武器/オルドマキナ武器

Last-modified: 2024-04-26 (金) 22:40:30

翠と金を基調とした機械仕掛け
の【武器名】。傀異化エネルギーを
利用した変形機構を備える。

MHR:Sで登場した、傀異化素材を用いた機械仕掛けの武器群。

目次

概要

  • MHR:Sで初登場した機械仕掛けの武器群。全武器種に存在する。
    メタリックなのフレームをあしらっており、どれも端正な美しさを誇る。
    また排気筒やメーターのようなパーツが取り付けられたスチームパンクなデザインも特徴的。
    • 各武器には共通して傀異化エネルギーを利用した変形機構が備わっており、何かしらのギミック武器になっている。
      大剣のように溜め段階に応じて起動するオーソドックスな物から、
      片手剣のように抜刀するだけで起動するシンプルなものまで様々であり、どの武器種の物も総じてカッコ良い。
  • 入手手段は傀異化素材を用いた一発生産のみで、各ランク(EX★1~4)で手に入る傀異化素材から
    それぞれ1種類ずつ、4種を複数個要求される。その合計は18個であり、製作難度は高い。
    • 武器の強化ツリーの一番下にいつまでも解放されない謎の武器があるのが気になったハンターも居たことだろう。
      その正体こそこの武器群であり、その全貌が見られるのはラスボス撃破後となる。
    • 傀異化素材は傀異調査クエストだけでなく傀異研究所の「アイテムの交換」でも入手可能である。
      なお、交換で18個全部を用意する場合、討究コインが計400枚*1必要となる。
  • 名称は「オルドマキナ・○○」で統一されており、
    ○○にはその武器種を英訳した際のイニシャルが入る
    (大剣ならばGreat Swordなど)。
    英語版の名称が元なので、チャージアックスなどはぱっと見では分かりにくいかもしれない。
    • 「オルドマキナ」の由来は恐らく“old” + “machina”だと思われる。
      それぞれoldは英語で「古い」、machinaはラテン語で「機械」を表す。
      スチームパンクな武器デザインからもイメージされる通り、さしずめ「旧式機械」といったニュアンスで
      名付けられたものだと思われる。
      また、オルドはラテン語で「秩序」を意味する“ordo”と捉えることもできる。
      こちらは武器の意匠とは特に結び付かないが、傀異化素材から生産されることを考えると、
      キュリアによる異変を征伐し、秩序をもたらす者の証…という解釈も可能か。
      因みに英語版では「Antique Machina」と訳されている。
  • なお、オトモ用の対応する装備は存在しない。
    見た目がスタイリッシュで秀逸なので、やや残念なところ。

性能

  • 各武器共通の性能の傾向は以下の通り。
    • レア度10
    • 攻撃力は310から350まで様々。おおむね各武器種における平均くらいをマークしている
    • 会心率は0%
    • ライトボウガンを除いてスロットはなし
    • 百竜装飾品スロットはLv1~3までバラバラ
    更に、剣士武器には以下のような共通項がある。
    • 低めの状態異常属性値を持つ。種類は武器種毎に様々で、睡眠が多いが爆破も存在する。なぜか麻痺は無い。
      スラッシュアックスのみ無属性で、代わりに毒ビンを搭載している。
    • 斬れ味は素で紫30~40。匠での延長はできない。
  • ガンナー武器は特性上共通点らしい共通点は無いものの
    ライトボウガンは氷結弾速射、弓は属性を持ち全てのビンに対応している。
    ヘビィボウガンは徹甲榴弾や拡散弾と言った爆発物の扱い特化に優れる構成。
  • 傀異化素材をふんだんに使うだけあり、さぞ強かろう…と思うかもしれないが、
    MHR:S発売時点での評価は独自の長所を持つボウガン2種を除いてどの武器も微妙という悲しい評価だった。
    斬れ味は優秀で攻撃力も悪くはないのだが、状態異常武器でかつ属性値が低い点*2がネックになりがち。
    全く使えないということはないが、あえてこの武器でないとできない仕事があまりないのが微妙な評価の一因。
  • しかし、その後Ver.13では蓄積時攻撃強化が防具の傀異強化の抽選スキルに加わり、
    Ver.14では翻異珠【3】が、Ver.15では翻異珠II【4】が追加されたことで
    より状態異常を活かした立ち回りが可能に。
    また、傀異スロット拡張ボーナスも状態異常武器の場合は無属性武器と同じ強化が施されるため、
    汎用性に優れたナルガ希少種武器怨嗟マガド武器が注目を浴びた。
    ではオルドマキナはどうなったのかというと、それらには一歩及ばないことが多いものの、
    スロットや状態異常値の貧弱さをカバーできるスキル構成ができるようになったことで
    ポテンシャルは十分引き出せるようになった。
    また前者二つにはない睡眠属性を持つ武器種については、睡眠も取りつつ物理火力も出したいという
    限定的な状況においては他を差し置いて十分に活躍できることも。
  • 性能的には癖が強いがいずれの武器もメタリックな緑と金の装飾が非常に美しく、
    それでいてベースのデザインがそれぞれ武器種の基本から外れていないオーソドックスでカッコいい外観を備えている。
    Ver.12で追加された武器の重ね着としては極めて高性能。カッコよく決めたい時には是非とも使ってみよう。

一覧

武器種名前イニシャル属性
大剣オルドマキナ・GSGreat Sword爆破
太刀オルドマキナ・LSLong Sword睡眠
片手剣オルドマキナ・SSSword & Shield睡眠
双剣オルドマキナ・DBDual Blades爆破
ランスオルドマキナ・LLance睡眠
ガンランスオルドマキナ・GLGun Lance睡眠
ハンマーオルドマキナ・HHammer
狩猟笛オルドマキナ・HHHunting Horn睡眠
スラッシュアックスオルドマキナ・SASwitch Axe(毒ビン)
チャージアックスオルドマキナ・CBCharge Blade睡眠
操虫棍オルドマキナ・IGInsect Glaive睡眠
ライトボウガンオルドマキナ・LBLight Bowgun氷結弾
ヘビィボウガンオルドマキナ・HBHeavy Bowgun爆発系弾丸
オルドマキナ・BBow

余談

  • 機械仕掛けの武器ということで、一見すると雷や麻痺属性に長けた武器だと思いがちだが、
    実際には水・毒・睡眠・爆破といった属性が発現する*3
    ぱっと見では意味不明な設定に思えるかもしれないが、そのスチームパンクな見た目から、
    水蒸気や毒性・爆発性ガスといった気体を扱うための機構と考えれば辻褄が合う。
    張り巡らされた配管はガスを輸送するためのパーツで、計器類はガスの圧力を管理するためのものだろう。
    • 気になるのは、生物由来の素材からどのようにしてこの金属質の武器群を作り出しているのか。
      傀異化素材の入手ルートが複数のモンスターに跨る都合上、本武器は特定モンスターに由来するルーツを持たない。
      このためキュリアそのもので武器を構成していない以上、傀異化素材は全て傀異化エネルギーの抽出・発現に使われ、
      金属質の武器は傀異化エネルギーの人造物における維持と活用を目的に設計された器に過ぎない可能性がある。
      素材元由来の楽曲が鳴る狩猟笛でキュリアではなくエルガドにちなんだ曲が出る、というのもこれなら齟齬が出ない。
      それならそれで鉱石素材くらい要求されてもおかしくないものだが、傀異研究において多大な貢献を果たしている
      カムラの里のハンターに対し、傀異研究所の厚意により提供されたといったところだろうか。
  • その秀逸な見た目に惚れ込んだハンターは数多く、発売当初から武器の重ね着を求める声も多かった。
    そして、第二弾大型アップデートにより遂に武器の重ね着が実装され、
    オルドマキナ武器の外見を好きな性能で堪能できるようになった。

関連項目

システム/傀異化
武器/オロミドロ武器 - オルドマキナとは対照的な近未来の機械武器


*1 骨/皮→60、竜骨/血→100、鱗/甲殻→120、爪/牙→120
*2 発売時点では状態異常を掛けたいならコレクトアイルーの環境生物発射の技やガルクの鉄蟲猟犬具、各種ガスガエルなどで十分であり、
わざわざハンターが状態異常武器を担いでまで状態異常を狙う利点は少ないという評価をされがちであった。
加えて、マルチプレイ補正や傀異化補正などでモンスターの状態異常耐性が非常に高くなるため、状態異常値の低いこの武器群は状態異常効果はあまり期待できない

*3 一応弓は麻痺ビンを使って麻痺属性を得ることは可能。