Hiryu

飛龍型航空母艦　飛龍

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦載機

ゲーム内説明

大日本帝国海軍の空母の開発に影響を及ぼした航空母艦。速い航行速度、高い対空性能、多数の艦載機を兼ね備えて、航空母艦として高い成功を収めている。しかしながら、装甲が薄いため、防御性に問題があった。

解説

・艦載機
爆撃機が九九式艦爆に変わり、雷撃機が1中隊増えたことにより、火力は龍驤とは一線を画す。駆逐ならワンパンも可能。
ちなみに爆と雷のタイミングをズラして攻撃すると火災浸水コンボも狙える。性能と関係ない余談ではあるが、零戦、九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機の機種編成になるため、史実のような構成となった。

・戦闘機 A6M2B(零戦二一型)
龍驤と変わらず。単機の性能はhp1728は同格3位、ダメージ169は同格2位と相変わらず優秀であるが、1中隊3機と少なく、全中隊性能で見ると、全中隊hp5184は同格ワースト。全中隊火力も攻撃隊に対して330は同格ワースト3位、空戦時304はワースト2位とかなり低く、その結果、空戦は基本負けてしまい、更に機体速度192.01knotも同格とほとんど横並びになって、火力もまずまずなことから制空性能も低めで性能は龍驤と比べて相対的にかなり落ち込んでしまっている。一応、整備時間10.5秒は同格最速レベルなこと、合計12機と龍驤の2倍になっているため、立て直しはしやすいのはいい点であり、本艦の高い火力をぶつける補助がメインとして使いたい。
アークロイアルに対しての空戦は数の差から微妙に負けてしまうとこもあるものの、機体のスピードでは勝っているため、制空力では勝る。アークは火力は高いため、少しでも攻撃隊を落とし、有利になりたいところ。
加賀の艦載機には雷撃中隊を重点的に狙い、投下前に1中隊落とせれば火力で有利になれる。
グラーフ、サイパンの戦闘機には絶対勝てないのでタイマンを挑むのは自殺行為に等しい。（仮にアトランタの上で戦わしても負ける、しかし、グラーフには勝つのでいいが）双方共に継続火力では勝るので自身の攻撃を通す為に戦闘機は活用したい。
このように、優秀だった龍驤の性能はなりを潜め、戦闘機の性能は他の同格より劣るものの、1中隊3機の少なさから整備時間が早く、単機の性能が高いので扱いやすいほか、絶望的な性能差がある訳では無い。
ドッグファイトしたら負ける事が大半なので敵の戦闘機を味方の上まで誘導して叩きたい、ウェスト、フロリダ、アトランタ、フッドなど高対空艦や味方の塊の上に誘導すればサイパンの艦載機でも撃破可能。

・雷撃機 B5N2(九七式艦上攻撃機)
日本空母の本領発揮
龍驤より指揮できる中隊がひとつ増えているので、単純に2倍ダメージを出せるようになった。単騎性能はHP1725は低いものの、ダメージ1955と浸水率14％は同格トップレベル、更に計6機なため、全中隊火力は11730と同格の中でもかなり高めで整備時間も13.5秒と早めなのは強力である。ただし、全中隊hp10350と低めな点、速度も出撃時154.22knot、帰還時169.64knotと同格最遅レベルなのは注意である。
だが、雷撃中隊が増えたことで理論上、一部の駆逐艦を一撃で仕留められることが可能になる。艦隊の目である駆逐艦が一瞬のうちにボロボロにされるのは水上艦乗りならどれだけ有り難いかわかるだろう。(余談だが、日本の雷撃機は信管作動距離が一番短く、操作受け付け時間も、旋回しにくさも一番高いし雷速も遅い訳では無いので全ツリーで一番当てやすい。)
一撃で仕留められなくても重症を負わせるだけで戦況が有利になるので腕を磨き、是非とも当てられるようになりたい。
これから先の日空の価値の大半を占める要素のため、操作はかなり難しいと思うが、必ずマスターしたい。
ただ、このティアから化け物対空が出現するため、それらの艦に対しては爆撃機、場合によっては戦闘機も囮にして立ち回ろう。
雷撃機を2中隊操るのには慣れが必要で、乗りはじめの頃は外しまくるかもしれない。この先日本空母は雷撃機2中隊になるので、ここでうまく当てられるようになっておこう。次の翔鶴ではさらに強化され、1中隊4機と悪魔のような破壊力を持つようになる。
加賀サイパンとインフレが進む中でも十分火力は高い。

・爆撃機 D3A1(九九式艦上爆撃機)
史実では英空母、ハーミーズを撃沈した機体。龍驤から機体がかわり、機体HPは1679に上昇。火力も1265、発火率25パーセントになったことで龍驤より火力は上がった。見た目もようやく全金属製の単葉機になった。
だが、性能は上がったはいいが、発火率、ダメージ、耐久力など、すべての項目でおいていかれており、全中隊ダメージ7590は同格ワーストレベル、速度も出撃時161.17knot、帰還時177.29knotと同格最遅レベルで散布も310.8mと同格ぶっちぎりのワーストなのでサブウェポンであることはこの先も変わりない。一応、全中隊整備時間が13.2秒と同格最速であり、計6機と多いので全中隊hp10074と同格の中間と盾やスポッターとして使うならそれなりに役に立つだろう。ただし、重要なダメージソースであることには変わりないため雑に溶かすのはもったいない。火災ツールやミリ残しの敵へのダメ押しなど効果的に使いたい。

・主砲
これまで通り駆逐艦クラス。積極的に使うことはない。
主砲を使わざるを得ない状況=死と考えよう。
弾道は高いが火力は日駆並にあり、逃げながら撃ちながら艦載機で攻撃すれば瀕死の戦艦、巡洋艦や駆逐艦は仕留められるので足掻きにはなるが、真後ろには撃てず、撃つには少々腹を晒す必要がある。

・対空
このティア帯ではなかなか高い方で、不用意に近づく敵機は簡単に撃墜できる。実は(意外だが)T7空母で一番優秀である。戦闘機と併せて空母絶殺マンにも対抗しうる対空は確保されている。また、戦闘機を釣った後に母艦で処理するなど使いようによっては光る。

・装甲
龍驤同様、無い。撃たれない・見つからない運用を心がけよう。(攻撃されると史実同様、すぐ大破してしまうしそもそもとして空母は撃たれてよい艦種ではない)
グラーフのAP爆弾にはかなりゴッソリやられてしまうのでグラーフは天敵の1つである。

・機動性
これも順当に強化され、ティア7空母最優秀クラスである。UGの推力改良をつければ34ktを越える。ただし転舵速度は遅めなので注意だが、同格トップクラスな事に変わりはない。

・隠蔽性
9.36kmであり、そこそこと言ったところ。8km台のサイパン・レンジャー・イラストリアスには劣り、9.42kmのアクロや10km台の加賀やグラーフには勝る。

・生存性
母艦自体は相変わらず脆い。その上船体が龍驤から大型化しているので、被弾しやすくなっている。今まで通り、見つからないのが最大の防御と捉えていこう。対空能力や機動性が随分向上したため、空母狙いの敵機は回避運動を交えた対空砲火だけでもそこそこ撃ち落とすことが出来、戦闘機と合わせればそれなりに減らすことが出来る。しかし全滅はなかなか厳しいので場合によっては味方の対空砲を借りたい。
龍驤からかなり足が速くなっているので龍驤で追いつかれた状況でも逃げやすい。

・消耗品
航空機のHPとスピードは必須。残る1枠は対空、隠蔽、母艦スピードの3つからお好みで。

・艦艇スキル/艦長
本艦に艦艇スキル無し。

さて、日本空母に座乗させたいレジェンド・エピック艦長は数多いが、中でも史実で本艦を旗艦とし、本艦座乗中に戦死した山口多聞は、コレクションブックの真珠湾攻撃追悼記念で入手が可能だ。容易とまでは言えないが、他のレジェンド・エピック艦長と比較すれば、入手は簡単なほうなので、是非とも手に入れて欲しい。戦闘機を強化するドッグファイトの達人+と、爆撃機の命中制度を向上させる精密爆弾投下の２つの特殊な艦長スキルを所持している。兵舎の人員に余裕があるならば、山口多聞は是非本艦の専用艦長として運用して欲しい。性能だけで選ぶとしたら山口多聞の適任艦はティア比で戦闘機が強力だったり、爆撃機の占めるダメージ量だったりを考えると前ティアの龍驤とB龍驤だったりする。

・装備
　・兵装　戦闘機改良Ⅰ
　・防御　推力改良Ⅰ
　・適正　隠蔽システム改良Ⅰ

・エリート特性
　・エリート急降下爆撃機中隊　急降下爆撃機HP+3%、爆弾散布－5%
　・エリート雷撃機中隊　雷撃機HP+3%、雷撃機整備時間－8%
　・功績　EXPアップ+10%
基本は雷撃機の方が望ましいが、爆撃精度upを取得している山口多聞を乗せている場合は爆撃機の方を取得し、爆撃精度を大幅に上げるのも実は悪くは無い(飛龍の雷撃を全弾当てたとしてもギリギリ倒しきれない格上駆逐艦も多いのでそういった駆逐艦を運次第で一ウェーブで撃破出来たりするため)

・総論
超火力の加賀、制空特化のサイパン、対艦特化のグラーフとかなり苦しいtierだが飛龍は高い火力に使いやすい戦闘機とバランスがとれており、母艦も優秀な事から状況を問わず一定の戦果を上げることができるだろう。しかも慣れたらグラーフや加賀、サイパンですら戦えるスペックはある。(少なくともアメリカのアイツよりはずっとマシである。)
火力不足に悩まされていた龍驤から一変、雷撃機中隊の増加により一回の攻撃で駆逐を撃沈、瀕死にすることが可能に。大型艦への火力も向上した結果、火力は劇的に向上した(加賀には及ばないが雷撃中隊を1中隊落とせれば火力は逆転する)。
最初は2中隊雷撃機に戸惑い、上手く当てられないだろう。だが、ここからの日本空母は2中隊雷撃機が当たり前になる。本艦で雷撃を正確に当て続ける技術を身に付けることができれば、このtierでの活躍はもちろん、最終到達点の白龍ですら大暴れすることも可能であろう。
その一方で相変わらず母艦は弱いので、位置に気を付けつつ、ガンガン敵に艦載機を飛ばしてダメージをとっていこう。
史実同様、高い練度を誇っていればその分結果を出してくれる。そんなツリーである。
飛龍ハ健在ナリ 我レ、此レヨリ航空戦ノ指揮ヲトル！

戦闘名誉章

史実

最初は蒼龍型空母の2番艦として建造される予定だったが、軍縮条約の失効を見越して蒼龍に修正を加えた中型空母。蒼龍よりも若干大きい。また蒼龍では右前方に艦橋が設置されていたが、飛龍は左中央に設置されている。右にある煙突とバランスを保とうとしたのだが、レシプロ機は左に曲がりやすい性質があるため着艦の障害になるとしてその後の空母では右に設置されている。
竣工後、日中戦争に参加。真珠湾攻撃では二航戦として参加、戦艦数隻を撃沈する戦果を挙げる。セイロン島沖海戦では空母ハーミーズ、重巡コーンウォール、ドーセットジャーを共同で撃沈した。
ミッドウェー海戦では空母3隻が次々被弾、戦闘不能になったが、唯一被弾を免れた飛龍は反撃を開始。空母ヨークタウンを大破させた（後に伊168によって撃沈された）。しかし飛龍自身も爆弾4発を喰らい、大破炎上。火災は鎮火せず、飛龍の放棄が決定。駆逐艦巻雲の魚雷により処分された。

小ネタ

よく見ると飛行甲板艦尾部左舷寄りにヒリュウの「ヒ」の字が書いてある。赤城は「ア」、加賀は「力」と書かれている。ちなみに蒼龍は資料が残っていないのでかかれていたか不明だが、「さうりう」という表記になるため、「サ」だと思われる。

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