MHF及びMHP2Gに登場するヒプノック素材の大剣。
ヒプノックの特徴的なクチバシをあしらった先端部分で引っ掛けるように斬りつけつつ、
仕組まれた睡眠袋の成分によって相手を眠らせることが可能になっている。
概要・性能
- ヒプノックの素材を存分に生かし、大剣としては珍しい睡眠属性の武器となっている。
攻撃力こそ同ランクで作れる他の大剣より劣るものの、ソロでも睡眠溜め3などを狙うことができる。
逆に言うとソロで真価を発揮するには状況に応じてデンプシーによる連続蓄積と
眠ってからの溜め斬りを使い分けなければいけないため、
抜刀アーティに代表されるような大剣特有の戦い方には向かない。
ちなみにMHF版だとピックブレイドを生産した時点ではただの無属性大剣であるため、
とりあえず強化しないと本来の魅力を味わえない。
- 環境が違うと言ってしまえばそれだけではあるが、MHF版とMHP2G版とでは派生名と性能がだいぶ違う。
初登場となるMHFでは途中で繁殖期の素材が混ざり、- ピックブレイド⇒ビークブレイド⇒ヒュプノブレイド⇒ナルコレプター⇒(同)改⇒キングナルコレプター
これ以上の数値が出せる大剣となると入手にかなり難があるものしかないので、
通常武器の中で「大剣で睡眠を狙う」という点に関しては実質最強となる。
またナルコレプター改が作製可能になるのはHR4(旧システムでは51)とかなり早く、
まだ剛種や特異個体といった状態異常に高い耐性を持つモンスターが登場しないこのランク帯では
思いのほか強力で頼りになる1本となってくれる。
- MHP2Gでは原種のみが上位とG級に登場するため、ピックブレイドも上位武器に。
- ピックブレイド⇒ビークブレイド⇒眠剣ザントマ
…のだが、肝心の睡眠属性は220と、あからさまに調整という名の弱体化をくらってしまった。
とはいえこれ以外に睡眠属性の大剣が存在しないため、不戦勝的に最強の睡眠大剣として君臨している。
またスロットは2つ空いており、こういう地味な部分でMHF版より強化されている。
- 後にMHFでは希少種素材のヘビィスリーパー系列も登場した。
強化すると純睡眠ではなく雷との双属性となり、また刀身が延びてリーチ長となっている。
とはいえ双属性になった分それぞれの属性値が控えめになってしまい、器用貧乏感が否めない。
- HC武器版としてオルドガナフ系列も存在する。
最終強化のキングガナフでは睡眠450を引き継ぎつつ攻撃力が1200まで引き上げられており、
またHC武器の特徴としてレア度が5と非常に低い。
最終的な性能で言えばカリバーン系列には及ばないが、
そのレア度ゆえにスキルランクでの運用が容易なのが魅力。
- MHF-Gでは、ヒプノック三種も晴れてG級に対応、
亜種素材のG級武器ノンノ・ノックと希少種素材のエバースリーパーが実装された。
- ノンノ・ノックLv50の性能は
- 平均をやや上回る攻撃力2318
- やや低めの風属性330と実用レベルの睡眠属性440
- デフォルトでは紫ゲージ10だが匠を付けるとなんと空色ゲージ20が出現
- 水準以上の攻撃力と空色ゲージから生まれる圧倒的な物理威力と、やや低めとは言え優秀な属性値。
とてもGR1武器とは思えないほどの強烈な性能を有する大剣となった。
惜しむらくは、素材元のヒプノック繁殖期が、
とにかく剣士殺しのモーションに特化し過ぎていて非常にウザったらしい戦い辛いことだろうか。
- 一方のエバースリーパーLv50の性能は
- ノンノ・ノックを上回る2342
- 高めの雷属性900と、ノンノ・ノックには劣るものの実用範囲な睡眠属性320
- 匠で55もの空色ゲージを有する
- 大剣のリーチを更に補強するリーチ長
- と、同ランク帯では頭一つ抜けて優秀。
高い攻撃力と雷属性値は雷属性弱点のモンスターに抜群の効果を発揮するため、
最高ランクの★7であるリオレウス・リオレイア希少種、ガスラバズラなどを狩猟する際には非常に心強い。
リーチ長を活かしてアノルパティスやガルバダオラなどの弱点部位が高い位置にあるモンスターとの相性も良い。
余談
- MHP2G版の最終強化である「ザントマ」という単語はいまいち見慣れないものであるが、
ドイツの伝承に登場する妖精ザントマン(Sandman)が元ネタだと思われる。
睡魔を呼ぶ砂を詰めた袋を担いでおり、夜更けに振りまくその砂が目に入った者は
まぶたがたちまち重くなり、そのまま眠りに誘われるとされる。
関連項目
モンスター/ヒプノック
モンスター/ヒプノック繁殖期
モンスター/ヒプノック希少種
武器/ヒプノ武器
武器/ダン・ジャロ - 近縁種・ファルノック素材の大剣。