Train Simulator 2014

Last-modified: 2017-11-13 (月) 19:42:34
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Train Simulator 2014(TS2014)は、2013年9月26日に提供を開始。従来のTrain Simulator 2013からのユーザーは、TS2014仕様へのアップグレードが提供された。キャッチフレーズは「Your Journey Starts Here」(あなたの旅は、ここから始まる)。

2014年9月18日以降は、Train Simulator 2015へと移行している。

紹介映像

メインの紹介映像。本体の収録路線と車両を紹介。

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TSを通じて鉄道ファン同士で情熱を伝え合おうという「We Are Rail Fans」のテーマ映像。

ナレーションはイギリスの俳優ション・ビーンが担当、曲はイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・アルビーニ(Giovanni Albini)が手掛けた。この曲はTS2014時代のメニュー画面BGMにもなっている。

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収録路線

2013年9月26日以降にTS2014本体を入手すると、本体機能とともに以下の路線が付属する。

London-Faversham High Speed

ロンドンのセント・パンクラスから高速新線を経由しエブスフリート国際駅へ、そこから在来線に入りケント州のフェヴァシャムへ向かう路線。

メインとなる車両は日立製作所が製造した高速電車395系。この車両で高速新線と在来線を直通運転を行える。在来線用のボンバルディア製375系も運転可能。

Donner Pass Southern Pacific

アメリカ西部のカリフォルニア州とネバダ州の境にあるドナー峠。最初の大陸横断鉄道のルートを、1990年代のサザン・パシフィック鉄道の時代で再現。区間はカリフォルニア州ローズビルからネバダ州スパークスまで。

車両はサザン・パシフィック鉄道時代のC44-9W、SD40T-2、SD40-2、GP9、SW1500と豊富なラインナップである。

Hamburg-Hanover

ドイツ第二の都市ハンブルクから南下し、リューネブルク、ユルツェン、ツェレを経由してハノーバーへ至る路線。最高速度200km/hでの運転を楽しめる。欧州最大規模のマッチェン貨車操車場もあり、旅客だけでなく貨物列車の運転も盛んである。

車両はドイツ鉄道高速列車「ICE」の第二世代車両となるICE2、機関車は101形と294形、客車と貨車も多数収録。

新機能

運転モード改良

キャリアモードでは、点数に加えてそれに応じたメダルの獲得が可能になった。QuickDriveでは、シナリオによって対向列車が出現するようになっている。

UI更新

UIが大幅に更新された。メニュー画面はTS2013よりも明るい配色になり、背景音の列車の効果音も、We Are Rail Fanに合わせてジョヴァンニ・アルビーニが作曲した音楽に変わった。

視点改良

マウスホイールで視野角の変更が可能に。前方の信号・標識の確認が容易になり、スクリーンショットの撮り方のバリエーションが拡大した。

マーケットプレイス

新たなDLC販売形態として、マーケットプレイスが登場。既存車両の塗装追加や客貨車、風景素材等の小物類を入手できるシステムである。サードパーティー製が中心。

価格は約500円台から。Steamワークショップで投稿可能になった路線での使用も可能。

ワークショップ拡張

従来のシナリオに加え、路線の投稿も可能に。路線の素材となる車両や風景はSteamで提供されるものに限定されるが、マーケットプレイスのアイテムを使用することが可能である。

マップエディタ改良

マップエディタでGoogleマップの地図を表示できるように。表示するにはGoogleアカウントを取得し、そのアカウントでAPIキーを発行することになる。マップエディタでの線形の再現がより便利になるだろう。

設定ページにAPIキー発行方法の記載あり。

移行に伴う変化

更新以前に入手したTrain Simulator 2013を保有済みの場合、TS2014の基本機能は無料で全ユーザーに配布される。

本体付属コンテンツで未保有のものは、更新では追加されず別売になる。過去のDLCはそのまま引き続き使用可能。

エディション別解説

Standard Edition

標準版。

Steam Edition

標準版に加えてアメリカの1車両、イギリスの1マップ拡張が付属する。どちらも以前より単品での入手が可能なものである。

アメリカのSouthern Pacific SD70Mは、1990年代にEMD社が製造したディーゼル機関車。サザン・パシフィック鉄道としては末期の導入である。

イギリスのSheerness Branch Extension路線は、London Faversham路線の拡張マップ。シッティングボーン駅から分岐するシェアーネス支線の区間が466系電車とともに追加される。