MH4から新たに登場したアイテム。「むしえさ」と読む。
特定の武器の強化にだけ使うという珍しい素材…なのか消耗品なのか曖昧な代物。
MHXからは「成長餌」「蜜餌」という名称に変更されたが、そちらもここで一緒に紹介する。
目次
概要
- 猟虫が好むミツらしく、その名の通り操虫棍にくっついている猟虫の育成に用いる。
にが虫や雷光虫に与えて養殖したりなんてことはもちろんできない。
MH4
- 虫餌にはパワー、スタミナ、スピードの各パラメーターと各種属性値の増減値が設定されている。
これらを与えてパラメーターを調整することで好みの猟虫を育てるのが目標になる。
- また各虫餌には上昇するステータスの他、減少するステータスも設定されているため、
全てのパラメーターを一方的に上げていくことは出来ない。
また、ポイント合計値には猟虫のLVごとに上限があり、
ポイント上限に達するとマイナスポイントが意味をなさないような与え方は出来なくなる。- 例:スピードをポイント限界まで上げた猟虫の場合、
スピードが減少する力の餌を与えることで減少したスピード分だけパワーを上げられる。
- 例:スピードをポイント限界まで上げた猟虫の場合、
- 入手手段は基本的に採取になる。
各地に存在する木の実(色付きの松ぼっくりといった所)の採取オブジェクトから入手するのが一番確実。
MH4G
- MH4Gでは特定のクエストをクリアする事で虫餌を竜人問屋で増やせるようになった。
ただし、属性餌だけである。
竜人商人の「虫餌増やしたいと思わんかね?」という言葉に大喜びした操虫棍ハンターの多くは
属性餌の文字を見て落胆したに違いない。違う、そうじゃない。
- MH4Gでは「上虫餌」よりもさらに上質な虫餌として、新たに「高級虫餌」というグレードが登場した。
力・体・速、そして各種属性それぞれのものが存在する。- ステータス上昇版のものは成長ポイントを5ポイントも強化するという非常に強力な効果がある。
反面これらは全属性のポイントを1ずつ減らす副作用があるため、
ステータス重視型の猟虫を育てる時向きの虫餌であると言える。
竜人問屋で購入できる上虫餌の場合はひとつのステータスを上げると別のステータスが下がってしまうため、
そう言った心配がない点を考えると、猟虫育成における最後の詰めに向いていると見ることもできる。 - 一方の属性版は、属性ポイントを3上げて属性以外のステータスポイントを1ずつ減らすものになっている。
最低限のステータスを振った後に属性重視型の猟虫に仕立て上げたい場合には重宝するだろう。
他の属性の数値には影響しないため、属性を2つ付加させたい場合にも役に立つ。 - なお、高級虫餌はG級未知の樹海でしか採取できないので、
旅団ポイント稼ぎも兼ねて探索に行った操虫棍使いも多かったのではないだろうか。
- ステータス上昇版のものは成長ポイントを5ポイントも強化するという非常に強力な効果がある。
MHX(X)
- 色々不評だったのか、猟虫共々仕様を大幅変更して続投。
というか、今回は虫餌と付くアイテムが存在せず、まるっと全て差し替えられている。
力・重・速の各種成長餌、属性の蜜餌、さらに特定属性をダウンさせる蜜餌に、
交易のみで手に入る全属性値をゼロに戻すマキモドシの蜜餌が用意されている。
前作とは違い、特定属性を下げる蜜餌を除いてそのステータス単体にしか効果を及ぼさなくなったので、
より、直感的に強化できるようになった。- また、「養虫エキス」「超養虫エキス」という調合素材も手に入るようになった。
各種餌に混ぜることで、それぞれの餌の効果を大幅に高めることができる。
そして、より効果の高い餌は調合でしか手に入らない。
調合することで、成長餌はそれぞれ、5倍、10倍の成長量になり、蜜餌も2倍になる。
大幅な圧縮が可能なのでできるだけ調合してから使おう。 - 逆に属性を下げる蜜餌は”コゲ肉”との調合でしか手に入らない。
とはいえ、マキモドシの蜜餌で十分なのだが。
- また、「養虫エキス」「超養虫エキス」という調合素材も手に入るようになった。
- 前作に比べ、非常にシンプルでわかりやすい仕様になった…のだが、MHXでは大量入手が難しい。
どの餌も店売りしておらず、辛うじて、マキモドシの蜜餌がポイント交換に対応しているのみ。- 一応、各種餌は交易で増やすことは可能。ただし、お世辞にも増加率はよいとは言えない。
まぁ、まず増やせない前作までよりはマシだが。
(超)養虫エキスは交易で直接依頼することは出来ず、
他の餌を依頼したときのレアアイテム枠で手に入ることがある。 - また、採取場所がわかりにくくなった。
前作までで虫餌が手に入っていた松ぼっくりの採取ポイントを探っても、まず見つからない。
そちらの方の採取ポイントでは多くの場合ハリの実などの木の実系アイテムが出るように変更され、
虫餌に関しては、薬草などと同じ草の採取ポイントから手に入るようになった模様。
見た目で草採取ポイントと、餌採取ポイントの区別ができないため、
棍使いはうっかり見つけた薬草やげどく草に舌打ちしながら、餌を集めることになったのである。
今作にはMH4(G)にて虫餌採取ご用達フィールドだった、未知の樹海が登場しない点も地味に大きく響いている。 - クエストの報酬で手に入る分でボックスが埋まる一方、必要な虫餌を集めるのは難しくなってしまった。
- MHXXでは(超)養虫エキスがアイテム交換に対応したため、大幅に改善された。
- 一応、各種餌は交易で増やすことは可能。ただし、お世辞にも増加率はよいとは言えない。
MHWorld以降
- MHWorldでは操虫棍・猟虫どちらも仕様が大きく変更され、それに伴い虫餌システムも廃止された。
- DLCであるMHW:Iにおいても基本はMHWorldと同様だが、
こちらではクエスト中・探索中にスリンガーの弾を猟虫に与えて強化する猟虫強化システムが登場。
効果は一時的なものだが、アイテムやそれに準ずる要素を使って猟虫を強化するという点では
従来の虫餌システムに通ずる所がある。
しかし石ころとかスリンガー爆発弾とか…本当に虫が食べているのだろうか?
まあ古龍の骨とか竜玉とかを食べていた事だし今更か。
- DLCであるMHW:Iにおいても基本はMHWorldと同様だが、
- MHRise以降もこのシステムは登場せず、さらに猟虫の種類の増やし方もMHWorldから更に簡略化された。
余談
- MHSTでは虫餌自体は登場しないが、
オトモン用のエサのアイコンにこの虫餌のものが用いられている。
どちらも「何かを育てる」アイテムだからだろうか。