MHFシーズン7.0から実装されたシステム。アレンジされたお守りとも言える。
目次
概要
- 特殊な装飾品の一種で、武器や防具とは別にスキルポイントを持つ。
ハンターではなくマイトレプーギーの服に装着するカフという設定なので、
プーギーを飼育して服を着せ、出発台を設置してクエストに参加させることで初めて効果を発揮する。
プーギー・服・発射台・カフの用意と手間はかかるが、
これがあると無いとではスキル構成の自由度にかなり差が出る。- なお、現在ではハンターナビによってHR4になった時点ですぐ揃えることは可能。
- MH3以降に登場しているお守り同様、かゆいところに手が届くスキルポイントになっていることが多い。
ただしお守りとは異なり、カフに通常の装飾品スロットは無い。
あくまで武具とは別にあるもう1つの装飾品と捉えると分かりやすいか。
- カフはプーギーの装備という設定なので、通常の装備変更とは別のメニューから変更する。
本来はプーギーを預かるマイトレの管理人に話しかける必要があったが、
2014年4月のGGアップデートで通常のアイテムボックスからスキルカフの付け替えが可能になった。
後に工房の親方でも可能になり、現在はアイテムボックスも含めた3箇所のいずれでも行える。
- なおMHF-G7アップデートでは通常装飾品をマイセットに登録できるようになったが、
スキルカフの登録には対応できていなかった。
システム導入当初から要望はあったのだが、技術的に困難とのことであった。
しかし2015年12月18日の要望対応において、ようやくマイセット登録が実装される見通しが発表され、
2016年2月の動画版運営レポートにて、2016年春の大型アップデートで実装されることが発表された。
そして2016年4月21日のMHF-G10アップデート後より、スキルカフのマイセット登録が可能となった。
- 名称は、まず主なスキル名の次にSかPかの区分がある。
これは後述のように、ゲーム内で素材が入手できるか、いわゆる課金アイテムであるかの区分である。
さらに性能によるランク分けでA~Cと続き、1から順に番号が振られる。
以上により、カフの名前は例えば「千里眼カフSC3」「匠カフPA1」といった具合になる。
プーギー服のスロットは2つあり、AとBは2スロ、Cは1スロ消費する。
- カフは基本的には「カフの素」と呼ばれる素材から武具工房で生産する。
お守りのようなランダム要素は無く、素材さえあれば好きなものを生産できる。
アップデートのたびに追加され、現在は3000種類以上という莫大な数が存在するので、
生産時は発動スキルなどから検索することができる。
大きく分けてゲーム内で手に入る素材から作る「カフS」と、
課金アイテムやパッケージ購入特典の素材から作る「カフP」に分けられる。
注意事項
- スキルカフはマイトレプーギーに依存したシステムである。
そのため、マイトレプーギーが同行できない設定のクエストではスキルカフは無効化される。
これは、上述の通りスキルカフはマイトレプーギーの服に装備された装飾品という扱いで、
マイトレプーギーがクエストに同行できないとハンターの装備として扱われないためである。
そのため、スキルカフを運用する場合はこの点に注意する必要がある。
- MHF-Z時点で「マイトレプーギーが同行できない」クエストは一部NPC同行不可能クエストと、
公平性が問われる公式狩猟大会の各種クエストが主となっており、
前者についてはイベントクエストでたまに見る程度である。
HR・SRがコンテンツのメインとなっていた時代からスキルカフの利便性の高さは周知されており、
時たまにイベントクエストでマイトレプーギー同行不可クエストに当たってしまい、
崩れた装備で思わぬ苦戦を強いられる、という現象は確認されていたことであるが、
近年の装備事情は後述する辿異、秘伝スキルカフという、
より強力かつ特異なスキルカフを用いた装備が主軸となっており、
マイトレプーギー同行不可=スキルカフ無効クエストに当たった場合の影響も大きくなっているため、
上述した、注意の必要性はより高まっていると言える。- 近年の例で、この注意点に引っかかりやすいクエストとして、
決意シリーズ生産素材入手辿異クエストが挙げられる。
件のクエストは熟睡(超睡眠)の状態異常を操り、
同状態異常に堕ちたハンターに悪夢の歌を聞かせて確実に仕留める辿異種ヒプノックが相手であり、
辿異スキルカフを用いることで容易に熟睡の対策が可能…と多くのユーザーが見ていたのが、
いざ蓋を開けたら全てのNPC同行不可=マイトレプーギー同行不可でスキルカフが使用できず、
更に1人限定クエストで上述の条件よりホルクも同行不可能であるため、
誰も熟睡を解除してくれる存在がいない、つまり専用装備が必要という事態を招き、
多くのユーザーを悪夢のどん底に落として返り討ちにしたという逸話がある。
- 近年の例で、この注意点に引っかかりやすいクエストとして、
スキルカフS
- 基本的なカフ。素材は、主にクエストの報酬として手に入れるのが基本である。
常時配信されているスキルカフクエストの他に、
猟団チケットや狩人祭の褒賞、韋駄天クエストの賞品から作るカフ、
さらには謎クエストや特定のイベントクエストの素材から作るカフもある。
- こちらはデフォルトのプーギーの服でも装備が可能。
もちろん下記の課金服にも装備することができる。
なおマイトレポイントで新たな服を入手することもできるが、いずれもスキルカフPには対応しない。
- Pシリーズと比較した場合、火力系のスキルに乏しい傾向にあった。
特に攻撃・達人といった基本的な火力スキルの付いたものは皆無である。
とはいえスキルのバリエーションはかなり豊富。Cランクのマイナスポイントが役立つことも多い。
各種の属性攻撃10や、穿龍棍との相性の良い体術10といった、かなり強力な部類のものも存在する。
- GスキルカフSシリーズは、以前のカフに比べて全体的にかなり強力になっている。
いたわり+6のカフや各種G級スキルを備えたものなど優秀なものが多い。
中にはGスキルカフPには存在しない、一閃+希少スキル、剛撃+希少スキルといった、
極めて強力な構成のものも存在する。- G級カフの素材となるカフの素は、イベントや猟団トレジャーで手に入ったり、
あるいはカフの素ではなくG級希少素材から生産する。
- G級カフの素材となるカフの素は、イベントや猟団トレジャーで手に入ったり、
- なお、期間限定のカフの素がかなり多く、一度逃すと次の機会はなかなか来ない。
特にマイナス中心のカフは忘れた頃に必要になるケースも多いのでこまめにチェックしよう。
- MHF-Zでは辿異スキルを発動できる「辿異スキルカフSZ」が登場。
こちらはスキルポイントという概念がないため、装備するだけで該当の辿異スキルが発動するが、
スキルポイントを持つカフとの併用は不可能である。
ただ、入れ替えるだけで辿異スキルも変更できる利便性は評価されており、
これを用いることで、モンスター毎に対策スキルを入れ替えたり、武器によって効果的なスキルを選択したり、
或いは武具の関係でどうしても有用な辿異スキルが揃わない場合の、一応の代替手段として使えることから、
(武器スロットと)防具だけで、スキルの構築を試み、
辿異スキルカフでニーズに即した辿異スキルを追加する最前線ユーザーは増加している傾向に見られる。
スキルカフP
- 「非課金カフ」であるカフSに対して、俗に言う「課金カフ」。
いわゆる課金アイテムの一つで、カフの生産券をリアルマネーで購入(1セット1000円)し
それを元に目当てのスキルを持つスキルカフを生産する。
- このカフは、プーギーの服が課金アイテムの服で無いと装備ができない。
以前はパッケージ特典として付与されていたが、最近は付与されていないことが多い。
課金服は1着500円なので、課金スキルカフを使うには後述のカフセットと合わせて1500円必要となる。- プーギーの服はキャラクター別の管理なので、サブキャラにも使わせたければ人数分必要となる。
- 種類が増えすぎたため、現在ではPBIIやSAIIといったカフIIシリーズ、
G級ハンター専用のGスキルカフシリーズの3種類に分けられている。
生産するカフに合わせたセットを購入する必要がある。
- カフ生産券のセット内容はスキルカフPA生産券1枚、PB生産券2枚、PC生産券5枚となっている。
カフIIセットやGスキルカフPもほぼ同様の内容である。
つまりカフPAだけを目当てに買う場合、実質スキルカフ1個1000円のようなものである。
ただしPBやPCに優秀なスキルが配置されていることも少なくない。
ちなみに、それぞれの傾向として、PAシリーズはSPが1種類しかない代わりに数値が高いものが多く、
反対にPAIIシリーズは複数のSPをある程度持つものが多い。
- ちなみに、期間限定のネットカフェや公式ツイッターの特典として、
生産券ではなくカフそのものが手に入る場合があるが、これらもカフPシリーズとして扱われる。
この場合も課金服が無いと装備できないので、人によっては宝の持ち腐れとなってしまう。
- 課金必須なだけあってカフPAは高性能なものが多い。
かつては匠+3される匠カフPA1や、匠+2に加えスタミナや食事、回避性能などが+5されるPAII、
あるいは麻痺剣カフPA1(麻痺剣+10)や、根性カフPA1(根性+7)などが人気だったが、
G級がメインコンテンツになった現在では通過点に過ぎないこれらのカフを、
リアルマネーを投資してまで使うかは甚だ疑問である。- なお元々は非常に利便性が高いということで、非課金、
つまり課金系の武具を一切使わないプレイスタイルでもカフだけは課金タイプのものを使っている、
という人は非常に多かった
(特に匠のポイントを持つ防具が少なく、麻痺剣スキルがよく使われたシーズン~フォワード期において)。
- なお元々は非常に利便性が高いということで、非課金、
- G級のスキルカフは高性能なものが多い……と言いたいが、
実際の所、特にG級PAカフはG級SAカフなどと比較して際立って性能が高いとは言いがたい。
武器スロットの無いG級武器をメインに使う場合はスキルカフPCがかなり便利だが、
始種、遷悠、辿異といった武器スロットのある武器を用いる場合、
上述したようにカフでスキルを補填せず、空いたカフ枠に辿異スキルカフを搭載するという運用ができる。
そのため、プーギー服も含め、購入するかどうかは慎重に検討したほうがいいだろう。
- MHF-ZZアップデートでは辿異スキルカフPZシリーズが登場。
実はMHF-Z開始時点でメニューだけは用意されていたが、
ラインナップされたのは実にそれから約2年後のことである。
いわゆるボックスクジ形式で提供されており、辿異スキル1つと、
G級スキル又は俗に言う希少スキルと呼ばれるスキル1つ(5~6P)で構成されている。
先述したSZの弱点であるスキルポイントとの併用を実現したカフとなっており、
当初は《スキル枠拡張+1》のみだったが、2018年10月10日より、
《耳栓強化+1》など他の辿異スキルを有するものも登場している。
ただしスキルポイントがある事に加え入手手段がクジ形式である関係上、
SZシリーズでよく行われている、クエストに応じた辿異スキルカフの付け替えは簡単ではない*1。
かつてのPカフと比較するとスキルカフ無しではそれらのスキルが組めない、というほどのものではないが、
更なる拡張性を図る選択肢の一つにはなると言えるか。- ちなみにラインナップの中には、速射や移動速度、鉄腕に黒ノ命脈、
刀匠など現在では使われなくなったスキルも多数含まれている。
ただしクジという性質上、MHF-Z初期に見られた「スキルの再注目」というよりは、
ハズレ枠という意味合いがあるのかもしれない。
- ちなみにラインナップの中には、速射や移動速度、鉄腕に黒ノ命脈、
秘伝スキルカフ
- 2019年第一弾アップデートにて実装された新たなスキルカフ。
スキルカフ自体に秘伝スキルのスキルポイントが備わっている。
秘伝スキル自体の効果や位置づけは上記リンク、及び秘伝防具の記事を参照いただきたいが、
秘伝スキルの新たな発動手段として実装されたものである。
- 他のスキルカフと異なり、生産には武器魂・武器綬・武器勲を交換することで得られる専用素材が必要となる。
武器勲が入手できるのはGR500以降であることから、本スキルカフもGR500以降に生産が解禁される。
また、秘伝スキルカフは強化に対応しているのもこれまでにない特徴である*2。
- 秘伝スキルカフは生産時点では対応する武器種の秘伝スキル6P、
つまり秘伝珠のスキルカフ版として扱うことができる。
それに加え、秘伝スキルカフを装備すると秘伝スキルのスキル枠消費が無くなる。
秘伝スキルや秘伝防具の記事でも触れているが、秘伝スキルでスキル枠を1つ消費することは、
今となっては(秘伝スキル無し装備と比較しての)デメリットとしては捉えられていないが、
枠を使わないにこしたことはなく、実質的に辿異スキル《スキル枠拡張+1》と同等の価値があり、
この点に関する大きな改善案となるだろう。- 対応する武器種を装備している状態で秘伝スキルカフを用いて秘伝スキルを発動させた場合、
装備ステータスにおける秘伝スキルの色が黄色に変わる。
- 対応する武器種を装備している状態で秘伝スキルカフを用いて秘伝スキルを発動させた場合、
- また、秘伝スキルカフは従来のスキルカフと併用できるのも特徴である。
秘伝スキルカフはスロット消費が0のため、スキルカフA、B、Zとも併用可能である。
ただし、装備できるスキルカフの合計数は2のままであるため、
スキルカフSC2個と秘伝スキルカフ、などという組み合わせは不可能となっている。
また秘伝スキルカフ自体は1個しか装備できない。
ちなみに必要なプーギー服については、Sカフと同様の設定になっている。
- 秘伝スキルカフは前述の通り強化に対応しており、
生産時に用いた素材(つまり武器魂・綬・勲)で〇〇カフGへと強化できる。
〇〇カフGは対応する秘伝スキルのポイントが12P、つまり秘伝珠2個分相当になる。
これだけで秘伝スキルを発動できるわけではないが、秘伝珠の装備数を減らせるというのは、
秘伝スキルのもう一つの考慮点である
「GX・G装飾品よりG級スキルの搭載数が少ない秘伝珠5個の装備が必須」という点の緩和に繋がる。
更に、任意の真秘伝珠1つと交換可能な専用素材を投入することで、
G級スキルのスキルポイントを1個備えた秘伝スキルカフGに強化できる。
例えば剣聖カフ・剛撃であれば片手剣技+12P&剛撃+3P、
剣聖カフ・幕無であれば片手剣技+12P&幕無+2Pと言った具合。
1武器種に8種存在しており、使用する素材も相まって真秘伝珠の秘伝スキルカフ版と考えて差し支えない。
G級スキルのポイントは基本的には各武器種の真秘伝珠のもの4種類*3に加え、
現在人気の高いスキルであり、どの武器種でも用いることが出来る幕無、猛進、獅子奮迅の3種類と、
従来の真秘伝珠の青龍と玄武には付与されていなかったスキルの内、
それぞれの武器種である程度の需要と人気があるスキル、
例えば片手剣では贅撃、ハンマーでは一点突破、ガンナーは空隙となっている。
- 必要素材については全武器種共通であり、
生産には「魂の塊」「綬の塊」「勲の塊」(武器種別に存在する)というアイテムを1個ずつ使用する。
このアイテムは総合ショップ横の調合屋にて、「秘伝カフ素材交換」メニューより、
それぞれ該当する武器魂、武器綬、武器勲と引き換えに入手できる。
具体的な数は以下の通り。いずれも「〇の塊」1個分である。- 魂の塊:(対応する武器種の)武器魂・中100個、武器魂・極130個、武器魂・天60個
- 綬の塊:武器綬・序80個、武器綬・中100個、武器綬・極100個
- 勲の塊:武器勲・序、中、極が各40個
それ以外の素材の必要数も8割から半分以下、更にG級希少素材などが一切必要ない、
と作成の難易度は低くなっている。
生産段階でも十分に強力であるため、よく使う武器種の秘伝スキルカフは作成しておきたい。- 強化については、まず〇〇カフGは生産した秘伝スキルカフ1個と、
魂の塊・綬の塊・勲の塊を各6個(つまり生産時も含めると塊が7個ずつ必要)と一気に難度が跳ね上がる。
そして最終強化には、〇〇カフG1個と、
(同じ武器種の)任意の真秘伝珠1個を調合屋で交換して得られる「秘伝宝玉」が必要となる。
真秘伝珠はその気になればHL秘伝珠1月分の入手で生産はできるため、
高いハードルを持つのは〇〇カフGの入手となるだろう。
それでいて性能面では生産時の秘伝スキルカフ+真秘伝珠1個分相応のものしかないため、
強化が必須というよりは、あくまで装備追及の過程で必要なら取り組むものとして考えた方がよいか。
- 秘伝スキルカフの効果である秘伝スキルのスキル枠からの除外は、
秘伝スキルと使用武器種が一致せず、秘伝スキルがグレーアウトしている場合にも発揮される。
これにより、最終強化秘伝スキルカフを1つでも持っている場合、
秘伝スキルカフを持っていない武器種の装備構築において、
秘伝スキルカフを装備すれば付与されているG級スキルのポイントを活かすことが出来る。