に抑えることでスキル無しでも無反動で撃てるようになる。
      更に、リロードは「速い」のためLV3が最速リロード可能。
      装填数の多さもあり、貫通弾の取り回しは非常に優秀。
      • 尚、この取り回しの良さのせいで、同じ貫通メインの夜行弩【梟ノ眼】の立場が危うい。
  • 他の弾はLV2通常弾が6発とサブとしてはまずまずで、睡眠弾も3発装填可能なのでサポートもそれなりには出来る。
    ただ、散弾は小型モンスターの掃除に使える程度の性能であり、拡散や徹甲のような爆発関連には対応していない。
  • 下位では2つ前のブリザードカノン、上位では1つ前のブリザードヘイルを生産することが可能。
    だが、ブリザードヘイルは入手が厄介な氷牙竜の棘を8つも要求されるため、入手の際は
    必要な氷牙竜の棘が3つで済むクロスボウガンから強化していくか、
    4つで済むブリザードカノンの生産から強化した方が良い。
    また、ブリザードタビュラへの強化の際に竜玉2つが要求されるため、入手難易度は高め。
  • 今作で属性弾速射と言えばW属性速射であり、
    このボウガンも氷弱点のモンスターに対し絶大な破壊力を発揮する。
    ただし、の担当は攻撃力220・装填数5なのだが、
    ブリザードタビュラだけは攻撃力210・装填数4と一段劣っている。
    自慢の高会心とリロード速度も、属性弾運用には無用の長物。
    氷結弾速射はこの系統と凶針【水禍】だけであり、あちらよりは装填数が多いので
    氷結弾において最強なのは間違いないのだが、ちょっぴりもやもやが残るお話である。

MH3G

  • 強化先にダイヤモンドフロストが追加。更にそこからダイヤモンドクレストへと派生する。
  • 主に通常種ベースだったブリザードタビュラに亜種のパーツが所々組み込まれており、
    通常種が半分・亜種が半分の見た目になっている。
  • 撃てる弾はブリザードタビュラのものを流用。相変わらず平均並みの攻撃力だが、会心率20%も引き継いでいる。
    反動、リロード速度も受け継いでおり、取り回しの良さも変わらず。
    亜種の素材を使用したからか火炎弾の装填が可能になっているが、
    装填数は3発で速射に対応していないので実用性は低い。
    • 水中で猛威を振るうLV3通常弾はデフォルトで装填できない。
      ただ、水中では貫通弾のヒット間隔が短くなり、ヒット数が稼ぎやすくなる利点もあるため、
      水中戦は火力が出ないという訳でもない。
  • 速射対応弾は氷結弾に加え、LV2通常弾、LV1貫通弾が追加。
    中でもLV2通常弾は4連射と最多の数字で、装填数も7発と速射対応ではトップ。
    当然、氷結弾の速射も強力であり、氷結弾の装填数もトップである。
    • しかし、貫通弾速射は隙の大きさが問題で使いづらい。LV1貫通弾は狩りに持っていかないか、
      反動軽減orサイレンサー+リミッター解除をして貫通特化銃にしてしまうと良い。
  • 氷結弾速射に加え、強力なLV2通常弾速射もメインにするか、それともトップクラスの装填数を持つ
    貫通弾をメインにするか、はたまた3つ全てを使いこなすか、選択が悩ましい銃である。
    • とはいえ、氷結弾の速射を考えるなら間違いなくこれ一択になるのでそちらが目的なら迷う必要はない。
      特に砂漠のモンスターには抜群の相性を誇り、討伐でも貫通弾まで必要になることは少ない。
      注意するのは体力が多いドボルベルク亜種くらいなので、貫通弾を除いても活躍の場面は多い。
  • ダイヤモンドフロストの生産には特にレアな素材を必要としないため、
    ベリオロス系統のライトボウガンはG級に入ってから作成するというのも手である。
    また、ダイヤモンドクレストに強化する際に靭尾が要求されるが、
    その他の素材に特にレアなものは要求されないため、入手難易度はやや容易といったところか。

MH4

  • 本作にベリオロスは登場しないが、素材が竜人商人から手に入るためこの武器は続投した。
    強化順はブリザードカノン→ブリザードタビュラとなっている。
    作成にはザボアザギルの、強化にはクシャルダオラの素材を必要とする。
    どちらもレア素材は要求されないが、タビュラにしないと氷結弾速射ができない点に注意。
  • 反動、リロード速度は従来の性能を受け継いでいるが、LV3通常弾が装填できないのも相変わらず。
    他には会心率20%が没収されてしまい、LV2通常弾の速射もできなくなってしまった。
  • しかし、貫通弾のLV1が4発、LV2が6発、LV3が5発装填可能と、貫通ライトとしての装填数を獲得。
    リミッター解除する事でLV1の装填数が6発となり、フルリロードで一度に17発もの装填が可能。
    さらに、デフォルトで装填速度がやや速いため、フルリロード速度が速いのもリミカ運用を後押しする。
    反動は中なのでサイレンサーかスキルで補う事は必須だが、噛み合えば凄まじい火力を発揮する事ができる。
  • LV1貫通弾の速射には引き続き対応しているが、前作と同じく隙が大きくて使い辛い。
    というかそもそもダメージ効率においても単発で撃った方が良いので、弾持ちが良くなる以外のメリットは無い。
    そのため、貫通ライトとして運用したいのであれば上記のようにリミッター解除するのが良い。
    氷結弾速射を使いたいのなら貫通弾はLV2以上だけを使った方が良いだろう。
  • ちなみに、氷結弾が速射対応の銃はこれとキリン亜種の銃である撃氷弩【麒麟】だけ。
    攻撃力と貫通弾の運用に長けるこちらと防御ボーナスとサポート弾の豊富さに勝る撃氷弩とを使い分けよう。

MH4G

  • G級への進出に伴いダイヤモンドクレストが復活。
    貫通弾の扱いに長けているのはもちろん、通常弾の扱いも大幅に強化され、
    MH3Gと同じくLV2通常弾の4連速射対応、さらにはLV3通常弾も装填可能になった。
    通常速射は4連射の為そのままでは使いにくいが、装填数がリミッター解除で11発/12発にまで膨れ上がる。
    これにより上位での課題であった継戦能力を完全に克服し、使い勝手は大きく向上した。
    さらに、没収された会心率も30%まで戻り火力向上に大きく貢献し、相対的な攻撃力も大幅に向上。
    貫通ライトとしてはもちろん、リミカライトとしても非常に優秀な性能を誇っている。
  • 他の貫通ボウガン候補として主にこの2丁が名乗りを上げているが
    素の装填速度が速いのとさしたるレア素材が要求されない作成難易度の低さで差別化は容易。
    加えて、レア度が9なので極限強化の難易度が少し低めなのもポイント。
    装填速度が素で「速い」である唯一の貫通ライトなのでフルリロードへの適正がずば抜けて優秀で、
    特別なスキルは一切必要ないので最も自由にカスタマイズできる貫通銃でもある。
  • 一方で、氷結ライトとしてはライバル達が攻撃力バカであることもあってやや影が薄いが、
    特に補うべきマイナス面を持たないこの銃の方が扱いやすさでは勝っており、
    氷結ライトとして使わなくても先述のように貫通ガンとして使える。
    幅広い活躍が期待できる、作れるようになったら真っ先に作りたい名銃と言えるだろう。

MHXX

  • ベリオロスが復活したMHXXでも登場。最終強化はブリザードタビュラ。
    攻撃力320に会心率20%とまずまずの威力に、貫通弾主体の優秀なスペックを持つ。
    また、前作ではリミカで捨てていたLV1貫通弾速射が実用的になったのも嬉しいところ。
    さらに、LV2氷結弾とLV2貫通氷結弾の速射にも対応しており、属性弾運用にも対応している。
    これで過去作同様の人気銃…かと思いきや、残念ながら色々な理由ですごく影が薄い。
    • この銃にはスロットが無い上に反動が「中」であるためロングバレルを装着するのが難しく、
      ヴェルデュアキングル等に比べると火力を盛りづらい欠点が表面化してしまう。
      さらに、以前は大きな長所であった装填速度の優秀さがMHXXではほぼ無意味になってしまっており、
      会心率も無明弩【正業】のように素のままで超会心スキルを利用できるほどには高くない。
      そして、貫通弾の装填数も飛びぬけて多いわけでもなく、状態異常弾にも乏しい。
    • ならばと属性弾運用に目を向けても、他のボウガンと比較すると内蔵弾の弾数が妙に少なく*1
      総火力が低いというデメリットがある。
      また、速射対応している2種はどちらも隙が大きく、火力こそ高いものの取り回しに難がある。
    • 氷結弾を軸にした場合のサイドアームが貫通弾というのも致命的な問題となっており、
      貫通氷結弾運用では絶対に勝ち目がないハーイザルウに無い利点として、
      小型の氷弱点モンスター用としてLV2氷結弾に撃つ運用に特化させてしまうと、
      LV2氷結弾を撃ち切った瞬間に有効な弾がなくなり、LV1氷結弾速射銃に勝てる要素が何処にも無くなってしまう
      競合対象となるLV1氷結弾速射銃がよりにもよってLV2通常弾速射持ちだの、
      銀河最強の瞬発火力を持つ究極ウエポンといった化け物揃いなので、ますますこちらを選ぶ理由がない。
    何よりボウガンは基本的に特化させた方が強くなりやすいという点が痛い。
    そのためこの銃自体に致命的な欠点は無いのだが、やや地味なポジションに収まってしまった。

MHW:I

  • ベリオロスの復活により、ブリザードヘイルが復活。
    低めの攻撃力312に会心率30%と、ここまでは今までと同じ傾向なのだが
    なんと氷結弾が速射できない。
     
    …大事なことなのでもう一度言うと
    氷結弾が速射できないのである。
    その代わり装填数は5発とそこそこ多いのだが……どうしてこうなった。
    他の弾の取り扱いも特段長けているというわけではなく、めっきり出番はなくなってしまった。

MHRise

  • ベリオロス登場に伴ってこのボウガンも登場。
    「ブリザードカノンI」「ブリザードカノンII」が存在し、
    Ver.2.0以降ではクシャルダオラ素材を加えて「ブリザードヘイル」まで強化可能。
  • 最終強化「ブリザードヘイル」の性能は以下の通り。
    • あまり高くない攻撃力170
    • 嬉しい会心25%
    • スロットはLv1が3つ
    • リロードはやや速い、反動は中
    • 百竜強化スキルは「攻撃力強化IV」「会心率強化II」「氷やられ特効」
    • 装填可能弾は通常弾6/6/0、貫通弾1/6/4、放散弾3/3/0
      氷結弾4、貫通氷結弾2、LV1睡眠弾3、斬裂弾1
    • 速射対応弾はLV1貫通弾、貫通氷結弾
  • 従来シリーズからの伝統
    「癖が強い氷属性特化ボウガンの中では数少ない標準的性能」のポジションに就くライトボウガン。
    これまでと同様、ホーネス=ダオラが出来るまでの繋ぎとしての立ち位置に存在しているが
    今作では、従来ほどの高い需要が見込まれていない。
    • 何故かというと、今作は弾肉質が渋いモンスターが多く、物理弾や属性弾より
      弾肉質を参照しない徹甲榴弾斬裂弾、ヒット数で弾肉質をカバーする貫通弾の評価が上がっており、
      エンドコンテンツまでの繋ぎとして、
      属性特化のライトボウガンにはいまいち需要が望まれていないのである。
    • それに加えて、今作ではブレや反動、装填速度などをLv1スロットスキルで簡単に補えるので
      ボウガンの癖を修正しやすい。それにより「癖がない」という長所が生きてこないのである。
    それでもジンオウガビシュテンゴなど、
    氷属性が有効な中堅モンスターは今作でも手薬煉を引いて待ち構えているので、
    それらに立ち向かうにあたって選択肢ともなりうる一丁となっている。
    • HR解放前に作れる氷結銃として、ゴシャガバァンがある。
      火力こそブリザードカノンに完勝しているが、スキルでも補えないリロード速度の遅さや
      氷結貫通弾が装填不可、サブ弾は散弾系がメインと、
      氷属性が弱点のモンスターの需要といまいち噛み合っておらず、
      通常狩猟の使い勝手ではブリザードカノンのほうに軍配が上がりがち。
      百竜夜行では散弾と氷結弾の速射が生きる場面があるので、
      その点はゴシャガバァンとの明確な住み分けとなっている。
      詳細は該当武器の項目を参照。
  • 上で繋ぎと表現した通り、HR解放後に解禁されるホーネス=ダオラには敵わない。
    あちらは普通の氷結弾の方を速射する銃で、こちらは貫通氷結弾を速射する銃という違いはあるが、
    そもそもの攻撃力が30も違うのでどれだけ特化してロマン砲になっても届かない。
    ただし、ホーネス=ダオラが真価を発揮するのはバルファルク特殊個体討伐後、つまり
    HR100になった後であるため、
    それを作るまでの間は、癖がないブリザードヘイルにはお世話になるかもしれない。
    • ホーネス=ダオラの前身となる鋼氷蜂弩Iの解禁はブリザードヘイルと同タイミングとなる。
      こちらも単純な火力で見れば鋼氷蜂弩Iの完勝だが
      ブレ、装填速度、反動などをスキルで補い、なおかつ氷属性強化を積むことまで考慮するなら
      鋼氷蜂弩Iと比べた時にブリザードヘイルのスロットLv1の多さは魅力的。
      また、ブリザードヘイルのほうが氷結弾の装填数が2多いという点も、
      DPSに直結するため見逃すことは出来ない。
      HR100になる前にディアブロスやラージャンを周回する場合には
      弾肉質無視の弾コストが馬鹿にならないことを考えてもブリザードヘイルを担いでいく価値はある。
  • なお、ここまで氷結弾周りの性能について触れてきたが、
    ブリザードカノン系列のもう一つの特徴だった「貫通弾」に関しては今作は忘れよう。
    速射対応しているLV1貫通弾は単発自動装填に対応してしまっている上に、そもそもの威力が低すぎる。
    基本的に高レベル弾の素材以外の価値は無いので無いものと思った方が良い。
    かといってLV2やLV3の貫通弾の装填数に特に優れているわけでもない。
    単純に貫通弾を撃つだけだとナルガライトこと夜行弩【梟ノ眼】にほぼ全方面で負けているため、
    やはり貫通弾だけでなく氷結弾を織り交ぜていく運用でなければブリザードヘイルの意味がないかもしれない。

MHR:S

  • マスターランクの素材で強化が可能。最終強化はブリザードタビュラ。
    攻撃力320に会心率25%と基礎火力はいくらか改善。
    LV3貫通弾の装填数も6発に増えて発射レートもそれなりにはなった。
    もちろん貫通氷結弾速射もそのままなので、氷弱点のモンスターにジャンジャン活躍……する余地はなかった
    • この銃の問題点はいくつもあるが、最大の個性だった貫通氷結弾速射が全く強化されなかったのが一番痛い。
      装填数が下位と変わらぬ2発のままで一切成長せず
      歩き撃ちも歩きリロードも不可という扱いづらさもそのまま。
      一方で、サンブレイク新登場モンスターの一角、ルナガロン素材の氷輪弩ルーナジュナはこちらより攻撃力が高く、
      しかも最終強化で氷結貫通弾の装填数が3発になる上に最初から歩き撃ちができてしまう。
      会心率の差で1発の威力はブリザードタビュラがほんのり勝る可能性はあるが、
      装填数2発と3発では発射レートがやはり違ってくるため、性能が理由でこちらが採用される可能性は皆無である。
    • もう一つ辛い点は、氷結弾以外の弾に関する扱いの不器用さ。
      睡眠弾、回復弾、斬裂弾、どれをとっても装填数が不足で扱いづらく
      サブとなる貫通弾はLV1がやはり単発自動装填のままであるため、LV2以上に頼らざるを得ない。
      幸い、貫通弾の装填数は上述の通りに改善されており、
      性能が素直なので高レベル貫通弾も不自由なく扱えるのは良い点ではある。
  • 貫通氷結弾の扱いで新参の武器に負けているのは痛い所だが、実際のところはそう嘆くほどの事でもなかったりする。
    • ブリザードタビュラの強みは、氷結弾と貫通氷結弾を両方装填できる点。
      氷結弾も扱えるという点で差がつくのは、ラージャンの狩猟である。
      MRラージャンは大幅な強化を施されており、貫通氷結弾だけを最適に命中させるのは至難の技。
      ラッシュ時に貫通氷結弾、それ以外では通常の氷結弾と使い分け、ひたすらに氷属性ダメージを与え続けられる
      技量があれば、ルーナジュナ以上の期待値となりうる可能性もある。
      それを成し遂げるにはスキルでのケアはより入念に行う必要があるが
      今作では激昂したラージャンも相手にすることを考えれば決して無駄とはならないはずである。
    • それ以外にも、今作ではMHXシリーズより舞い戻ったライゼクス
      MHFからの刺客エスピナスなど、氷弱点のモンスターを相手にする機会が増えている。
      氷結弾2種により、氷属性攻撃のダメージを維持し続けられるというブリザードタビュラの強みは大きい。
      • ただし、単発氷結弾では並ぶものが居ないかといえばそうではなく、
        氷結弾以外の扱いも総括して評価が上がっている初期武器がライバルとして浮上。
        氷結貫通弾があること自体は大きなアドバンテージではあるのだが、
        優等生なあちらに比べるとどうにも痒い所に手が届かない感も否めない。
    • 火力面については、幸いなことにザンブル=ダオラに追い付いた。
      ただし、ザンブル=ダオラは装填数の良さに加えて麻痺という選択肢もあるので、
      その点では一歩ブリザードタビュラの上を行っている。
      スキル選びが豊富であるからこそスロットが大事になったという現環境で、
      性能の素直さというブリザードタビュラの長所は未だ生きており、
      そもそもザンブル=ダオラは登場が最終盤になるため、
      それまでの間にはブリザードタビュラに活躍の場は十分にあるのだが……
      ブリザードタビュラをトータルで評価すると
      活躍の場は作れるが、どうにも1つ2つ物足りず、最終的には席を譲る相手もいる」という
      なんとなくしょっぱい立ち位置に存在している。
  • ストーリー攻略要員としてはそこそこ需要がある。
    なぜなら、上述したライゼクスとエスピナスはどちらも緊急クエストの相手になるためである。
    その際の対抗策には氷ライトが選択肢となるのだが、この時点で手に入る氷ライトは
    当武器の強化過程のブリザードスワルか、ルナガロン武器の冷たき月の狼弩の2択。
    この時点ではまだ貫通氷結弾の扱いには大差がなく、ブリザードスワルのほうは
    サブとして通常の氷結弾と貫通弾3種も使えるという利点があるため、緊急クエスト攻略のために用意する価値はある。
    • なお、ホーネス=ダオラ系統はその時点でまだ強化できないので論外。
    • 氷属性ライトという括りなら、ゴシャガゴバァンも選択肢に挙がる。
      ただし、ライゼクスとエスピナスはどちらも慣れないうちは一瞬のもたつきが命取りになる強敵のため
      ゴシャガゴバァンの取り回しの悪さは大きなマイナス点となる。
      また、両者身体が大きいため、ラッシュ時に備えて貫通氷結弾は欲しいところ。
      散弾を抱えて飛び込む気があるならゴシャガゴバァンもありだが……
    その評価観点でいうと、MHR:Sでは弾肉質を参照しない弾が弱体化してしまったのも追い風となっている。
  • 上記の通り、性能的には難しい立ち位置にいるものの、外装を変更できる百竜武器
    沈黙している現状では武器選びに際して見た目の重要性が復活している。
    そのフォルムが気に入ったのなら足りない部分はでカバーしてあげよう。
    • MHR:Sの無料アップデート第二弾にて、武器の重ね着装備が解禁。
      残念ながら外装の格好良さというメリットは失ってしまった。
      それでも、エスピナスやラージャンの傀異化個体が登場したことにより、氷属性ライトの需要は未だ健在。
      防具の傀異錬成の登場によりスキル構成の柔軟性が高まった現在では
      地の性能の素直さというのは決して馬鹿に出来ない長所になっている。上手く生かしていきたい。

MHF

  • MHF-G9にて、遷悠種としてベリオロスが参戦したことで、この武器も遷悠武器として登場。
    HR5で生産できるHR遷悠武器がブリザードタビュラ、
    GR100*2で生産できるG級遷悠武器がダイヤモンドクレストの銘を取る。
    共通してリロード速い、反動中、弾速やや遅い、全LV貫通弾と氷結弾を6発装填で対応し、
    遷悠武器として早食いスキルの自動発動、シジル、装飾品両方に対応したスロットが特徴として挙げられる。
  • HR遷悠武器のブリザードタビュラは攻撃力318(レベルアップ加工を終えて378)、会心率10%、
    一方でG級遷悠武器のダイヤモンドクレストの性能は攻撃力645、会心率20%となる。
    HR、G級共ガンナーの装備事情より会心率をデフォルトで備えている点は見逃せない要素である。
  • HR遷悠武器のブリザードタビュラは実装直後の時点ではジャストショット再評価の真っ最中であり、
    それまでの遷悠ライトボウガンに比べ装填速度や装填可能弾に優れる点は注目されたものの、
    現在では少し後に登場した、ライバルとも言えるトア・テスカトラのライトボウガン「凍王軽弩シリーズ」が、
    圧倒的な作成難度の低さ(ブリザードタビュラに比べて)で立ちはだかる。
    あちらはHRの装備環境を踏まえるとLV2貫通弾のみの運用を念頭におかないといけない
    (LV1貫通弾は使えず、LV3貫通弾を使うには反動軽減と装填速度両方が必要。こちらは反動のみで良い)が、
    現行のHR環境ではそれでも十分すぎるほどである。
    レア素材の要求こそ大差ないものの、ベリオロスは現在の剛種トア・テスカトラに比べ、
    本体ステータス、及び環境面で圧倒的に手強い
    (元々は同等だったが、2017年2月アップデートで剛種トア・テスカトラが大きく弱体化した)ため、
    飛びぬけて高い性能を持つでもない当武器が活躍するのは今となってはかなり厳しい。
  • G級遷悠武器のダイヤモンドクレストの評価は、時代の流れとともに変化していった。
    • 実装当初は、強力なライトボウガンのノヴァエラが存在していた。
      あちらはチューニングを煮詰めるのに決して軽くない時間が要求されるとはいうものの、
      ダイヤモンドクレストを作成できるのが当時はGR500以上であった事もあり、
      G級をある程度やり込んでいて、これからライトボウガンに挑戦するプレイヤー向けの繋ぎ、
      程度の認識でしかなかった。
    • MHF-G9.1では更にダイヤモンドクレストにとって厳しい時代が訪れる。
      HR遷悠武器の項でも述べたライバル、凍王軽弩シリーズの登場である。
      最上位モデルとなる始種武器「牡丹雪」はG級進化武器にも匹敵しそうな程の高い攻撃力を持ち、
      更に負荷の大きい割に当時必須と見做されていた
      G級スキルである弱点特効自動発動という点も備えていたため、
      当時はノヴァエラ、G級進化武器を除くと欠点の無い最強のライトボウガンという評があり、
      ダイヤモンドクレストに限らず、多くのライトボウガンが辛酸を舐めることになった。
      一応同アップデートで登場した打撃弾シジルが使用可能であり、
      それで差別化を図れるのではあるが、当時はそれだけでは物足りない感が強かった。
    • MHF-G10では弾速の調査が更に進み、
      ノヴァエラと始種武器はG級武器やG級遷悠武器に比べ弾速が(同じ設定でも)速くなることが判明し、
      MHFのライトボウガンの主力弾である貫通弾の集弾能力は弾速が遅い方が優れるということから、
      当武器にも一定のアドバンテージが得られることになった。
      また、弱点特効がライトボウガンではモンスターによっては殆ど機能しない事が周知されるようになり、
      この点でのアドバンテージ差はあまりなくなった。
      そして、天廊遠征録の長期間配信停止に伴い、
      近接武器より強化コストの高いノヴァエラの強化が非常に難しくなり、
      こちらが明確な対抗として挙がりにくくなった。
      こうした経緯を経て、作成時期の遅さ、シジルの個性付けが必要という点があるものの、
      優秀なジャストショット向けライトボウガン、という評価に収まることになった。
    • MHF-Z現在では、ノヴァエラの強化はかなり簡単になったものの、
      自動発動スキルの取得難度が激烈に上昇したため、明確な対抗となっていない点に変わりはない。
      また、入手可能GRが100に緩和された事で、
      G級武器からの次のステップとして当武器をチョイス可能になった。
      「牡丹雪」との差については現在も明確な変化は無いものの、
      野良PTでは会心率100%が一定のバロメーターとして見られている現在では、
      それを実現することが(GR100時点の装備水域では)あまり容易とは言えない牡丹雪より、
      ダイヤモンドクレストの方が会心率100%にしやすく、扱いやすい側面もある。
      G級ベリオロスと始種トア・テスカトラの狩猟難度はHRほど差が無いため、
      やりやすい方を選ぶのもまた一つの手であろう。
  • なお、移植元であるメインシリーズのダイヤモンドクレストは、
    通常種、亜種の両方の特徴が混ざったカラーリングをしているが、
    MHFでは通常種しか登場しないため、ブリザードタビュラのカラーリングで統一されている。

MHXR

  • 通常種のみ武器としてブリザードカノンが登場。
    加えて、特殊種であるベリオロス凍氷種の物も実装されている。属性は両方とも氷属性。
  • 凍氷種のアブソリュートゼロ(☆5)は、
    ロングバレルである一対の牙は水色に近い青色、銃身は青白いカラーリングと、
    美しくも涼しいカラーリングに変化しているのが特徴。

ブリザードガスト

MHW:I

  • MHW:Iのベリオロスライトは一筋縄にはいかない。
    特殊個体、氷刃佩くベリオロスの登場により新たな派生先が登場。
    攻撃力は338に強化されたが、会心率は15%と大幅ダウンしてしまった。
    が、こちらはきちんと氷結弾が速射できるうえに装填数も4発と優秀。
    さらに、反動抑制パーツを一つ付けるだけで反動小にすることができる。
    通常種武器でガッカリしていたライトボウガン使いに一筋の光が指した。
     
    ……かに思えた。
    • いざパーツでのカスタマイズ、と意気込んだハンター達はまたもガッカリすることになる。
      なんと、本武器のウリである氷結弾のリロードが遅で固定という、
      手数重視の属性弾にとって致命的な欠点を抱えているのである。
      氷結弾の装填数が多い以上、回避装填とも噛み合っていない。
      そして通常種武器同様、ボックスの肥やしになってしまうのであった。
  • なお、氷結弾ライトには単発撃ちの皇金の弩・雷というライバルがいる。名前は雷なのにライバルである
    単発撃ちのDPSは赤龍武器をも上回るうえ、しっかり反動もリロードも小で立ち回ることが可能である。
  • 氷結弾速射の残念な性能に目が行きがちだが、
    実はLV3散弾の扱いは全ライトボウガン中最も優れていると言う長所が存在する。
    パーツ枠を全て使うものの、反動小、リロード普通を実現できるため、散弾に特化すると言う手もある。
    物理弾故、流石にヘビィボウガンには劣るが、そこはライトボウガン特有の機動力でカバーしよう。
    • それを実現できた時の火力は相当なモノがあり、
      実際にリロードやや遅いというリスクを背負う代わりに近接強化パーツをつけて威力を強化し、
      ミラボレアス相手にうまく立ち回って9分台(撃龍槍未使用)を叩き出した猛者も存在する。

余談

  • 憶測の域を出てはいないが、ブリザードカノンの元ネタは、
    MORPG『Diablo』シリーズに登場するクロスボウ「ブリザードキャノン」から拝借したという説がある。
    • 初出のDiablo2においては「矢弾に凍結能力と貫通能力を与えたうえでさらに高速連射を可能にする」
      能力を持っており、これで範囲スキルや連射スキルで敵を殲滅する運用が強かった。
      ブリザードタビュラも貫通弾・氷結弾を速射できるという点で共通しており、
      特に氷属性に弱い「ディアブロス」亜種には効果覿面と言える。
      とどめとばかりにDiablo2の日本語版のローカライズ及び販売を担当していたのはカプコンである。
      「ブリザードカノン」というネーミング自体はありがちで被ってもおかしくはないのだが、
      ここまで来ると単なる偶然の一致では片づけにくい。
    • 一方、向こうは向こうで続編の『Diablo3』で
      「モンスターハンター」という名前の大剣っぽい武器を登場させてお返ししている。
  • 凍氷種の武器の「アブソリュートゼロ」は、
    名前通りアブソリュート・ゼロが由来であり、絶対零度という意味となる。
    なお、同じく氷属性を扱うとある古龍も「アブソリュート・ゼロ」という名称の必殺技を有する。
    また、同じ名称のライトボウガンに阿武祖龍弩があるが、こちらは"absolute"の当て字であり、
    「完全な、絶対の、決定的な」という意味となる。

関連項目

モンスター/ベリオロス
モンスター/ベリオロス亜種
モンスター/氷刃佩くベリオロス
武器/ベリオ武器


*1 氷結ライトの代名詞である口裂けハーイザルヴと比べると、貫通氷結弾の弾数が2/3程度しか無い。
*2 2017/4/19アップデート前はGR500