黒き龍の討伐に参加したギルド遊撃隊員。
彼らは手にした盾斧をその素材で改良に成功した。
MH4(G)に登場する、黒龍の素材で作られたチャージアックス。
目次
概要
- 黒龍の巨大な角2本をそのまま切り出して噛み合わせたような、歪な形の盾を持つ。
この盾は斧モードに変形するとともに開き、中から黒龍の眼が現れる。
また、チャージアックスとしては珍しい、鎌のように湾曲した逆刃の剣も特徴的。
- 所持者は古龍との永遠の戦いを宿命づけられるだの使い手の魂を糧とするなどという
物騒な説明文が特徴の黒龍武器の中ではまともな説明文である。
性能
MH4
- 今作における黒龍武器の例に漏れず、
低めの物理攻撃力と高い龍属性、そして斬れ味レベル+1で紫ゲージを得る。- 攻撃力はちょっぴり低い576
- 非常に高い龍属性410
- それをさらに上乗せする強属性ビン
- 残念ながら会心率0%
- おまけのスロット1
- 見て分かる通り、龍属性弱点のモンスターは例外なく悲鳴を上げる性能。
…素材元の顔面に高出力属性解放斬りを叩き込みたくなってくるのは恐らく気のせいではない。
四つん這い時に上手くブチ当てられたならば、さぞかし気持ち良いであろう。
- そのチャージアックス唯一無二の紫ゲージを活かすべく斬れ味レベル+1は必須となってくるだろうが、
その他のスキルは人によって運用法の異なるチャージアックスということもあって自由度が高い。
攻撃力を火力スキルで補うも良し、龍属性攻撃強化で更なる属性攻撃力強化を狙うも良し、
回避性能やガード性能で生存能力を高めるも良しである。
- ライバルは同じ龍属性のTHEサプレッションだろうか。
あちらは榴弾ビンに高めの物理攻撃力、チャージアックス最高の会心率25%と
物理火力重視の性能なので棲み分けはできている。
- 属性偏重武器の宿命か、龍属性が効きにくいモンスター相手になると途端に狩猟に時間がかかってくる。
当然と言えば当然だが担いで行く相手はよく選ぼう。
リオス希少種やジンオウガ亜種なんかに担いで行った日には大変な事になる。
- ちなみに、この410という属性値は全チャージアックス中で最高の属性値である。
(違う属性の数値を比べても仕方の無い話ではあるが)
加えてチャージアックス唯一最高の紫ゲージによる属性補正を得られるのでダメージは更に強化される。
恐るべし黒龍の力。
- 他の黒龍武器も生産にあたって黒龍の角を何本か使用する事になるが、この武器には5本も要求される。
ミラボレアスにはレア素材が存在しない故、同じ黒いモンスター繋がりなせいか恐暴竜の宝玉もさらっと要求される。
MH4G
- MH4Gでは他の黒龍武器同様、G級強化版の真・黒龍盾斧が追加された。
性能は、- それなりに高い攻撃力972
- 磨きのかかった龍属性500、変わらず強属性ビン
- 会心率0%、スロ1は変わらず
- 今作のミラ武器のテンプレ通り、素で青、匠で白20+紫30の斬れ味
- 順当に強化されたと言って良いだろう。
前作ではかなり低い部類だった攻撃力だが、今作では強属性ビン盾斧としては高めの水準になっており*1、
斬撃ダメージにもより期待できるようになった。
- 強化にはG級黒龍素材の他、古龍の大宝玉……ではなく恐暴竜の滅鱗を使う。
低いとは言えない作成難度だが、大宝玉を要求されないため、他のG級黒龍武器と比べればマシな方ではある。
武器の極限強化のために師匠からの試練を連戦しているといつの間にかボックス内に有り余っている人も多いが、
一部では大宝玉と滅鱗を同時に使ったりする物もあるので、計画的に使おう。
- 500の属性値は、相変わらずG級強属性チャージアックスで最も高い属性値である。
また今作では、強属性ビンチャアクがよりその力を発揮できる、
超高出力属性解放斬りが新たに追加された。
そこで、龍属性攻撃強化+3を発動させ、さらに装填数UPでビンを追加した状態での
全ビン消費超高出力属性解放斬りのダメージを計算してみると……
属性強化+3は1.15倍+90なので、属性値は660となる。
6ビンでの超高出力はもとの属性値の81倍の属性ダメージが発生するため、
その属性値は全部で龍属性53460となる。
属性値はダメージ計算の際には十分の一になるので、実質龍属性5346であり、
龍属性肉質が30の部位にヒットさせたとすると、そのダメージは0.3を掛けて1603
実際にはこれに全体防御率が掛かるのでもう少し下がるが、要はこの場合、
大タル爆弾G10個分以上のダメージが一撃で入る計算になる。
(爆弾も全体防御率の影響は受けるので、これは全体防御率がどうあれ変わらない)- 尚これはビンのダメージのみの計算であり、
実際には物理でも3ヒットで計224のモーション値が発生するため、
フルヒットなら3発分の属性ダメージとそれなりの物理性能からのモーション値224のダメージも追加される。
- ちなみに今作で最も龍属性の通る部位はゴグマジオスの胸部(軟化状態)であり、
その肉質は驚きの龍属性65。
つまり上の計算の倍以上、実に大タル爆弾G23個分のダメージを一撃で得られる。
更に余談になるが、このゴグマジオスの胸部への攻撃に物理の分を加算すると、
そのダメージは全部で大タル爆弾G30個分ほどになる。
ダウン状態なら十分フルヒットさせられる程に部位自体も大きいので、
決して非現実的な計算では無い。- ここまで来ると当然な気もするが、
巨龍砲のダメージ(2500、大タルG約17個分)を遥かに超える威力である。*2
- ここまで来ると当然な気もするが、
- 尚これはビンのダメージのみの計算であり、
- 発掘武器でもこの性能を超えるものはほとんどない。
龍強属性ビンの発掘チャアクは斬れ味紫ありかつ属性値500に限定すると
なんと攻撃力972が最大値である。
1つ上の1044以降は紫が出ないため、真・黒龍盾斧は実質的に発掘と肩を並べている状態である。
1つ下の属性値470では攻撃力が最高倍率のものも一応出土するものの、
強属性ビンである以上属性値が30下回るだけでもかなりの損失であるため、
火力で並ぶのはかなり厳しいと言わざるを得ない。
発掘武器厳選をせずとも最大火力を出せる武器が生産できるという本武器の恐ろしさが分かるだろう。
MHX
- 今作ではMHP2Gから再登場した黒いかけら・塊を使ったブラックシリーズの一つ、
ブラックアームズとして登場している。
- 最終強化はLV5のクロノアームズ。
- 高めの攻撃力210
- 属性値は14
- 長めの緑ゲージを持ち斬れ味レベル+2で一応白が出る
- 対応ビンは4Gまでとは異なり榴弾ビン
- スロットはなし
運用方法としては長い緑ゲージを活かして鈍器を使うことになるが、
龍属性自体が今作では不遇であり、多くの場合他の弱点の属性を持つ武器を使った方が良いとなってしまう。
同じ龍属性榴弾ビンと比較した場合でも、
攻撃力こそ落ちるもののそこそこの青ゲージが最初からあるシゾー・ワーガや、
さらに攻撃力は落ちるものの、斬れ味補助系のスキルが不要な青ゲージとスロット2を持つ寂寞ナル護斧星ガントがあり、
龍属性の中でもやや厳しい。
MHXX
- 今作にて黒龍の復活により究極強化で黒龍盾斧も復活した。
- 限界突破を挟み、究極強化したことでクロノアームズから黒龍盾斧に名を変えたその性能は
- 属性武器としては高い攻撃力340
- 龍属性20と相変わらず低め
- 素は青30とかなり低いが、匠+2で紫30を得る斬れ味
- ビンはクロノアームズと変わらず榴弾ビン
- 会心率は安定の0%
- 限界突破でスロットが3つ追加
物理に特化した龍属性チャージアックスとなっている。 - 限界突破の次は究極強化と強化の回数自体は少ないが、当然強化できるのはハンターランク解放後になり、
限界突破するには黒龍素材に加え、G級オストガロアの発光する濃粘液を要求される。
しかし究極強化には、古龍の大宝玉や恐暴竜の滅鱗も使わない。
剛翼と邪眼そして古龍の浄濃血など、部位破壊や基本の報酬で手に入るものばかりなので
数回討伐すれば素材が揃うだろう。
彼の手に引っ掛からなければ
寧ろG級で大きく強化されたオストガロアに悩まされるかもしれない。
- 最初から紫ゲージがあり、スロットも同じく3、更に攻撃力は10しか違わないネベトヘウトが目下悩みのタネ。
作成難易度まで下回っているので10の火力の違いと20の龍属性で差別化出来なければ完全に飲まれてしまう。
- また物理の盾斧としてライバルもなかなかの粒揃いである。
- ほぼ同じ攻撃力と期待値であり匠による延長分が全て紫と持久力十分だが、
スロットは無しで雷属性を持つラギアクルスの豪雷盾斧ヴァンクロム。 - 無属性盾斧トップクラスの攻撃力を誇り、
斬れ味+2で紫が40出てスロットが1つのディアブロスの角王盾斧ジオブロス。
- ほぼ同じ攻撃力と期待値であり匠による延長分が全て紫と持久力十分だが、
- G級にもなり、スキルによる斬れ味や会心関連の補強はかなり楽になったと言えるが、
それでも何かもう一つスキルが欲しいというときには、このスロット3つを活かしていきたい。 - なお、嘗てこの武器の立ち位置にあった龍属性特化型チャージアックス枠は、今作のメインモンスターである
バルファルクのチャージアックス・赫醒剣斧…じゃなくて赫醒盾斧ジルバッドに引き継がれた。
MHW:I
- Ver.15.01にて、黒龍ミラボレアスが実装されたことに伴い、本武器も実装。
最終強化にて真・黒龍盾斧となる。
その気になる性能は、- 全てのチャージアックスの頂点に立つ攻撃力1224
- その攻撃力に待ったをかける会心率-20%
- 素で長くない紫ゲージ。ただし延長が可能
- その高い攻撃力を遺憾なく発揮できる榴弾ビン
- おまけの龍属性150
- さらにおまけの龍封力【大】
- 最高の拡張性のLv4スロットを2つ搭載
過去、アップデートごとに榴弾ビンの武器は様々な選択肢が増えていった。
白ゲージで最大攻撃力1170に到達することが可能な赤龍ノ護ル盾斧。
紫ゲージで攻撃力1080、爆破属性にLv4スロットとLv3スロットを搭載した砕光の盾斧。
どちらも強力な武器なのは間違いなかった。
しかし、この武器はまさしくそれらを差し置いて最強と言っても差し支えない性能。
その高い攻撃力から放たれる榴弾ビンの威力は非常に強力。
勿論、弱点属性を突いた皇金の盾斧シリーズには及ばないが、
挑戦者Lv7と砲術5をつければ超高出力のダメージは1ビンあたり150を超え、
特定の部位にしか属性ダメージが効きにくいモンスター、
あるいは全身の属性肉質が渋いモンスターが相手であれば、属性ビンよりダメージが出せる場合もあるだろう。
マイナス会心は-20%と黒龍武器の中では少ない部類であるためカスタム強化とスキル構成で100%会心まで持っていけ、
紫ゲージなので斬撃ダメージも期待できる。
さらに、スロット4を2つ兼ね備えているため、スキル拡張性はダントツ。
属性値はあってないようなものではあるが、それ以上に他の性能がぶっ飛んでいる。
会心盛りもよし、超高出力プッパでもよしの榴弾ビン最高峰の性能となった。- ただし武器倍率340は他の近接武器種が350以上ある中では
大剣「ブラックミラブレイド」とともに低い数値となる。
恐らくは、チャージアックスの榴弾ビンが高くなりすぎることに対するバランス調整の一環と思われる。
- また、同時に登場したEXドラゴンシリーズの防具との相性も抜群。
チャージアックスは必要なスキル、欲しいスキルが非常に多い武器群。
ガード武器故のガード周りのスキル、ビンを持つ故の砲弾装填数。
さらにこの武器となると短い紫ゲージを補ったり、低い会心率を補う必要性もある。
それらを一式着るだけで一気に解決できてしまう。
頭のドラゴンαはガード性能3を持ちながら、ガード強化や砲弾装填数に使う2スロを2つ完備。
2部位以上装備すれば、砲術Lv5と挑戦者Lv7といったスキル上限が解放される。
さらに、4部位装着すれば地味に圧迫してきた体力増強と、
ガードでもビン爆発でも落ちる斬れ味を大きくフォローする真・業物がついてくる。
この上で大量の4スロが勢ぞろいするため、今まで何かの為に何かを切り捨てざるを得なかったチャージアックス、
ひいては足りない部分を補えるこの武器にとってはまさしく正装に近い防具である。
実質呪いともいう
- まさしく最強の黒龍の武器の名に相応しい性能と言えるだろう。
- ちなみに、他の目玉付黒龍武器と同じでカメラを追うように目玉が動くようになった。
余談
- 盾の接合部分や変形時にそれが開くギミックがまるでチャックの様である。
だからチャックスなんだ。
- 剣のビンが光っている時に属性圧縮を行うことで黒龍の眼とビンの光が重なり黄色や赤に光っているように見える。
チャージアックスの変形ギミックがうまく活きた秀逸かつ不気味な武器である。
- 他のチャージアックスと比較して有機的なデザインが特徴で、剣の変形機構は刀身、柄ともに存在しない。
また剣をオーバーヒートさせると、刀身中央部のスリットが赤熱する。
なかなかカッコイイ上に強そうだが、ゲームシステム上メリットはない(一応、オーバーヒート斬りというテクニックは存在する)。
- MHXで登場したブラックアームズは名前に関するネタに事欠かない存在になっている。
まず鉱石武器にブラックガードというブラックシリーズと間違うような武器が存在し、
ブラックアームズという銘自体も過去にMHFでグラビモス亜種のガンランスとして登場したことがある。
過去にもグラビモス亜種のガンランスは、ヘビィボウガンとの名前被り対策のためにMHP2Gで名前を変更されているが、
まさかグラビモスの登場しない作品でまたも同じ銘を持つ武器が登場するとは誰が思うだろうか…。
関連項目
モンスター/黒龍 ミラボレアス
武器/ミラ系武器
武器/黒滅龍盾斧 - 紅龍武器
武器/ミラアンセスブロウ - 祖龍武器
武器/ホワイトガンランス - ブラックアームズの銘を持つ武器