BGM/シェンガオレン戦闘BGM

Last-modified: 2023-11-20 (月) 20:51:50

目次

老山龍!?

使用作品
MH2、MHP2、MHP2G、MHF
収録
モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブック VOL.2 ドンドルマの旋律
モンスターハンター狩猟音楽集II ~咆哮の章~
  • タイトルだけでは最後の「!?」のせいでかなりふざけた変わった感じの曲と思いがちだが、
    実際はオルガンや鐘音がふんだんに使用された、威厳と神々しさを感じさせる曲。
    聴いていればわかると思うが、下記の「大敵への挑戦」を動く霊峰風にアレンジしたものである。
    勇ましさを多分に含んでいたラオシャンロンのそれと比べると
    その重厚さから勇ましさ、鼓舞というというよりはかなりの厳しい戦局を匂わせる曲調でもある。
    特にムービーがサビの部分で丁度即死級火力の酸弾が吐き出されるのもあり、
    この印象深い曲調が期せずしてトラウマBGMとして記憶されているハンターもいることだろう。
    • 動く砦と呼ばれるシェンガオレンの如く重厚で威圧感を感じられる曲であり、ハンターからの人気も高い。
      ただし、決戦ステージのBGM「大敵への挑戦」がメインテーマ曲(のフルバージョン)であるため、
      どちらの方が良い曲という訳ではないのだが、どうしても人気が分散しやすい側面が存在する。
  • 戦闘街及び迎撃拠点では、戦闘中はずっとこの曲が流れ続ける。
    このことから「大敵への挑戦」よりも聴く機会が多く、
    MH2の公式狩猟試験では上位に上がる前の最大の障壁として立ち塞がるため、
    印象に残っているハンターは多い事だろう。
  • 先輩である「動く霊峰」と聴き比べてみるとイントロは似ているが、テンポはこっちの曲が若干遅くなっている。
    作曲者曰く、曲名通り「老山龍!?」と思ってもらえれば成功とのことであり、意図的に狙っているようだ。
    実際、シェンガオレンの登場ムービーも老山龍のそれを意識したカメラワークをしている。
    そして、タイトルもズバリ「老山龍!?」。
    • ただ、シェンガオレンが登場するシリーズだと下位ラオシャンロンの出現条件が比較的シビアなこともあり、
      進行の都合上ラオシャンロンより先にシェンガオレンに当たる可能性のほうが高い。
      つまりMHシリーズが初プレイの場合となると
      そもそもラオシャンロンを知らないままシェンガオレンと会敵することになる可能性が高いのである。
      そのため、クリア後に砦蟹素材に紛れる老山龍素材も含めて
      「老山龍!?」ではなく「老山龍」となるプレイヤーも居たかもしれない。
      一方でラオシャンロンを見たことがあるプレイヤーであれば、序盤の曲調がよく似たBGMや
      突如現れる変わり果てたラオシャンロンの頭部を目にすることで
      「えっ!?」と驚きの目で迎えることが出来ただろう。

大敵への挑戦/シェンガオレン

使用作品
MH2、MHP2、MHP2G、MHF
収録
モンスターハンター2(dos) サウンドトラックブック VOL.2 ドンドルマの旋律
モンスターハンター狩猟音楽集II ~咆哮の章~
  • シェンガオレンの砦戦にて最終防衛ライン時に流れるBGM。
    いきなり弦楽器の高い音から始まるこの曲は、
    決して退くことの出来ない戦いに挑む者を鼓舞し、
    強大な相手に立ち向かえる勇気を与えるようなテンポとなっている。
    まさに知る人ぞ知る名曲であり、存在を知るファンからの人気は高い。
    最大級の賞賛である「神曲」を捩って「蟹曲」といわれる事も。
  • MH2のメインテーマ曲である「狩猟の大地へ」のフルバージョンであり、
    後述する、藤岡Dの発言も踏まえると、真の意味でMH2のメインテーマ曲とも呼ぶべき存在である。
    MH2では上位直前の公式狩猟試験で必ず聴くことになる。
    この演出は老山龍の「最終決戦」と似ているが、
    作曲者曰く「前作で好評だったので。やらないと納得してもらえない」とのことで、
    こちらの方も意図的な演出のようだ。
    • 大型モンスターを倒しても剥ぎ取れない公式狩猟試験の仕様、時間の掛かる砦戦、
      この二つが合わさったシェンガオレン戦は助っ人ハンターからすると激マズであるため、
      募集しても誰も来ず、上位ハンターになるため泣く泣くソロで挑んだハンターもいるとか。
      生半可な実力・装備ではPT前提の体力を削りきれないなどの地獄絵図と化すこともあり、
      別の意味で印象に残った方も見受けられた。
  • 藤岡D曰く、正確にはMH2のテーマ曲というだけであって、シェンガオレンのBGMという訳ではないらしい。
    演出としてシェンガオレン戦でこの曲を使った
    (要するに、ラオシャンロン戦やモーラン種戦で『英雄の証』を流すのと同じようなノリで使った)ところ、
    シェンガオレン自身のBGMとして多くの人に定着してしまったそうだ。
    • ただ、前述の『老山龍!?』には曲名にシェンガオレンを含まない表記が殆どだが、
      こちらは多くの場合モンスター名が曲名にばっちり組み込まれているため、
      プレイヤーがそう認識するのも無理はない話である。
  • MHP2では、砦でシェンガオレンと戦闘するクエストが集会所下位にしか存在しないため、
    ぶっちぎりで影の薄い曲になってしまっている。
    MHP2Gでは村上位でも砦があるので若干聴く機会は多くなった。
  • しかしながら、その後はシリーズ変遷の流れにほぼ完全に呑まれてしまっており、
    ほぼ聴く機会がなくなってしまっている。
    MH3以降戦える機会が無いシェンガオレン共々、
    知名度皆無とまではいかないまでも、現在ではかなり影の薄い曲となっている感は否めない。
    曲そのものは秀逸で人気も高く、一部ではシェンガオレンと共にシリーズ復帰が切望されているとか。
  • MH2のエンディング曲である「狩人よ、前へ」という曲でも、「大敵への挑戦」のフレーズが流れる。
    MH2のOPイントロ→大敵への挑戦→始まりの唄 というメドレーになっている。
    • この曲が収録されたサントラブックは廃盤になっているが、
      「MONSTER HUNTER 2004-2012【LIFE】」に収録されている。
      また、狩猟音楽祭で演奏されている。
  • 実はMH2の登場に先駆けて、MHPのCMでもこの曲は使われていた。
    MHPの作中では流れることはないが、MH2と連動させて遊べるからこその抜擢かもしれない。
    • その他、MHFつながりかモンハン探検記 まぼろしの島のCMでも使用されていた。
      ぽかぽかアイルー村ではイントロのフレーズがアレンジされたものがOPムービーやエンディングなどで使用されている。
  • MH3のロックラックでの街門BGMには、この曲のアレンジが含まれるが、
    チャット欄の弾幕によるチャット音の方が強烈なためか、あまり注目されていない。
    それ以降は英雄の証や他のメインテーマのようにフレーズ単位での採用もなかったこの曲。
    しかしMHWorldではなんとクシャルダオラの戦闘曲がこの曲を取り入れたアレンジで登場した。
    MH2のメインモンスターがメインテーマを織り込んだBGMを提げていることに感動した古参ハンターは数知れず。
    この手法が好評だった為か、元から意図されていたかは不明だが、
    MHW:Iで再登場したモンスターの戦闘BGMも登場した初作品の別BGMのフレーズを取り入れる手法が採用されている。
    それぞれ「懐かしい」「テンション上がる」と好評な声が上がる一方で、
    「元のサビまで長くて焦ったい」といった声も存在するようだ。
  • MH2のメインテーマであるが、MH2を基盤としたMHFにおいても頻繁に使用されており、
    かつては事実上のメインテーマのような扱いを受けていた。
    当時から様々なアップデートを重ね、MH2とほぼ別のゲームとなった昨今では使用率が下がり、
    「英雄の証」が流れることも多くなった為、メインテーマのような印象を持たれることは少ない。
    • というより流れる機会がかなり限られており、
      戦闘街やフォワード.1から登場した迎撃拠点では流れない仕様なのは勿論、
      剛種シェンガオレンは砦の道中でも討伐が可能になるため、
      この曲が流れる前に戦闘が終わってしまうことが殆どである。
      そして、G3頃に行われた公式狩猟試験の見直しにより、
      HR30時試験の対象がエスピナスに変更されてしまい、
      必ず聴く機会も失われたため、影の薄さが更に深刻になってしまっている。
    • ただし、クエストクリア時のBGMについては、
      この曲のアレンジである「功を讃えて」が一貫して使われている。
      よって、今もなお2をベースとしたMHFとの結びつきが強い曲ではある。
    • また、MH2およびMHFでは、
      キャラクターメイキング中のBGMとしてこの曲の短縮版である「狩猟の大地へ」という曲が使われている。
      なお、サントラブックではこちらがメインテーマと記述されている。
      まぁ、もとが同じ曲なので違和感はないが。

関連項目

モンスター/シェンガオレン
BGM/ラオシャンロン戦闘BGM
シリーズ/モンスターハンター2
BGM/英雄の証 - シリーズ全体のメインテーマ
BGM/生命ある者へ - MH3のメインテーマ
BGM/旅立ちの風 - MH4のメインテーマ
BGM/星に駆られて - MHWorldのメインテーマ
BGM/継がれる光 - MHW:Iのメインテーマ