武器/ミラザーゲスパノン

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:12:59

目次

概要

  • MHP2Gで初登場した、ミラボレアス(黒龍)の素材から作られる龍属性太刀。
    ブラックサイス(下位) → ミラドレパノン(上位) → ミラザーゲスパノン(G級) と強化される。
    MH4およびMHXXではミラドレパノンが最終強化形となる。
  • ミラボレアスの角やトゲを3本の刃として持ち、刀の姿すら捨てた大鎌のような禍々しい形状をしている。
    武器の説明文によると、その刃によってつけられた傷は100年経とうと決して塞がることはなく、
    長きに渡って傷を負った者を苦しめ続けるという。
    一方、長柄は黒くゴツゴツした質感をしており、ミラボレアスの甲殻そのもののような印象を受ける。

性能

MHP2G

  • 攻撃力1248はG級最終強化武器としては平均的。そこに龍属性300と十分なステータス。
    しかし黒龍武器と言うと斬れ味に問題が、と思ったら斬れ味レベル+1をつけると驚愕の斬れ味が出現する。
    なんと、紫ゲージ50が出現するのである。
    下にも書かれているが、MHP2Gではこの紫ゲージの長さは全近接武器中トップである
    手数重視の武器である太刀にとってこれほど長い紫ゲージは福音と言える。
    攻撃を弾かれ難くなるだけでなく、攻撃力・属性値の上方修正によって長時間の火力向上が見込める。
    これに業物を併用すれば正に鬼に金棒。当時は匠と業物の両立が容易だったことも追い風である。
    • 「100年経っても癒えない深い傷を負わせる」という設定を、
      長い紫ゲージで表現したのではないかと考える人もいる。
  • 龍属性値も高いので、古龍などの龍属性を苦手とする敵に担いでいくと、面白いほど手早く狩猟できる。
    テオ、ナナ、クシャルの角をあっという間に砕いて能力を封じることができ、
    オオナズチの足ハメもお手の物である。
  • 数少ない欠点を上げるとすれば、斬れ味レベル+1を発動させないと真価を発揮できない事と、
    スロットが一切存在しないことだろうか。
    もっとも、あれだけの性能に加えてスロットまで与えられたら、
    バランスブレイカーになっていたかもしれないので、妥当な判断だったといえるだろう。
    また、斬れ味レベル+1の発動も、他の数多くの武器にとっても前提と言えるので欠点と言える程でもない。
    匠のスキルポイントを持つテンプレ装備も多いのでそれらを使えば解決できる。
  • ただし、斬れ味が極めて優秀なのはいいのだが
    斬れ味以外がバランス型故にライバルは多い。
    具体例を挙げると、計算上は龍弱点でも砂猿薙【ゴゴゴ】を使った方が優秀な場面が結構ある。
    こちらが匠・見切り+2、ゴゴゴが匠・見切り+3の発動前提だと、
    斬撃肉質が50で、龍が40%程度通るアカムトルムの頭相手でもほぼ互角、
    それ以上に斬撃肉質に対する龍属性の割合が低くなると概ねゴゴゴに劣る。
    ゴゴゴも充分斬れ味が良好であるため、不利局面は少なくない。
    かといって物理が固く属性が柔らかい部位だと
    今度は龍刀【劫火】及び【紅蓮】Gが立ちふさがる場面もある。
    • ただし、こちらは長大な紫ゲージに任せ、業物を切り
      ミラルーツZを用いて真打と見切り+2を発動させる選択肢もある。
      この場合、物理肉質が柔らかい部位でもゴゴゴと同等のダメージを出せるようになり、
      グラビモスの破壊前の腹のような極端な肉質でない限り龍刀にはほぼ負けない。
      また、継戦能力の面でも業物込みの龍刀には勝る。
      スキルさえ吟味すればキ○ガイ性能のゴゴゴを除けば
      ライバルと目される武器もほぼ蹴散らせる性能ではあり、
      そのあたりも含め使用者の真価が問われる武器だと言えよう。

MH4

  • ミラボレアスの復活により、一段階手前であるミラドレパノンが再登場。
    今作で復活した他の黒龍武器と同じく、斬れ味レベル+1を発動させることで
    全太刀中唯一紫ゲージが出現する。
  • 攻撃力は495と少々低めだが、やや高めの龍属性460を所持。会心率は0%、スロットは相変わらず0である。
    どちらかというと属性特化型の武器であると言えよう。
  • しかし、欠点も存在する。匠を発動させた上での斬れ味そのものは優秀だが、
    逆に発動させないと青ゲージが20しかないなまくらと化す。
    発動しても青40、白10、紫20と斬れ味の持ちがあまりよくない。
    ここは業物や砥石使用高速化でのフォローが必要となるだろう。
    特に本作では真打と業物を両立できるリベリオンテンプレがあるのでこれを使うのも手。

MH4G

  • ミラドレパノンにもG級強化先が追加され、『ミラザーゲスパノン』が復活。
    • やや控えめの攻撃力792
    • それを補う高い龍属性値620
    • デフォルトでは短い青ゲージのみだが、匠を発動させると紫ゲージが30
    • 申し訳程度に追加されたスロット1
    P2Gにおける圧倒的な紫ゲージの長さは鳴りを潜め、30まで縮んでしまったのが惜しい。
    太刀では心許ない長さなので、業物や砥石使用高速化でカバーする必要がある。
    本作では匠及び複合スキルの真打と業物の両立が比較的簡単なのが救いか。
  • 龍属性太刀は他にメメントノスTHEディカローグ真・狼牙刀【寂滅】が存在する。
    • メメントノスは属性値が最高だが、反面攻撃力と斬れ味に無視できない問題を抱える。
      作成難度は最も低いため、この武器の繋ぎとしての立場にあると言える。
      ただしイベントクエストのゴグマジオスを狩る時はこれが最適解となる。
    • 最終装備としては後者の2本がライバルとなる。
      ディカローグは属性値こそスパノンの半分しかないが、抜群の会心率と斬れ味が持ち味。
      寂滅は攻撃力・属性値・斬れ味のバランスが良く、この面子で唯一のスロット2が特徴。
      そしてスパノンは攻撃力と持続力は低いものの、彼らを突き放す属性値がメインウェポン。
      龍属性弱点の相手に対するダメージは、スパノン>寂滅>ディカローグとなっており、持続力はその逆順。
      瞬発力と持続力のバランスで使い分けることが出来る。
  • 製作には何と古龍の大宝玉が2つも要求される。
    相変わらず需要が半端じゃない貴重なアイテムなので、よく考えて作製しよう。
  • 他のミラ系太刀を見ると、ぶっちぎりの火属性値と凄まじい斬れ味を有する紅龍のミラフォティア
    攻撃力と雷属性値を最高レベルで両立させた祖龍のミラアンセスフィアと強烈な個性を持つものが揃っている。
    彼らと比べると少々見劣りするかもしれないが、こちらも龍属性太刀としてはトップクラスの性能を持っている。
    ただ、黒龍素材の武器群の中では属性値の割に物理倍率がかなり低いのが惜しいところ。

MHX(X)

  • MHXではミラボレアスが登場しないため、未登場かと思われたが、
    ブラックサイスというMHP2で登場した、ミラボレアス武器と同じ形状の武器が登場する。
    ポッケ村の洞窟に安置されているミラボレアス製の大剣から黒いかけらを採取し、
    それを素材として用いることで生産が可能になる。下位の村クエスト段階で手に入るのが強み。
    ブラックサイス→クロノサイスへと強化可能。
    • ブラックサイス(下位最終)
      攻撃140 龍属性値14 会心率0% スロット0 斬れ味緑(匠+2で青20)
    • クロノサイス(上位最終)
      攻撃210 龍属性値18 会心率0% スロット0 斬れ味緑(匠+1で青30、匠+2で白20)
    性能は以上の通り、物理偏重となっている。
    斬れ味レベル+2を発動させた時の物理期待値は龍属性太刀の中で2番目に高く、
    1位の太刀に対しては会心率や属性値で上回っているため、
    龍属性太刀としての火力は十分。
    しかし素の斬れ味が貧弱なのとスロットが無いのが足を引っ張る。
    本作では斬れ味レベル+2の発動が難しく、防具のスキル自由度が低いため、スキルの構成に難儀しがち。
    かといって鈍器に適しているほど攻撃力が格別に高いわけでもない。
    スペックはそこまで悪くないが、扱いづらさのせいで敬遠されがちなのが実状である。
    白を維持する方法の一つとして研磨術を発動させるというのも有り。
    ディノSシリーズを使えば匠と研磨術を両立出来るので組み合わせるのも悪くない。
  • 拡張版であるMHXXでは、ミラボレアスが復活
    上記のクロノサイスをミラボレアス素材を用いて更に強化可能になっている。
    最終的にはミラドレパノンとなり、従来通りG級で運用可能な火力を持つ。
    倒した段階でG級性能の武器が生産可能になるミラバルカン武器、ミラルーツ武器と違い、
    ミラボレアス武器は、ブラックサイスから生産し、地道に強化して鍛えていく必要があるので注意。
    また、限界突破の時点でミラボレアスの素材を使う都合上、攻略にはほぼ使えない。
    • ミラドレパノン(G級最終)
      攻撃320 龍属性値30 会心率0% スロット0 斬れ味白50(匠+2で紫50)
    性能は以上の通り。
    素で白ゲージを有するようになった上に紫ゲージの長さがMHP2Gと同じであり、
    クロノサイスの時より格段に扱いやすくなっている。
    属性値も大幅に強化されたため、属性ダメージにも期待できるようになった。
    相変わらずスロット0なのは痛いが、それを除けば文句なしである。
    かつて2ndGにてこれを振り回していたハンター諸君にはすんなり手になじむだろう。
    • 性能だけでなく、環境面でも追い風が吹いている。
      防具のスキル自由度が上がったため、匠の発動が簡単になった点と、
      紫ゲージの弱体化により白ゲージ運用が実用的になった点が挙げられる。
      上位のクロノサイスとは比べ物にならないほど使い勝手が良くなったのは間違いない。
  • これに近い性能の武器として、イビルジョーのネロ=カラミティが挙げられる。
    あちらは攻撃力310・会心率15%と物理火力でミラドレパノンを僅差で上回っており、超会心との相性も良い。
    ただ属性値と斬れ味ではこちらに少しずつ劣り、スロット数も同じなのでミラドレパノンの方が優勢と言える。
  • 銘がミラザーゲスパノンでは無くミラドレパノンなのは、
    おそらく今作でミラボレアスがG級にしか登場しないためである。

MHW:I

  • ミラボレアスがついにVer.15.01で追加され、この武器も復活。
    龍属性の武器としてはアルバトリオンの漆黒爪【終焉】があり、
    そちらは属性値、斬れ味、スロットが優秀といった評価だったがミラの方はどうか。
    討伐後に意気揚々と工房を覗くと、懐かしき『ミラドレパノン』が生産段階でお目見えし、生産段階での高性能に胸踊らせつつ
    追加でかき集めた角や邪眼といった最高レア素材を注ぎ込んで漸く『ミラザーゲスパノン』と成る。
  • 最終強化を施したミラザーゲスパノンの性能はこちら
    • 覚醒武器すら超えた攻撃力1155(武器倍率換算で350)
    • 紫20、匠で延長可能
    • スロットLv4が2つ
    • 足を引っ張る会心率-30%
    • 控えめの龍150、龍封力は大
    • レア12なのでカスタムは6枠
    生産段階でも過去の太刀を抜き去るその攻撃力を更にブーストしたことで、
    劣悪な会心率を帳消しにしかねない圧倒的な物理性能を獲得した。
    多少ケアした70%程度の時点でこれまで最強とされてきた太刀の会心率100%の期待値をいとも容易く超えてしまう。
    MHW:Iの環境であれば会心率を100%以上引き上げることも可能であり、伸び代がまだあるとも取れる。
    ここまで来ると、少なくとも物理性能においては今作の最強の太刀と言ってしまってもいいだろう。
    • 見切りLv7(40%)+弱点特効(傷ありで50%)+挑戦者Lv7(20%) = 全発動時(110%)
      となり、武器のマイナス分と相殺すると会心率は80%に達する。
      ここからまだ会心カスタムやLv4以上の攻撃スキル、シリーズスキルで上限突破した渾身Lv5等で伸ばしてもいいだろう。
      • 折しも、防具もぶっ壊れと名高いEXドラゴンシリーズが見切りと弱点特効を搭載しており、
        かつスロットが豊富すぎるため、武器本体のスロットと併せれば、
        この程度のスキル構成なら装飾品さえ有れば難なく組める。
        4ヵ所装備して「超越」を発動させれば真・業物も発動し、
        紫を維持するには不安の残る斬れ味のフォローまで効く。
        腕と脚のαには匠も搭載されているためさらに盤石にすることも可能。
  • MHWシリーズ最後にして最強の敵であるミラボレアスとの戦いを乗り越えた英雄に相応しい大業物といえるだろう。

製作難易度について

  • このように超強力な大業物だが、シリーズを通して完成に至るまでには幾つもの関門が待ち構えている。
  • まず、この武器を作るためには当然ながらミラボレアスの素材が要求される。
    こちらでも書かれているが、MHP2Gにおけるミラボレアスの出現条件は、
    上位、G級それぞれの訓練所のクエストを、任意の1種類の武器で全クリアというものである。
    どんな武器でも率なく使えるオールラウンダーなプレイヤーならまだしも、
    太刀一本でやってきたプレイヤーには少し厳しい条件といえる。
  • そこまで苦労してミラボレアスのクエストを出現させても、
    今度はブラックサイスからミラドレパノンへの強化に「黒龍の翼膜」を3枚、
    ミラドレパノンからミラザーゲスパノンへの強化に「黒龍の剛翼」を3枚要求されるという
    ぶ厚い壁が立ち塞がる。
    ミラボレアスの翼系の素材は翼の部位破壊と追加報酬でしか入手できず、剥ぎ取りでは入手できない。
    そもそも、相手は他のモンスターと一線を画す攻撃力と体力を誇るミラボレアスであり、
    倒すこと自体にとてつもない根気と労力がいる。
    即死クラスの這いずりなどもあり、ガードのできない太刀ではまともに立ち回ることすら難しい。
    多くのハンターが不慣れなガンランスやガンナー武器での立ち回りを余儀なくされたことだろう。
  • 上記全てに言えることであるが、
    G級のみは、イベントクエストを用いることで訓練所のG級訓練を一切行わなくても問題ない。
    しかし、イベントクエストの古龍は一切撃退なしの一発勝負であること、
    イベントクエストのミラボレアスはほかのミラ系と比べてHPが高めに設定されていることも相まって、
    通常のクエストより苦労することになるのは間違いない。
    ミラボレアス自体も、行動が少ないが故に飛行頻度もそれなりにあるため、
    ちゃんとダメージを稼げないと時間切れということもありえるので気をつけたい。
    勝てないからといって悪魔に魂を売るような真似だけは絶対にしてはいけない。
  • そして、ミラドレパノンからミラザーゲスパノンへの強化に、
    MHP2Gの激レアアイテムとして名高い「古龍の大宝玉」を要求される。
    • ブラックサイスからミラドレパノンへの強化に「炎龍の宝玉」も要求されるが、
      こちらはソロ専用かつ比較的倒しやすいナナ・テスカトリでマラソンできるので、
      大宝玉に比べれば割と簡単に入手できるだろう。
  • このとんでもない製作難易度を前に挫折してしまったプレイヤーは数知れない。
    ウカム討伐後に、G級武器でより難度の低い龍刀【紅蓮】Gを製作できることもあり、
    そちらを使っているプレイヤーも多い。
    何とか完成まで漕ぎ着けたというプレイヤーの中にも、
    猟友の力を借りてやっと製作できたという方も少なくないのではないだろうか。
  • MH4でもやはりミラドレパノンの生産に翼膜3枚と炎龍の宝玉が要求される。
  • MHXXのミラボレアスはMH4Gと基本的に同じだが、
    乗りシステムが改善されたことと、エリアルスタイル等の導入により大ダウンがとりやすくなっている。
    また、狩技や新規スタイルの導入によって、1回のダウンで大ダメージを稼ぐ手段が大きく追加され、
    1回のダウンで頭部の2段階破壊も可能になるなど、今まで困難だった角や翼の破壊が、比較的容易になっている。
    拘束弾と乗りダウンで頭を攻撃できる状況を効率よく挟めば、武器問わず4人PTで行けば0分針も可能。
    一部の獰猛化モンスターの方が手強いという、釈然としない立ち位置にある。
    ただし、武器が一発生産ではなく段階を踏んだ強化が必要なため、
    最終強化まで行うのに必要な素材を集めるためには、何度も通わなくてはいけなくなったが…
  • MHW:Iでは黒龍武器共通で黒龍の邪眼2つと角が複数本、古龍の大宝玉1つを要求される。
    今作の黒龍の邪眼はミラボレアスの仕様もあって大抵1戦につき1つ手に入っていることも多く、角もその過程で入手可能。
    古龍の大宝玉もミラボレアスのクエストの報酬で出現し、それ以外の素材も普通に剥ぎ取りや部位破壊などで入手可能。
    必要な素材はミラボレアスと数回戦っていれば概ね集まるようになっている。効率的に集めるならぶんどり刀の補助も受けよう。
    クエスト自体もクリア後の追加ストーリーを攻略すればよく、
    大量の必須クエストをクリアしたりランクを上げたり等の手間は必要ない。
  • 最大の問題は当のミラボレアスの戦闘力が大幅に強化されているという点だろう。
    武器生産を解放する為には本作最強と言ってもいい強敵となったミラボレアスに一度は打ち勝たなければならない。
    クエスト出現の手間が少ないという点も、装飾品集めやカスタム強化の為の導きの地探索などの寄り道をせず、
    一直線で進んできた継ぎ接ぎ装備でミラボレアスに太刀打ちができるかは別問題である。

余談

  • MHP2Gでは他の黒龍武器が斬れ味レベル+1込みでも白ゲージ止まりと劣悪な斬れ味を与えられている中、
    どういうわけかこのミラザーゲスパノンのみかなり優遇された斬れ味を与えられており、
    ハッキリ言って、他の黒龍武器の斬れ味の悪さを補うと考えてもおつりが来る位の需要を持っていた。
    さらに言うと、他の武器は紅龍や祖龍素材を用いた派生ルートが用意されている中、
    太刀のブラックサイス系のみ黒龍素材を用いた一本ルートしか存在しない。
  • MHP2Gで同様の斬れ味ゲージを持つ武器は龍木ノ太刀【神憑】G海賊Jソードの太刀2種、
    そして大剣のセンチネルGが存在する。
    龍木ノ太刀【神憑】Gは充分な麻痺値を持ち実用性は充分だが攻撃力は低め。
    海賊Jソードはイベントクエストで強化されたテオ・テスカトルを倒さなければ
    生産に必要なチケットが入手できず、さらに古龍の大宝玉を必要とするため生産難易度が高い。
    一応スロットが1つ空いているものの、同じ無属性太刀には砂猿薙【ゴゴゴ】があるわけで…。
    そしてセンチネルGはレア素材こそ要求されないものの、生産可能時期がウカム討伐後と遅く無属性であるので、
    角王剣アーティラートの陰に隠れてしまう。
    そのため、実用性などの面も考慮すると、このミラザーゲスパノン
    全近接武器中トップの斬れ味を誇る武器として名を馳せることになったのである。
    • MH3G以降は長大な紫ゲージを得る武器の数が増えたため、
      紫ゲージを50以上持つ武器というのはさほど珍しい存在ではなくなっている。
  • MH3シリーズではミラボレアスが登場しないため、この武器も登場しない。
    ただし、古龍素材を用いた鎌型の太刀として、「漆黒爪【終焉】」が存在する。
    こちらも龍属性武器であり、優れた斬れ味ゲージで全太刀中トップクラスの性能を誇っている。
  • 武器銘の「ミラ」はギリシャ神話に登場する、運命を司る女神の事。またはミラボレアスそのもの。
    「ドレパノン」はギリシャ語で「鎌」という意味で、本武器の形状を表している。
    以上を踏まえてモンハン風に訳すならば、ミラドレパノンは「運命を司る鎌」といったところか。
    ミラザーゲスパノンの由来は恐らく、ドイツ語で伝説を意味する「ザーゲ(ス)」+ミラドレパノンだろう。
    これもモンハン風に訳すと「運命を司る伝説の」といった意味合いになると思われる。
    • 英語版のミラドレパノンは「Fatalis Sickle」となっており、「ミラボレアスの鎌」といった意味合いで扱われている模様。
      鎌は鎌でもシックル(小型の鎌)の方を指しているようで、派生前のサイス(大鎌)からなぜか小さくなっている形となる。
      一方でミラザーゲスパノンは「Fatalis Zaggespanon」となっており、
      あたかも「ザーゲスパノン」で名詞あるいは形容詞の1単語であるかのように扱われている。
  • あまり聞き慣れない単語ゆえか、人によってかなり呼び方の変わる武器でもある。
    「ミラザ」「ザーゲ」「ミラスパ」「スパノン」「ザーゲス」「ゲスパ」「ゲスパノン」等様々な呼び方がある。
  • スマホアプリ『ドラガリアロスト』にてモンハンシリーズとのコラボが行われ、
    イベントの報酬武器としてミラボレアスの武器種も登場したのだが、
    ドラガリには『刀』という武器のカテゴリがあるにもかかわらずどういう訳かミラザーゲスパノンは未登場。
    そのかわりとしてミラクスィフォスという新規デザインの刀が報酬として登場している*1
    鎌状の武器を刀と言い張るのは無理があったのだろうか。

関連項目

モンスター/黒龍 ミラボレアス
武器/ミラ系武器
武器/ミラアンセスフィア
武器/ミラフォティア


*1 こちらの形状は刃の根元から前方と後方に黒龍の牙らしきものが付き出している禍々しい部分を除けば割と王道的な『刀』としてのデザインであり、歪な大鎌の形状であるミラザーゲスパノンとは完全に別物である