MHFに登場する武器で、かつて古代技術によって創造された槍。
歯向かう敵を昏倒させ、龍の威力とともに突き貫く。
概要・性能
- 古代の遺跡から発掘された装飾品を手掛かりに、メゼポルタで武器として復元されたランス。
【日光】、そして【天照】と呼ばれるこの槍の称号通り、
盾は太陽、矛先も丸い太陽と、まさに"太陽"を信仰したようなデザインが特徴。
金に輝いた装飾が美しく、明らかに錫杖の意匠が見られることから儀礼用として用いられたのだろうか。
- シーズン2.0とMHFの黎明期に登場し、その性能から多くのランス使いを魅了した。
最終強化の錫杖槍【天照】では攻撃力こそ483と飛びぬけてはいないが、
それを会心率10%という部分で補っているため、実際の攻撃力は高め。
さらに手数も出せるランスでは十分な龍属性300に加え、
双属性によって発揮する睡眠属性を活用したトリッキーな戦術も可能、
斬れ味レベル+1で白ゲージ50追加、極めつけはスロット3と非の打ち所が全くない。
当時は皆こぞって生産を目指したことは言うまでもない。
- もちろん、龍属性という土俵ではライバルも多い。
特に大きな壁はミラボレアス亜種の「黒滅龍槍」である。
会心率こそマイナス10と逆だが、攻撃力自体はやや優っており、
龍属性も560と非常に強力な値をマークしている。
とはいえ、スロットがなく、斬れ味ゲージは若干劣っているので、
斬れ味レベル+1を発動しやすいことに強みを持つ錫杖槍に総合性で軍配が上がっている。
- かつてはこのようにデザイン、性能ともにちやほやされた錫杖槍だが、
何年経っても新たな強化先が追加されていないため環境に遅れてしまい、事実上は最前線を退役している。
ただし錫杖槍が弱いという意味ではないのでこれからMHFを始めるという人にはまだ価値がある。
その際はかなり高い会心率とリーチ長を併せ持つドラギュロスの「冥雷槍【大鷺】」や、
同じくリーチ長に加え便利な麻痺属性を双属性で持つルコディオラの「ウルティオ=アーラ」とは
スロットの数などで差別化を図りたいところである。
- 錫杖槍は性能面で多大な人気を誇ったといったが、
その要求素材に多くのプレイヤーが悲鳴を上げたことも事実。
飛竜種の剛尾などはともかく、炎王龍の尖角は上位テオ・テスカトルの角破壊37%でしか入手不可能、
というまさに鬼畜な仕様であり、これを3本も使用するため生産の時点でハードルが非常に高い。
- そして最終関門は錫杖槍【天照】への強化に必要となる「神龍苔」である。
この神龍苔を8個も要求されるのだから、生産を乗り越えたプレイヤーは目の前が真っ暗になった。
神龍苔という素材はヤマツカミ素材のなかでもレアな部類に位置するアイテムであるが、
問題は「ヤマツカミを倒さなければならない」こと。
MHP2Gのヤマツカミしか経験がないという人は特に要注意だが、
MH2と同じ仕様のMHFでは、どんな攻撃力を以てしてもヤマツカミ討伐に1回あたり数十分はかかる。
なぜかといえば、要は砦のラオシャンロンなどと同じで
塔の頂上(エリア10)にヤマツカミが到達しないと絶対に討伐ができないからである。
アイテムボックスに神龍苔のストックがゼロだったプレイヤーはこの要求数に衝撃を受けたに違いない。
- なお現在ではヤマツカミは迎撃拠点のクエストが定期的に登場している(こちらでは即討伐が可能)他、
炎王龍の尖角にせよ神龍苔にせよ救済クエストやポイント交換などで入手が容易になっており、
昔ほど作成は厄介ではない。
余談
- 上で述べた錫杖槍の要求素材だが、これに関して当時は少々設定ミスがあった。
錫杖槍【日光】の生産素材に「魚竜種の上ビレ」が含まれているのはMHF-G現在でも変わっていないが
(厳密には素材の名称が一律変更される前の話なので、この頃はまだ「魚竜種のヒレII」)、
当時はまだ魚竜種のヒレIIを入手する手段が一切存在しなかった。
性能を見て「これ欲しい!」と気分を上げたプレイヤーは
生産素材を見た瞬間モチベーションをぶち壊されるというなんともやるせない状況である。
このため、期間限定クエストで魚竜種のヒレII入手クエストが配信されたという経緯がある。
関連項目
武器/幻雷槍【雷光】 - 錫杖の意匠を持つランス
武器/燦々顕現 - 天照仲間