ヴェーヴァルト王国

Last-modified: 2012-05-05 (土) 20:02:59
国名ヴェーヴァルト王国
国王悲哀王シグムント
言語ノルト語
王都ザルテンブルク
宗教ノルト神話
紋章王冠を頂いた、宝石と太陽が描かれた盾の右に白鳥、左にカラス

概要

 ザルテンラントにおけるティール川左岸にある新興国。シギ王国が蛮族エインフィンゲンに滅ぼされてから2代後、シギ王国の子孫であるシグムントにより、エインフィンゲンを滅ぼして王国を再興した。シグムント王は、己の不幸な生い立ちから、悲哀を司るものとして悲哀王を名乗り、又国名をヴェーヴァルトと改めた。

ノルト神話

 ノルト人による伝承。神々の物語と、英雄達の物語からなる。神々の誕生、世界創生から神々の黄昏までの物語。近代宗教のような教典は無く、物語として吟遊詩人や長老などにより代々口頭で伝えられている。現在、王家の命令により文字による保存記録が進められている。

ヴェルズンガ伝説

 ヴェルズンガ家の祖はノルト神話の最高神ヴェルズーンである。家系図上ではヴェルズーンと人間の女の間に生まれたのがシギ勝利王で、勝利王がヴェルズーンの加護を得て、配下の騎士と凶戦士ベルセルクを率いてシギ王国を建国した。シギ王国は3代王ヘルギの代にエインフィンゲンに滅ぼされるが、ヘルギは戦火を脱出し、再起を図った。しかしヘルギは王国奪回を果せず崩御し、レギンが代を次いだ。だがレギンもフィフティンゲンとの争いで戦死。妹を残してヴェルズンガ家は途絶えた。妹はその後ある男に嫁いで家庭を持ったが、その男は人間に扮したヴェルズーンであり、ヴェルズーンと妻との間には2人の双子が生まれた。これがシグムントとシグリンデである。ヴェルズーンはシグムントに戦いを教えたが、シグムントとシグリンデが幼いころ、ヴェルズーンの留守中にフィフティンゲンにより襲撃され、妻は死に、シグムントとシグリンデは連れ去られた。シグムントはフィフティンゲンの奴隷となっていたが、神の加護を受けていた彼はフィフティンゲンの元を脱出し、放浪の身となる。シグリンデはある程度成長すると、あるエインティンゲンの男に売られた。
 シグムントは放浪の身となって暫くして、エインティンゲンと争うある一族に加勢し、追われる身となる。このときエインティンゲンの妻となっていた妹と再会。シグムントは妹をエインティンゲンの元から奪回し、神剣ノートゥングを手に入れる。そして彼はヴェルズーンにより差し向けられた守護者、戦乙女ブリュンヒルデと妹ともに、エインティンゲンそしてフィフティンゲンをも打ち破り、ヴェルズンガ家を再興し、ザルテンランドの地にヴェーヴァルトを起したのである。

軍事

ヴェーヴァルト騎士

 ノルト式の騎士制度を有する。ヴェーヴァルトの騎士は一般にノルト・ヘルムを被り、チェイン・メイル「ホウバーグ」を着用した。盾はカイト・シールドで、ランスとノルト・ソードを武器とした。騎士は徒士を従えており、立派な武具を整え、沢山の徒士を従える事が、その家の財力を表した。また、勇敢な戦いぶりを忠誠心とし、その武勇を名誉とした。

ノルト式騎乗突撃戦法

 ノルトの騎兵突撃戦法は当時画期的で、その後4世紀にわたり騎兵突撃の基本的形態を作り上げた。これは槍を小脇に抱えて集団突撃する方法で、それ以前は肩に掲げて突く方法を取っていた。ノルト式の騎乗突撃戦法の出現は圧倒的で、古来の槍騎兵を粉砕する威力を持っていた。

人物

名前性別役職備考
シグムント・ヴェルズンガ国王ヴェーヴァルト国王、悲哀王を自称
シグリンデ・ヴェルズンガ王妃シグムントの双子の妹
シグフリート・ヴェルズンガ王子シグムントとシグリンデの子
ブリュンヒルデ・ヴェルズンガ戦乙女シグムント、シグリンデ、シグフリートの守護者。シグムントの異母兄弟
ハルトヴィーン主膳頭シグムントの騎士
ヘルマン主馬頭シグムントの騎士
オイゲン献酌侍従シグムントの騎士
シンフィエトリガウトラント候シグムントの血縁