MHP3、MH3G、MH4(G)に登場する太刀。
青山剛昌の漫画「YAIBA」に登場する同名の武器がモチーフで、
どの作品でもコラボクエストクリアで生産素材が手に入る。
目次
概要
- 見た目は両刃、鞘なし、西洋風の両手持ち武器。
つまりどこからどう見ても大剣。
しかし実際には太刀という不思議な武器である。
- 説明文には「オロチを封ずる伝説に語られし聖剣」と書かれている。
これに関しては龍殺しの属性を持つという形で再現されているが、
そのせいで聖剣にもかかわらずエフェクトが非常に禍々しい。
- また「使い手の剣気が最大限に高まった時、真の姿を現す」との解説通りギミック武器であり、
練気ゲージがフルになると、刀身が青い光を纏う。なかなかカッコイイ。
性能
MHP3
- 斬れ味は緑ゲージの異常な長さが特徴。どれぐらい長いかというと全体の半分以上が緑。
ただ、青ゲージは平凡。一応匠で白が付くが、これも微妙な長さである。
また龍属性太刀では唯一、スロットが一つもない。
- 総合的には微妙という評価が一番しっくりくるだろうか。
高めの龍属性値も、漆黒爪【終焉】の34という数値とそこまで差があるわけでもなく、
では作成時期はどうかというと、「覇竜の大牙」が必要なので断牙刀【一太刀】、カラミティペインより遅い。
悪い性能ではないが、無理に作るメリットもない、といったところか。
MH3G
- 性能の傾向は変わっていないが、周囲の環境の変化により大きく株を上げている。
- 上位で作成できる龍属性太刀はこれ以外には龍属性値の異常に低い断牙太刀【一太刀】しかない。
一応漆黒の爪も上位武器だが、製作難易度はG級並みである。
またMH3Gにはアカムトルムがいないため、必要素材から「覇竜の大牙」が外され、
代わりに「白海竜の上鱗」が要求される。
ラギア亜種撃破後にも上位の壁には裏ボスポジションのイビルジョー、
G級への壁であるナバルデウス亜種といった龍属性弱点の大物が控えているので、実用性は高い。
- 残念ながらMHP3同様、強化先はなくこの段階で強化終了なので
覚醒装備が作れるようになれば、覚醒カラミティペインなどに取って代わられてしまうだろう。
だが、上記のとおり繋ぎ武器としては十分元を取るだけの活躍はしてくれるので、作っておいても損はない。- この武器の400という属性値は、神滅爪アル・ファリアをも凌いで本作の龍太刀中最高値であるが、
上記のように性能自体は上位止まりなので、最終的には宝の持ち腐れとなってしまう。
…なんだかどこかで聞いたような話である。
- この武器の400という属性値は、神滅爪アル・ファリアをも凌いで本作の龍太刀中最高値であるが、
MH4(G)
- 攻撃力495に龍350の龍属性太刀。新たに防御力+20とスロット2の特性を得たものの、
上位武器なのに斬れ味が緑しかなく一見使い物にならないように見える。- しかし匠を発動させると、一転匠の増加分ほぼ全てが白として現れる。
流石に同攻撃力、高属性値で斬れ味紫のミラドレパノンには劣ってしまうが、
オヴィリオンやTHEジャスティス相手なら十分勝負になるスペックであり、
上位終盤まで龍太刀はこれ一本でなんとかなるほど。- しかも、イベントクエストは狂竜化ネルスキュラの狩猟。
特にコレと言って特筆すべき特徴はなく、いつもの感覚で十分相手取れるクエストである。
要求素材もギルドチケットSをのぞき特に厄介な素材はなく、
HR4でこの太刀を作ってしまえば、終盤まで太刀使いは龍武器には困らないことになる。
オマケに禍々しい狂竜結晶も一足早くもらえる特典付きである。 - 弱点といってはなんだが、この武器において匠発動は推奨ではなく前提条件である。
さもなくば上位なのに緑ゲージ止まりで必死に立ち回る羽目になる。
その意味では、最悪匠を切っても運用可能である
オヴィリオンとTHEジャスティスとの差別化はできていると言えるだろう。
- しかも、イベントクエストは狂竜化ネルスキュラの狩猟。
- しかし匠を発動させると、一転匠の増加分ほぼ全てが白として現れる。
- 地味ながらギミックの発動条件が変更されており、
気刃大回転斬り命中後、かつ抜刀状態で刀身の色が変化する。
- やはりというかなんというか、MH3Gと同様G級強化先は与えられなかったため、MH4Gでも上位どまりである。
まあ、この作品に関してはほとんどのMH4時代のイベント武器がそのような結末を迎えているため、
仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが。
ネコ魔王剣
- MHP3とMH4(G)には、オトモ用にネコ魔王剣というものがある。
魔王剣とは、原作において覇王剣と対のような存在の剣である。
高めの攻撃力と龍属性を併せ持つ、切断系統の武器となっている。
- 対応する防具は無いが、作者繋がりで探偵ネコシリーズとセットで装備させるのも悪くないかもしれない。
見た目にマッチしているとは言い難いが。
- MH4Gでは上位オトモ武器として、ネコ魔王剣【満月】が新たに登場。
攻撃力は非常に高くなっており、上位~G級序盤あたりの攻略段階で見れば破格の威力といえる。
ただし、龍属性については下位の段階と変わらない。それでも十分高いが。
生産素材も易しく、サンデーチケットを2枚所持していればあとは粋な上端材2つだけというお手軽さである。
関連クエスト
YAIBA・風神と雷神
- 生産に必要なチケット「剣豪の奥義書」の入手クエスト。
MHP3、MH3Gどちらでも内容は同じ「闘技場でのベリオロス亜種、ジンオウガの大連続狩猟」である。
- 逃げ場のない闘技場だが、一頭ずつの登場かつ弱点属性が被っている上、
乱入がないので慣れれば単体クエストより楽かもしれない。
ただし大連続狩猟である都合上、切断した尻尾からは尻尾素材が剥ぎ取れないので注意。
- MH3Gではクエスト説明が「ベリオロス亜種・ジンオウガの狩猟」と、
まるで二頭同時狩猟であるかのように書かれているが、実際には大連続狩猟なので注意。
サンデー・闇に巣食う者
- MH4(G)におけるイベントクエスト。
今回は名探偵ネコシリーズとイベントが統合され、まとめてサンデーチケットで生産できる。- 内容は地底洞窟での狂竜化ネルスキュラ一頭の狩猟。
強化個体や特別なサイズの個体ではなく、普通のネルスキュラである。
乱入などもなく、普通のクエストより御しやすいかもしれない。
- 内容は地底洞窟での狂竜化ネルスキュラ一頭の狩猟。
- 狂竜化が気になるところだが、ネルスキュラは狂竜化すると鋏角攻撃の一部が狂竜属性に置き換わり、
毒に冒されることが少なくなる。
このため、こちらも普通の個体より相手取りやすい部分がある。
またHR4から挑める上位狂竜化クエストなので、禍々しい狂竜結晶が一足早く手に入る。
原作での覇王剣
- 「風神剣」と「雷神剣」という二振の剣が一体になった剣。二振の本来の姿がこの覇王剣である。
風神と雷神が一つになる、というのはクエストの対象のベリオロス亜種とジンオウガで再現されている。
一見鞘がないように見える(というかない)のだが、実際には刀身自体が覇王剣本来の力を抑える
鞘の役割を果たしている。本来の力が発動すると、刀身が使用者の闘気を光の刃に変える。
前述のギミックはこれを再現しているのだろう。
余談
- MHRiseにてとうとう風神龍と雷神龍というド直球なモンスターが登場してしまった。
さらに合体(というか吸収)して風神と雷神のパワーを一つにするという
そのまんま覇王剣と同じ能力のモンスターまで現れてしまった。
いっそのこと太刀としての覇王剣だけでなく、合体前の風神剣、雷神剣の二刀流も作ってほしいところである。
関連項目
ゲーム用語/コラボレーション
オトモ/探偵ネコシリーズ
武器/覇剣エムカムトルム - 強化系が「覇王剣」の名を冠する