国名 | ヴェーヴァルト王国 |
国王 | 悲哀王シグムント |
言語 | ノルト語 |
王都 | ザルテンブルク |
宗教 | ノルト神話 |
紋章 | 王冠を頂いた、宝石と太陽が描かれた盾の右に白鳥、左にカラス |
概要
ザルテンラントにおけるティール川左岸にある新興国。シギ王国が蛮族エインフィンゲンに滅ぼされてから2代後、シギ王国の子孫であるシグムントにより、エインフィンゲンを滅ぼして王国を再興した。シグムント王は、己の不幸な生い立ちから、悲哀を司るものとして悲哀王を名乗り、又国名をヴェーヴァルトと改めた。
ノルト神話
ノルト人による伝承。神々の物語と、英雄達の物語からなる。神々の誕生、世界創生から神々の黄昏までの物語。近代宗教のような教典は無く、物語として吟遊詩人や長老などにより代々口頭で伝えられている。現在、王家の命令により文字による保存記録が進められている。
ヴェルズンガ伝説
ヴェルズンガ家の祖はノルト神話の最高神ヴェルズーンである。家系図上ではヴェルズーンと人間の女の間に生まれたのがシギ勝利王で、勝利王がヴェルズーンの加護を得て、配下の騎士と凶戦士ベルセルクを率いてシギ王国を建国した。シギ王国は3代王ヘルギの代にエインフィンゲンに滅ぼされるが、ヘルギは戦火を脱出し、再起を図った。しかしヘルギは王国奪回を果せず崩御し、レギンが代を次いだ。だがレギンもフィフティンゲンとの争いで戦死。妹を残してヴェルズンガ家は途絶えた。妹はその後ある男に嫁いで家庭を持ったが、その男は人間に扮したヴェルズーンであり、ヴェルズーンと妻との間には2人の双子が生まれた。これがシグムントとシグリンデである。ヴェルズーンはシグムントに戦いを教えたが、シグムントとシグリンデが幼いころ、ヴェルズーンの留守中にフィフティンゲンにより襲撃され、妻は死に、シグムントとシグリンデは連れ去られた。シグムントはフィフティンゲンの奴隷となっていたが、神の加護を受けていた彼はフィフティンゲンの元を脱出し、放浪の身となる。シグリンデはある程度成長すると、あるエインティンゲンの男に売られた。
シグムントは放浪の身となって暫くして、エインティンゲンと争うある一族に加勢し、追われる身となる。このときエインティンゲンの妻となっていた妹と再会。シグムントは妹をエインティンゲンの元から奪回し、神剣ノートゥングを手に入れる。そして彼はヴェルズーンにより差し向けられた守護者、戦乙女ブリュンヒルデと妹ともに、エインティンゲンそしてフィフティンゲンをも打ち破り、ヴェルズンガ家を再興し、ザルテンランドの地にヴェーヴァルトを起したのである。
軍事
ヴェーヴァルト騎士
ノルト式の騎士制度を有する。ヴェーヴァルトの騎士は一般にノルト・ヘルムを被り、チェイン・メイル「ホウバーグ」を着用した。盾はカイト・シールドで、ランスとノルト・ソードを武器とした。騎士は徒士を従えており、立派な武具を整え、沢山の徒士を従える事が、その家の財力を表した。また、勇敢な戦いぶりを忠誠心とし、その武勇を名誉とした。
ノルト式騎乗突撃戦法
ノルトの騎兵突撃戦法は当時画期的で、その後4世紀にわたり騎兵突撃の基本的形態を作り上げた。これは槍を小脇に抱えて集団突撃する方法で、それ以前は肩に掲げて突く方法を取っていた。ノルト式の騎乗突撃戦法の出現は圧倒的で、古来の槍騎兵を粉砕する威力を持っていた。
人物
名前 | 性別 | 役職 | 備考 |
シグムント・ヴェルズンガ | 男 | 国王 | ヴェーヴァルト国王、悲哀王を自称 |
シグリンデ・ヴェルズンガ | 女 | 王妃 | シグムントの双子の妹 |
シグフリート・ヴェルズンガ | 男 | 王子 | シグムントとシグリンデの子 |
ブリュンヒルデ・ヴェルズンガ | 女 | 戦乙女 | シグムント、シグリンデ、シグフリートの守護者。シグムントの異母兄弟 |
ハルトヴィーン | 男 | 主膳頭 | シグムントの騎士 |
ヘルマン | 男 | 主馬頭 | シグムントの騎士 |
オイゲン | 男 | 献酌侍従 | シグムントの騎士 |
シンフィエトリ | 男 | ガウトラント候 | シグムントの血縁 |