RPGおなじみの王道武器の一つ。短剣・片手剣・両手剣・直刀・曲刀etc様々なタイプの剣が存在する。
現実を見た場合にはリーチや威力の面では槍や斧に、遠距離から掣肘を加えられるという面で弓などに一歩譲るものの、“戦場の花形”としての見栄えの良さから多くのRPGで優遇される武器であり、ウェスタンテイストをウリとするWAシリーズにおいても愛用するキャラクターは少なくない。
作品によっては一括りではなく、多様な系統に分類されるケースもある。
重量を活かし鈍器の如く叩き斬る、斬撃・撫で斬りを旨とする、斬ることではなく突き刺すのに特化したタイプなど、一口に剣といってもその攻撃スタイルは様々。
1st
ロディとザックが装備可能。
戦闘スタイルの方向性の違いか、ロディは所謂一般的な西洋の剣のような両刃の直刀(初期装備のサバイバルナイフは短剣のカテゴリーに入るであろうが)、ザックは撫で斬りに適した緩やかなカーブを描く曲刀を用いている。
後発作品では短剣(懐刀)にカテゴライズされるヴァイオレイターは本作ではザックの準最強武器として登場。
プレイヤーキャラ以外ではマクダレンとゼット?も剣の愛用者。またブーメランも本気モードでは魔剣化したルシエドを引っ提げて勝負を挑んでくる。
- おなじみドゥームブリンガーもしっかり登場。ゼットのキャラデザインを見るに、本作では太刀の形状をしている。
2nd
ARMS勢のプレイヤーキャラクターでは長剣を主武装とするキャラクターはいない。唯一アナスタシアがあの剣を持っている程度。
……と思っていたら、ラストバトル?ではアシュレーもアガートラームを手にすることに。なんだかんだでキーアイテムということである。
- 一応変身したときにも剣を使った攻撃があるにはあるが、「装備」というわけではないのでこれは例外的。
敵方ではヴィンスフェルト?が「狂気山脈」なる物騒な銘の魔剣を愛用。
終盤でうっかりこの剣に触ってゴースト戦で地獄を見た渡り鳥は数知れず。障らぬナントカに祟り無し。
3rd
プレイヤーキャラ勢が揃いも揃って銃使い(ファッション感覚で持っているだけの奴もいるが)であるため、トッドのブラックフェンリルが作中で確認できる唯一の刀剣となる。
- ちなみに1stと違って3rdでのブラックフェンリルは仕込み杖というか長ドスの形状に。
某つまらないものを斬りまくることに定評のある大泥棒の末裔の愛刀を彷彿とさせる。
4th
ラクウェルの武器として登場。またジュードもプロローグでは剣を装備するほか、残弾が0になったときはシェイプシフターが剣に変形する。
ラクウェルのそれは“バスタードソード”という触れ込みであるが、柄を伸ばすことで槍として機能したり、明らかに剣の形をしていないものもあったりと、歴代の剣士の中でもかなり個性的。
攻撃力では他キャラの武器を余裕で圧倒する高性能ぶり。彼女が“最強”と謳われる所以の一端を担っている。
唯一の弱点は対空特性がないことくらい。あったらそれはそれでたまらないが。
5th
アヴリルの武器として登場。片刃剣型のARMだが、柄からの射撃や鞭型への変形も可能。
敵サイドではファリドゥーンの愛用武器も“機械剣”という異名で呼ばれる。
F
ザック、ゼット、マクダレンが各々別の剣を愛用。本作では装備品という概念が無いのであくまで設定と演出上のギミックである。
きちんと三者三様で個性分けされているので見目はなかなかのもの。
XF
本作ではウォーヘッドが装備可能な武器の一つとして「剣」が登場するほか、ナイトレイダーの「細剣」、フェダーインの「湾刀」、エクスキャバリアの「儀礼剣」、そしてアレクシア専用クラスであるプリンセスフェンサーの「大剣」と、かなり細かくカテゴライズされている。
- セイクリッドセイバーの「懐刀」まで含めると実に6系統。豪華なことこの上ない。
ウォーヘッド専用装備である剣は固有能力は無いものの、ATPとAIMの数値が比較的高バランスでまとまっているので使い勝手自体はそう悪くはない。若干重めなのが玉に疵だが。
敵方でもルパートをはじめとした幾人かが愛用の剣を引っ提げて登場する。