登場人物/マガツキ

Last-modified: 2024-03-12 (火) 21:52:27

MH-Rに登場する男性ライダー。CV:三木眞一郎
1月24日生まれの28歳。所属は(一応)森の都市フウガ。

概要

  • 森の都市フウガに所属するライダーで、フウガ忍衆の忍。
    シノの兄でありフウガ随一の実力者であったが、
    とある事件の際に行方不明となった親友イサイを追い
    シノを置いて単身フウガから姿を消す。
    しかし、ラクアで再会した彼は狂気に囚われシノの声すら届かない状態になっていた……。

キャラクター

  • MH-R配信開始当初より存在だけは語られていたシノの兄
    ストーリー上では第6章にて初登場となるが、
    その第6章が配信される直前まで姿はおろか名前すらも不明のままだった。
    かつてはフウガ忍衆随一の実力を誇ると言われていた彼が、
    今、何処で、どんな目的のために行動しているのか。
    それについては現フウガ忍衆副頭領であるカイエンすらも詳細を知らないらしい。
  • シノによれば口数は少ないものの、仲間思いで義理堅い性格。
    自分にも他人にも厳しい面があるが、他人の幸せを第一に考えられる人格者であり、
    シノにとっては誰よりも尊敬できる自慢の兄であったという。
    そんな兄が自分にすら何も告げず、突然フウガから去ってしまってから数年間、
    シノはずっと彼の手掛かりを探し続けていたのだが……。
  • 「フウガ忍衆随一」と言われていただけあって相当な実力者だが、
    戦闘においては正面から正々堂々と相手に挑みかかる、ある意味で忍らしからぬ戦い方を好む。
    これは元々マガツキが純粋な性格であるために小難しい話や謀が苦手である事に加え、
    圧倒的すぎる実力を誇るがゆえに、大概は正面突破した方が早く片付けられるからである。
    まるで脳筋の極致のような考え方と戦い方だが、実際それでどうにかなってしまうくらいには強い
    大剣を片手剣のように片手で軽々と振り回すほどの剛腕と、
    背後から不意の一撃を受けても平然と立ち上がるほどの打たれ強さを誇り、
    並大抵の実力ではマガツキを止める事はできない。
  • マガツキがフウガを離れる事になった理由についてはエピソードクエストにて語られている。
    しかし、彼の過去はこれまでのMHシリーズではまず有り得なかった、あまりにも残酷な悲劇である。
    親友の裏切りによって愛する者を失い、極限の憎悪と復讐心に囚われたマガツキは正気を失い、
    目に映るもの全てを見境無く破壊し続ける暴走状態に陥ってしまう*1
    かつての親友の名を叫びながら得物を振り回す姿は最早完全な「獣」。
    負の感情に支配されてしまっているため、胸元の絆石も常に赤黒く染まっており、
    時折黒く輝いてマガツキの憎悪を加速させている。
    • 暴走状態での彼の発言や信頼度会話のテキストなどは、ほとんどが漢字とカタカナで表記される。
      目も赤く輝いており、瞳が確認できない。キャラクターアイコンですらも赤い目をしている。
  • オトモンは獄狼竜ジンオウガ亜種。
    現状としてはどのタイミングでオトモンとなったのか不明だが、
    正気を失い暴れ続けるマガツキに愛想を尽かす事も無く行動を共にしている。
    武器は獄大剣リュウカク系の大剣、防具はジンオウUシリーズのアレンジ版と思しきものを装備している。
  • 現在は期間限定ガチャによって入手可能だが、
    正式なキャラクター名は「暴走マガツキ」と表記されている。
    今後、正気に戻ったマガツキが別枠として配信されたりするのか、
    そもそも正気を取り戻す事ができるのかなどは不明。
    今後のストーリーの進展に注目である。

雷光、解き放たれる時

メインストーリーのネタバレを強く含んでいます。

いざ 獄帝の忍び 復活と反逆の時

  • 第6章にてラクアを襲撃した後はストーリー上の出番はなかったが、ストーリー編第10章にて久方振りに登場。
    なんと黒の使徒の大軍を従えフウガを襲撃したイサイから優秀な部下のような扱いを受けており、
    マガツキ自身も抵抗せず命令に従っているという前述の経緯からは想像も出来ないような状態である。
  • フウガ都市内にてイサイと対峙したフレデリカと主人公に対し、圧倒的な暴威で薙ぎ払い
    彼女らを追い詰めるが、黒の使徒を下したアサギとリンカーの加勢で二人はなんとか勢いを取り戻すが
    リンカーの姿が彼の片思いの相手であるテンショウに酷似していた事で取り乱し、撤退した。
    リンカー自身も過去に彼女の故郷の為にマガツキと共に戦った事があったので、
    彼の現在の姿に強いショックを受けていた。
  • その後、カイエンの屋敷にてシノがラクアを襲撃したマガツキを追ってフウガへ帰還、
    彼を殺害せず暴走を止めようとフウガ忍衆による「捕獲作戦」を決行したが、
    結果は失敗に終わりフウガの戦力も半減した事が判明した。*2
    そして、捕獲が失敗した以上フウガは作戦を「捕獲」から「処分」へ変更しざる得ない状況となり、
    シノ自身もフウガの掟に従い納得しなければならなかった。
    カイエンはこの作戦を妹であるシノが達成させることを命令し、
    シノはこの任務を「フウガ忍衆」としてではなく「特派観測隊」として行いたいと願い、彼らを呼んだ。
    これがフウガから特派観測隊への救援要請の真実であり、フウガの存続を決する死活問題でもある
    失敗の許されない事態であったことを一同は知らされる。
  • 処分する作戦を任されたシノ、しかし、彼女の本当の願いは
    「兄とイサイと笑い合いたい」「兄を助けたい」。
    その思いを聞いたリンカーからの一喝とフレデリカからの問いから
    シノは己の願いを貫き通すことを決意した。これが次章の奇跡に繋がることとなる。
  • ストーリー編11章目にて、遂にイサイから雄雌を決する「挑戦」の申し込みが撃ち込まれ*3
    互いの将による一騎打ちを、黒の使途の将は「イサイ」フウガ忍衆の将は「カイエン」で勝負することに。
    当然ながら、両者とも正攻法で戦う気などなくフウガ側はリンカーを利用した罠を仕掛けることを提案する。
    そこでシノは作戦をマガツキの黒の記憶石を排除することで兄を救う事に変更を提案する。
    当たり前だが、カイエンからは野獣と化したマガツキに接近し記憶石を抜き取るなど
    自殺行為であると指摘されるが、万が一抜き取ることに成功すれば、
    何故かカイエンの元へ記憶石を渡すことを条件に割とあっさり承諾される。
    その顔には、フウガにとって重要な意味を持つと黒の記憶石に対する
    並々ならぬ執着を孕んでいた。
  • その日の夜、予告通り対峙する二人の将。
    月の光が戦地を照らした瞬間、遂に切られた戦いの火蓋。
    カイエンの秘策はリンカーの見た目がテンショウの生き写しを称されることを裏手にとり、
    リンカーをテンショウと呼び不意打ちで先手を打ちその隙を撃つ事であり、
    カイエンの読み通り作戦は成功、更にはテンショウを名を利用する事でイサイの怒りを買う、
    その影響で憎しみを燃やせ黒の記憶石が埋め込まれていることを炙り出す事にも成功した。
  • その後、タマミツネを従え襲い掛かるイサイを迎え撃ち、
    攻撃で弱らせ瞬間、遂にイサイを捕らえることに成功する。
    しかし、そんなことイサイからすれば想定内も甚だしいのであった
    イサイはタマミツネの泡をカイエンの死角に配置、
    冷静を失ったカイエンが退く瞬間に奥の手であるマガツキを召喚
    野獣の猛攻にカイエンも膝をついてしまい、イャンガルルガを絆原石の在り処へ送り力尽きてしまう。
  • その後、マガツキと対峙する特派観測隊、そして、シノ。
    イサイは異なる事実を述べ、マガツキを欺いて向かわせる。
    対するシノは、必死の抵抗をするが兄との力差は尋常でなく
    敢え無く地に叩き伏せられてしまう。
    しかし、妹の願いの抱えた叫びが憎しみで覆い隠された兄へ遂に届く
    己を喰らう憎悪と自我との間に苦しむマガツキ。
    天高く掲げた片手が自らの胸貫き、黒の記憶石へ伸び,
    己の意志で黒の記憶石を、憎しみと過去を抜き取るという前例無き事態に
    イサイも取り乱しざる得ず、タマミツネをすべてを狂わせたシノへ向かわす。
    だが、何者かによってシノは守られる。
    シノを覆い隠すその存在は、黒の記憶石を抜き復活したマガツキ
    マガツキは記憶石を抜き取った勢いと衝撃で気絶するが、兄妹の間に奇跡は起こったのである。
    シノは、かつての友を操ったイサイへ問いかけるが、
    イサイはフウガに対する憎しみ悲しみしか語らなかった。
    そして、本当の目的、絆原石の陥没を彼の部下アカギによって完遂し、
    怒りに燃える猛攻を掻い潜って、イサイらは闇夜の森へ消えてしまった。
  • その後、絆原石の防衛という目的は失敗してしまったが、
    黒の記憶石が主人公の手によって闇を祓う事が可能であるということが判明した事と、
    マガツキの暴走を止め彼を取り戻すことが出来たという事は、シノの悲願が達成された事と同じであり、
    マガツキが特派観測隊に加入した事で彼らにとって大きな戦力を手に入れることが出来た。
    また、主人公の力は、いずれフェルジア大陸に降りかかる憎悪を祓う極めて重要な事実である事を
    彼らは知ることとなる。
  • ストーリー11章でマガツキが元に戻った為、
    元に戻ったマガツキも「覚醒マガツキ」として期間限定ガチャで入手可能となった
    その為、かなりの運とクリスタルが必要となるが、
    先述した「暴走マガツキ」や星のドラゴンクエストコラボの「魔族の王マガツキ」、
    MHRiseコラボの「禍鎧マガツキ」と組み合わせて、
    その気になれば三食マガツキパーティーを組むことも理論上可能であった。
    当然ながら、全員が非常に優秀な性能をしているのでオトモンや戦術を駆使しすれば、
    このパーティーでも龍天災といった高難度イベントを突破することも夢ではない。

関連項目

シリーズ/モンスターハンター ライダーズ
登場人物/シノ - 妹


*1 暴走しているマガツキの目にはどんなものも自身を嘲笑いながら佇むイサイの幻影に見えてしまうようで、それを叩き斬るべく暴れ狂っている。時折シノやテンショウを思い出したり、ふとした拍子に正気を取り戻す瞬間もあるようだが、イサイの幻影が脳裏を過ぎる度に湧き上がる憎悪を止められず、また暴走状態となってしまうという悲しいサイクルを繰り返している。
*2 この作戦はカイエンから見て、彼を常人が生け捕りを行うなど不可能と半ば諦めの判断をしていたらしい。
*3 10章から立った月日は不明だが、直ぐに招集されたことを考えると翌日に近いと推測できる。