MHFに登場するコラボ武器群。
追加課金サービスの「初音ミクキット」に含まれていた。
同封の防具と初音ミクについては防具/ミクシリーズを参照。
目次
概要
- その名の通り、電子の歌姫こと初音ミクをイメージして作られた武器である。
狩猟笛とハンマーの2種類が存在し、各部のデザインや色合いにミクの意匠が見てとれる。
ちなみに配色に関しては2種類で色を反転させたコンパチ仕様となっている。
- 最大の特徴はなんといってもその音。
武器を振るうたびに初音ミクの生(?)声が鳴り響き、その様は狩場において異様に目立つ。
性能
- 武器の銘はどれも共通して独奏→二重奏→三重奏→四重奏→五重奏となる。
四重奏はHC武器、五重奏はGR1の準G級武器扱いとなり、
それぞれ該当する特殊効果を使用可能となる。
MHF-G3でGR5相当準G級武器の「六重奏」が、
MHF-Zでは辿異武器段階の「七重奏」が追加された。
初音ミクをはじめとするCFM社のVOCALOIDは6人しかいないのだが
- 斬れ味レベル+1で出現する+50分のゲージはどれも共通して
三重奏~五重奏が全て白、六重奏にいたっては全て紫となかなかに強烈。
ミクキー/初音鍵盤
- ショルダーキーボードのような形状をした狩猟笛。
ちゃんと肩掛け用のベルトもついているのだが、
ハンター達は一切使うことなく普段通り背中に担いでしまう*1。
- この笛で演奏を行うと、なんと初音ミクの歌声で英雄の証が流れる。
- 音色1…らんららら~ん らららららら
- 音色2…ら~ん ららら~ん ら~ん
- 音色3…ららら~ん ららら~ん ら~ん(ら~~ん!)
音色3は演奏を終了、あるいは重ねがけして初めて(ら~~ん!)まで繋がる。
また、ミクキーと初音鍵盤でそれぞれ曲調が若干異なる。
- ミクキー系統は高会心の無属性武器で旋律は紫・緑・赤、
初音鍵盤系統は雷と麻痺の双属性で旋律は紫・青・赤になっている。
防御【大】旋律と物理期待値でどんな相手でも一定以上の戦果が期待できるミクキー、
強走旋律と双属性でサポート力に優れる初音鍵盤、といった形で使い分けることになるだろう。
- 六重奏まで強化した際の性能はミクキーが攻撃力2132、会心率25%、
初音鍵盤は攻撃力2080、雷840、麻痺400と、純正G級武器でいえば30レベル前後に相当し、
最終的にはネタ武器の範疇に収まらないスペックとなる。
が、純正G級武器と違ってシジル枠が2個のまま増えないという弱点がある。
狩猟笛はスタン値強化や音爆範囲拡大といった是非ともつけておきたいシジルが多いため、
課金系武器の取り外し無料機能で状況ごとに付け替えで対応しなければならないことになるだろう。
- 七重奏では辿異武器化するためシジル取り外し自由の特性は失われるが、
スロットが3になり、装飾品も装着可能になる。
どちらも、匠で空色ゲージが発現するようになり、
攻撃力もミクキーが2288(会心率39%)、初音鍵盤が2418と、G級武器Lv50と同等性能になった。
ちなみに辿異スキルはミクキーが「閃転強化+1」、初音鍵盤は「属撃強化」である。- ミクキーは属性がなく、会心率を考慮しても攻撃力がかなり低いと言えるが、
閃転スキル発動時は武器自体の辿異スキルによって、実攻撃力は2444となる。
これに閃転スキルで攻撃力に転換することもできる高い会心率を併せ持つため、
中々のものになったと言えよう。
- ミクキーは属性がなく、会心率を考慮しても攻撃力がかなり低いと言えるが、
- 初音鍵盤の属性値はあからさまに語呂を合わせた数値に設定されており、
四重奏で雷390・麻痺390(みく・みく)、
五重奏で雷820・麻痺390(はつ・みく)となっている。
半分ネタの割に狩猟笛としてはかなり高水準な数字であり、有効な相手にはなかなか強力。
ちなみに雷820というのは属性偏重で名高いクアルセプスの剛種武器最終強化と同値である。
六重奏と七重奏は語呂合わせではなくなっているが、七重奏は雷980、麻痺420と非常に強力。
なお語呂合わせの方は上述したようにミクキー(の会心率)が継承している。
ミクホン/初音声楽
- まんまメガホンの形をしたハンマー。側面で殴ることが多い笛と違って、
ハンマーなので音が出て行く側の一番薄くて脆そうな部分で叩きつける格好になる。
大丈夫なのだろうか…
- こちらは抜刀するとその度に、ミクの声でクエスト出発時の角笛の音が鳴り響く。
狩場のど真ん中で絶妙に気の抜けた声が流れる様はシュール。
- ミクホンが高会心の無属性、初音声楽が雷と麻痺の双属性となっている。
ハンマー的にはどちらも使いやすい属性であると言えるだろう。
- 六重奏まで強化するとミクホンが攻撃力2132、会心率30%、
初音声楽が攻撃力2080、雷490、麻痺400となる。
純正G級武器と比較した際の性能的な立ち位置に関しては笛とほぼ同様。
ただ初音声楽系統の雷属性値は笛と比べるとやや控えめで、
麻痺のおまけ程度に考えるべきかもしれない。
ちなみにこちらも五重奏の時の麻痺値が390(みく)になっている。
MHF-Zで追加された七重奏は、ミクホンが攻撃力2366、会心率39%、
初音声楽が攻撃力2496、雷980、麻痺420となる。
こちらも狩猟笛同様、匠で空色ゲージが出るほか、辿異スキルはミクホンが閃転強化+1、
初音声楽が属撃強化である。
余談
- 英雄の証が流れる笛としては、これ以前からベリムグラッセが存在する。
こちらは歌声ではなく、MHFver.の原曲をそのまま用いている。- また、MHP3より登場するアヴニルオルゲールの演奏音も英雄の証であり、
以後のメインシリーズでも英雄の証メロディが流れる狩猟笛は続々と生まれている。
- また、MHP3より登場するアヴニルオルゲールの演奏音も英雄の証であり、
- コラボ紹介の特設サイトでは、Flashを用いて英雄の証・初音ミクverを演奏することができる。
キットは買わないけど雰囲気だけ味わいたい、という人は是非。
- この武器群で流れるミクの歌声は、コラボにあたってクリプトン社から提供されたもの…ではなく、
スタッフが実際に初音ミクを購入・勉強して一から打ち込んだものである。
- イクシオンサーガとのコラボ武器ハンマーであるナグリンDTは
アニメの最終話にてメガホンに改造されており、形状だけならミクホンとそっくりである。
ついでに言うと、そのシーンの放送と初音ミクキットの発売開始はほぼ同時期である。
狙ったのか、偶然なのか…
- 初音ミクといえばネギを振り回す光景をよく目にするため、ファンの間では
「ネギを双剣として使う」といったネタが期待されていたが、
後に追加された雪ミクコラボを含め実現はしなかった。