Stord

Last-modified: 2024-05-09 (木) 08:09:40

ストルド (旧S級駆逐艦7番艦サクセス)

Screenshot_20240227-195742~2.png

ヒストリカル迷彩

[添付]
効果:

性能諸元

編集時 ver.x.x.x.x

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier6
生存性継戦能力12420
抗堪性・防郭防御5%
・火災浸水耐性10%
・装甲防御3%
・魚雷防御3%
主砲射程8.0km
機動性最大速力35.84ノット[kt]
最大出力への到着時間9.33秒
転舵速度9.10度/秒
転舵所要時間3.3秒
隠蔽性6.12km



・派生艦船

派生元Muavenet
派生先Grom



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
120mm L/45 QF Mk.IX, 4基×1門4秒HE弾 357(3%)15度/秒


魚雷口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)装填時間ダメージ射程雷速浸水率魚雷管旋回速度
533mm QR Mk.VI, 2基×4門(8門)44秒20706.6km76.41kt33%25度/秒


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
0
28
0km
1.5km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
エンジンブーストⅠ最大航行速度+8%25秒間75秒2回
発煙装置Ⅰ24秒間持続する煙幕を張る9秒間105秒2回

ゲーム内説明

第二次世界大戦の勃発に伴い、イギリスは駆逐艦の大量建造を8隻単位で開始。原則として、全ての駆逐艦に4基の102~120mm砲の単装砲座と1~2基の四連装魚雷発射管を搭載することになっていた。そのうちの2隻がノルウェー海軍に貸与され、ストルドおよびスヴェンナーと命名された。ストルドは1943年9月に就役し、1943年から1944年にかけて北大西洋における作戦と北極船団の護衛に参加。北岬海戦においてはドイツ戦艦シャルンホルストの撃沈に寄与した。1944年にはノルマンディー上陸作戦の援護に参加し、その後にソ連に向かう船団の護衛に復帰した。終戦後、ストルドはノルウェー海軍の旗艦になった。

解説

イギリスの第5次戦時急造艦隊にて建造されたS級駆逐艦8隻のうち、ノルウェー亡命政府に貸与された2隻のうちの1隻である。

・主砲
120mm砲を単装で4基4門、前2後2の標準的な構成で搭載。基本的な部分は前級のままで、HE弾しか選択できず発火率も変わっていない。しかし第2第3砲が全周旋回する様になり砲の指向性が向上、更に装填時間が短縮され素で4秒装填となった上に砲弾の単発火力が微増したので前級よりは火力が向上した。だが相変わらず第1第4砲の射角が悪いままで、艦を立てたままの対駆逐戦闘においては火力不足を感じさせられ易い。

・魚雷
533mmクラスを4連装魚雷発射管に収めて2基、計8射線搭載。魚雷発射管が2基に増えた事から、単純計算で雷撃能力は前級の倍になっている。とはいえ欧駆魚雷故に単発火力は2070と低目。全弾命中させても瞬間火力は16000台と他国駆逐と比較にならない。とはいえ浸水率高目で雷速が速い魚雷を多数扱えるという点は明確な強みであり、魚雷発射管1基あたりの浸水の期待値は「ヴェステロース」以上となっている。このため斉射ではなく1基づつ順次撃ちするのも手であろう。反面、ヴェステロース魚雷に比べて装填時間がやや長く、射程も短い等コンスタントな隠蔽雷撃のやり易さは劣っているので違いを理解した上で取り扱う必要がある。

・対空
対空に関しては小口径しか持っていない上にかなり残念な値であり、期待してはいけない。

・装甲
小型駆逐艦の装甲や耐性に期待する方が間違っている。

・機動性
素の最高速度は前級よりも向上し、36ノット弱となった。消耗品の搭載のみで約37ノットに、エリート特性の選択を速度に振れば38ノット台を出せる。艦艇スキルの「エンジンブースト」も持っているので速度が足りないと感じたら適時使用してあげて欲しい。加速力は前級より落ち込んだものの英駆の系譜らしく優秀。舵は前級の反応の良さが失われ、実際に効きはじめるまでのタイムラグと舵の重さが気になる。しかし効き自体は悪くなく、旋回半径も前級程ではないが小さいので、直線番長気味であった「ヴェステロース」と比べると旋回能力は雲泥の差がある。

・隠蔽性
素の被発見距離は6.12kmとかなり悪い。これは同格の砲駆(主に5.8km台)にかなり劣る値であり、装備の適性で「隠蔽システム改良Ⅰ」を搭載する事を検討したいところ。これを搭載するだけで5.5km台になり、通常迷彩も併用すれば約5.3kmまでは被発見距離を短縮可能。素の状態では隠蔽状態での魚雷発射は可能だが、その後すぐに艦本体が発見されてしまい回避行動を取られてしまうだろう。しかし隠蔽に振る事で隠蔽雷撃がやり易くなるので検討してみては如何であろうか。

・生存性
素のHPは12000台とやや体力に劣っている。また前級に引き続き撃たれ弱い脆弱な船体という特徴は引き継がれており、そのままでは生存性が高いとは言えないだろう。汎用性の高い艦艇スキルを上手く使いこなして生存性の低さを補ってやる必要があるという点は変わっていない。

・消耗品
駆逐定番の「高品質石炭」「高級船員食糧」「改良型ディーゼルエンジン」で良いだろう。

・艦艇スキル/艦長スキル
「エンジンブーストⅠ」を2回と「発煙装置Ⅰ」を2回使用可能。
前級と比較すると発煙装置の使用回数が倍になった。また前級では魚雷発射管の基数の問題で煙幕雷撃が推奨できなかったが、本級では2基8射線あるのでシチュエーションにおいては十分検討の余地があると言えよう。

・装備
 ・兵装 「主砲改良Ⅰ」または「主砲改良Ⅱ」
 ・防御 「操舵装置改良Ⅰ」または「推力改良Ⅰ」
 ・適正 「隠蔽システム改良Ⅰ」または「操舵装置改良Ⅰ」

・エリート特性
 ・駆逐艦近代化改修 HP+2%、最高速度+3%、魚雷管旋回速度+7% 
 ・エリート砲術員 主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7% 
 ・功績 EXPアップ+10%
※今度こそ「エリート砲術員」と言いたいところだが…本艦は前級の倍の雷撃能力を誇っている。ツリー全体の傾向よりも個々の特性を鑑みるのであれば引き続き「駆逐艦近代化改修」が無難であろう。

・総論
 引き続き英駆の船体に、特徴的ではあるがまだまだ貧弱な主砲、そしてこれまた特徴的な欧駆魚雷を搭載した艦である。ところが本艦は前級と比較すると目を見張る様な雷撃能力の強化が行われており、瞬間火力・瞬間浸水率に限って言えば欧駆第1ツリーの同格以上。そういった意味ではツリー内で異端の存在とも言える。しかしツリーの特徴とも言える主砲はまだ開花前の状態であり、主砲で火災を狙い魚雷で浸水を狙うといった本来のコンセプト通りの戦術を実現するのは難しい。だが次級ではいよいよ欧駆の特徴とも言える艦艇スキル「レーダー」が解禁され、煙幕レーダーという凶悪な組み合わせが可能となるので期待して待とう。

戦闘名誉章

レベル1234
報酬艦艇exp 4000
シルバー75k
艦艇exp 4000
シルバー75k
艦艇exp4000
シルバー75k
艦艇exp4000
シルバー75k
ミッション内容15戦プレイ15回勝利支配ゾーン15回占領浸水20回

史実

ゲーム内説明を参照の事。

小ネタ

S級駆逐艦

 第2次世界大戦勃発により、イギリス海軍では戦時緊急予算に基づく「戦時急造艦」として駆逐艦を建造する計画を立案。第1弾として「O級」第2弾として「P級」の発注を行った。これらの艦は新しい艦級こそ割り振られているものの実際の要目は既存の「I級」と「J級」の中間的なものであり、急造に伴う設計の変更・改良は行われていなかった。
 これに対して新しい戦時要求を反映させたり急造に伴う設計の変更・改良を行ったものが第3弾の「Q級」と第4弾の「R級」であった。「S級」駆逐艦はQ級およびR級の準同型艦という扱いであり、一部の装備品の配置を変更したり艤装が簡略化されているものの、基本的な設計はQ級およびR級とほぼ同等である。S級駆逐艦は計8隻が建造されたが、うち2隻はノルウェー海軍に貸与され、戦後に3隻がオランダ海軍に売却されている。

余談:56口径40mm連装機銃の話

 史実においてS級駆逐艦が搭載していた56口径40mm連装機銃にはユニークなエピソードがあるので余談になってしまうがここで紹介しよう。元々S級駆逐艦の搭載機銃には39口径40mm4連装機銃(通称ポンポン砲)が予定されていた。ところがこのポンポン砲は現場の兵士からの評判が大変悪く、イギリス海軍としてもその能力に疑念を抱いていた。
 そこに渡りに船とばかりにより優秀な対空砲を持った船がやってきた…それがドイツのオランダ侵攻から逃れてきたオランダ海軍の機雷敷設艦「ウィレム・ファン・デル・ザーン」である。イギリス海軍はこの艦に搭載されていた56口径40mm連装機銃(ヘイズメイヤー社製の射撃管制装置と連動している)をいたく気に入り、その設計をコピーさせて貰いポンポン砲の替わりとして搭載した。この縁が後にS級駆逐艦をオランダ海軍が買い取る事になった要因となったのかもしれない。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 小ネタを追加 -- 2024-03-03 (日) 01:03:36

コメント欄

  • これもブリカスから買ったやつかな? -- 2024-03-03 (日) 21:11:15

過去ログ

過去ログ一覧