防具/バンギスシリーズ

Last-modified: 2024-04-22 (月) 23:39:13

MH3から登場した、健啖の悪魔ことイビルジョーの素材をメインに加工された防具。
本項では特殊個体・怒り喰らうイビルジョーの素材で生産できる「グリードシリーズ」についても紹介する。

目次

バンギスシリーズ

  • 全作でイビルジョーが基本的に上位以降に成らないと登場しないため、
    無印バンギスがレア度7(MH3とMHP3では最大)の上位防具扱いに成っている。
    G級のバンギスXに至ってはレア度9。
  • MH4Gまでの全作で、上位バンギスの腰防具に、腰防具としては珍しく胴系統倍加が付いている。
    同じく上位バンギスは4Gまでの全作で、脚防具がスロット3を誇る。
    このため、組み合わせ用パーツとしても優秀。
  • ・「使用者に危険なまでの破壊衝動を湧き起こす」(バンギスヘルム)、
    ・「身に付けると、異常なまでの握力が宿り、自身の骨をも粉々に砕く」(バンギスアーム)、
    ・「あまりの怒りに、自身の視界が赤く染まる」(バンギスコイル)、
    ・「恐暴竜の如く、地面をえぐるほどの脚力を生み出す」(バンギスグリーヴ)、
    などといったように、使用者に強大な力を与えると同時に、
    使用者の身体や精神への異常なまでに膨大な負担を与えるのだとか。
    • バンギスXシリーズでは説明文が大きく変更され、
      ・「押さえ込めないほどの凶暴な原始の力を物にできる」(バンギスXメイル)
      ・「弱い生物は見ただけで逃げ出すという」(バンギスXコイル)
      ・「巨砲の反動も赤子に触られた程度になる」(バンギスXレギンス)
      などと、メリットがより大きくなっているが、
      ・「破壊への衝動が狩人の精神を蝕む」(バンギスXキャップ)
      ・「力の代償に猛烈な餓えと乾きに襲われる」(バンギスXレジスト)
      などと、使用者の身体や精神もイビルジョーそのものに変えてしまうような負担という、
      恐ろしいデメリットも追加されている。
      さらに、バンギスXグリーヴに至っては、夜になると鉤爪が血に染まるという噂もある。
  • バンギス(bangis)とは、タガログ語で「残虐」「残忍」といった意味。
    暴君イビルジョーの防具に相応しい名と言えよう。
  • デザインも、暴走族もしくは悪役レスラーのような、刺々しいワイルドな見た目。
    G級防具となるバンギスXキャップ(男)に至ってはどこぞの殺人鬼みたいな風貌である。
    一方、女性版の方は、上位装備はぴっちりとしたライダースーツのような外観で、
    G級装備は、剣士用が看守、ガンナー用が軍人のような外観である。
    男性版と比べればまだ大人しめのデザインとなっている。
    • G級男性剣士用は、上記のような風貌から、片手剣などを持つとどこぞのホッケーマスクの殺人鬼にしか見えなくなってしまう。まぁどちらかと言えばザザミ装備の方がそれっぽくあるのだが‥‥‥。

性能

MH3

バンギスシリーズ

  • 剣士・ガンナーとも一式で、攻撃力UP【中】腹減り倍加【小】自動マーキングが発動。
    更に、剣士用は斬れ味レベル+1が、ガンナー用は装填数UPが発動する。
    はらぺこ、相手を見つける力、超攻撃力と、みごとにイビルジョーの特徴をとらえたスキル構成。
    さすがは(実質)裏ボスの防具といったところか。
    本作で匠が発動する防具では珍しく『なまくら』が発動しない。
    匠と攻撃が同時に発するので、攻撃が【中】である所を除けば、
    他の作品でいう「真打」を疑似的に発動しているようにも見える(もちろん、お守りや武器スロ次第では【大】にも出来る)。
  • 腹減り倍加を除けばすごく良い装備に見えるが、
    ところがどっこい、スロットが脚に3つ有るだけと言う拡張性の無さを誇る。
    スロットを埋めると、残りはお守り頼りとなってしまう。
    • 腹減りが気になる場合は足を胴系統倍加にするといい。宝玉も1つで済む。
      ただし、この場合はスロットが完全に無くなってしまい、
      スキルの追加がお守り依存になるので、スキル構成に更に悩むことになる。
    • それでも当時の環境において、ひたすらに火力特化できているこの装備の完成度は極めて高い。
      火事場装備を除いて基本的には最大火力となるので、特に生存率の高いPT戦ではよく採用されていた。

MHP3

バンギスシリーズ

  • 剣士用は一式で斬れ味レベル+1、早食い+2、なまくらが発動し、
    ガンナー用は一式で装填数UP、早食い+2、反動軽減-1が発動する。
    MH3とはスキル構成がかなり異なり、MH3の時より攻撃的ではなくなっている。
  • 一方でスロットは6つに増えており、他の装備や護石との組み合わせがしやすくなった。
    しかし、同時に少々中途半端な性能になってしまったと言わざるを得ないだろう。
    特に前作と違ってなまくらが発動してしまうのはかなり痛く、
    なまくらを消しつつ匠を維持するにはお守りを使わなければならない。
    お守りを制限されてしまうのも欠点である。
  • とはいえ、本作では匠が結構重いスキルのため、それをデフォルトで発動出来るのは嬉しい。
    他の防具と組み合わせて使うのももちろん有効である。

MH3G

バンギスシリーズ

  • 上位版装備。
    剣士・ガンナーとも一式で、攻撃力UP【中】腹減り倍加【小】早食い+2が発動。
    更に、剣士用は業物が、ガンナー用は反動軽減+1が発動する。
    スキル構成がMH3時に近い状態に戻った。
    具体的には剣士用は斬れ味関連のスキルが匠から業物になり、ガンナー用は装填数UPが反動軽減+1に、
    共用スキルが自動マーキングから早食いに変わった形になっている。
    • しかし、スロットも脚に3のみと、MH3の仕様に戻ってしまった。
      そんなところまで合わせなくて良いのに……
      ただし、剣士脚は斬れ味のスキルポイントが3ポイントもあるため
      3スロである点を含め、頭スカルアビスで真打業物に持って来いのパーツになっている。
      上位装備では珍しくG級でも通用するパーツである。
      いずれにせよパーツごとでピーキーなので混合防具で真価を発揮すると言える。
      この場合のライバルは達人スキルや見た目的にリオソウルヘルムだろうか。

バンギスXシリーズ

  • こちらはG級装備。
    剣士・ガンナーとも一式で、MHP3の上位バンギスと同じスキルが発動。
    更に、根性と火事場力+2の複合スキル「逆鱗」が発動する。
  • スロットは10と激増。
    腰に3、頭腕脚に2ずつ、胴に1つ有るため、スキル構成の自由度は高くなった。
    その代わりか、上位バンギスに有った腰防具の胴系統倍加が無くなってしまった。
  • 腰防具の作成には、あの怒り喰らうイビルジョーの専用素材「ドス黒い血」が必要。
    • そのためか腰防具は他の部位よりも防御力が高く、
      単体で見た場合は全防具No.1の136(剣士)を誇る。
      また龍耐性もマイナスから0へ上がっている。このため、龍耐性のみ合計-16と、他のシリーズより改善されている。
      そして上記の通りスロット3つ付きである。
    通常クエストだと高難度クエストの乱入で低確率でしか出現しないが、
    イベントクエストで怒り喰らうイビルジョーをターゲットとしたクエストが幾つか配信されているので、
    入手自体は実力が伴えば何とかなる。
    スロット数が総数10とかなり魅力的なので見返りは大きい。

MH4(G)

バンギスシリーズ

  • スキル構成・スロット数共に3Gの上位バンギスと全く同じである。
    腰装備も今まで通り胴系統倍化を持つため、見た目を気にしなければ使っていけるだろう。
    ちなみに脚装備はスロット3かつ、斬れ味のスキルポイントが+3あるので、
    業物を使いたいときには活用していこう。
    特に、リベリオンメイル+胴系統倍加+ミラバルクロウとの組み合わせ
    今回も真打業物装備が容易くできるようになっている。
    ジンオウSフォールドと合わせても良い。

バンギスXシリーズ

  • 発動スキルは業物or反動軽減+1攻撃力UP【大】早食い+2腹減り倍加【小】
    上位バンギスの完全上位互換であり、MH3Gにおける斬れ味レベル+1or装填数UPや逆鱗スキルは復活ならず。
    しかしスロットは頭、胴、腕に1スロットずつ追加され、合計6つに増えた。耐性は相変わらずだが…
    • 単体で見れば匠と斬れ味(ガンナーは反動と装填数)を両立し、攻撃と食事のSPが高く1スロ付きの頭、
      上位同様攻撃と斬れ味のSPにスロ3付きの脚部位が優秀。混合装備として有効活用しよう。
      またMH3Gと違い、腰部位は引き続き胴系統倍加なので、本作の貴重な倍加防具として利用価値は高い。
  • 作製には当然の事ながら大量のイビルジョーの素材に、何故か他の大型モンスターのレア素材が必要となる。
    砕竜の宝玉雷狼竜の碧玉濃縮重甲エキス黒蝕竜の闇玉など、上位レア素材の要求が多い。
    また太古龍骨も合計で9個と地味に結構な数を要求される。
    まあ他モンスターのG級レア素材もってこいと言われるよりは数段マシだが(特にこれみたいに…)。
    また、腰部位は濃縮重甲エキスに加えてお約束の恐暴竜の滅鱗が要求されるので注意。

MHX

バンギスシリーズ

  • イビルジョー本体と共に続投。
    今回はG級が無く、イビルジョーは上位限定なので、防具は上位相当の無印が存在するのみ。
    チケットを使用して生産するEX防具、および獰猛化個体の素材を使って生産するR防具は存在しないが、
    この無印バンギス装備の最終強化には、獰猛化恐暴竜鱗が必要となってくる。
    MHXにおいて獰猛化イビルジョーを狩猟出来るクエストは、
    スクウェア・エニックスとのコラボクエスト幻譚~貪食の恐王」と、
    本作の4大メインモンスターが一緒に出現する大連続狩猟「四天王と暴喰の王」の2つしかない。
    • 続編のMHXXでは、通常の集会所上位クエストにも獰猛化イビルジョーのクエストが追加。
      またイベントクエストも、2つとも発売日から再配信されている。
  • 発動スキルは剣士・ガンナー共通で破壊王弱点特効腹減り倍加【小】
    • 発動スキルは全く同じだがスキルポイントの偏りは同じではなく、
      痛撃のポイントは全部位に2ポイントずつだが、重撃のポイントが胴のみ1ポイントになっており、
      代わりに3ポイントになっている部位は剣士防具だと腕で、ガンナー防具だと頭になっている。
      また、腹減りのマイナスポイントは全部-2に加えて胴は-3となっているため、合計で-11となっている。
  • 防御力はレア6なのでそこそこと言ったところ。
    格段に低いという訳では無いが、レア7の古龍などの防具に比べると低い。
    耐性は以前と変わらず雷と龍のみ弱点となっており、他は0。
    スロットは上から1・0・1・2・1で合計5個。
  • イビルジョーらしいスキルが並んでいるが、
    破壊王スキルはよほど特定の部位破壊素材を重視するマラソンでもない限りは
    通常の狩りで積極的に使われる事が無いスキルなので、
    マイナススキルを除けば事実上、弱点特効が発動するだけの防具となってしまう。
    弱点特効を付けるだけならシルバーソル一式の方が
    相性の良い他のスキルも付いてスロットも同じなので遥かに良い。
    一応この組み合わせが活きる相手としては部位破壊することで弱点特効が有効になる、
    リオス希少種の頭やガンナーでのドボルベルクのコブなどが挙げられる。

MHXX

バンギスXシリーズ

  • G級追加に伴い、この防具もG級進出。やはりR防具やEX防具は存在しない。
  • 発動スキルは剣士・ガンナー共通で上位版と同じく破壊王弱点特効が発動、さらにグルメが追加された。
    そしてマイナススキルが消えている。
    イビルジョーがグルメ…?と首を傾げたくなる*1が、
    その中身はお肉大好きキノコ大好き早食い+2と、
    まさに暴食と呼ぶべきシロモノ。なるほどピッタリである。
    むしろこのスキル名がグルメというのがおかしい。
    「暴食」とか「爆食」とか他に何か適切な名前は無かったのか。
  • 10個も持ち込める秘薬をバクバク食べるので、高めの防御力も相まり生存性は高い。
    他にグルメが発動する防具はグルニャンXハイリアシリーズがあるが、
    グルニャンシリーズよりは攻撃的なスキル構成、ハイリアシリーズよりは弱点特効での瞬間火力やスロットによる拡張性に優れるという立ち位置。
    一撃で体力を半分以上持って行くこともザラなG級モンスター相手にこの回復力は馬鹿にならず、
    前作よりも有用性は上がった…かもしれない。グルメを発動させる手段はこの三種の防具を使うしか無いしかない*2ので、
    グルメを発動させつつ攻撃系のスキルも発動させたいとなったらこの防具が最善となるだろう。
  • スロットは1×3+2と少々寂しいが最低限の5スロは確保できている。
    乱入個体を下せる場合を除いて作成がG4以降なのがネックだが、汎用性は意外と悪くない。
    • 実はイビルジョー当人のもの以外でG級素材を使わない。…代わりに他種の上位レア素材は使うが。
      乱入個体を倒してしまえる猛者ならば優秀な攻略用装備としても使えるだろう。
      ランダムな乱入を待つより無難にランク相応の装備を作っていったほうが大概ラクだろうけど。

MHWorld

バンギスα・βシリーズ

  • 2018年3月22日の第1弾大型アップデートでイビルジョーとともに実装。
    ほかのモンスターの上位防具と同じくスキル重視のα、スロット重視のβの2種類が存在する。
    部位αβ
    スキルスロットスキルスロット
    破壊王+1

    Lv1×1

    破壊王+1Lv3×1
    Lv1×1
    匠+1
    早食い+1Lv2×1早食い+1Lv3×1
    匠+1
    力の解放+2無し力の解放+2Lv2×1
    破壊王+1
    力の解放1Lv1×1力の解放+1Lv3×1
    Lv1×1
    匠+1
    早食い+2無し早食い+2Lv1×2
    破壊王+1
    一式破壊王Lv3Lv1×2
    Lv2×1
    破壊王Lv1Lv1×4
    Lv2×1
    Lv3×2
    早食いLv3早食いLv3
    力の解放Lv3力の解放Lv3
    匠Lv3
  • イビルジョーの強さに反してなぜかシリーズスキルを備えていない。
    MH3の同期の主任は貰えたのに。
    • 逆に言えば、シリーズスキルを気にせずパーツ単位で使えるという事である。
      なまじシリーズスキルが強力だと、それを発動させるために2~4箇所の防具が固定されてしまい、
      他のスキルを盛るのに苦労する、という場面も少なくない。
      そういったしがらみが無いので遠慮なく組み合わせの材料に出来る。
    • β装備にするとスロットは増えるが、匠が削除、破壊王も2レベル下がると、
      人気の高いスキルほど消えるようになっている。
      ただし有用なスキルを削除しただけの見返りはあり、胴以外の3ヶ所は匠+1が丸々Lv3スロットに化ける*3
      スロットLv3の装備は決して多くはなく、付随するスキルを鑑みると更に狭まるので、
      選択肢が増えるのは単純にありがたい。
      • バンギスコイルβは実装時に存在しなかったスロットLv3+Lv1を備えているので、
        装飾品でスキルを確保する時は役立つ場面もあるだろう。
        回復薬グレート使う際に助かる場面も多いので腐りにくい。
  • ストーリー上でネルギガンテを攻略するために作るのが一番有効な利用方法だろう。
    イビルジョーとはリオレイア亜種討伐後に戦えるので、ネルギガンテ戦の前に作成可能であり、
    ネルギガンテは部位破壊によりダウンを狙えるため破壊王が有効に働き、
    慣れていない間は大ダメージによる力の解放の発動機会も多く、早食いによりリカバリーもしやすい。
    …ここまで読んで、「アップデートによる追加ではなく、最初から入っていれば評価は違ったのではないか」
    と思った貴方は多分間違っていない。
    セカンドキャラを作った際に、ストーリー攻略中に製作して、使ってみては如何だろうか?
  • 男装備の腰防具にあるベルトのバックラー部分は、常に黄緑色に光っていて色が変更できない。
    これ、実は導蟲の虫籠である。この防具に限らず今作の腰防具のほぼ全てに導蟲の虫籠がついているのだが、
    その殆どはキーホルダー状の腰にぶら下げるタイプで、パッと見てわかりやすい形状になっている。
    まさかデザイン自体をほとんど変えずに既存のパーツをそのまま虫籠に使うとは、うまいこと考えるものである。

MHF

  • 遷悠防具として登場。
    防具の説明文がどうなるのか話題になっていたが、何れも無難な形に収まっている。
  • 自動発動スキルは餓狼+2
    餓狼+2は発動に20P必要、かつスキルアップグレードの対象外で、
    更にスキル優先順位が最下位クラスで弾き出されやすいスキルである。
    安定した発動は今まで天廊武器に断食の石を装着する以外になかったが、
    この防具の登場で使用可能武器の幅を広げつつ安定した発動が可能となった。
  • 気になる性能であるが、ここではHR5の無印段階と、最終段階のGXについて述べる。
    HR5段階の性能は、
    • 剣士共通スキルポイント:斬れ味+5、攻撃+5、匠+4、底力+5
      • 各部位別スキルポイント:頭から順に食事+5、スタミナ+5、溜め短縮+5、達人+5、回避性能+5
    • ガンナー共通スキルポイント:達人+5、攻撃+5、装填+5、底力+5
      • 各部位別スキルポイント:頭から順に食事+5、スタミナ+5、反動+5、連射+5、回避性能+5
    となっており、極めて攻撃的なスキル構成となっている。
    特に、匠と攻撃のスキルポイントを併せ持つのはHR台では大変有り難いことだろう。
    ガンナーも、痒い所に手が届きつつ攻撃性能を伸ばせるのは大きい。
    自動発動スキルの餓狼+2を無視しても十分強力な防具として使えると言ってもよいだろう。
  • 次にGX段階の性能だが、
    • 剣士共通スキルポイント:剣神+5、一閃+4、痛撃+5、怒+4
      • 各部位別スキルポイント:頭から順に食事+6、スタミナ+6、溜め短縮+6、達人+6、回避性能+6
    • ガンナー共通スキルポイント:扇射+3、一閃+4、痛撃+5、怒+4
      • 各部位別スキルポイント:頭から順に食事+6、スタミナ+6、反動+6、連射+6、回避性能+6
    と、こちらも攻撃的なスキル構成で固まっている。
    単純な防具として使っても強いし、餓狼+2を活かすのもよしという性能になっている。
    • 剣士は、まだ途上の段階にあると言える剣神スキルを+5で持っているのは大きい魅力。
      餓狼+2を無視するのであれば腰は更に一閃スキルを補佐する、
      会心率を強化する達人スキルを併せ持っているのでこれまた強力と言える。
      ただし、武器倍率を上昇させるスキルが一切無いのでうまく組み合わせなければならないと言える。
    • 一方でガンナーは攻撃的なスキルを持っているため不足無しと言ったところである。
      希少スキルを考えなければ、強力なスキル構成が簡単に組めるだろうが、
      餓狼+2の運用を前提にしない、強力な防具として用いる場合達人スキルが無いことに気を付けたい。
  • 遷悠防具はプラス耐性・マイナス耐性の幅が極端に設定されているが、
    バンギスシリーズは攻撃面に傾注しているためか最も高い耐性でも氷+5であり、
    一方で雷属性は1部位につき-10となっている。
    もし一式で使ってしまうと雷耐性は-50となってしまうので注意。

グリードシリーズ

  • MH4での怒り喰らうイビルジョーの続投に合わせて追加された防具。
    同作で追加された固有素材「歴戦の漆黒皮」等を使うことで生産できる。
    外見もバンギスシリーズよりも赤黒く禍々しい物となっており、威圧感が増した。
    • 怒り喰らうイビルジョー初登場のMH3Gの時点では存在しなかった防具である。
  • 名称のグリードとは、イビルジョーのガンランスの名称と同じく、
    「強欲」を意味する英語の"greed"からと見られる。
    食に貪欲な怒り喰らうイビルジョーらしい命名といえる。
    「暴食」の"gluttony"の方がイビルジョーらしいのではというのは禁句。
    • ちなみに、かつて存在していたMH3のオンラインモードで行けた求人区のサーバーにも
      「グリード」という名称のものがあった。
      求人区は特定モンスターの素材集め等のために活用するのを想定された場所であることから、
      こちらも名前の由来は同じだと思われる。

性能

MH4(G)

グリードシリーズ

  • 発動スキルは上位バンギスからほぼ変化なく、早食いが+1にダウンした程度。…あれ?
    全体的にスキルポイントの構成が変わっている他、頭と脚装備には強欲のスキルポイントが追加された。
  • しかし防御力は少し上がった程度で更に火・氷・水・龍耐性-5雷耐性-15とかなり厳しいことに。
    雷・龍耐性に関しては-20だったバンギスシリーズよりマシになっているが…。
    3GのバンギスXのドス黒い血を使った部位は前述通り防御力が高かった上に耐性が優秀だったのに…
    これは怒天・心滅どころかアカムトシリーズの生産時点にも総合的に負けている。
    大抵の武器は斬れ味レベル+1が必要なため、一式は元より混合装備としても運用させにくい。
    当初は防御力が高く胴系統倍化を持つ腰装備に有用性が見出されていたが、
    ゾディアス腰の方が防御・耐性共に上であるため、敬遠されつつある。
    • ただし剣士のグリードメイルは、攻撃+4斬れ味+3という比較的優れた構成であり
      胴系統倍化二つと組み合わせることで攻撃+12斬れ味+9となり攻撃力UPと業物が容易に発動可能。
      発掘装備のスシロー武器用には、十分実用的である。
  • 腰はバンギス同様胴系統倍化となっているが、
    バンギス腰が恐暴竜の宝玉・重甲エキスと片方は下位素材ながらレア素材を2つも使うのに対して、
    こちらは歴戦の漆黒皮4枚が必要になるがレア素材を一切使用しない。但し古龍骨が2つ必要。
    場合によってはこちらをチョイスした方が作り易いこともあったりする。
  • また、発掘装備も存在しており、通常とは異なったデザインの防具が入手できる。
    男性用は不気味な怪人のような物々しいデザインとなっているが、
    一方の女性用は全体的に露出の多いセクシーなデザインとなっている。

グリードZシリーズ

  • G級の怒り喰らうイビルジョーの素材を贅沢に使用した防具。
    外見は基本バンギスXの色違いだが、バンギスXより棘が大きくなっていたり、
    ベルトのエンブレムの形が変わっていたりと、細部のデザインが異なっている。
    各パーツの説明文は剣士用のものは「謳え○○を、嘆け××を。」、
    ガンナー用のものは「誇れ○○を、嗤え××を。」という一文から始まる。
    一例として剣士用頭装備のグリードZヘルムは「謳え悲鳴を、嘆け慈愛を。」である。
    特徴的なのは○○にマイナス、××にプラスの意味合いが強い言葉が入る点。
    つまり悲劇や惨劇を肯定し、喜ばしきことを悉く否定する形となっている。
    どこの神父だ
  • 発動スキルやスロット数、腰が胴系統倍加なのはバンギスXと同じだが、SPの配分が異なっている。
    頭部位と脚部位から斬れ味のSPが消滅したが、脚にあった強欲のSPは+3に強化された。いらないけど
    攻撃と斬れ味のSPが胴と腕部位に集中しているので、バンギスXと違い頭と脚部位を作るメリットは低い。
    そもそも防御力はバンギスXと比べてもほぼ差は無く、耐性面も上位版から全く改善されていない。
    攻撃のSPが余分にあるので、バンギスXと比べて攻撃力UP【超】を付け易いと言う利点はあるが…。
    頭はスキルポイント的にバンギスXの完全下位互換になってしまっているが腕は上位互換となっている。
  • 作製には当然だが、強敵の怒り喰らうイビルジョーと何度も連戦する必要がある。
    しかしバンギスXが他の大型モンスターの素材を大量に必要とするのに対して、グリードZに必要なのは太古龍骨のみ。
    もっとも、イビルジョー飢餓専用の素材である血戦の漆黒皮極悪な牙がある以上、
    どちらが楽かと言われれば微妙な所。かなりの数を要求されるので、やはり一式の作成は趣味の領域と言える。
    腰部位は極悪な牙が要らないので滅鱗を使うバンギスXよりはマシかもしれない。
    また、倍加として1部位を使うだけであれば全耐性マイナスもあまり気にならないだろう。
    もっとも、現在では属性耐性がマシな腰の胴系統倍加防具であるGX荒天・GX蒼天が作成できるのだが。
  • パーツ単体として優秀な胴と腕部位の斬れ味とある程度のお守りがあれば使えない事も無い。
    匠+5のお守りを用意して頭をバンギスX、胴、腕をグリードZ、腰部位をカイザーX、脚部位を胴系統倍加とする。
    ここで合計7スロットになるので、更に装飾品として攻撃珠【1】と早食珠【1】*2を入れれば、
    発動スキルは攻撃力UP【超】、早食い+2、斬れ味レベル+1、業物となり、腹減り倍加【小】は発動しない。
    残り4スロットだが、武器やお守りのスロットがあれば5スロスキルの1つは発動可能。無い場合は知らない
    耐性面に目を瞑れば一式で運用するよりも十分優秀と言える。そのお守りがないと話が始まらないのだが
    • 今作で新たに出るようになった匠7のお守りがあれば、頭の匠3と併せて斬れ味レベル+1が発動できる。
      これならば一式で着た場合でも、腹減り倍加を打消し、攻撃力UPを【超】に伸ばしつつ4スロ余り、
      武器やお守りに1スロでもあれば5スロスキルの追加が可能。
      またそもそも匠が不要な武器を使うのであれば、お守りしだいでいくらでも可能性がある。
      いずれにせよG級で早食いを使いたいのであれば一式でも有用な装備ではある。
      何より、一式での見た目はなかなかカッコいい。

GXグリードシリーズ

  • ファミ通の公式ガイドブックにて存在が判明したGX防具の内の1つ。
    2015年5月8日に配信された「喰慾の極限」をクリアすることでキー素材の強欲チケットが入手可能。
  • 性能は、一式で弱点特効、剥ぎ取りマスター、激運、見切り-3(ガンナーは-2)
    …とまあ見て分かる通り、ゴルルナ海賊もビックリの、正にグリードの名に恥じない清々しいまでの物欲装備である。
    実はその気になればGXグリードを使わずとも上記の物欲スキルをマイナススキルなし
    両立させることもできる。属性耐性もここまで酷くはならない。
    特に、剥ぎ取りマスターと激運が同時に発動する装備は前例が無い。
    ゴルルナと違って火力スキルが入っているのが大きいポイント……と言いたいが、
    見切り-3(-2)がそれを相殺してしまっている。当然打ち消す余裕はないので会心率の高い武器を選ぶ必要がある。
    スロットは無し、そして耐性が一部位当たり全耐性-5(ガンナーは-4)という壊滅的な数字
    一式装備だと-25(-20)。全ての属性攻撃のダメージが2割ないし2割5分増しというのは致命的である。
    まあ余程の事がない限り一式で使う機会などそうそう無いだろうが…
    当たり前だが、とてもじゃないがオンに着ていけるような性能の防具ではない。
    もし着ていこうものならまず間違いなく地雷認定は免れないだろう。
    身につけるだけで他者に害を与え恐れられイビルジョーのように忌み嫌われること請け合い。
    どうしても着ていきたいという場合は、気心の知れた仲間内限定か、
    きちんと事情を話して許しを得てからにしよう。許してくれる様な心の広い人がどれだけいるかは知らないけど
    • 一応極限ジョー倒せますよという実力の証明にならないこともない。
      ただし、それはそれで今度は寄生に間違われる可能性もあるので、やっぱりオンに着ていくべきではないだろう。
      もちろん、ソロ狩りで素材集めをしたい時であれば何の問題も無い。
    • 実用を考えるのであれば、ネコスキルで耐性のマイナスを打ち消すことが最優先である。
      あるいはゴア・マガラやティガレックス(岩飛ばしを除く)など、
      何の属性攻撃も持たないモンスター相手のレアアイテム集めなら有用。
      尻尾斬りのサブタゲマラソンには持ってこいか。
      あるいはお守りで運搬の達人を発動させ、運搬クエストの報酬を増やすのも手か。
    • スロットが無いので武器スロットとお守りで追加するスキルをよく吟味するべきだろう。
      大剣など必須スキルが多い武器種ではロクにそれらが揃わないので、担ぐ武器種も考えた方がいい。
      しかしどう足掻いても追加できる有用スキルはせいぜい1つか2つが限界なので、
      やっぱり剥ぎ取りマスター+激運のインパクトを打ち消すには全然足りない。
    • ついでに言うと、これほどの物欲装備であっても敵次第では普通の装備を着た方が
      一周当たりの効率が良くなり結果としてこちらより素材集めの効率もよいことが割とよくある。
      こうなるともう踏んだり蹴ったりである。
  • 素材は主にG級イビルジョー素材+G級怒ジョー素材を使用。
    よってチケットが手に入るクエスト以外に怒ジョーのクエストにも行かなくてはならない。
    極悪な牙と滅鱗さえ集まればそう作製は難しくないと思われる。
    …が、肝心のチケットを入手する為には強化された極限ジョーを狩らなければならず、
    しかも頭部位にはそれぞれチケットを2枚ずつ要求されるため注意。

MHX

  • 通常イビルジョーと共に怒り喰らうイビルジョーも続投したためこの防具も同時に続投。
    更に、バンギスには存在しなかった獰猛化恐暴竜鱗を用いたR装備「グリードRシリーズ」も登場。
    なお、どちらの装備も最終強化に獰猛化恐暴竜鱗が必要となる。

グリードシリーズ

  • レア7でトップクラスの防御力を誇るが、4及び4Gと同様に全耐性マイナスと言う恐ろしい属性の脆さを持つ。
    一式装備だとALL-10で、雷に対しては-20以上ついてしまう。前作から全耐性が-5されてしまっている。
  • 4Gまではバンギスシリーズのコンパチのような発動スキルだったが、
    今回は全く異なり、剣士では斬れ味レベル+2業物、腹減り倍加【小】。
    ガンナーでは通常弾強化弾導強化、腹減り倍加【小】。
    剣士の方だけレベル2があるスキルが発動しポイントが+15になっているため、
    スロットはガンナーの方にのみ全部1つずつ存在する。
    • 剣士防具は匠と業物を両立する珍しい防具。強欲である。
      今回は匠の効果が2段階に分けられ最大限に発揮するのに必要なポイントが増えたこと、
      およびスキルの重さが全体的に厳しくなっている事から、斬れ味レベル+2と業物を両立しようと思ったら
      まず間違いなく一式とまでは行かないまでもグリードシリーズのどれかをパーツとして要求されるだろう。
      • ただし、「斬れ味レベル+2を発動させて斬れ味を落ちないようにする」だけなら
        ディノSシリーズや二つ名防具・燼滅刃シリーズでも剛刃研磨のスキルを用いて同じ様な事は可能。
        どうしても業物でないといけない理由が無い場合、拡張性や耐性の低さを考えると、
        ディノSまたは燼滅刃シリーズの方が良い場合が多い。
        スキル自体はグリードシリーズを使わなければ非常に難しい構成だが、代用が効くという事。
      • 匠と業物の両立という特徴を活かすならば、他の防具や護石と合わせて、
        斬れ味レベル+1で白ゲージが出現する武器で出現する長くない白ゲージを、
        絶対回避【臨戦】で維持するという運用が適しているだろう。
    • ガンナーは通常弾強化弾導強化。貫通弾を使う装備ほど劇的な効果をもたらす組み合わせではないが、
      今作ではブシドースタイルでジャスト回避から直接水平撃ちで反撃するとほぼ距離調整をする余地が無く
      クリティカル距離外から撃つ状況が多発するため、通常弾装備でも弾導強化はあると大きな助けとなる。
      • 通常弾強化+弾導強化は軽いスキルではないが、剣士における匠+業物ほど重いスキルでもない。
        通常弾強化はアーク・フィリアRシリーズにパーツとして優れた部位が存在するし、
        弾導強化も上記のアーク・フィリアRの通常弾強化ほど露骨ではないが、
        パーツ用として優れた防具がいくつも存在し、2スロ3ポイントのそこそこ効率の良い装飾品がある。
        なので、通常弾強化+弾導強化の組み合わせを使いたいからと言ってグリード一式に直行する必要は無い。
        実際、シミュレータを回すとグリードシリーズのパーツはだいたい2~3部位程度に留まる。

グリードRシリーズ

  • 獰猛化恐暴竜鱗から作製可能になるグリードRシリーズも存在する。
    生産にはこの素材に加え、全てのR装備共通の条件として、
    集会所の「3頭寄れば獰猛蛙」もクリアしている必要がある。
    • 防具デザインは、MH4Gで追加されていた発掘装備版のグリード防具(レアデザイン)を踏襲したもの。
  • 発動スキルは剣士は斬れ味レベル+1、ガンナーは通常弾・連射矢UPのみで、マイナススキルは無し。
    これだけだとマイナススキルが無いことを踏まえても無印版の下位互換の様に見える。
    更に、スキルポイントが偏っているRシリーズにしては珍しく全ての部位で一律2ポイントとなっている。
    ではこの防具の真髄は何なのか、それはスロット数である。
    なんと胴に2個、それ以外に3個で合計14個もあるのだ。
    今作の装備は全般的にスロットが少ない事を考えると破格と言っても過言ではなかろう。
    • 因みに最も多いのは全部位3スロの三眼シリーズだが、こちらはスキルポイントが一切付与されていない上に
      剣士ガンナー共用で防御力が低いためほぼ上位互換となっている。
  • レア7防具なだけあって、三眼シリーズと違って防御力だけは最終装備クラスに高い。
    が、グリードシリーズなので耐性は全ての属性においてマイナス。
    一式装備だと弱点の雷属性は剣士で-25・ガンナーで-20、他も全て-10ととんでもないことになるため
    属性攻撃を多用するモンスターには要注意。
  • 全体的にスロットが減少した本作で匠スキル、及び通常弾強化スキルを含めた組み合わせではお世話になるだろう。
    というよりも、匠や通常弾強化、5スロスキルを含めば必ず、
    他の場合でも3スロ装備としてスキルシミュレータに引っかかる。
    • 剣士用に関しては、大剣用の装備として非常に優秀。
      防具以外にスロットが一つあれば装飾品で集中と抜刀術を揃える事ができる。
      更に匠+5の護石があれば、斬れ味レベル+2で真価を発揮する大剣も運用できる様になる。
      作成は難しいが、匠不要大剣との格差は縮まったかもしれない。
    • 一方でガンナー用に関しては通常弾・連射矢の運用に優れるテオ弓シャガルヘビィとの相性が抜群。
      発売当初では装備構成に通常弾強化5・スロット3というお守りを要求されていたが、
      グリードRの解禁によりハードルが下がった。
      これにより、溜め短縮5スロ3のお守りがあれば頭を増弾のピアスに変更するだけで
      テオ弓を初めとした連射弓にもってこいの装備に出来るようになった。

MHXX

  • グリードシリーズ、グリードRシリーズ共にG級進出。
    本作ではG級獰猛化イビルジョーのクエストは通常クエストに存在し、
    実力さえあればすぐにG級獰猛化素材を手に入れられる。

グリードZシリーズ

  • G級の怒り喰らうイビルジョー素材を使った装備。G級装備の中でもトップクラスの防御力を誇るが、
    相変わらず全耐性マイナス、剣士用の雷に至っては-25という悲惨な属性耐性を持つ。
  • 発動スキルは斬れ味レベル+2業物盾使い
    盾使いはガード強化スタミナ急速回復の複合スキルであり、ガード系の武器に適した装備になったと言える。
    しかし、スロットが3つしかなく拡張性に乏しい。
    後述のグギグギグの人気もあり、これを着るハンターはあまり見かけられないのが現状だろう。
    優秀なスキル構成なのにもったいない所だ。
    • 同じく盾持に加え、ガード性能のスキルポイントを持つグラビドXに混ぜ込むことで、
      ランス装備の完成形候補にはなる。
      グラビドをベースにし、ガ性のポイントが少なくスロットも無い胴をグリードに替えれば、
      匠とガード性能、盾使い位なら十分に発動可能。向こうのおまけである攻撃力UPや睡眠無効も付けられることも。
  • ガンナー用は匠が通常弾強化に、業物が弾導強化に変わっており、スロットが9個に増加している。
    しかし、盾持ちが必要になる場面が少なく、やはりあまり人気は無い。

グリードXRシリーズ

  • グリードRシリーズのG級相当装備。Rシリーズでも匠とスロットの特化でかなり便利だったが、
    このグリードXRシリーズはさらに驚きの性能をしている。
    なんと剣士は匠、ガンナーは通常弾強化のスキルポイントが頭・胴は+4、それ以外は+5もされる上、
    全部位にスロットが3つも空いている。2~3組み合わせるだけで斬れ味レベル+2が簡単に発動でき、
    それ以外の部位とスロットの組み合わせでスキルもかなり柔軟に組むことができる。
    • 一式で人気なカマキリ装備に対し、こちらは混合防具のパーツとして非常に高い人気を持つ。
      ギザミXRと組み合わせ、斬れ味レベル+2、業物と達人+7のSPにスロット11を誇るグギグギグ装備などは、
      発売間もないころからテンプレ装備として有名である。
    • なお、MHXXでも3スロの防具は非常に限られるため、
      連撃などの、対応するXR装備がなく装飾品も3スロ4ptのものしかないスキルの場合、
      この装備がそれらを発動するついでに匠(通常弾強化)が発動するものとして上がることがある。
  • 2部位に剣士用グリードXRを使って斬れ味+2を発動させる構成としては、
    胴と頭以外のもう1部位をグリードXRにするのは共通として、
    もう1部位をグリードXR以外の匠付き装備にして斬れ味+2を発動させつつ同時に付くポイントを確保する構成と、
    グリードXRにそれぞれに匠珠【3】を入れ、斬れ味+2を2部位で確保しつつ、
    武器スロット、護石も含めた他部位を完全にフリーにする構成の二種類が挙げられる。
    • 前者は例として、頭から順にミラバルXR、グリードXR、エスカドラXR、グリードXR、エスカドラXRと組み合わせ、
      防具に連撃珠【1】と連撃珠【3】を2個ずつと属攻珠【1】を入れることで、
      斬れ味レベル+2、属性攻撃強化会心撃【属性】連撃の心得という、属性特化構成が発動する。
      こちらは武器スロット、護石の指定が無いため、良質な護石さえあれば、○属性攻撃+2も足せる。
      • 他にも強力な構成が可能だが、「グリードXRを3部位使って同じ構成が可能」というものが殆ど。
        耐性などで使い分けたい。
    • 後者は業物だけは完全に切ることになる代わりに、
      (真)二つ名スキル+3の護石があれば、斬れ味+2と二つ名スキルの両立が可能という点が最大のメリット。
      一応、他のXR装備等で偏るポイントを選り好みできるが、上記の3部位使用の方が殆どの場合有利。
      • 二つ名装備に関しては、上記の(真)二つ名のスキルポイントが+3の護石があれば、
        胴と他のスキルポイント2の部位をグリードXRに換えることで匠2と(真)二つ名スキルが発動する。
        ただし同時に発動する通常スキル2つが足りなくなるため、このままでは他の装備の劣化。
      • 究極的には、二つ名装備の通常スキルの一つを第一スキルの枠で補い、
        (真)二つ名スキルが3、そしてスロットでもう一つのスキルを補える護石ならば、
        武器スロット無しで純粋に二つ名装備+匠2にできる
        …が、そんな護石が出るのは非常に稀、スキルによっては存在しないので、多少の妥協は必要。
      • なお、通常スキルが剣士とガンナーで同じ装備なら(真)二つ名スキル2でも、
        頭を同ガンナー装備に換えることで補えないことはない。
      この構成と特に相性の良い二つ名装備には、
      依然スラッシュアックス向きで、超会心の効果も優秀な白疾風装備
      裏会心と攻撃UP【大】を現実的に付けられ、裏会心向けの武器が斬れ味+2向けの鏖魔装備が挙げられる。
      逆に匠が既に内蔵されている燼滅刃装備青電主装備、斬れ味が通常スキルの鎧裂装備とは相性が悪い。
  • ガンナーはガンナーで、この装備のおかげで通常弾強化のハードルがかなり下がったため、
    「他の~弾強化等のスキルを詰めて他に何が発動できるか」とシミュレーターで検索すると、
    通常弾強化が頻繁に顔を出してくるようになっている。
  • なお、この防具もグリードの例に違わず酷い耐性であり、これを組み込んだ混合防具はもれなく雷耐性が壊滅する。
    G級モンスターの属性技は威力も上がり、高防御力でもシャレにならないダメージを受ける可能性がある。
    胴と腕か足に装備する場合はクロオビXにすることで多少軽減でき、
    スキルに龍気活性を発動させれば体力次第で耐性の悪さを克服できるが、
    いずれにしても着て行くなら十分注意しよう。
  • MH4GのGXグリードシリーズと同じ外見であるが、女性の胴部位が凄いことになっている
    元来グリードシリーズは露出が多くセクシーではあったが、それをも凌駕する見た目である。
    良くも悪くもアクの強い外見ではあるが、防具合成などで活用してみてもいいかもしれない。

MHW:I

EXグリードα・βシリーズ

  • マスターランクでは怒り喰らうイビルジョーのみ登場のため、グリードシリーズのみ作成可能。
    部位αβ
    スキルスロットスキルスロット
    破壊王+1Lv1×1破壊王+1Lv4×1
    Lv3×1
    匠+2
    早食い+1Lv2×1早食い+1Lv4×1
    Lv2×2
    匠+2
    スタミナ奪取+2Lv2×1スタミナ奪取+2Lv4×1
    破壊王+1
    スタミナ奪取+2Lv1×1スタミナ奪取+2Lv4×1
    Lv1×1
    匠+1
    早食い+2Lv2×2早食い+1Lv4×1
    Lv2×1
    スタミナ奪取+1スタミナ奪取+1
    一式破壊王Lv2Lv2×4
    Lv1×2
    破壊王Lv1Lv4×5
    Lv3×1
    Lv2×3
    Lv1×1
    早食いLv3早食いLv2
    スタミナ奪取Lv5スタミナ奪取Lv5
    Lv5
    シリーズ
    スキル
    3部位以上:スタミナ奪取・極意
  • 上位バンギスシリーズから力の解放がなくなったが、代わりにスタミナ奪取のスキルが与えられた。
    また、スタミナ奪取に関係するシリーズスキルが実装され、「恐暴竜の真髄」として3部位以上装備することで
    「スタミナ奪取・極意」を発動できるようになった。
    スタミナ奪取スキルの上限が3まで(減気値の持つ攻撃をヒットさせた際、スキルLvごとに1.2、1.3、1.4倍の補正)
    だったものがLv4で1.5倍、Lv5で1.6倍まで強化される。
    • 本作ではぶっ飛ばしなどの新要素により従来より需要は上がっているが、
      効果を得られるのは打撃武器か一部の武器種で減気効果のあるモーションに限られ、
      その他の武器種はEXベリオシリーズを2部位装備した「氷牙竜の秘技」で
      抜刀術【力】」を発動しないと全く意味がない。
      武器種を選ぶ癖の強いスキルとなっている。
  • 他のスキルも癖が強く、匠はαでは一式でLv5まで上がるが、βでは全てスロットの拡張に回されるため全く発動しない。
    スロットも匠を犠牲にすることでβはそこそこ豊富になっているが、αは個数、サイズ共に物足りなさが否めない。
    • MHW:IではβでLv4スロットを開けるため、削ってほしくない重めのスキルを削られるパターンがそこそこ存在し、
      グリードもそのパターンにはまってしまったので、
      スロットとスキルの両方をいいとこどりした優秀なパーツはなく*4
      スロットかスキルかを犠牲にしなければならないのが厳しいところ。
      この防具の価値はスタミナ奪取と恐暴竜の真髄にどれだけ
      魅力を感じられるかにかかっているだろうか。
    • 超激レア装飾品である匠珠IIの所持を前提にすれば
      β版のLv4スロットに詰め込むことにより、胴はαと同等、
      頭は空きスロットがLv1→Lv3となる分上位互換となる。
      また腰については、通常の匠珠もしくは何らかのスキルとの複合珠をLv4スロットに詰めれば、
      こちらも同等~上位互換となる。
      ただし、匠珠IIほどではないにせよやはり出づらい部類であるため、
      装飾品の所持状況とは要相談。
  • ちなみに女性用のEXグリードメイルβは揺れるやったな!
    装備自体の見た目も相まってかなり蠱惑的である。
  • 過去作品では、全耐性がマイナスという欠点があったが、今作ではなんと雷と龍以外の耐性がプラスとなり、強化された(火耐性が+10、水と氷耐性が+5)。

バンギスネコシリーズ

  • MHP3より登場した、イビルジョーの端材を用いたオトモ武具。
    カオスラッシュをデフォルメしたような「バンギスネコ暴鎚」、
    覆面のような「バンギスネコヘルム」、ベルトが特徴的な「バンギスネコメイル」からなり、
    一式揃えれば外見はいかにもプロレスのヒール(悪役)といった出で立ちになる。
    格闘技繋がりでMH4から登場したボクサーと組ませて見るのも一興か。
  • バンギスネコ暴鎚は龍属性の打撃武器。
    属性値は低めで、MHX系統では近接特化に設定されている。
    • MHXXのG級武器「獰バンギスネコ暴鎚」にちょっと不思議な現象が起こっている。
      性能は会心率-15%で斬れ味白、攻撃力は近接220の遠隔199、
      属性値は近接20の遠隔18と完全に近接特化武器。
      しかし、G級の打撃+龍属性の武器にはブーメラン特化どころかバランス型のものすら存在しない。
      その結果、獰バンギスネコ暴鎚が近接特化にも拘わらず消去法で最強の龍打撃ブーメランとなっているのだ。
      • 上位時点では黒マジニャンの杖が該当していたのだが、残念なことにG級に対応してくれなかった。
    • ただ「異形XXネコハンマー」が会心率-15%/-10%・近接225/遠隔204・龍属性値26/10。
      斬れ味は青止まりだがゲージ補正付きと奮戦しており、完全に独壇場という訳ではない。
  • MHWorldではイビルジョーの実装に伴い追加。
    以前のツルツルテカテカした質感から一転、ゴツゴツとした革っぽい質感になった。
    過去作では高めの物理攻撃力に極端に低い龍属性値という性能だったが、本作では新たに龍封力【大】を獲得。
    MHWにおいて龍封力【大】を持つオトモ武器はこれとオーグネコハンマーしかなく、
    今まで他の武器に埋もれがちだった過去作よりも個性を出すことに成功したといえる。
    • しかしその代償か会心率は-10%に悪化。
      World以前の作品でマイナス会心のものはMHX(X)の獰猛化武器くらいしかなかったのだが…。
    • マスターランクではVer.12.01にて導きの地氷雪地帯解放で製造可能になる。
      武器は会心率が-20%に悪化してしまってるが、防具は後述のグリードネコシリーズより防御力が高くなっている。
  • 防具の着彩設定にも対応。
    ベルト等の赤い部分がカラー変更に対応している。

グリードネコシリーズ

  • MHW:Iから登場した、怒り喰らうイビルジョーの素材から作られたオトモ装備。
    棘の生えた棍棒のような打撃武器「EXグリードネコボーンα」、
    頭装備の「EXグリードネコマスクα」、胴装備の「EXグリードネコスーツα」から成る。
    一式揃えると、トゲ付きの首輪と腕輪を付け、牙を見せている凶暴そうな黒い犬、
    というバンギスネコ装備よりも威圧的に見えなくない外見をしているが、
    それと同じくプロレスラーの様なベルトを身に着けていたりする。
  • 武器の「EXグリードネコボーンα」は「EXバンギスネコ暴鎚α」
    よりも龍属性の値を下げられているが、代わりに攻撃力が上がっており、
    防具の方はバンギスネコ装備の時の氷耐性と引き換えに、火耐性が上昇している。
  • 怒り喰らうイビルジョーとオトモアイルーはMH4から既に共演しているが、
    怒り喰らうイビルジョーのオトモ装備は存在していなかった。
    そして、MHP3のものと同様の端材の交換システムが復活したMHX(X)においても、
    怒り喰らうイビルジョーの装備はやはり存在せず、彼の素材も端材に還元できなかった。

余談

  • 前述のドス黒い血はバンギスXの腰装備の作成に使われるのだが、
    他の部分の防御力が96(ガンナーは54)なのに対し、腰は120(ガンナーは66)になっており、
    また龍耐性に強くなっている。
    これにより、バンギスX剣士用は一式装備で耐性が火・水0、氷5、雷-20、龍-16となる。
    また、総防御力は頭胴腕脚116の中で腰だけ136まで上がるため、
    最終強化を施せばアビスエスカドラX、そしてミラアルマにタメを張る600の大台に乗る。
    • ところでガンナー用脚防具の説明に注目してほしい。
      「(前略)巨砲の反動も赤子に触れられた程度になる」と書いてあるが、
      反動のスキルポイントはマイナス2でありどう考えても説明文に反する。
      巨砲の反動自体が最初から小さかったのか、
      赤子が規格外なのかはともかく、どう考えても詐欺である。
      ちなみにMH4Gではプラスに変更されている。
      • ちなみにイビルジョー素材で作るボウガン「イビルマシーン」系列は、
        MH3でのフレームこそ反動大だったもののMHP3のイビルマシーンは中になり、
        MH3G以降は小になってしまった。
        確かにこれならある程度足腰の安定があれば反動など屁でもないというのは間違っていないが、
        これは武器の性能であって脚防具の性能ではないような…
  • G級女性用の軍人や看守のような見た目は人気も高く、ギルドカードに登録する人もいるかもしれない。
    その場合、緑を基調としたバンギスよりも黒を基調としたグリードの方が良いという人は多いだろう。
    無論結構なことではあるのだが、先述の通りグリードシリーズは全耐性がマイナスである。
    つまり、グリード一式のふらっとハンターはものすごく弱い
    効率重視の人はこの装備のふらっとハンターが集会所に訪れた場合、依頼は控えた方がいいだろう。
  • MHSTのアニメ版にてブラックライダーズのラースがバンギスシリーズを着用している。

関連項目

モンスター/イビルジョー
モンスター/怒り喰らうイビルジョー
モンスター/イビルジョー/派生作品
防具/ラースシリーズ - 特殊個体防具かつ"七つの大罪"の名を冠する後輩。憤怒(Wrath)
防具/プライドシリーズ - 同上。傲慢(Pride)


*1 グルメは当然美食家を意味するがゲーム内描写だけでも死骸であれば同族さえ餌食とするイビルジョーは明らかに悪食である
*2 護石に食欲のSPは付かず、装飾品も存在しない。
*3 胴はLv3が出現するものの、Lv2スロットがLv3に強化されるだけなので匠+1を削った割にはありがたみが薄いかもしれない
*4 スロットに目を伏せれば匠が振られている部位か、部位破壊を重視するなら、破壊王+1にLv3とLv4のスロットが付いた頭防具がちょっと使い出があるくらいか