紫洸を放つ剣。
終焉の際、所有者は人としての生を絶ち、龍としての生を選ばねばらない。
煌黒龍アルバトリオンの素材から作られる大剣。煌黒の大剣を強化して作られる。
初出はMH3。
目次
概要
- 抜刀すると柄や刀身の繋ぎ目が開き、その節々から怪しげな紫洸を放つ。
たとえ所有者であっても、その輝きに魅入られた者は意識と心を失うと言われる。
また、この武器を手にする者は最早ハンターではなく、英雄と呼ばれるに相応しい存在となるが、
やがて訪れる終末の際には人として生きる道を捨て、龍としての生を歩まなければならないという。
言い伝えではなく断定形で書かれているが同じく古龍のシャガルマガラの繁殖方法を見ると
割と洒落にならない事が起こるのかも知れない。
仮にプレイヤーハンターが古龍と化したらとんでもない怪物になりかねないだろう…
まあ仮にそうなったとして画面の前の我々には関係ないけど。
性能
MH3
- 性能は
- 攻撃力864(武器倍率180)
- 龍属性値400
- 斬れ味は素では白だが匠で出るのは全て紫
- スロット2個
それに加え高い属性値とスロット2を持ち、総合性能に優れている。
- 他の大剣と比べても総合性能において1つ上の次元にあり、大剣使いにとっては正に称号とも言える存在。
大剣は一撃が重いので、物理火力が高いのは最高のアドバンテージとなる。
実際、これが手に入った瞬間、これとアングイッシュ剛・天以外の大剣は御役御免も同然の状態になってしまう。
流石はラスボスの武器といったところか。
MHP3
- 攻撃力は190(ブースト込みで205)、龍属性値は45。
紫ゲージが無い為、素で白ゲージを持つタイプになっている。
その白ゲージの長さは驚きの60。
そこに手数の関係上、斬れ味の消費が全武器中最も少ない大剣の特性が加わる事で、
斬れ味の質と量の総合性能は他の追随を許さない。
攻撃力は相変わらず低いものの、高い属性値とスロット2を有する。
総合面で言えば、MH3と同じく他の大剣より1つ上の次元にある称号的存在である。
- が、属性偏重寄りのこの武器と大剣の性能がマッチしているとはお世辞にも言い難く、
結果として轟大剣【王虎】などの方が使いやすいという場合も。
龍弱点に担いでいきたいところだが、それであったとしても負ける場合もある。
継戦能力が問われかつ龍属性もよく通るジエン・モーランにはほぼ最適解だろうか。
いずれにせよ紫ゲージという特権がなくなってしまった以上、これ一強という状況はなくなった。- とはいえ、その性能から抜刀術【技】と集中以外は必須スキルがないのは明確な長所であり、
耳栓や納刀術を付けて取り回しを改善したり、W抜刀を発動させたりと、
相手に合わせて様々なスキルを臨機応変に付け替えることができる。
どちらかと言えば、本作でのアルレボの強みはこのスキル自由度にあると捉えるべきだろう。
- とはいえ、その性能から抜刀術【技】と集中以外は必須スキルがないのは明確な長所であり、
MH3G
- 攻撃力は1056とMHP3より武器倍率が30も増加したが、代わりにスロットが全て消滅してしまった。
また、アルレボにする為には「天を統べる角」が3本も必要。
「天を統べる角」は追加報酬でも入手が可能だが、G級アルバトリオンの強さに加え、
入手確率も低めなので、この要求数に愕然とした大剣使いは多いだろう。
一応「天をつらぬく角」は不要だが、天を統べる角のおまけでまず集まるので意味は薄い。
神滅大剣アル・レボア
- G級で更に神滅大剣アル・レボアへと強化される。
その性能は攻撃力1200、龍属性580、素で紫ゲージ50を持つなど一線級。
アルレボから武器倍率は跳ね上がり、斬れ味レベル+1も不要なため、一気に強力な武器となった。
ジンオウガ亜種素材を用いた龍属性大剣「狼牙大剣【辺獄】」という強力なライバルが登場した影響により
一概に龍属性大剣最強とは言えなくなったものの、優秀であることに変わりはない。- 因みに、【辺獄】と比較すると、武器倍率10と引き換えに計算時の属性値が10増えている。
スロットは相変わらず0だが、素で長い紫ゲージを持つ=匠が不要な為、
必須スキルを付ける前提なら、事実上はスロット3よりもずっと汎用性が高いと言える。
- 因みに、【辺獄】と比較すると、武器倍率10と引き換えに計算時の属性値が10増えている。
MHX
- MHXでのアルバトリオン復活に合わせて、煌黒の大剣、及び強化先の煌黒大剣アルレボが復活。
性能は攻撃力が180、龍属性45、白ゲージ60、スロット2。
今作は匠を付けるのが難しくなっているため、素で白60に加えて拡張性もあるこの武器はかなり強力。
- しかし素で紫ゲージという驚異的なアドバンテージを失ったのは大きく、
更にMHP3から攻撃力が引き下げられたこともあり、今作には素で白ゲージを持つライバルも多い。- まず無属性としてみると、純粋な物理性能では最強格の轟大剣【王虎】が存在する。
白20と及第点の斬れ味にスロット1、高めの攻撃力220を備えており、
会心率-20%は『抜刀会心』でカバーできる強武器である。 - 斬れ味の面では白30ながら斬れ味修復機能を持ち、
こちらと同じ攻撃力・スロットに会心率20%を併せ持つ叛逆刀ローグレギオンが存在する。 - 汎用性の面では、二つ名ディノバルドの大剣燼滅剣アーレーが強力。
攻撃力200に加えて白20、爆破属性30を持ち、二つ名武器の特殊効果として狩技ゲージが上がりやすくなる。
龍属性がよく効く相手に担いでいくといいだろう。
また、非常に長い白ゲージを持つがゆえに、斬れ味回復効果を持つ狩技の絶対回避【臨戦】を外す、
という選択肢を選べる点もメリットと言えばメリットである。 - まず無属性としてみると、純粋な物理性能では最強格の轟大剣【王虎】が存在する。
- ここからは余談だが、数値的に優秀で斬れ味も長く、様々なサイトで紹介されたこと、
そしてアルバトリオンの素材から作られた武器とあってか、
今作におけるふんたー御用達武器と化している場合がままある大剣である。- 上述の通りこの大剣は優秀な性能を誇るが、やや属性偏重ということもあり担ぐ相手を選ぶ。
無論、基本的にどのモンスターにどの武器を担ぐかはプレイヤーの自由なのだが、
別段龍属性の効きが良くないモンスターの狩猟に向かうにもかかわらず
「火力募集」「アルレボのみ」といった部屋名を掲げるプレイヤーは煙たがられるのも無理ない話である。
ちなみに、よく見受けられるオストガロアでの部屋募集だが、
オストガロアは龍弱点の部位こそ多いものの、最も肉質が柔らかい本体に抜群に効くわけではないため、
結果的に他の大剣の方がダメージレースで優れる。
- 所謂ふんたーがアルレボを担ぐ場合、防具はなぜかアカムトシリーズが好まれるらしい。
発動スキルは心眼・鈍器と、この武器との相性は最悪のはずだが、高級耳栓のスキルが魅力的なのだろうか。
本来ならば地雷プレイヤーがそう易々と作れるような武器ではない。
そうでなくともアルバトリオンと戦えるほどクエストを進めていれば、
スキルで火力を補うなどの知識面でのフォローもできるはずで、
少なくともアカムト一式とセットで運用などという発想には至らないはずである。
にもかかわらずまたしても地雷装備となりかけているということは…やはりこういうことだろうか。 - 上述の通りこの大剣は優秀な性能を誇るが、やや属性偏重ということもあり担ぐ相手を選ぶ。
MHXX
- MHXに引き続き続投。G級強化先は3Gと変わらず神滅大剣アル・レボアとなる。
- 性能はと言うと低めの攻撃力280に高い龍属性58、スロット2に素で紫50の斬れ味を持つ。
- 今に始まったことではないが、属性偏重に長い斬れ味と言う性能は大剣という武器種に噛み合っていない。
さらに斬れ味は白ゲージであるもののこちらより無駄に長い250という長さに、
斬れ味込みでこちらを越える攻撃力300とこちらに肉薄する龍属性55、
同じスロット2の赫醒大剣バルハーリィがほぼ上位互換として存在している。- バルハーリィを抜きにしても今作は匠スキルが付けやすく、
斬れ味の長さと色での優位性も、絶対回避【臨戦】や紫ゲージの弱体化によって小さくなっており、
どうにも向かい風が吹いてしまっている。
- バルハーリィを抜きにしても今作は匠スキルが付けやすく、
- 今に始まったことではないが、属性偏重に長い斬れ味と言う性能は大剣という武器種に噛み合っていない。
- 匠不要武器の中でも真名ネブタジェセルには攻撃力で50もの差を付けられており、
属性値と紫ゲージの長さを以てしても到底追いつけない差が出来てしまっている。*1- スロットでも防御力ボーナスでも作成難易度でもあちらの方が優れており、
大剣には臨戦を外してまで使いたい狩技があまりないこともあり、あちらの方が総合的に優秀と言えよう。
- スロットでも防御力ボーナスでも作成難易度でもあちらの方が優れており、
- 何だかんだで存在感を発揮していた過去作とは対照的に今作では空気と言わざるを得ないだろう。
3時代は紫ゲージの圧倒的な優位点で最強の名を欲しいままにしていたのに対し、
今作では長い紫ゲージのメリットの薄さ故に微妙武器に甘んじてしまっているのも対照的である。
MHW:I
- 第四弾アップデートによりついにアルバ武器が実装。煌黒の大剣を強化して煌黒大剣アルレボとなる。
気になるその性能は、- そこそこの攻撃力1344
- 会心率0%
- 非常に高い龍属性値810 龍封力は小
- 素で紫ゲージ90の圧倒的斬れ味
- 嬉しいレベル2スロット×2
やはりと言うべきか、属性偏重のこの武器が物理火力重視の大剣の性能にマッチしているとは言い難い。
とはいえ、攻撃力1344(武器倍率280)は決して低い訳ではなく、斬れ味も素で紫ゲージが90もあることから、
達人芸といった斬れ味補助スキルを一切積む必要がないという利点がある。
- 似たような性能の大剣としては鑑定武器の一つである皇金の大剣・屍套が挙げられる。
皇金の大剣・屍套は、パーツ強化込みで攻撃力1454(武器倍率303)に加えて会心率20%を備え、
武器スキルで会心撃【属性】も持っているため、純粋な火力面では勝ち目が無い。
ただし、あちらは斬れ味が匠無効の白40、スロットもレベル1が1つとなっており、
素で紫90、レベル2スロットが2つのアルレボの方がスキル自由度は高い。
総合的に見ると、両者に大きな性能差があるという訳ではないため、
持っている装飾品や好み、クエスト内容によって使い分けると良いだろう。
冰気錬成を利用する場合、必然的に会心撃【属性】も発動するのでアルレボの方が優位に立てる。