MHP2Gから登場した、一撃即死の攻撃からハンターを護るスキル。
MHXX以前はスキルポイント10で同名のスキルが発動。
MHWorldではシリーズスキルとなり、MHR:Sではレベル制になっている。
目次
概要
- 体力が0になってしまう程強力な攻撃を受けたとしてもギリギリで持ち堪えて力尽きないというスキル。
- このスキルポイントを持っている防具、装飾品の登場はかなり後になる。
時期的に言うと上位の終盤以降やG級、凄腕の時期にやっと生産が可能になる。
このランク帯になると、防御力が機能しないほどの超高威力技を用いるモンスターは少なくなく、
このスキルの登場により今まで対策のしようのなかった超高威力攻撃に対する対策が可能になり、
ハンター達の生存率はグンと上がった。
- 根性発動時の残り体力は1であり、赤ゲージも一切残らず自然回復すらできなくなるので、
何を食らっても即力尽きてしまう状態になる。- 小型モンスターに小突かれるだけで力尽きてしまうばかりか、
暑いところに少しでも足を突っ込んだだけで力尽きてしまう。
あるいは跳ね返ってきた自分の撃った弾に当たって力尽きてしまうことも。 - 根性が発動した瞬間に状態異常によるダメージでなす術も無く力尽きてしまう(通称:根性狩り、根性貫通など)
ということも往々にして起こりうる。
特に、MH3以降ではブレスなどの強力な火属性攻撃は即死級のダメージに加えて
スリップダメージを引き起こす火属性やられがセットでついてくるので、
地形や気候に関係なく事実上根性を無効化している。
- 小型モンスターに小突かれるだけで力尽きてしまうばかりか、
- また、シリーズ共通だが体力が一定値未満だと発動しない(具体的な数値はシリーズによって異なる。)。
そのためスリップダメージや小さいダメージの積み重ねでは根性は発動しない。
- 麻痺中は発動しないという弱点もある。
ランゴスタなどの麻痺を使う小型モンスターがうろつく場で大型モンスターと交戦する場合、
麻痺させられた直後に大技を食らう等の連携コンボを食らう可能性がある。
根性があっても決して過信はできない事が分かるだろう。
- とは言え、これらの難点を踏まえても強力なスキルであるためか、
作品が進むごとに何らかの方法で弱体化および制限が行われている。- MHWorld以降ではバゼルギウスや紅蓮滾るバゼルギウスの専用スキル化し、発動そのものに制限がかかるようになった。
- 滅多にあることではないが、ガードした時の削りで一気に体力が削られてもちゃんと発動する。
裸でもなければそうそう起こることではないためあまり気にする必要はないが、
そういったプレイをする際は頭の片隅に置いておくといいだろう。
MHP2G
- 初登場。
体力ゲージが64以上で発動するが発動の回数制限はなく、
1度根性が発動しても体力ゲージを64以上に回復させれば再び効果を発揮する。
この仕様から単発の即死攻撃を繰り返す(=攻撃を食らっても体勢を立て直して回復する余裕がある)
モンスターに対して絶大な効果を発揮し、特にミラボレアス系統のクエストにおいて重宝された。
- 両立は難しいものの、火事場力と同時発動できれば即死攻撃を貰って即火事場発動というテクニックも可能。
MHP2Gでは両方同時の発動は無理と言ってもいいが、
ミラバルカンZの専用スキルである逆鱗を発動すればそれだけで両立が可能。
ただし、その時のHPで戦闘続行するとほんの些細な攻撃でもすぐ力尽きてしまう。
HP最大値が高いのなら、せめて回復薬グレートを1個飲んでから戦闘に復帰しよう。
なお、流石に火事場状態で根性は発動しないようになっている。
- この時代に猛威を振るったためか、MH3とMHP3では根性のスキル系統が登場せず、
MH3Gで復活した際は実質的な回数制限が付与されることになった。
またMHFに輸入された際は更に制約が厳しくなっている(後述)。
MH3G
- MH3GではMHP2Gから調整を受けた上で根性スキルが復活。
体力ゲージが64以上で発動する、という点は従来と同じであるが、
1度発動したら、その次は1度力尽きないと発動しなくなっている。
つまり、1回のクエストで根性が効果を発揮するのは3回までとなっている。
回復してしまえば実質即死を無力化出来た従来の仕様は流石に強すぎると判断されたのであろう。
- MH3からダメージ計算システムが変更され理不尽な即死攻撃が大幅に減ったこと、
根性が有用な「鈍重でかつ即死攻撃を放つモンスター」が殆ど存在しないこともあり、
根性スキルの需要はかなり落ち着いている。
装飾品の生産に何と激レア素材のドボルストーンが要求される。
装飾品だけで発動すると3つも要求されるので、
パチンコと相性が良く、根性のspが4付いているギロロフェイクと組み合わせると良いだろう。
属性やられシステムの追加により、「単純に耐えられれば良い」攻撃や実質的な根性貫通攻撃が増えていることも
これに拍車をかけており 、いわゆる「根性ゲー」は消滅した。
MH4
- MH4でもMH3Gの仕様を引き継いで続投。
発動するのは一式で城塞シリーズのみであり、装飾品では生産に金剛原珠が必要。
【2】においては、硬いことで有名なラージャンの尖角や、
激昂したラージャン固有のレア素材である金獅子の闘魂を要求され、ハードルがかなり高い。
- MH4では即死の可能性が高い高レベルのギルドクエストでは、
事故防止として重宝されるため、需要は高まったと言える。
特に猫飯でお手軽につけられる猫のド根性の評価が見直されつつある。
- スリップダメージに関しての仕様が若干変化しており、
以前は火属性やられ等になる攻撃でこのスキルが発動すると、起き上がりと同時に力尽きるようになっていたが、
今作ではそれらの攻撃を受ければ発動とともに即座に力尽きる。
「根性スキル付けたのに発動しなかった」と思われがちだが、バグではないので注意しよう。
MH4G
- 特に仕様変更無く続投。
- 一式で発動する装備にザザミZシリーズと夜叉・真/修羅・真シリーズが増えた。
特にこのうちザザミZシリーズは素材元となるダイミョウザザミ亜種が
G★1上がりたての時点から狩猟クエストを受けられるため、G級の序盤を凌ぐ装備として有用性が高い。
- 装飾品も要求される素材は変わっていないが、
ある程度G級装備を揃えてしまえばいかにラージャンと言えど上位個体の素材なので比較的楽に集まる。
金剛原珠もG級クエストのフィールド全般で採掘で割りと採れるため、
総じて根性スキルは付けようと思えばかなり容易に付けられるようになっている。
MHX
- 何気に説明文が簡略化され、回数制限等が省かれているが効果自体は4シリーズから変更されていない。
- 今作の根性が発動する一式装備として有名なのが隻眼シリーズ。
LV1から発動可能であり、根性愛用者及び依存者に需要が高い。
一式で火・雷属性耐性が剣士は10、ガンナーは15。
ガンナー装備は素で火属性やられ【小】を無効化でき、剣士でも火耐性【小】で完全無効にできる。
相手に応じて火耐性や毒耐性等を付ける事で、根性貫通を防いでいきたい。
又、防具のレベルを上げて二つ名スキル隻眼の魂を発動させることで気絶も無効化するため、
根性発動後の気絶→攻撃を食らい死ぬという最悪なコンボを防ぐ事ができる。
これにより実質雷属性やられも無効化され、雷属性モンスターの多い今作では
防具選びで隻眼シリーズが抜擢されることも少なくないようだ。
MHXX
- 根性そのものの仕様は変わっておらず据え置き。
隻眼シリーズの他はラヴァシリーズはG級でも引き続き根性を持ち、
他にはGXイーオスシリーズや、GXミラバル/ミラバルXRシリーズに根性が搭載されている。
- 通常のG級クエストならばそこまで事故死が頻繁に起こる訳では無い。
ラスボスたるカマキリも攻撃力自体は突き抜けていない。
攻略段階では防御に不安のあるガンナーが利用するに留まる
(と言っても、防具が満足に揃っていない場合は隻眼シリーズを引き続き使用するくらいしか無いのだが)。
- しかし大方の要素をやりつくしたやり込み勢に向けたクエスト、「超特殊許可クエスト」では話が異なる。
超絶攻撃力によって防御力が900を超えていても即死することが珍しくないこれらのクエストでは、
事故死によるクエスト失敗を緩和するために剣士・ガンナー問わず保険として根性を追加していくことが
常套手段となっている。
今回は装飾品によるスキル追加が非常に容易になっているのもそれを後押ししている。
- 特にミラバルXRの腕パーツは剣士・ガンナー共に根性+8(と属性攻撃+2)に加えてスロットも1空いている。
ソロでは不屈も入っている隻眼シリーズが中々の人気だが、PTで不屈スキル発動を視野に入れる…とはいかない為、
PTプレイで超特殊許可に挑む際はこれをベースにスキルを組んでみても良いかもしれない。
MHWorld
- やはり体力64以上、(1乙につき)1回限りの効果として続投。
今作ではシリーズスキルの1つとして発動する。
該当するのはバゼルギウスの防具3部位以上で発動する爆鱗竜の守護とナナ武器の炎妃系統のみであり、
その他の発動手段は存在しない。
- 今作からは体力ゲージの64に相当する位置に発動ラインが表示されるようになり、
発動するか否かが一目で分かるようになった。
体力が条件を満たしていれば赤色、下回っていれば白色で表示されるので微妙な体力の時でも心配ない。
当然ながら一度発動した後は力尽きるまで表示が消えるので、根性が発動したかどうか忘れることもない。
- 通常のクエストで根性のお世話になることはほぼ無く、歴戦の個体を狩猟する際の保険としての運用が主流。
強力な大型モンスターや古龍種ともなると一撃で体力の半分以上を消し飛ばすなどお手の物であり、
体力64以上を確保していていも即死するときは即死するので発動させて損は無い。- 発動手段は前述の通りバゼルシリーズのシリーズスキルのみと少ないが、
そのバゼルシリーズには耳栓のSPが豊富に設定されており、頭・腕α・腰の3部位で最大Lvとなるので
高レべルの耳栓スキルと簡単に共存できるメリットは大きい。
また、今作では体力スキルで体力上限を最大200まで増加させられるので、
そちらとも併用すれば生存率はグッと上がる。- Ver.4.00より、炎妃龍武器の武器スキルとして根性が発動するようになった。
武器が固定されてしまうという欠点はあるものの、
防具に左右されずに根性を発動させることが可能である。
これにより保険としての有用性は向上したと言えるだろう。
- Ver.4.00より、炎妃龍武器の武器スキルとして根性が発動するようになった。
- 発動手段は前述の通りバゼルシリーズのシリーズスキルのみと少ないが、
MHW:I
- MHW:Iではバゼルシリーズの実質的なマスター版であるEXプライドシリーズで発動するほか、
ルームサービスからの依頼を達成していくことで「根性の護石」を貰える。
EXプライドシリーズでは2部位だけで発動するようになっており、
他のシリーズスキルとの共存もしやすくなった。 - 後のバージョンアップにて、EXマムガイラシリーズ、また金色・ガイラ武器につく爛輝龍の真髄でも
2部位で当スキルが発動可能となった。- 他にもオトモ道具のミツムシ寄せのお香の熟練度を上げることで、ミツムシど根性が発動可能になる。
こちらは根性と違って一旦力尽きてからの発動になるが、
発動がオトモの状態に左右されるうえ、動けるようになる前に潰されてしまうこともあるため、
「生き残れたらラッキー」ぐらいの気持ちで利用しよう。
- 他にもオトモ道具のミツムシ寄せのお香の熟練度を上げることで、ミツムシど根性が発動可能になる。
MHR:S
- 当初は装備のスキルとしては登場していなかったが、
無料タイトルアップデート第1弾(ver11.0)にて、通常スキルとしての根性が復活した。
防具ではプライドシリーズにのみ付与されている。- 今回は3レベル制になっており、レベルでの違いは発動する体力ラインの違いのみ。
レベル1で体力80以上で発動、レベル2で72以上、レベル3でMHWまでの従来根性と同じ64以上での発動となる。 - ヌリカメやおだんごド根性の関係と同じく、このスキル版根性も同様に他の根性系と重複する。
実際に併用すれば最初の1回力尽きるまでに3度の根性で即死回避ができ、
さらにスキル版根性のみMHWまでと同じく力尽きた後に根性判定が再発生する。
搭載手段こそ限られているが、生存性を突き詰めるなら採用を検討する価値はあるだろう。 - 地味ながらも重大な点として、スキル版根性では赤ゲージが残らないため火属性やられでの根性貫通が起こりうる。
プライドシリーズは火耐性が高めなので火属性やられ対策は比較的しやすいのは幸いか。
- 今回は3レベル制になっており、レベルでの違いは発動する体力ラインの違いのみ。
- なお、Ver.11.0の状態ではプライドシリーズ以外での根性スキル付与ができないのは上記の通りだが、
プライドシリーズでは最大Lv3のスキルをLv1ずつ三部位に分けて付与されている。
胴は「攻撃・早食い」、腕は「弱点特効・耳栓」、脚は「スタミナ急速回復・スタミナ奪取」と、
付いているスキルの傾向もバラバラであり、LV3での採用が難しいものになっている。
高レベルの傀異調査クエストに挑む場合、低めの防御力なら80以上での発動も狙えるので
一部位でも作りたい所だが、根性が付与されている部位はことごとく天鱗、天殻を要求されるという、
なかなか露骨な調整をされている。命はレア素材よりも重い、ということか。- Ver.13においても装飾品は未だないが、傀異錬成での付与は解禁。
やはりレア枠らしく簡単には出ないが、スキル特化型錬成なら現実的な試行範囲で付与を狙える。
付与にリスクを伴いやすいとはいえ、他の防具で発動することでプライド防具の縛りを解いたり、
プライド各部位の根性をLv2以上にしてLv3に必要な部位数を減らすなど、柔軟性の増した運用が可能になった。 - Ver.15に至っても装飾品は出なかったが、今度は護石への付与が解禁。
スキル指定のできない傀異錬金術・覇気限定かつレア枠だが、
運良く第1スキルに来ればLv2で付与される可能性がある。
また、まさかのマッスルシリーズの胴と腰が新たに付与装備に加わった。
プライドシリーズで付与できない腰に根性が付いており、傀異錬成運のないハンターでも部位補完しやすくなった。
- Ver.13においても装飾品は未だないが、傀異錬成での付与は解禁。
- ちなみに、サンブレイク発売前から登場していたヌリカメは
スキルの根性及び、おだんごド根性と重複して持つ事ができる。
発動に必要な残体力があるため、回復を挟まずに連続発動する訳ではないが、
体力を回復すれば1度の戦闘で複数回の根性を使う事ができる。
MHF
- MHFのみスキルポイント20でド根性、スキルポイント30で真根性が発動する。
- 基本的にはMHP2Gの仕様がベースとなっている。
ただし発動条件はより厳しくなっている。
また、MHFには溶岩等の地形ダメージを完全無効するスキルが無いほか、
「特殊地形ダメージ」は軽減/無効化の手段が存在しないので注意。
回数制限はなく、体力を回復すれば何度でも発動できる。
- 実装されたのはシーズン.10であるが、同時にG装飾品も追加されたため、
同アップデートから多くのHR100(現HR5)以上のハンターにとって手が届きやすいスキルとなった。
ただしこのスキルが特に重視されるようになったのはそれから約2年後のことである。
- MHFでは根性発動条件が体力90以上となっており、更にスタミナ上限50以上という制約がある。
これはMHFにおける強力なスキルの一つである餓狼+2スキルとの併用を防ぐ目的があるものと思われる。
MHFではスタミナを強制的に25にされるのに加え、
纏わりつく結晶でダッシュや回避行動すら不可能になってしまう
「結晶化やられ」という特殊状態異常があり、
これを多用するモンスターに対して根性頼りで挑むのは危険と言っていいだろう。
また、数は多くないとは言え火属性やられと爆破やられを用いるモンスターにも注意が必要である。
後者はMHF独自の仕様として、爆破やられ状態で爆発する攻撃を受けてしまうと根性が貫通される。
- 上位スキルのド根性は、体力70以上とMHP2Gに近い仕様になる(ただしそれ以外の条件は根性同様)。
スキルポイントが20と厳しいので、基本的には剛種防具のアップグレード効果に頼ることになる。
- かつてのMHFでは剛種や覇種に代表される、
一撃の威力が極端に高いモンスターが非常に有名であり、
それらのモンスターに対し(当時の装備では)防御力が意味を成さないものも少なくなかった事から、
特に覇種モンスターの登場以降、根性スキルはプレイヤーの間で極めて重視されることになった。
一方「防御力は考慮に値せず、根性頼みで立ち回ればいい」という風評も多く見られたことから、
G級では後述の仕様によって普通の根性スキルの発動要件が更に厳しくなり、
更には防御力に強い意味を持つ仕掛けが講じられるようになった。
HRの剛種はG9.1、HR上位までのモンスターはG10、
覇種は(キークエストに絡むもののみ)MHF-Zで攻撃力が大幅に低下し、
HR帯では根性スキルに依存せずとも概ね立ち回れるようになった。
- なおMHFでは上記の「根性頼み」が度々プレイヤーの間で問題視されたこともあってか、
空中に打ち上げてからさらに追撃するようなコンボ攻撃や、
状態異常を絡めた大技を持つモンスターが増えていった。
MHF-G5以降のものは根性スキルとは別のスキルの対策も兼ねているが、
そちらの対策が行われなくなったMHF-Z以降も、いわゆる根性対策技を行うモンスターは多く、
ある意味でMHFを代表する攻撃バリエーションとなっている。
- 上述したように装飾品自体はあるにはあるが、長らく+3の根性珠Gどまりであり、
根性スキルを持つ防具自体もMHF-G9現在そこまで多いわけではなかったのだが、
MHF-G8にて、根性+5などを持つ警守珠Gが実装され、根性スキルを2スロットで発動可能となった。
- なお天廊のトラップはスリップダメージ系以外でも根性が一切発動しない。
これらのトラップは高階層になると一撃で力尽きてしまうダメージを受けるが、
根性では防げないためごり押し突破は難しいという仕組みであった。
真根性
- MHFにおける根性スキルの最上位。
発動条件が「体力50以上」に緩和され、更にG級クエストでも根性効果が発揮されるようになる。
言い換えれば、根性とド根性はG級クエストでは効果が発揮されない。
- このような設定になった経緯は、上述した「根性頼み」の風潮が理由である。
G級は当初「シリーズの原点回帰」というコンセプトがあり、
G級防具の高い防御力でモンスターの攻撃を耐えるという設計になっていた。
だが根性スキルの有用性がフィーチャーされすぎたせいで、
G級装備の普及に大きな支障をきたすことが想定されたためこのような調整が実施されたといえる。- プレイヤーの防具環境があまり整っておらずモンスターの調整も行き届いていなかったMHF-G2までは、
防御力をアテにすることはやや難しかったのだが、G3以降は大技と小技のメリハリが強いモンスターが増え、
大技を除けば防御力を高めることで根性スキルに頼らずとも一撃死を回避できるケースが多くなっている。
ほぼ全てのプレイヤーにそのような意識が根付いたのは2015年以降と見られ、
以降はいわゆる「根性頼み」のプレイスタイルは主流ではなくなった。
- プレイヤーの防具環境があまり整っておらずモンスターの調整も行き届いていなかったMHF-G2までは、
- 真根性は上述したようにスキルポイントが30と非常に高く、
そもそも根性スキル自体がG級装備に殆ど備わっていないため、発動は非常に難しい。
一応警守珠Gとスキルアップグレード効果のある防具を使えば4スロットで発動はできるが、
最前線環境においては「真根性」そのものを発動させているハンターはまず居ないといって良い。
G級では「真根性と別のスキルを複合したスキル」が存在するため、
そちらで真根性効果を発動させるハンターが圧倒的多数に上る。- 代表的なものは火事場との複合である「怒」スキル。
MHFではSP15で逆鱗、20でブチギレが発動し、それぞれ真根性と火事場+1・火事場+2の複合である。
火事場+2との複合であるブチギレの方がより多くの状況*1に対応できるが、
火事場発動が必須要件とされなくなった現在のMHFでは真根性効果をあてに、
火事場+1の逆鱗止まりで使用しているプレイヤーも非常に多い。
詳しくは怒スキルの項を参照してほしいが、
現在ではG級上がり立てのハンターでも発動は比較的容易になった。
- また、MHF-Z 10周年記念アップデートでは同じく真根性効果を内包する「腕利き」スキルが登場している。
詳しくは後述。
- もう一つ真根性効果を内包するG級スキルに「不屈」及びその上位スキルの「不撓不屈」があるが、
発動条件は残り復活回数が1回になった時である。
つまり自分・味方を問わず2回力尽きたときに初めて真根性が有効になるのである。
スキルポイント10と発動は簡単なので防御力を確保したうえでの最後の保険としては使えるが、
逆に言えばメンバーが力尽き"なければならない"ため、これに頼った運用は難しいものとなっている。
メインシリーズと異なり不屈スキルがまともな火力スキルとして機能しないこともあり、
人気はほぼない。
- 代表的なものは火事場との複合である「怒」スキル。
- 2018年秋現在の情勢としては、高防御の装備が広く普及したこともあって、
高難度帯モンスターの攻撃力は「小技では防御力で十分耐えられるが大技では持たない場合がある」という、
MHF-G時代後期に近いバランスになってきている。
そのため、特に高難度の辿異クエストや"極み"モンスター戦における真根性スキルの利便性は高いものがあり、
特に2018年以後はその存在が再びフィーチャーされつつある。
一方、その"大技"はいずれもちゃんと回避なりガードなりができる作りになっており、
例によって根性を貫通するコンボや、根性自体が発動しない即死技を使うモンスターもそれなりに居る事、
そしてエンドコンテンツをやり込むプレイヤーの間ではそもそも真根性自体が「使えない」事などから、
根性スキルだけで十分というかつての覇種戦を彷彿とさせる様相になっている訳ではない。
- なお、MHF-G2までは真根性をG級クエストで発動させると、
2回目以降攻撃力が大きく低下するというペナルティが発生していた。
減少後の攻撃力の下限は元の値の約2/3であり、オチないと元に戻らない。
発動を繰り返すことで狩猟時間が長引き、よりクエスト失敗のリスクは大きくなる。
不評でありMHF-G3で現在の仕様になった。
- ちなみに真根性でもスタミナ条件は変わっていないため、
餓狼+2との併用発動は不可能である他、結晶化状態や落とし穴も引き続き警戒する必要がある。
天廊のトラップでも真根性は発動しない。
G級クエストという環境で言えば、
火口深部というフィールドのマグマに落ちてしまった場合も真根性は発動しない。
腕利き
- 2017年夏の10周年記念アップデートで登場したG級スキル。
スキルポイント15で、早食い・武器捌き・移動速度+2そして真根性が発動する。
真根性以外の効果についてはG級技巧武器と遷悠武器の特殊効果を意識しているものと思われる。
- 真根性以外のスキルは、MHFにおいては有効性が高いと認識されながら、
スキル発動枠の関係で単独発動が困難、
あるいは単独発動には見合わないというジレンマを抱えていたものである。
プレイスタイルにもよるが、基本的にはどの武器種でも有効に機能すると言えよう。
また、G級技巧武器や遷悠武器が主流ではなくなった事で、
先述の通り移動速度や武器捌き、早食いと、
これらの武器群の効果を保護スキル付きで得られるという利点も有しているといえる。
- なお、真根性を制約なく発動できるのは怒スキル以来のものとなっている。
あちらと違い、攻撃力を上げる火事場力+2を有していない
(=火力に寄与しない)事を欠点として挙げる人も当初は居たが、
元々火事場+2と真根性は同時に効果を発揮させられず、
そもそもこの頃になると火事場力+2発動が純粋な意味での腕試し要素として確立したこともあり、
腕利きスキルは、実装当初から便利なスキルとしてその地位を確立出来たと言える。
- アップデート直後時点では発動対象防具は少なかったが、
HLリワードのエリスシリーズが全部位にSPを有している他、
辿異狩護防具強化に対応したシャランZPシリーズも腕利きのSPを持つ。
また、祖龍GXシリーズ、辿異防具ミドZシリーズにもSPを持つ部位がある。
なおスキルポイントは現状確認されているものは極一部を除いて基本的に5Pとなっており、
一部のZP防具には10Pのものも存在する。
腕利きスキルを備える装飾品は基本的には3Pで一部2Pの珠もある。
また、狩人祭限定のリンクス射珠GXシリーズのみ4Pとなっている。
- 装飾品のみで発動するとスキル構成の制約が厳しく、
ある程度は発動防具も考慮すべきスキルとなっている物が多いMHF-G10以降の実装スキルとしては珍しく、
大体の装飾品はスキルポイントがいずれも3または4で、
しかも強力なスキルや、最新のスキルとセットとなっている装飾品が多く見られる。
ただしG級昇級直後はハンターナビで手に入る装飾品で怒スキルが簡単に発動できるため、
そこからの乗り換えとして、主にGR200以降の選択肢として確立している状況である。
- 不退スキルと併用した場合は真根性以外の効果は問題なく発動する。
このためか、不退スキルを持つラヴィGX:極シリーズの中には本スキルが備わるものもある。
移動速度や早食い、武器捌きは必須性こそなくなったものの、
あれば非常に便利である事は、例え不退発動下であっても変わりはない*2。
一方、意識しなければ非不退装備程の恩恵を得られる訳でもないため、
真根性以外の効果を求めて意識的に用いるケースと、
用がないため、意識して本スキルを除外するよう心がけるケースに二極化されている。
- 明確に火力を強化する効果は一切ないのだが、なぜか公式サイトでは火力スキルとして扱われている。
おそらく武器捌きが(なぜか)火力スキルとして扱われている影響であると考えられる。
その他
- 根性スキルが登場する前から「根性札」というアイテムが存在していた。
使い捨てアイテム版のネコのド根性と言った趣であり、体力40以上で1度だけ発動する。
G級クエストでも使用可能な他、一応火事場スキルとの併用発動が可能。
ただし体力が1でも減ってしまうと発動しなくなってしまう。
更に大事なことなのでもう1度言うが、1度のみである。2度は発動しない。
- また、課金アイテムや、
ネカフェ滞在時の毎日プレゼントで「根性札グレート」というアイテムが入手できるほか、
全GSR999時の特典として「魂の再燃」という特殊効果をセット可能になる。
どちらも、HP残量に関係なく力尽きると1度だけ発動し、攻撃を耐えて更にHP最大まで回復するというもの。
大事な事なので何度も言うが、1度のみである。2度は発動しない
(正確には、根性札グレートと根性札と魂の再燃は重複するため、最大で3回まで発動可能になると言える)。- 体力が関係ないため、上述した対根性用の攻撃を持つモンスターにも有効な上、
火事場状態でも発動する、とんでもない効果がある。
しかし1度しか発動できないので、強敵相手の保険としては不足してると言わざるを得ない。 - ちなみに根性札グレートと魂の再燃は、
スリップダメージや小さなダメージの積み重ねで体力が0になった場合も機能する。
ただし天廊のトラップ、火口深部のマグマでは機能しない。
また、ガルバダオラの烈光攻撃でも機能せず消費もせず力尽きてしまう。
- 体力が関係ないため、上述した対根性用の攻撃を持つモンスターにも有効な上、
- 「不退ノ構」スキルは、上記アイテムを含む全ての根性系統効果を無効化する。
MH-R
- 一部のレベル99まで育成可能なライダーをレベル99にすることで自動発動する。
効果はハンティングアクション系列作品と同様。
ネコのド根性
- MH3で初登場したネコスキル。
体力ゲージが64以上で1クエストにつき1回だけ根性の効果が発動するというもの。
- MH3、MHP3では根性のスキル系統が存在しないが一回限りではあるがその代わりにすることが可能であった。
注意したいのは正規のスキルでないためか発動エフェクトが出ないこと。
特殊なSEが発生するので、そちらで判断しよう。
- MH3G以降はスキルの根性と共演。
なお「根性」と「ネコのド根性」は重複可能で、両方つけた状態だと、BCに戻ることなく2回まで耐えることができる
(もちろん、一度発動したら発動条件の体力量まで回復させる必要はある)。
- MHX以降はネコのド根性とは別ベクトルで、「力尽きた事」を無かったことにする
「ネコの報酬金保険」が登場している。
- MHWorld以降はクエスト中に食事が出来るため食事が出来る状態であれば、
なんとクエスト中に消費してしまったネコのド根性を付け直すことが出来るのである。
勿論お食事券の使用はほぼ必須だが、負けられないここ一番に利用してみてはいかがだろうか。
地味な注意点として、一度使用した食材はクエスト終了まで基本的に補充されないため、
最大でも3回までの適用に落ち着いている。- ただし、付けようとするとかなり付けにくい。
選択する食材を「我慢系」に統一することで必ず発動候補に入れることができるのだが、
そうすると、ほぼ確実にスキル発動確率を最大にすることができない。
そのため、お食事券の使用がほぼ必須になってしまう。
また、他の食材依存のスキルとの両立も不可能で、ステータス効果も効果的に活用しづらくなってしまう。
Xシリーズで猛威を振るった報酬金保険も今作では日替わり限定のスキルとなっており、
今作ではネコスキルで生存率や成功率を高めることが難しくなっている。
- ただし、付けようとするとかなり付けにくい。
- MHR(:S)ではおだんごド根性と名前を変えて続投。
村緊急のマガイマガドを狩猟すると解放されるマガド根性だんごで発動可能。
今作から根性が発動しても赤ゲージが残るようになった。- 今作でも確定発動に、お食事券にあたる謹製おだんご券の使用は必須でこそあるが、
おだんご券は非常に入手しやすくなっており、常に気軽に発動できる。
他にも前作では他のスキルを発動しにくかったのだが、今作では食事スキルを任意で選択できるため
好みのスキルとおだんごド根性を両立することが可能である。 - また、集会所のクエストを進めるとマガドンデンだんごにグレードアップし、
おだんご火事場術が同時発動するようになる。
さながら食事版逆鱗であり、スムーズに超火力を引き出せる。
ただし赤ゲージが残るようになったため、運用する際は小タル爆弾などのゲージ消去手段を備えておきたい。 - MHR:Sでは跳び竹串にも対応し、Lv3~で根性効果に加えて回復もするようになった。
回復量はLv3で20、Lv4で40とそこまで大きくはないのだが、
この回復によって毒や鬼火やられによる根性貫通を防ぐことが出来る他、
根性発動→小技での削りによる一死を防いだりも出来るなど、
根性のグレードアップとして考えると相応しい強化が行われている。
ただし、回復してしまうため根性発動時におだんご火事場術が発動しなくなる。
また発動率がLv3で50%、Lv4で40%となり、おだんご券を利用しても確実に発動しなくなるデメリットもある。
特に対傀異化戦は根性が常備出来ているかで難易度が激変する為、
確実性を重んじる場合は根性貫通防止を加味して尚微妙。- 一方、Lv1になると根性効果が確率での発動となる。
精霊の加護のような保険としてのみ考えるなら悪くはないが、
確実性を重んじたい場合はやはりLv2以上での運用が望ましい。
他Lvはより局地的に活かせる場面を分析した上で初めてLv2以上の効果を発揮できる、
ややピーキーな性能となっている。 - 一方、Lv1になると根性効果が確率での発動となる。
- 今作でも確定発動に、お食事券にあたる謹製おだんご券の使用は必須でこそあるが、
- どんなモンスターにも有効で、食事で付くとありがたいスキルだが、速やかな三乙が求められる炭鉱夫には鬱陶しがられる事も。
余談
- 「根性」とは、『機根(きこん)』という仏教用語が由来の言葉である。
意味は「仏の教えを受け入れ、修行に打ち込める心の状態」といった具合で、
"逆境をどうにかする精神"という意味は無かったりする。
- 根性は科学が発展する前の時代では重視されており、急成長を遂げた後も文化や認識が追いつくまでは主流だった。
日本でも昭和末期までは根性を美徳とする文化が維持されており、
争いや試合、受験などにおいて長い間人々を勇気付けていた。いわゆる根性論というヤツである。
しかし発展した科学に追いつくようになるに加えてデータの可視化、
そして不況のあおりを受けた平成になるとその権威は急速に失墜。
令和となった現在では完全に過去の栄光となってしまい、根性論に対する世間の認識は非常に厳しいものとなっている。
モンハンにおける本スキルの初登場作品がもし10年ほど遅かったら、スキル名も異なるものになっていた可能性がある。
- モンハンのみならず、残り体力1で耐える効果を持つ仕様は上記のMH-RをはじめRPGを中心に数多く存在し、
ネーミングも九死に一生やリミッターなどそれぞれ差異があるものの、
だいたいは根性系と呼ばれ、ゲーム好きのプレイヤーからはそのような形で通じているようだ。- その一方で、名称そのものがドストレートに「根性」ないしその類義語であるケースは
時代が進むにつれて徐々に数を減らしつつある。
これは前述するように、現実における根性論に対する批判が影響しているものと思われる。
- その一方で、名称そのものがドストレートに「根性」ないしその類義語であるケースは
関連項目
スキル/怒 - 根性(MHFでは真根性)を複合したスキル
スキル/逆境
システム/環境生物/ヌリカメ