クエスト/メトロイド・迫りくる骸蜘蛛

Last-modified: 2024-04-28 (日) 09:10:04

MH4Gで配信されたイベントクエスト。
任天堂が発売するメトロイドシリーズとのコラボクエスト。
2014年12月17日からセブンイレブンのセブンスポットで先行配信されていた。
同時に配信された、同じメトロイドコラボクエストとしてメトロイド・特殊任務がある。

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地報酬金契約金条件配信日
MH4G大老殿
G★2
狩猟クエスト闘技場23400z2400zG★3許可証2015年2月20日*1
 

概要

警備隊からの通信
俺達は、詳細不明の何者かの襲撃を受けている。
倒したと思って振り返ると数が増えているんだ
こんなことってあるのか?
とにかく、数が多すぎる。このままでは伝説のスーツを守り切れない。
至急援護を頼む!
  • このクエストの受注書を見て、さっそく「何かおかしい」と感じた人は多いことだろう。
    アイコンはネルスキュラ亜種、そして場所は闘技場。ここまではいい。
    だが、なぜかネルスキュラ亜種のアイコンの隣にある「?」のアイコンが不安を煽る。
    この「?」のアイコン、一部の古龍に使われるが、まさかアイツらが参戦してくるとは流石に考えられない。
    更にクエストLvはG★2にもかかわらず、どういうわけか受注・参加条件はG★3許可証所持という不可解な条件。
    キリンのクエストも同じ条件なのだが、こちらは古龍でもないネルスキュラ亜種である。
    そして、メインターゲットの「全てのネルスキュラ亜種の狩猟」の一文。これが極めつけだろう。
  • 不安と期待を胸に闘技場へ赴いたハンターが目にしたのは、ものすごく小さなネルスキュラ亜種が1匹。
    そう、もはやイベントクエストでは恒例となった感もある、最小金冠確定クエストである。
    しかし小さい分鋏角攻撃など厄介な攻撃の範囲は狭いため、戦いやすいだろう。
    ただし、糸を使って空中を舞う時の動きは通常の大きさとあまり変わらない挙動を取り、
    麻痺棘には当たりやすいため、注意したいところ。
    体力はどういうわけかかなり抑えられているため、簡単に討伐できることだろう。
    • こんな小さな個体でもしっかり乗ることができる。
  • 無事討伐したらさっそく剥ぎ取りを…と、いつも通り死体に重なってしゃがみAボタンを連打したくなるが、
    何故か剥ぎ取ることができない
    何とか剥ぎ取ろうと頑張っても、そのうち極小ネルスキュラ亜種は虚空に消えてしまう…
    ……と同時に、空から何やら小さな影が2つ。
    今度は極小ネルスキュラ亜種が2匹同時に襲ってきたのである。
    • 2匹になっても、基本的な戦い方は全く変わらない。
      ただしどちらもちょこまかと動き回り戦いにくいため、早々に片方を討伐してしまうことをオススメする。
      やはり先ほどと同じく体力は控えめのため、狩猟にはあまり時間は掛からないだろう。
      ちなみに、このクエストでは例によって分断柵は使えないため注意。
  • 例によって、討伐したネルスキュラ亜種からは剥ぎ取ることはできず、すぐに虚空に消えていってしまう。
    「次はどう来る? 今度は小さいやつ3匹か?」などと警戒するハンターたちの目の前で、
    一際巨大な黒い影が天から降ってくる。
    なんと、今度の相手は予想のナナメ上を行く巨大ネルスキュラ亜種だったのである。
    • その体の大きさから、先ほどまでの小さな個体とは全く異なる立ち回りが要求される。
      何より、鋏角に非常に当たりやすい。特に、地中急襲での鋏角に当たる確率はかなりのものであり、
      急襲後の鋏角を戻す時の動きにも当たってしまいやすい。猛毒対策は必須と言えるだろう。
      体力も先ほどまでとは打って変わって多めのため、気を引き締めてかかりたい。
    • なお、直前が極小個体だったため余計にデカく見えるが、
      こいつそのものはそこまで桁外れにデカいわけではない。
      多くの場合で金冠が付くだろうが、通常のクエストで出会えるネルスキュラ亜種のサイズ範囲と比べて
      そこまで差は無い。人によってはこの個体では金冠が更新されないこともあり得る。
  • どうにか狩猟に成功するとクエストクリアとなる。
    尚、最後に倒した巨大ネルスキュラ亜種からはちゃんと剥ぎ取ることができる。
  • 実質、出現するのはサイズが極端なネルスキュラ亜種4匹だけで、
    そのうち3匹は小さい上に体力がとてつもなく低く、途中の小×2よりも最後の大×1の方が明らかに強い。
    その大×1も別に強化個体でも常軌を逸した極大サイズな訳でも何でもなく、
    実質的には普通のネルスキュラ亜種を1匹狩るだけのクエストと言っても過言ではない。
    なのに何故か受注条件はG★3許可証である。G★2のクエストなのに…
    やはり初めてこのクエストに行く前のプレイヤーの緊張感をそそるだけものなのかもしれない。
    • 狩猟数はキッチリ4頭分カウントされ、さらに最小金冠確定で最大の方も大抵付くため、
      勲章・称号集めには便利だが。
  • 冒頭で述べたように「?」のアイコンがあるため「別のモンスターが配置されているのでは?」
    と思ったハンターも多かったようだが、結局別のモンスターが出てくることはない。
    意味的には「ネルスキュラ亜種…?」ということだろうか。

報酬

  • クエスト報酬としては、コラボ防具を作るのに必要な素材「モジュール機能」が基本報酬でもらえる。
    • ちなみに、山菜爺さんとの交換に出すと硬化薬グレートがもらえる。
      もう一方のクエストと違って素材集めに使いにくい関係上、大量に余ることはあまりないかもしれないが、
      もし余分に入手した場合は交換してもらった方がいいだろう。
  • 他にも各種ネルスキュラ亜種の素材の他、いにしえの秘薬や生命の粉塵といった回復アイテムも出る。
    • さらに、高級お食事券剛鎧玉も含まれている事がある。
      前者は通常のお食事券と違い食事の特典としてごくまれにしかもらう事ができないので貴重であり、
      後者はG級終盤のクエストに必要な防御力を手に入れるには重宝する代物である。
      秘薬や粉塵も含め、これらを目当てにクエストを回すプレイヤーも少なくない。
  • その一方で、先に倒す極小ネルスキュラ亜種3匹からは剥ぎ取れないことを考えると、
    素材集めには使いにくいかもしれない。
    • ただ、極小個体を捕獲できればその報酬はもらう事ができる
      前述の通り体力が著しく低いため気付いたら倒れてたというケースが多く、かなり困難だが。
      狙う場合は捕獲の見極めを発動させた方がいいだろう。
      PTの場合は罠に掛ける直前に麻酔玉を当てておき、
      罠に掛かったら総攻撃をかければ簡単に捕獲は可能。
  • もう1つ特筆すべき点として、このクエストは現時点(2014年12月)において、
    大長老チケットSが手に入る数少ないクエストであるということが挙げられるだろう。
    もう2つのうち、1つはグラビモス亜種とディアブロス亜種が相手、
    残りの1つもテオ・テスカトルの強化個体が相手といった具合に難易度が高く、
    しかもバリアスーツ・ゼロスーツシリーズ一式で数多く使う。
    さらには貴重なG級胴系統倍化頭装備に必要なことが確定しているなど、需要は高い。
    そのため、モジュール機能が集まってもチケットのために周回する姿が散見される。
    もっとも、一番ストッパー素材になりやすいのは六つも必要な真紅蓮石かもしれないが

余談

  • 表題にもなっている「メトロイド」というクリーチャーの特徴は以下のようなものである。
    • 緑と「白」っぽいゼリー状の「丸い胴体」に、「黄色い牙」が突き出している
    • 空中をゆらゆらと浮遊し、獲物を見つけると上から襲い掛かる
    • 有名なのは人間(サムス)よりやや大きいサイズの幼体だが、
      ある一個体だけはβ線の過剰摂取により極端に巨大化している
    • 幼体は氷(冷気)に弱い
    • β線を照射すると増える
    ……なんとなく今回のクエストの依頼文や状況、そしてネルスキュラ亜種を彷彿とさせはしないだろうか。
    蜘蛛という面ではジーマがいるが。
  • また、メトロイドシリーズにはXという仮称のアメーバ状の寄生生物も存在し、
    こちらは
    • あらゆる生物に完全擬態できる上、巨大化などのさらなる変異も可能
    • 分裂によって増殖する
    • 倒しても擬態が解けるだけですぐに再生することもある
      などの特徴を持つ為、ネルスキュラ亜種に擬態したXという見方もあるかもしれない*2
  • なお追加の余談ではあるが、依頼文にある伝説のスーツというのは、
    なにもバリアスーツのことをぼかして言ったのではない。
    なんと(ゼロミッションにて付けられた設定ではあるが)我々にも馴染み深いあのスーツ自体が、
    「伝説のパワードスーツ」と呼称されているのである。
  • 極めて微小な個体3体の後に、通常よりやや大きい個体が出るあたりから
    この4匹は親子なのかもしれない。
    そうなると巨大な個体がいる限り微小な個体が尽きないのもよくわかる。
    ある意味、ママトトスの後継者的なクエストと言えよう。
    言うなればママスキュラか
    (ただし、こちらはママスキュラを狩猟するのが最終目標である一方、ママトトスのようなデカさと強さは持ってないが)。
    • ネルスキュラ亜種の幼体は、糸を使ったバルーニングによって遠方への渡りをするという設定が存在する。
      もし前半の微小な個体たちが幼体だったのならば、
      糸での空中移動を行う攻撃は、実際に本当に虚空を舞って行っているのかもしれない。
  • ネルスキュラが登場しない事もあり、MHXでは配信されていない。
    その代わり、場所を地底火山に移して続投した特殊任務をクリアすれば「サムスコイン」という素材が手に入り、
    これを使えばバリアスーツ/ゼロスーツシリーズもしっかり生産できる。

関連項目

モンスター/ネルスキュラ亜種
防具/バリアスーツ・ゼロスーツシリーズ
クエスト/メトロイド・特殊任務
クエスト/ダイショウ? ダイミョウ?


*1 2014年12月7日~2015年1月28日先行配信
*2 原作では惑星の生態系を完全破壊するレベルの脅威として描かれており、全てを喰らい尽くすイビルジョーのような存在である