世界観/絆石

Last-modified: 2024-02-26 (月) 16:31:05

MHSTシリーズに登場するアイテム(ゲーム中に使う事ができる「アイテム」ではない)。
ライダーにとって切っても切れない非常に重要なアイテムであり、
同シリーズのストーリーにおいても重要な役割を持っている。

概要

  • 他種の生物同士の心を通わせ、絆を繋ぐ力を秘めているという不思議な石。
    ライダーはこの絆石の力を借り、卵から孵ったモンスターと絆を結び、
    そのモンスターをパートナー(オトモン)とする事ができる。
    ライダーにとって必須のアイテムであり、全く同じ絆石は二つと存在しない。
    多くのライダーは展開式のフレームに絆石を埋め込み、
    それをアクセサリーのように腕や首などに装着して常に携帯している。
  • 人やモンスターの心の状態に応じて特殊な反応を示す性質を持つ。
    多くの場合、ポジティブな感情や正常な絆が感じられる場合は澄み渡った青白い光
    逆に憎悪や独善などの負の感情が満ちている場合は禍々しい赤黒い光を見せる。
    これ等の感情が高まるほど絆石の輝きは増していく。
    限界点を突破すると純白色暗黒色に見えるほどにまで輝きを強めるが、
    余程の事が起こらない限り、それだけの輝きを放つ絆石を見る事はできない。
    なお、何物にも影響されていない状態の絆石は明るい紫色に輝く。
    • ちなみに、絆石が産出された地域によって色合いの変化は異なってくる。
      ハクム村やマハナ村などの場合は上記の通りだが、例えばクアン村のライダーが身に着けているものだと、
      正常な状態の絆石は明るい黄緑色の輝きを見せる。
  • とある村ではライダーとして一人前と認められるために、絆石に秘められた力を解放する試練に挑まなければならない。
    試練を完遂した後も、特定の条件を満たす事で絆石の力は少しずつ強まっていき、
    それに応じてより獰猛なモンスターや希少なモンスターとも絆を結ぶ事ができるようになっていく。
    さらに、ある原因によって凶暴化したモンスターをある程度鎮静化させる事ができる。
    ただし、その影響を受けすぎて完全に暴走状態に陥ってしまったモンスターが相手では少々無理がある。
  • 絆石は「伝承の儀」と呼ばれる特殊な方術にも必要とされる。
    「伝承の儀」とはごく一部にしか伝えられていない、モンスターの眠れる力を呼び覚ます秘術である。
    関係者の言葉を要約すると、モンスターは元々様々な力を扱える可能性を秘めているが、
    遺伝子によって解放できる力が制限されており、全ての力が完全に目覚める事は無い。
    しかし、絆石を用いた「伝承の儀」によって他のモンスターから「絆遺伝子」を受け継ぐ事で
    そのモンスターの眠れる力を呼び覚まし、通常ならあり得ないとされる能力を使う事も可能となるという。
    この秘術によって覚醒した能力は行使するためにも絆石の力が必要となるため、
    自然発生や暴走の恐れはほとんど無く、生態系に異常な刺激を与える危険性も限りなく少ないとされる。
    なお、「伝承の儀」によって通常個体とは異なる属性の影響を色濃く受け継いだモンスターは、
    本来とは異なる体色に変異する。
    また、アルバトリオンのようなあらゆる属性エネルギーを使いこなすモンスターを生み出す事も理論上は可能であるが、
    モンスターはそれぞれの種ごとに属性の扱いについての得手不得手がある場合が多く、
    あらゆる力を十全に引き出し、完璧に扱う事ができるモンスターは稀。
  • 比較的ライダーについて知られているギルデカランでは、
    自らをライダーと騙る人物が絆石の模造品を本物の絆石と偽って売り捌くという事件が確認された。
    しかし、幸いにも早い段階で本物のライダー及びその関係者によって指摘され、
    大きな騒ぎになる前に事態は収束した。
  • 事情や概要を知らない者からすればそう見えるのも致し方ない部分もあるが、
    基本的に絆石にモンスターを「操る」力は無い。
    絆石を持つライダーの指示に従って(本来は獰猛なはずの)モンスターが行動するのは、
    ライダーや絆石が特異な力でモンスターを操っているのではなく、
    信頼しているライダーの指示だから素直にモンスターが言う事を聞いてくれている、というだけの話である。
    絆石はあくまでその信頼関係を築くサポートに利用されているだけに過ぎず、
    信頼関係さえ完璧に結ばれていれば、極論絆石が無くてもモンスターは指示を聞いてくれる*1
    逆に築き上げたはずの信頼が何らかの理由で崩壊してしまったり、力に訴えかけて無理やり従えようとすれば、
    絆石を持っていようが正規のライダーとして認められていようが、モンスターが指示に従う保証は無くなる。
    このような点を履き違えて絆石を利用(悪用)しようとすると、とんでもない事態に発展してしまう危険性がある。

絆原石

  • 世界のどこかには、「絆原石」と呼ばれる巨大な絆石の塊が存在するという。
    ナビルーはこの絆原石について何か引っかかるものがあるようだが……?
    • 絆石が生物の心の力に反応する事は先に記した通りだが、
      実は同時に生物の心身に影響を与える力も秘めている。
      絆原石は巨大であるが為に影響されるエネルギーの規模が大きく、
      場合によっては影響が地域一帯にまで及んでしまう。
      それ故に絆原石が悪意などに汚染されて赤黒く変色してしまうと非常に危険であり、
      悪条件が整ってしまうと災厄」とさえ呼べるほどの甚大な被害を齎す恐れもある
      なお、別の絆石の力を使えば汚染された絆(原)石の力を安定化させる事ができるが、
      暴走するモンスターと同じように極度に汚染された絆原石は簡単には浄化できない。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターストーリーズ
シリーズ/モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~
世界観/ライダー
世界観/黒の凶気
世界観/共鳴
システム/ライドオン


*1 これはMHST以前に、MH2の大闘技会などで既に立証されている。