イギリスの路線アドオン。1960年代のイングランド北東部に広がる大規模なローカル線網。
基本情報
アドオン名 | Weardale & Teesdale Network Route Add-On |
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国 | イギリス |
開発元 | Dovetail Games |
軌間 | 1,435mm |
電化方式 | 非電化 |
時代設定 | 1960年代 |
価格 | 3,980円 |
配信日 | 2015年6月25日 |
販売先 | Steam |
路線解説
実物紹介
1820年代に開通した世界最初の鉄道の1つであるダーリントン・ストックトン鉄道の一部を含み、ダーリントンから西方は石炭輸送を主体として広大な鉄道網が広がっていた。
1960年代からの鉄道網大規模廃止、通称「ビーチングの斧」によってこの鉄道網は一気に廃線となり、現在はダーリントンからシルドン、ビショップ・オークランドまでの区間が数少ない残存区間として現役である。
ビショップ・オークランド駅は駅構内で分岐する線路により三角形のプラットホームが置かれ、鉄道の町の駅としての象徴的存在であった。今ではホーム1本のみが残り、当時の面影は大きく薄れている。
収録内容
場所はイングランド北東部のダーリントン方面。その再現距離は100マイル(160km)以上にのぼる。
区間はダーリントンからシルドン、ビショップ・オークランドを経由して北西のウェアヘッド方面、ダーリントンから西のバーナード・キャッスルからミドルストン方面、そしてビショップ・オークランドから北部のダラム方面を主軸に構成されている。
時代設定は1960年代、蒸気機関車がディーゼル車に置き換わった時期で、車両塗装もイギリス国鉄が緑色を採用していた時代となる。信号機は腕木式。
紹介映像
収録車両
動力車は4車種を収録。イギリス国鉄の緑色塗装で、ディーゼル機関車はDから始まる4桁の車両番号が振られている時代となる。
25形
1961年登場のディーゼル機関車。貨物列車を中心に使用し、1987年に引退。
エンジンはスルザー社製で、アイドリング音は独特のリズムを刻む。
101系
1956年登場、メトロキャメル製の気動車。2003年までの長きに渡って活躍した。
変速は機械式で、マニュアル車のように速度に応じたギアで変速する。2両か3両の固定編成で総括制御が可能。
08形
入換用ディーゼル機関車。
本アドオンでは運転可能なシナリオはないが、QuickDriveに対応する。
37形
本線用ディーゼル機関車。
本アドオンでは運転可能なシナリオはないが、QuickDriveに対応する。
シナリオ
7件収録。「101」は101系気動車、「25」は25形機関車を運転。付属するシナリオだけでは全線を網羅していない。
- [101] Barnard Castle to Bishop Auckland
- [101] Bishop Auckland to Darlington
- [101] Bishop Auckland to Wearhead
- [25] Darlington to Durham
- [25] Darlington to Middleton
- [25] Durham to Barnard Castle
- [25] Shildon to Darlington
[101] Barnard Castle to Bishop Auckland
雨の日の朝、バーナード・キャッスル駅からビショップ・オークランド駅まで101形のローカル旅客列車を運転。
[101] Bishop Auckland to Darlington
ビショップ・オークランド駅からダーリントン駅まで、101形の旅客列車を運転。
[101] Bishop Auckland to Wearhead
ビショップ・オークランド駅から西へ向かい、ウェアヘッド駅まで101形の旅客列車を運転。
[25] Darlington to Durham
霧の出る秋の日、東海岸本線は保守工事のため運休している。25形機関車が牽引する旅客列車を、ダーリントン駅からダラム駅までノンストップで運転する。
[25] Darlington to Middleton
25形機関車で空の砕石輸送貨車を牽引し、ダーリントンからミドルズトンの採石場へ回送する。
[25] Durham to Barnard Castle
ニューカッスルからバーナードキャッスルへ向かう25形牽引の貨物列車で、ダラムからバーナードキャッスルへ向けて運転。
[25] Shildon to Darlington
シルドンの操車場で石炭を満載したホッパ車の連結を行い、ダーリントンのガス工場へ輸送する。25形機関車の手前に連結されているのは、初期のディーゼル機関車のブレーキ力不足を補うためのブレーキテンダー車である。