MH4に登場した新スキル。
MH4の象徴とも言えるアクション、乗り状態の成否に関わるスキル。
目次
概要
- SP10で乗り名人が発動し、モンスターに対する乗り状態が成功しやすくなる。
正確にはジャンプ攻撃による乗り蓄積値が1.25倍になり、
乗ってからのゲージ増加量も1.25倍にアップする。- マイナスSP10では乗り下手が発動。効果はもちろん逆なのだが、0.9倍とわりと控えめな値になっている。
- 蓄積値のほうは他の状態異常系と同程度なので最初の方に乗る蓄積回数は変わらないことが多く、
乗り回数が増えれば増えるほど効果が大きくなっていくスキルである。
SP10で1.25倍と他の状態異常の最大値と同じになるのは利点。
もう一つの効果である乗り攻防でのゲージ増加の恩恵もかなり大きく、
失敗するのはよっぽどのヘマをするか、暴れに凄く特化したモンスターが
最悪のパターンで暴れるかのどちらかしか無くなる。
- 乗るまでと乗ってから両方に効果があるので
操虫棍や片手剣などのジャンプ攻撃を当てやすい武器の場合なかなか有効なスキル。
バサルモスなどは、背中に乗った時点で敵の行動や状態を問わず、
一切こらえる事無くボタンの連打で乗りを成功させられる。
その他にも、初めの行動が暴れでなければ、
2回目が暴れであってもボタン連打でそのまま成功させられるモンスターも多い。
乗っている間は他のハンターが攻撃できない事もあり、行動一回分成功を早められるメリットは大きい。- ただ、基本的に乗り状態は落ち着いて対処すれば、暴れ特化相手に悪いパターンで暴れられるか、
進入不可エリアなどに押し込まれない限り失敗はしない調整になっている。
流石にこのスキルが発動していても進入不可エリアに入ってしまえば振り落とされるので、
普通ではできない乗り状態を強引に成立させるほどの効果は望めない。
- ただ、基本的に乗り状態は落ち着いて対処すれば、暴れ特化相手に悪いパターンで暴れられるか、
- MH4のPTプレイではスタンや麻痺なら頑張ってもせいぜいモンスター1体につき2~3回なのに対して
乗りはやろうと思えば5回も6回も簡単にできてしまうので
その頻度を上げ乗り成功までの時間を短縮できるこのスキルはPTプレイの時になかなか重宝する事が多い。- 「乗り」そのものはどのモンスターにも有効だが、フィールドを縦横無尽に動き回るネルスキュラやガララアジャラ、
乗り攻撃で簡単に弱点を露出できるグラビモスやバサルモス、
乗る事で龍風圧を解除できるクシャルダオラ、
同じく乗る事で怒り状態を解除出来るテオ・テスカトル、
乗り成功で普段は攻撃しづらく弱点である頭を袋叩きにできるミラボレアスなどは特に効果が大きい。
「バッタ」と呼ばれて嫌われるので注意。 - 「乗り」そのものはどのモンスターにも有効だが、フィールドを縦横無尽に動き回るネルスキュラやガララアジャラ、
- かなり特殊なスキルであり、MH4の段階でプラスのSPを持つ装備は
ブレイブ(S)シリーズとスタールークシリーズに限られており、装飾品も存在しない。
ただし、スキルとしてのランクはかなり低く設定されているようで、
かなり高いSPを持つ護石は度々発見されている
(前述の仕様上、SP9以下の場合ブレイブシリーズ若しくはスタールークシリーズと組み合わせざるを得ないが)。
また村最終クエストクリアで、我らの団加工担当から「乗り+10、狂撃耐性+2」のお守りがもらえる。
- 続編のMH4Gではなんと装飾品の追加に伴い5スロスキルになった。
その影響かどうか、更に上位の乗りマスターなるものも追加された。こちらは15ポイントで発動する。
乗り名人の1.25倍はすでに高いが乗りマスターはさらに増えて1.5倍にもなる。
装飾品はG級素材で作られるので下位や上位からお手軽発動とはいかないが、
お守りとブレイブ(S)orスタールークシリーズを併用すればG級到達前でも発動が狙える。
更にはスターナイトシリーズも一式で乗りマスターが発動する。
- MHXでも引き続き5スロスキルで登場。
エリアルスタイルによりどの武器種でも地形を選ばず乗りを狙えるようになったため、
乗りをサポートするこのスキルの需要が高まった…かに思われたが、実際は無くてもいい場合が多い。
元々がある程度やり慣れれば失敗する事があまりないシステムである事、
今回は乗りマスターが無く1段階目の乗り名人しか無いため劇的なほどの効果が無い事に加え、
乗り状態の仕様変更によって仲間に攻撃してもらって乗りゲージの蓄積を早める事ができるので、
あえてこのスキルをつけてまで乗りを成功させる事に特化する必要が無いのだ。
とはいえ、乗り成功によってもたらされる効果自体は変わらず絶大なので、
乗りを成功させられるかというよりも、乗り回数を増やせる(少ない攻撃回数で乗れる)という意味において、
このスキルは変わらず有用である。- ただし、アルバトリオンや一部の二つ名持ちモンスターなどは話が変わってくる。
これらモンスターはモンスターの抵抗力が強い(赤ゲージの進行度が速い)ため、
全くミスをせずに的確に乗っても振り落とされる可能性すらあるためである。
彼ら相手に乗りを成功させたいのであれば発動すると安心だが、
安定した成功を望むのであれば発動が必須と化す。 - 新登場したスキル「飛燕」と効果が似ている。
乗り攻撃を強化すると言う意味では、どちらも同じ特性のスキルだが、目的がやや異なる。
乗り名人は、「乗り蓄積1.25倍+乗りダウンが成功しやすくなる効果」。
つまり蓄積値強化とゲージ増加がメリットであり、「乗る前」と「乗ってから」両方に効果がある。
一方飛燕は、「乗り蓄積1.1倍+ジャンプ攻撃ダメージ1.1倍」
ジャンプ攻撃のダメージ強化がメインで、蓄積値強化はオマケである。
「乗りやすくなる」という恩恵はあるものの、モンスターに乗ってからゲージを溜める方には一切効果が無い。
どちらのスキルもエリアルスタイルで強い恩恵をもたらすが、
発動する効果に微妙な違いがあるため、自分の戦い方に合わせて選択したい。
双方とも5スロスキルなので、両方付けるというのも十分選択肢となり得ることも考えておこう。
- ただし、アルバトリオンや一部の二つ名持ちモンスターなどは話が変わってくる。
- MHWorldでも登場しているのだが、
パオウルムーの防具の胴部位にしか発動する防具がなく、
他はジャンプ鉄人とセットになった騎手の護石が存在するのみ。
本作では飛燕がジャンプ攻撃の威力上昇のみとなったため
乗り蓄積上昇は専門スキルとなったが、上述通り発動する方法が少なすぎるのが難点となっている。
蓄積値は従来と異なり1.2倍と少し減少、ネコの乗り上手とは効果が重複するが1.4倍が上限。
滑空の装衣は別枠扱いのようで乗算される。
乗り成否に関しては本作ではゲージ制ではなく、
怯ませることによって乗りダウンを狙うため、その怯みやすさが上昇して成功させ易くなっている。
はじけクルミ等、容易に怯ませる代用品はあるものの
用意出来ない相手や状況では乗り時間の短縮が期待出来る。- MHW:Iではウルグの装備EXウルグマフラーにも付与された。
これは頭装備なので違う部位で発動できるようにはなった。
相変わらず装飾品は追加されず、上述以外は相変わらずパオウルムーのマスター胴装備だけと、
つけ辛さの更新自体はそんなに行われておらず、ネコの乗り上手で代用する人が多い。
- MHW:Iではウルグの装備EXウルグマフラーにも付与された。
- MHRiseでも続投したが、「乗り」に替わって「操竜」が登場した関係で
操竜ゲージが溜まりやすくなる、回避カウンターが取りやすくなるという効果になっている。
しかし、操竜ゲージは溜まった瞬間から高速で減り始めてしまい、
大技を出すかゲージが尽きてしまうと操竜自体が終了してしまうため、
ゲージが溜まりやすくなるというのは攻撃できる回数及びダメージが減ってしまうということになる。
一方で回避カウンターの方は元より見てから回避でも大抵間に合うというゆるさであり、
わざわざスキルを割かなくても何の問題もないくらいである。
操竜に慣れないうちでも操竜を活用したい!という場合なら使い道もあるかもしれないが、
最速で発動できても里★3、もしくは集会所★2からであるため少々遅いのが難点。
スキル発動を目指すより、チュートリアルや実戦で慣れてしまった方が手っ取り早い。- MHST2の体験版をプレイすることで貰える護石、絆の護石には乗り名人Lv1と広域化Lv1がついており、
やろうと思えば最序盤から乗り名人をつけられるようになった。
MHSTではハンターがモンスターの背中に乗ることが多いため、乗り名人はまさに世界観通りのスキルと言える。- …が、武器の性能が低い序盤の操竜はダメージソースとしては大きく、
操作がわかっていてよほど欲張らなければ、操竜を失敗することもほぼ無いため、
護石自体はほぼ役立たない広域化Lv1も含め初心者騙しの護石となってしまっている。
- …が、武器の性能が低い序盤の操竜はダメージソースとしては大きく、
- MHST2の体験版をプレイすることで貰える護石、絆の護石には乗り名人Lv1と広域化Lv1がついており、
- Riseの続編となるMHR:Sでも効果は変わっておらず、立ち位置も無論今まで通り。
今回はマスターランク帯で排出される護石のハズレ枠と言われるようになった。
その代わりRiseで暴れていたジャンプ鉄人は鳴りを潜めている- ジャンプ鉄人と違ってスキル自体の設定価値は低いものの、
こちらは操竜で与える総ダメージが減るだけという実質マイナススキル状態であるため、
どちらがプレイヤーにとって厄介かは悩ましいところ。
- また、傀異錬成でも付与されることがある。
効果自体はやはりマイナスだが、例によってコストが低く錬成自体の邪魔にはなりにくいため、
「乗り名人も付いたけど全体的にはアタリだしまぁいいか」と気にせず運用されることも。
- いつからかは不明だが少なくともVer15時点においては操竜蓄積値を増やす効果も確認されている。
とはいえ普段の狩りではほぼ恩恵がないのは変わらずだが
相手を動かさない極限まで煮詰めたチャート狩りでは必要なときもあるかも…。
- ジャンプ鉄人と違ってスキル自体の設定価値は低いものの、
関連スキル
ネコの乗り上手
- 「乗り蓄積値が上昇しやすくなり、乗り状態が発生しやすくなる」効果。
乗り名人の簡易版であり、食事スキルなので付けやすい。
エリアルスタイルを選択しているなら、メリットは大きい。強敵相手のクエストにおいても有用だろう。
乗り名人と重複も可能だが、上限が発生して1.4倍までとなることが多い。- MHWorldでは蓄積値が1.25倍で乗り名人より少しだけ高い。
任意発動食事が存在するため、狙ってつけることが可能。
上述通り乗り名人がつけづらいため、乗り目的ならこちらを選んだほうが手っ取り早い。
- MHWorldでは蓄積値が1.25倍で乗り名人より少しだけ高い。
- MHRiseではおだんごスキルの「おだんご乗り上手」と名を変えて登場。のりうまもちで発動出来る。
効果は「操竜時間が長くなる」と書いてあるが、実はスキルがあろうがなかろうが、
何もしなければ操竜タイマーが尽きるまでの時間は変わらない。
では効果がないのかと言われたらそういう訳でもなく、有志が調査したところによると、
正確な効果は「操竜中に被弾した際の操竜タイマーの減少量が小さくなる」というものらしい。
被弾を前提とすれば操竜タイマーの余裕ができ、時間が長くなるということだろうか。- 通常の狩猟では余程被弾しない限りタイマー切れでの操竜解除はそう起こらず、
突進離脱なら尚更時間は必要ないため、このスキルの優先度は低いと思われるが、
操竜に慣れるまでの保険として発動させるくらいか。
一応、操竜したものの味方がまだ来ていない、百竜夜行で次の集団にぶつけたいなど
ゲージ蓄積を待ちたい局面なら、タイマーで受けるという選択肢に使えるが…。
- 通常の狩猟では余程被弾しない限りタイマー切れでの操竜解除はそう起こらず、
ネコの乗り支援術
- 乗り系スキルでは唯一、自分が乗った時には恩恵のないスキル。
また、ソロプレイではまったく意味がないという珍しいタイプでもある。
他のハンターが乗った時、そのモンスターへのダメージを増大させるスキル。
剣士にとっては暴れるモンスターに近づいて殴らないといけないためややリスキー。
ガンナーなら距離を取って攻撃できるため、サポートとして優秀な食事スキル。
なお、「ダメージを増大させる」とあるが、実際には乗り状態のモンスターにダメージは入らないため、
「乗りゲージを増大させる」が正確な表現だと思われる。- 乗りの仕様が大幅に変更されたMHW、乗りから操竜に移行したMHRiseでは削除されてしまった。
エーラの術
- MHXの特別配信オトモが持つニャンター版の乗りスキル。
MHXXでは、引継ぎか所有者からの譲渡でしか入手できない。
関連項目
システム/乗り状態
スキル/跳躍 - MHXから追加のスキル。こちらは乗り蓄積値以外に、ジャンプ攻撃のダメージや特殊ダウン値も上昇
防具/ガノスシリーズ - MHX(X)では「乗り名人」と「飛燕」が同時に発動する