棘竜の強固な棘を使用した
盾斧。一度斬りつけられれば、
鋭い痛みが残る。
(ローゼンリューペー)
鍛え抜かれた棘竜の盾斧。
一度振り抜けば、棘竜の膨大な
怒りが解き放たれる。
(ローゼンエモレギア)
棘茶竜の堅牢さとすべてを砕く
一撃の重さを併せ持つ盾斧。
一定の確率で毒属性も与える。
(カクトスエモレギア)
目次
概要
- MHR:Sで新登場した棘竜エスピナスのチャージアックス。
盾の正面と剣の峰は頑強な甲殻に覆われ、刃にあたる部分は毒々しい紅色をしている。 - 一目でエスピナ武器と分かる特徴を持ちつつもシルエット自体は非常にシンプル。
初期のモンスターハンター作品を思い出させるデザインである。
性能
MHR:S
ローゼンリューペー
- 一発生産は出来ず、雌火竜武器から派生していくことになる。
霞龍の靱尾と棘竜の天鱗でローゼンリューペー改に、
最終強化では傀異化した牙と鱗を用いて「ローゼンエモレギア」として完成を見る。
その性能は、 と、手堅くまとまった控え目な性能である。
- ライバルとして立ち塞がるのは幻狂のシャフル。
あちらは攻撃力320と素紫でこちらと並び、毒52、Lv3スロット1つ、百竜スロットLv2と、
会心率以外ではこちらを上回っている。
毒武器の中でローゼンエモレギアの強みは会心率にあるが、本作ではスキル自由度が大幅に上がったことで
20%なら他の武器でもそう重くない負担でカバーできる。
力の解放や渾身ならともかく、見切りで対応できる場合はより厳しい立場に置かれるだろう。 - また、初期環境の問題としてMR帯の高耐久に対し、毒自体が力不足になりがちということがあり、
本武器含む毒武器の使用を躊躇わせる大きな理由となっていた。
攻勢を使えば毒状態の相手に対する火力アップも可能だが、
こちらも当初は攻勢自体が付いている防具が少なく、採用しようとすると防具が固定されてしまう問題があった。- Ver.11で追加されたリオレイア希少種の防具には攻勢スキルが付いている他、
傀異錬成で既存防具にも付属することが可能になったので採用しやすくなった。
一方で、同アップデートでは毒武器が2振り追加され、競争が激化した。
- Ver.11で追加されたリオレイア希少種の防具には攻勢スキルが付いている他、
- Ver.12では蓄積時攻撃強化が登場。状態異常武器の攻撃の威力を上げるため、
斧強化であれば十全に効果を発揮してくれるだろう。
同時に、新防具の陰陽ノ者【差袴】が弱点特効Lv2、攻めの守勢Lv2と、
チャージアックスには効果の高い性能となっている。
- 全体的には、本作で時を同じくして復活したゴア武器やゼクス武器同様、
棘竜の武器なのに尖りのない控え目な性能となっている。
使い物にならないということは当然ないが、鳴り物入りで実装されただけになんとも言えない結果になってしまっている。
参戦可能か不透明だったメインシリーズで暴れられたことでさほど怒りが込められてなかったのだろうか- なお、当初はローゼンエモレギア自体をさらに、
いずれ来るであろうエスピナス亜種の素材などを使って強化できる…とも予想されていたが、
いざアップデートにてエスピナス亜種が実装されても
MHR:Sでの通例通り通常種武器と亜種武器は別系統の強化と言う扱いであった。
- なお、当初はローゼンエモレギア自体をさらに、
- ちなみに、エスピナスのブレスには麻痺毒が含まれているが、仮にこの武器が麻痺属性だった場合、
競合先が激甲盾斧ルクロタシオ改とオミナスフェレスのみであるため、
十分覇権を握れていたことが想定される。
そうであれば、スタン+麻痺+素紫+超会心という独自の個性で様々なモンスター相手に、
秘められた膨大な怒りを振る舞えただろう。
カクトスエモレギア
- 棘茶竜の参戦に合わせ、新たに登場したチャージアックスである。
一発生産かローゼンリューペーからの派生強化で入手可能。
一発生産だと天鱗を要求されるため、派生の方が楽かもしれない。
- その性能は、
- 火チャアクではワースト2位の攻撃力310
- それを補う会心率20%
- 業火斧ヘルメスレイに次ぐ火属性45
- 斬れ味は素で紫20、匠でさらに延長
- スロットはLv4-Lv1-Lv1
- 百竜装飾品スロットは色々入るLv3
- 強属性ビン
- エスピナス亜種武器共通の攻撃時に一定確率で毒属性値を蓄積させるギミック有
Lv4スロットや固有ギミックの力を以てしてもなかなか辛い状態である。
使用するのならあの二振りと同じ装備ではなく、毒を付与することも前提にした専用装備を組んだ方がいい。
- 亜種が強敵である点を除けば傀異素材が必要ないためMR10で作成可能であることや、
最初から順当に強化していけば天鱗なしで最終段階までたどり着けることなど、作成難度の低さは長所と言える。
- 非常に特殊な例ではあるが強属性ビンのチャージアックスで初の状態異常属性持ちである。
とはいえ、強属性ビンに毒属性が乗るわけではないが。
余談
- エスピナスの武器は多くがドイツ語が由来だが、
「リューペー」はそれではなく古代ギリシャ語の「λυπη(痛み)」だろうか。
「綺麗な薔薇には棘がある」とも解釈でき、エスピナスの二面性を表現しているのかもしれない。
- エスピナス参戦が公開されたMHR:SのPV3の1分30秒辺りでは、
アンジャナフに対しこの武器でエアダッシュを放つシーンがある。
このPVでは同じく同作で初登場したローゼンシュタンゲも少しだけ登場しており、
MHFには存在しなかった新たなエスピナス武器の登場はMHF経験者を喜ばせた。