武器/蛮骨大鉈

白波押し寄せる鬼蛙の剣斧。
熟練の職人の技により、美しい飛沫をあげる刃紋がきらめく。
(蛮骨大鉈)

剣と斧による激しい波状攻撃が千波万波と獲物に襲い掛かる。
蛮骨大鉈の最終強化形態。
(蛮骨大鉈【蔓切】)

MHXで初登場した、鬼蛙テツカブラ素材のスラッシュアックス。
本項では二つ名個体である岩穿テツカブラ素材の渦紋蛮骨鬼鉈についても記述する。

目次

概要

• テツカブラの甲殻を模した、朱色と藍色のツートンカラーが目を引く一振り。
  刀身にはカブラ武器仲間の武骨包丁と同じく、渦巻き状の独特の刃紋が刻まれている。
  • 斧モードは渋い和斧の形状で、斧刃・軸・持ち手の3点を繋ぐように縄が張られており、
    これは本武器と同じく和風デザインの剣斧に多く見られる装飾である。
    攻撃時には「ジャキン!」というバリスタの発射音にも似た甲高い刃音が鳴り響く。
  • 剣モードでは斧刃上部に剣刃が接合・一体化することで、"蛮骨大鉈"の銘の通り
    巨大な鉈のような刀身を形成する。
    剣モードの外観が無骨になりがちなスラアクの中では割と珍しい、
    斧刃と剣刃が境目なく綺麗に繋がるタイプの造形である。
    同様の構造を持つものはユクモノ剣斧や凶剣斧【白雨】などが該当する。

• MHXのPV第一弾に登場しており、ガララアジャラに剣鬼形態のトランスラッシュを当てていた。
  和風のデザインと渦巻き模様から、一目でカブラ武器だと分かった人も多かっただろう。

性能

蛮骨大鉈

• 一発生産は不可能で、ベルダーアックスより派生する。
  ほかの新規追加組と同様、獰猛化素材による追加派生はない。

MHX

• LV6の最終強化で蛮骨大鉈【蔓切】となる。その性能は、
  • 非常に高い攻撃力240
  • 減気ビンを搭載。蓄積値は20
  • カブラ武器には付き物の会心率-20%
  • 斬れ味は素で青20、匠+2で白30が出現
  • スロット無し
  高攻撃力にそこそこ良好な斬れ味を持ち、スラアク全体から見ても高い性能を持つが、
  搭載されているビンが残念ながら実用性の低い減気ビンであるため剣モードでは使えず、
  斧専用となる。とはいえ、各種会心スキルやエネチャなどでマイナス会心を打ち消せば
  攻撃力200の強撃ビンに相当する火力は発揮できる。
  ライバルこそ多いものの、白ゲージ持ちで最も高い攻撃力を持つため差別化は十分可能。
  また、カブラ武器ゆえにレア素材も大して要求されず、製作しやすいのも長所。

MHXX

• G級追加により、本武器も限界突破に対応。
  LV8の究極強化により、銘は「我武者羅大鉈・断ッ(がむしゃらおおなた・だんっ)」となる。
  ヘビィに負けず劣らずのぶっ飛んだネーミングである。その性能は、
  • 非常に高い攻撃力360
  • ほとんど伸びなかった減気ビン24
  • 相変わらずの会心率-20%、スロット無し
  • 斬れ味は素で長い青80、匠追加分は全て白
  MHX時点では斧として優秀な武器であったが、今回はマイナス会心と減気ビンに加え
  匠でようやく白という微妙な斬れ味が足を引っ張るため斧運用も厳しく、
  実際の期待値は攻撃力290、会心率0%の強撃ビン持ち以下となる。
  • 本作では変形斬りと属性解放フィニッシュでビン効果が確定蓄積するよう
    改善されたものの、蓄積値24は減気ビン持ちのスラアクの中でもかなり低く、
    減気を活かした運用に使うには少々スペック不足である。
    また、スタン値は低すぎるまま改善されておらず、実用性は無いに等しい。
  • マイナス会心を痛恨会心で活かそうにも、-20%程度では大した恩恵は
    受けられず、焼石に水である。
  総じて、余程のこだわりがなければ出番は無いだろう。

渦紋蛮骨鬼鉈

• 二つ名個体である岩穿テツカブラの素材から作られるスラッシュアックス。
  形状は同じだが全体的に藍色を基調とした暗い配色になり、
  刃の模様は朱色の隈取のような、なんとも形容し難い意匠に変化しているのが特徴。
  また、斧モード時のバリスタのような斬撃音は無難なものに差し替えられている。
  そしてビンは相変わらず減気ビンのまま。

MHX

• LV1から順当に強化していき、LV10にて渦紋蛮骨鬼鉈【竹割】となる。
  その性能は、
  • 高めの攻撃力220
  • プラスに転じた会心率5%
  • 斬れ味は素で青30、匠+2で白40が出現
  • かなり低い減気ビン18
  • 通常種には無かった防御力+5
  • 二つ名武器共通のスロット無し&狩技ゲージ蓄積ボーナス
  やはり減気ビンであるため、斧運用をメインに立ち回る必要がある。
  プラス会心込みでも通常種武器より攻撃性能が控えめなものの、
  匠+2で出る白ゲージが長めであることや、二つ名補正の臨戦により斬れ味が
  維持しやすいなど、若干の火力と引き換えに取り回しを良くしたような性能であり、
  通常種武器とは違った長所を持つ。

MHXX

• G級に上がり、LV15の究極強化で渦紋蛮骨鬼鉈【兜割】となる。
  通常種同様にぶっ飛んだネーミングを期待していた人は少し残念に思うかもしれない
  その性能は、
  • 高めの攻撃力340
  • 据え置きの会心率5%
  • 斬れ味は素で白40、匠の追加分はなんと全て紫
  • 通常種より1だけ高い減気ビン25
  • 少し増加した防御力+15
  • 二つ名武器共通のスロット無し&狩技ゲージ蓄積ボーナス
  攻撃力こそ通常種武器に劣るものの、優秀な斬れ味とプラス会心により
  期待値は素の時点で上回り、同じスロ無しでありながら防御力&狩技ボーナス付きのため、
  製作難度を除けば通常種武器の完全上位互換といえる。
  素の斬れ味の長さから匠や業物を切り、その分を火力スキルに回すことも可能。

• ライバルはティガ武器の轟剣斧【斬虎】や鏖魔武器の鏖剣斧シーピオ。
  • 前者は素で紫かつ期待値もこちらを上回るが素の紫ゲージが20しかなく、
    何らかのスキル補助が必要であるためこちらが有利か。
  • 後者は普通に使う分には期待値・斬れ味ともに兜割の下位互換であるが、
    今作で登場した痛恨会心を利用することで高い火力を発揮できる。
    ただしエネルギーチャージと相性が悪い点や、
    兜割に火力スキルを盛ればシーピオを超える火力が出るためやはりこちらが有利か。

• 通常種武器と同様の戦法で減気ビンも使えないこともないが、
  蓄積値が25と微妙すぎるためあまり実用的とは言えない。
  ただしシーピオの12と比べると約2倍の数値なので、
  二つ名武器+減気ビンという組み合わせならばトップではある。
  それでも減気ビンを使うことはないだろうが

関連項目

モンスター/テツカブラ
モンスター/岩穿テツカブラ
武器/カブラ武器