Train Simulatorの起動後、メニュー画面右上にある「Settings」から開いて設定できる要素の解説です。
グラフィック
Basicが基本、Advancedが詳細設定となります。
基本設定
- Master Detail Level
- 5段階の性能プリセットの中から手早く設定します。「Advanced」(詳細設定)から細かな設定が調整できます。その場合はCustomとなります。
- Screen Resolution
- 画面解像度。解像度が高いほど品質は良いですが重くなるかもしれません。変更するとTS本体の再起動が必要になります。
- Full Screen
- ウインドウモードかフルスクリーンモードかを切り替えます。Window、FullScreenのほかに枠のないウインドウモードを設定できます。変更するとTS本体の再起動が必要になります。
- Dynamic Lighting
- 旧称TSX Mode。ONにすると影やパーティクルで見た目が非常に良くなりますが、その分FPSは落ちます。低スペックPCの場合はOFFにすると格段に軽くなります。
- Dynamic Clouds
- ONにすると立体的で動く雲が表示されます。OFFにすると格段に軽くなります。
- Brightness
- 画面明るさを変更します。この機能はフルスクリーンの場合のみに効果を発揮します。
詳細設定
バースイッチの設定は、左が小さく右が大きくなります。
- Master Detail Level
- 5段階の性能プリセットの中から手早く設定します。
- Anti-Aliasing
- アンチエイリアスの度合いを設定します。FXAAやSSAAなど選択肢は多数あり。処理を良くすると綺麗ですが計算量が増えて重くなります。
- Texture Filtering
- テクスチャフィルタリング。遠景のテクスチャがぼやけないための設定です。
- Scenery Quality
- 風景の品質。モデルやテクスチャの粗さ、細かさの度合いを段階のバーで設定します。
- Scenery Density
- 風景の表示密度。10段階で数値を下げるとオブジェクトが消えていきます。駅ホームが消えたり信号だけが浮くなど見た目に影響するので、重くても最大限表示すべきです。
- View Distance
- 現在の視点位置からのオブジェクトの表示距離。数値を上げれば遠くまで表示されます。
- Shadow Quality
- 影表示の品質。数値を上げれば上げればくっきりした影が表示できます。
- Water Quality
- 水面表示の品質を設定します。
- Procedural Flora
- 地面テクスチャに自動で生える草の度合いを調節します。
- Adaptive Bloom
- トンネルを出るときなどに感じる眩しさの変化の度合いを調節します。
- Depth of Field
- 被写界深度。近くより遠くの風景がぼやける度合いを調節します。
- Head Light Flares
- 車両のライトなどにフレアやパーティクルを加えます。
ゲームプレイ
- Train Controls
- 運転モードを「Expert」(熟練)か「Simple」(簡易)のいずれかから選択します。
- Career Scoreing
- キャリアシナリオをプレイした際の点数を記録するかを切り替えます。
- Hint
- 運転室視点で操作できるアイテムにマウスオーバーしたとき、説明のラベルが表示されるかを切り替えます。
- Auto Coupling
- 隣の車両と連結可能状態になった際、自動で連結するかを切り替えます。主にネジ式連結器向け。
- Auto Fireman
- 蒸気機関車で、石炭投入など機関助士の作業をAIに任せるかの設定です。
- Passing Danger Signal ends game
- 運転する列車が、赤信号を突破した時点でシナリオを強制中断するかの設定です。
- Warn on English content
- 言語設定が英語以外で、そのシナリオが設定言語に未対応の場合に警告を表示します。
- Auto Braking
- 適用すると、列車が制限速度を突破した際に自動でブレーキが掛かるようになります。
- Allow all Cpupling
- 連結器の種類を問わずに車両の連結が可能にします。
- Auto Pause
- プレイ中にシナリオのメッセージが出た際に自動でポーズ状態にするかを切り替えます。
- Show Intro Movie
- 起動時にオープニング映像を流すかを切り替えます。
音声
- Master Volume
- Train Simulator全体の音量を調節します。
- Amvient Volume
- 列車運転中の環境音の音量を調節します。
- Menu Music
- メニュー画面で流れる背景音を流すかどうかを切り替えます。
- Enable EFX
- トンネルや橋の下をくぐった際の残響音を響かせるかどうかを切り替えます。
操作
- Control Input
- マウスとキーボードか、Xbox360コントローラーを使うかを切り替えます。
- Sensitivity
- 操作時の感度設定を調整します。
- Vibration
- Xbox360コントローラーのみの設定。コントローラーの振動設定を切り替えます。
- Invert Y-Axis
- Xbox360コントローラーのみの設定。Y軸の操作方向を反転します。
ツール
- Manuals
- ウィンドウモードの場合のみ。本体や導入済みDLCのPDFマニュアルの入ったフォルダを開きます。
- Clear Cache
- コンテンツから読み込むキャッシュをクリアします。クリア時にはTSの再起動が必要です。
- Reset Progress
- プレイヤーの進行状況をリセットします。シナリオのクリア履歴は消滅しますが、経験値や実績など、Steamで管理される要素は残ります。
- Google Maps
- 路線・シナリオエディタで使用できるGoogleマップの設定を行います。
Googleマップ
路線制作の支援ツールとして、Googleマップの重ね表示が可能です。地図に遠路や道路も表示されるので、線路や道路の位置決めが非常に楽になります。地図をなぞって敷けば本物通りの線形になります。
この機能は2013年提供開始のTS2014で追加されました(公式解説)。
- Google Maps API Key
- 精細な地図画像を使うには、GoogleアカウントでAPIキーを取得する必要があります。取得したAPIキーをここで入力します。
- Resolution
- 地図画像の解像度を設定します。640px四方か1280px四方かを選べます。
- Map Type
- 表示する地図の種類を選択できます。地図のみ、航空写真のみ、ハイブリッド表示の3つになります。
- Zoom Level
- 地図画像の縮尺度合い。バーを右に持っていくと、詳細な大縮尺画像が表示できます。
- Tiles Displayed
- マップの表示範囲はタイル単位で管理されます。その表示されるタイルの範囲を切り替えます。
APIキーは以下の方法で取得が可能です。
- Googleアカウントでログインし、APIライブラリのページを開く。
- Google Map API の中から、Google Static Maps API を選択。
- プロジェクトに参加するか、新しいプロジェクトを作成し、APIを有効化する。
- 左メニューの「認証情報」を開き、長い文字列のキーが作成されていることを確認する。
- キーの文字列をコピペ、TSを起動し、設定画面の「Google Maps API Key」の入力欄に先程のキーを貼り付ける。
- 適当な路線で路線エディタを開き、「Ctrl+G」を押し、重ね表示が有効化されたか確認する。