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Last-modified: 2013-08-03 (土) 22:26:58

互いの気持ち

アルファの策略でよく二人きりになる事が多くなってきたディリルと風花の二人。
未だに相手の気持ちに気づけず、互いに距離を置こうとするある日の事。
大国のある拠点でアルファが読書をしていた。
あの、・・・。とアルファに二人が同時に声をかけたが、黙ってしまう。
相手の気持ちの事?とアルファは瞬時に言う。
・・・そうなの。・・・そうなんだが。と二人は同時に言う。
僕の言う事、信じてないようですね。とアルファは呆れた顔で二人に対して言う。
信じてない・・・わけがないけどね。と風花は言う。
俺だって、アルファの言う事を信じていたいが、・・・。とディリルは言う。
主人公さんの言う事なら信じます?とアルファは言う。
・・・。と二人とも黙ってしまう。
仕方ないですね。心を映す物を使いますね。とアルファは言うと、どこかへと居なくなった。
なあ、風花は心を映す物を持って来るとアルファが言っていたが、何だと思う?とディリルは風花に言う。
私は・・・水晶か鏡だと思うけど、ディリルは?と風花はディリルに言う。
俺は武器系な気がするが・・・。とディリルは言う。
二人とも持って来ましたよ。とアルファは箱を持ってきた。
箱の中に入っていたのは、様々な心を映す物だった。
多いんで、この中から自由に選んで使って下さい。とアルファは言うと居なくなった。
ところで、何で俺の気持ちを知ろうとしたんだ?とディリルは風花に質問をする。
それは・・・。と言うか、ディリルこそ何で私の気持ちを?と風花はディリルに質問を返した。
質問を返すな。そこは互いに距離を置こうとしていたから、こうなったんだよな?とディリルは言う。
え、ディリルも距離を。私は最初両思いだと思っていたんだけど、距離を置かれるから・・・。と風花は言う。
風花だけが距離を置こうとしたわけではない。俺達は互いに意識しすぎで・・・。とディリルは言う。
じゃあ、両思いなのは本当なんだよね。と風花はディリルに近づく。
まあな・・・。とディリルは自分に近づいた風花を抱きしめた。
あれ、二人ともそこに居たんだ。俺さ、二人に用があるから来たんだけど、アルファ知らない?と主人公が二人に言う。
え、どこへ行ったかは知らないぞ。それにそこからすぐ居なくなれ、主人公。とディリルは言う。
・・・はいはい、分かりましたよ。居なくなればいいんですね。と主人公は言うと居なくなった。
ふう。とディリルは言うと何か少し進んだなと風花を見るなり思うのだった。
一方の風花はディリルの胸の中で寝ているのだった。