冥界に葬りし異形の寵辱。
闇は目醒める。己が身を苛む永劫の苦痛に歪みし心に。
目次
概要
- 巨戟龍ゴグマジオスの素材で作られるスラッシュアックス。
裁かれし罪を生産し、さらにマジオス素材をつぎ込んで邪執のコンキスタとなる。
相変わらずネーミングがぶっ飛んでおり、特に前段階は武器銘とは思えないこと請け合い。
その外見はというと、なんと柄の付いた鉄仮面である。
刃物然とした他のスラッシュアックスと比べると明らかに異彩を放っており、初見では困惑することだろう。
説明文もとても理解しにくいものとなっている。他の武器群も大概だが。
性能
- マジオス武器の例に漏れず睡眠属性持ち。
…というより、スラッシュアックスのカテゴリでは唯一の睡眠枠である。
ただ、スラッシュアックス自体が一撃必殺の技を持たないため
属性としての相性はあまり良くなく、爆弾を駆使しなければ
睡眠属性を上手く活かせない。 - コンキスタの性能は、
- ずば抜けているわけではないが高水準の攻撃力1512
- その攻撃力にブレーキをかける会心率-15%
- 剣モードの火力を大幅に上げる強撃ビン
- オマケ程度しかない睡眠属性190
- 匠不要の紫ゲージ、しかし長さは僅か10
- 僅かながら役に立つスロット1
業物を発動させたとしても実質的な紫ゲージの長さは20、やはり厳しいものがある。
だったら長い白ゲージで運用すればいいという考え方もあるかもしれないが、
この武器は物理寄りの性能なので物足りないものがある。
肝心の睡眠属性もかなり低く、手数が多い武器種だとしても
眠らせられるのは1回か2回程度である。PTでは眠らせられずに終わってしまうことも。
あくまでオマケ程度として考えるべきであろう。 - 強撃ビン持ちとしては海王斧ナバルディードの壁が大きい。
- KNDは攻撃力1566に会心率+15%と、コンキスタを大きく引き離しているため、
火力勝負ではどう足掻いても勝てるはずがない。
こちらは匠が要らないというアドバンテージがあるものの、
実質的に業物を強いられる上、それでも焼け石に水程度でしか無い為、これを優位性とするのは厳しい。
今作では匠の発動が簡単になっているのも向かい風である。
…実は紫ゲージのコンキスタでも白ゲージのKNDに負けていたりする。 - また、同じく匠不要のスラアクとしては実質的に物理最強の叛逆斧バラクレギオンが立ちはだかる。
KNDに肉薄する程の火力を持ち、紫ゲージこそこちらと同じ10しかないものの、
彼方は回避を繰り返す事で斬れ味修復が可能なため継戦能力ではこちらに勝る。
この武器唯一の睡眠属性も前述の有様なのであまり意味がない。 - KNDは攻撃力1566に会心率+15%と、コンキスタを大きく引き離しているため、
- 以上の様に強力なライバルにコンキスタは惨敗を喫してしまっている。
なのにもかかわらず強化には戦火の龍神玉はおろか
古龍の大宝玉まで要求されるという有様。
作成難度に関しても上記の2振りの方が幾分かマシである。
やはり典型的な趣味武器といえよう。唯一の睡眠枠だというのに非常に残念である。 - KNDの記事に詳しいが、会心込みの物理期待値は他の状態異常武器とほぼ同等である。
匠不要な分で有利だが、紫が短いので結局トントンといったところか。
ただ、属性値は低いとはいえマジオス武器のカテゴリ内では比較的高く、
しかもスラアクの手数をもってカバーすることが出来るため、
性能を並べてみると案外睡眠枠をまともに埋めている感はある。
睡眠武器としても物理武器としても中途半端であるために見向きもされないことが多いマジオス武器の中では、
睡眠のライバルがいないために比較的立ち位置を確保できていると言える。
余談
- 生産画面では分かりづらいが、トゲ付きの鉄仮面の中には
デフォルメされた悪人面が収まっている。
仮面は斧モードにおける刃に当たるため納刀時には外れており、抜刀すると顔に被さる。
そして剣モードに変形させると、再び仮面が外れ、背後からせり上がってきた太い刃が悪人面の頭部を叩き割る。
強化前の武器銘も合わせて考えると、この変形は罪人が拘束され、
処刑されるまでのプロセスを表していると考えられる。- なお後に、ゲーム雑誌ニンテンドードリーム2015年6月号のインタビュー記事にて
「マジオス武器は拘束具をデザインコンセプトとしている」
「邪執のコンキスタは頭部の拘束具をモチーフとしている」
ことが明確に語られている。
- なお後に、ゲーム雑誌ニンテンドードリーム2015年6月号のインタビュー記事にて
関連項目
モンスター/ゴグマジオス
武器/マジオス武器
武器/フィンスラッシュ - この武器が登場する前に存在していた唯一の睡眠スラアク。