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落ちこぼれ悪魔サキ（フリーシナリオ4）

大国の北部にある町で、晒し者になっている悪魔が一人いた。
名はサキ、悪魔であるものの何かとヘタレで、仲間によって数日前から鎖で身動きをとれなくなっており、町の中心に晒し者として晒されている。
サキのやつ、こうなっても寝るとはどんだけ寝たいんだ。と仲間の悪魔の一人は言う。
そんな事は知らないが、この町に賞金首がいると言う情報がある。と別の悪魔が言った。
賞金首？誰なんだ、そいつは。とさっきの悪魔は言った。
あたし、その人がただの存在ではないと思うんだけど…。とさっきまで寝ていたサキが起きて言う。
さ、サキ！？お前の変な所で働く勘は何だ？とさっきの悪魔は言う。
え、変かな。あたしは落ちこぼれだけど、貴方達にはない感覚を持っているのよ。とサキは反応した。
まあ、いい。俺達は他の町に用があるから出て行くよ。とさっきの悪魔は言うと仲間とともに町から居なくなって行った。
君、起きないの？と主人公がサキに声をかけた。
・・・誰？とサキは眠たそうな顔で主人公に言う。
俺は主人公だ。と主人公が言うとサキは笑顔でそうなんだ。と言うだけで後はまた寝始めた。
あ・た・しは普通に生きたいの。とサキは寝言を言う。
寝言言うな。と主人公はサキにビンタを食らわせた。
あ、ごめん。何か言っていた？とサキは主人公に言う。
言っていたよ。と主人公はサキに言う。