Ranger

レンジャー級航空母艦　レンジャー

後ろから

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

・艦載機

かつて、同格最低レベルの母艦と艦載機でTier7に乗り込んできたとまで呼ばれたアメリカ航空母艦、チャレンジャー。
だが今はそんなことは無い。

ゲーム内説明

アメリカ海軍が初めて設計した空母。大量の艦載機を格納でき、このタイプにしては航行速度がやや速い。しかし、欠点として魚雷に対する耐性力がないことが挙げられるうえに、艦載機用のエレベーターの配置が悪いことから、艦載機の使用効率が低くなっている。

解説

圧倒的な戦闘機を持つサイパン、凶悪な雷撃機を持つ加賀と飛龍、徹甲爆弾を持ち母艦が強力なグラーフ、爆雷ともに優秀なアクロ.....と、個性が強い空母が揃うT7では特徴が少なく凡庸であるが裏を返せば一番癖が少ない素直な性能をしているとも言える。
なお、昔まではアメリカ空母の苦行艦として知られていたが、バフのおかげでその汚名を挽回した。

・艦載機
全ての艦載機が1中隊しか扱えないため、瞬間火力では劣るが3つ長所がある
1つ目は爆、雷撃機の耐久性が独、日空母よりやや高いこと。
なのだが同国、同ティアのアイツには劣る。
最近のアプデで戦闘時間が伸び、この強みが生きやすくなった。相手がグラーフ、飛龍のときは箱にできることも。
2つ目は中隊数が少ない＝操作の手間が他の空母より比較的少ない＝全ての中隊を効率よく扱え、戦闘機に目が通せるため、釣り出しが容易であること。このメリットは大きく、戦闘中のうっかりミスなども起きにくいほか初心者にも取っ付きやすく、戦局を見やすい。
3つ目は戦闘機がバフされたおかげで、飛龍とのタイマンで勝てるようになったり、グラーフと空戦してもグラーフに1~2機損害、グラーフが5機であればタイマンで勝てるようになったことである。(やったね！)アクロにもタイマンで勝てる。サイパン？誰それ？
一応アクロ、飛龍やグラーフよりは足掻きやすい

・戦闘機
バフにより1つの強みになった。
1中隊4機になったが飛龍には勝てない(飛龍は龍驤と艦載機変わらないのに...F4Fじゃあ4vs3でもダメなのか...)。この艦を苦行にしている1つの要因...だった状況から、なんと突然戦闘機にバフが入り、飛龍やアクロとタイマンで勝てるように。さらにグラーフの艦載機を1~2機落とせるようになった。とはいえ、グラーフには損害を与えることができるようになっただけで、絶対に勝てないので注意(4vs5なら勝てるのだが…)。飛龍、アクロと比べて1中隊あたりの性能で勝っており、またグラーフは非常にピーキーな性能をしているので扱いやすさには分がある。総じて非常に安定している性能を持っており、ティア7戦闘機ではサイパンを除き最も総合的に使いやすく、強いと言っても過言ではない。
その性能とレンジャー自体の操作何度の低さからサイパンの腕次第では制空をとれる可能性すら秘めている。

・雷撃機
1中隊5機×1。
飛龍が3機の中隊を2中隊操作、アクロ、サイパンが4機の中隊を2つ操作、加賀が3機の中隊を3つ操作できるのに比べて火力では圧倒的に劣っている。1中隊5機のグラーフと比べてはアプデによりレンジャーも雷撃機が1中隊5機になり、投射間隔も狭いので同じ1中隊5機のグラーフよりも当てやすく、また、威力もグラーフより高い。総じて1つ上のレキシントンと同じような仕様になり、1中隊しかなく、威力も相応にあるので使いやすい雷撃機である。

・爆撃機
グラーフ、アクロと並び優秀。発火率は45%とかなり高い。さらに1中隊5機なので、戦艦を狙えば高確率で燃えるほか、ミリ残しの駆逐にも有効打となりうる。燃やしたり浸水したらもう一度飛ばしてガンガン発火させよう。爆撃機でガンガン燃やしてくるコイツは鬱陶しいこと極まりない。戦場を広く見て応急工作班を使用した敵にこの爆撃機と雷撃機をプレゼントしてあげよう。
また、インディから引き続き、同格最速の爆撃機ということも強みの一つである。だが、次のレキシントンから速度がどんどん落ちていくのは注意点。

・主砲
インディペンデンスよりかなり増えたが、護身用ですら役立たないので駆逐に肉薄されたら死亡確定である。そもそも空母が駆逐に肉薄されたら死亡確定である。
(ドイツの同格空母や一航戦？知らんな？)

・副砲
無い。あるのはグラーフのみである。

・対空
見た感じ対空機銃が多いが、そこまで高くない。悪くはないのだが、アトランタなど強対空艦が多いこのティアでは目立たない。アメリカ艦なのに飛龍、一航戦にさえ劣る。(アメリカの恥さらしめ！)とはいえT7空母はそこまで対空による優劣はないので気にすることなかれ。
次のレキシントンでは対空が大幅に伸び、日空に大きく差をつける。楽しみに待とう。

・装甲
飛龍やサイパンと同様にペラペラである。加賀、アクロ、グラーフといったプレ艦組に比べると大分見劣りする。見つからないことが最大の防御と心がけよう。

・母艦
スピードは加賀と同じでやや低い。また、インディペンデンスと装甲は同じ、対空も普通、主砲も頼りなく、お世辞にも優れているとは言えないが隠蔽は優秀である(サイパンに隠蔽最優秀の座を奪われた)。この隠蔽を生かして見つかるギリギリまで前線に行けば手数が増え、ほかの空母に適うかも...知れない。

・機動性
殆どの同格空母が30kt以上出る中*1、本艦は28.34ktと遅い。戦艦には追従できるものの巡洋艦や駆逐艦には置いて行かれるので、ミニマップで敵味方の動きをよく見て早めに動き出そう。加速はやや悪く、転舵は飛龍並みに優秀。しかしインディよりかなりもっさりしているので最初は戸惑うだろう。
(20ktも出せないボーグ、ラングレーよりかはマシ...である)

・隠蔽性
ver5.1アップデートによりかなりの良隠蔽となった。被発見距離は9.24kmから8.46kmとなり、順位は変わらず同格2位であるが、1位サイパンの8.4kmに誤差レベルまで迫った。3位のイラストリアスは8.94kmであり、サイパンと本艦の隠蔽は頭一つ抜けて優秀と言えるだろう。

・生存性
母艦自体は貧弱。似たような装甲の飛龍やサイパンよりはHPで優位性があるが、その他の空母には大分劣ってしまう。

・装備
　・兵装　戦闘機強化
　・防御　舵か加速
　・適正　隠蔽

・エリート特性
　・空母近代化改修　最高速度+3%、魚雷防御+5%、小口径対空兵装ダメージ+5%
　・エリート整備士　急降下爆撃機準備時間-5%、雷撃機準備時間-5%、戦闘機準備時間-5%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
かつての苦行だったイメージからか特段弱い空母と思われているかも知れないが実の所｢サイパンを除く空母よりも扱いやすく優れた戦闘機｣を有し｢同格最高峰のHE爆撃機｣を有し｢必要最低限で扱いやすい雷撃機｣を有し｢同格最高峰の隠蔽｣を有している。このように磨けば光る要素はかなり多く、現在のティア7空母では最も扱いやすい空母である。
基本的な空母の動きはレンジャーで学べるので空母入門にはうってつけの性能をしている。
熟練者に関しても隠蔽を生かして前に出て火災や浸水をプレゼントして回り、制空力もあるため苦行時代ほど戦えない訳では無い。
総じて度重なるバフによりティア7で戦える性能を手に入れた。(おめでとう！)

戦闘名誉賞

史実

アメリカ海軍初の最初から空母として設計・建造された艦である。ようやくだよ
アメリカ海軍はワシントン軍縮条約での空母保有枠13.5万トンの大半をレキシントンとサラトガで使っていた。その残りの枠でできるだけ大きい空母を作ろうとして建造されたのがレンジャーである。14000トンの船体に76機も搭載しようと欲張ったために航洋性や防御力、復元性はお察し…
そのため激戦が続く太平洋戦線では危なっかしくて使うことができず、第二次世界大戦では太平洋に比べたらまだマシな大西洋戦線の貴重な空母として戦い、無事戦後まで生き延びた。

小ネタ

レンジャーはレキシントン級の次の空母として建造され、艦載機をより多く積めるように設計されていた。そのおかげで排水量14000トンと空母としてはやや小さめであったのにもかかわらず、基本76機、最大86機もの艦載機を搭載できた。これは日本の大型空母赤城や加賀と同等であり、ゲーム内で戦闘機の予備が多いのもこれを反映したものと思われる。そしてアメリカ軍はさらに同型艦を建造する...はずだったのだが、速力と防御力の不足に加え、小型の船体ではこれ以上の発展余地が無かった。そのため結局建造はレンジャー1隻で打ち切られ、弱点を改善したヨークタウン級の建造に移行した...という経緯がある。

ちなみに第二次世界大戦前からアメリカ海軍に在籍し、終戦まで生き残れた空母は3隻のみ。レンジャーはその内の1隻である。(他はエンタープライズとサラトガ)レンジャーは戦争中は主に大西洋で任務にあたり、護衛に加え、カサブランカ沖海戦ではジャン・バールなどとも交戦している。

編集用コメント

コメント欄

過去ログ