VK 100.01 (P)

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier8 ドイツ 重戦車 / VK 100.01 P

VK 100.01 P_0-min.PNG
↑ VK 100.01 (P) + 10,5 cm Kw.K. L/52
初期状態。

 

VK 100.01 P_1-min.PNG
↑ VK 100.01 (P) + 12,8 cm Kw.K. L/50
最終状態。Tiger IIVK 45.02 AVK 45.02 Bの初期砲塔*1によく似た形状の砲塔をしており、ポルシェ戦車の系譜が感じられる。
また、前部砲塔のTiger (P)や後部砲塔のMäuschenのいずれとも異なる中央に砲塔が配置されており、本車両が過渡期の計画案である事を如実に示している。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,700
車体装甲厚(mm)200/130/120
最高速度(前/後)(km/h)20/15
重量(初期/最終)(t)119.7/120.45
実用出力重量比(hp/t)9.96
本体価格(Cr)2,540,000
修理費(Cr)12,750~
超信地旋回
ロール攻撃的重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
10,5 cm Kw.K. L/526.12AP
APCR
HE
200
244
60
320
320
420
1,9590.362.1950
1,188
950
1201,030
4,800
650
3,000-8°/+30°
12,8 cm Kw.K. L/504AP
APCR
HE
220
260
65
440
440
630
1,7600.42.7810
1,013
810
501,070
4,800
935
3,600
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
VK 100.01 (P)230/160/1401540019,800
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Porsche 16 Cyl. Y1,000152,000
Porsche Typ 212 NL1,200152,050
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VK 100.01 (P)120.251225,000
VK 100.01 (P) verstärkteketten1301525,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
FuG 531050
FuG 741570
FuG 12710150
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader6Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class1装填棒Class1砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Superheavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時3.25%0.68%
移動時1.65%0.35%
 

派生車両

派生元Tiger (P)(HT/101,500)
派生先Mäuschen(HT/169,200)
 

開発ツリー

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10,5 cm Kw.K L/52
(初期/116,490)
12,8 cm Kw.K L/50
(55,000/220,000)
Mäuschen
(169,200/3,580,000)
VK 100.01 (P)
(初期/30,000)
FuG 5
(初期/630)
FuG 7
(1,360/8,160)
FuG 12
(7,200/43,200)
Porsche 16 Cyl. Y
(初期/58,000)
Porsche Typ 212 NL
(27,500/88,000)
VK 100.01 (P)
(初期/21,000)
VK 100.01 (P) verstärkteketten
(18,300/37,500)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.17.1新規実装

解説

  • 概要
    v0.9.17.1にて追加されたTier8のドイツ重戦車
    ポルシェ社が提案した超重戦車Mausの最初期案である。
     
  • 火力
    俯角はどの砲でも-8°と十分な値であり、地形利用はそこそこ可能である。
    一方で仰角は+30°と異様に広く、崖上などの高所の敵も不自由なく攻撃することができる。
    • 10,5 cm Kw.K. L/52
      VK 45.02 (P) Ausf. Aの最終砲と同じもの。DPMや精度、照準速度は良好だが、貫通力、単発火力は低い部類であり、運用するなら課金弾を多めに使うことになるだろう。
      上記の性質上、本車を研究すればこの砲はVK 45.02 Aでも自動的に使えるようになるため、他の重戦車ルートに手を出す予定なら先に研究しておくのもあり。
      VK 45.02 Aとは違い、機動力の低さから射撃機会は限られるため、本車との相性はやや悪い。
       
    • 12,8 cm Kw.K. L/50
      単発火力はObject 252U50TP prototypらと同等で高く、貫通力も優秀だが、その分収束時間や発射速度は低水準で、DPMも10,5cm砲には数段劣る。単発火力と貫通力のために他の性能を犠牲にしているバランスの為、扱いにくさを感じることもあるだろう。
      しかしながら、機動力の低い本車はターン制になることも多く、やはり本砲の方が活躍しやすいかもしれない。
       
  • 装甲
    Mausルートの車両らしく正面、側面ともに非常に分厚い装甲が施されており、前面装甲は同格以下の通常弾をシャットアウトしかねない。
    HPも1,700とKV-4O-Ho等に並んで高く、同格中トップクラスのタフな車両と言える。
    画像による解説

    VK_100.01_P_armor.PNG
    黄緑色の部分は180mm程度、黄色い部分は220mm程度、赤い部分は約260mm以上の箇所。ピンクはAP弾の跳弾角度に達する箇所。
    天板にある水色の部分は40mm厚で、122mm以上のAP/APCRに三倍ルールで貫通される可能性がある。
    装甲モデルはtanks.ggより

    • 砲塔
      正面防楯横は230mmの曲面装甲。ターレットリングも正面は230mmあるが、垂直部分はMausと同じように同格以上には貫通されてしまう可能性がある。
      非常に大きく目立つキューポラも正面は220mmと極端な弱点ではないが、側面以降は薄くなっているので注意。左側にオフセットされているため、障害物で隠しつつ攻撃することが可能。
      天板の突起は200mm+傾斜なので弱点ではない。
      側面前半分は170mmだが、側面後ろ半分は10mm、背面は30mm薄くなる。
      Mausと異なり砲塔形状がTiger II等に似た六角形をしている上、円筒形であるキューポラやターレットリング側面が薄くなっているため、よそ見には向いていない。
    • 車体
      正面上部は200mm+傾斜で300mm前後あるのでかなり強固である。一方下部は135mm+傾斜で190mm前後の弱点となっている。
      側面上部は130mmだが、下部はサイドスカート100mm+履帯40mm+本装甲100mmで240mm以上となり、Mausに似て非常に硬い。
      弱点である車体下部を豚飯で隠せるだけの側面装甲があるため、基本的には遮蔽物を使った豚飯をすることが望ましい。
      背面上部は本装甲40mmに80mmの空間装甲が覆う形となっておりHEやHEATなどには多少耐性がある。下部は120mm一枚板。
       
  • 機動性
    出力重量比は最終状態で約10と、巨体の割には最低限の数値を確保しているものの、最高速度が20km/hなためやはり見た目通り鈍重で、これまで以上に小まめな状況確認と早めの判断が重要となってくる。元々足回りが良くなかったTiger (P)から更に機動力が下がるが、本車から先は全て同じ最高速度なので、早めに慣れていくほかない。
    一方で、本車からMausまでの超重戦車に共通する特徴として、前進速度の遅さの割に後退速度が優秀という地味な長所がある。活用できる場面は限られるが、遮蔽物へと素早く後退できれば被弾を抑えられることもある。
     
    以上が直進についての記述だが、本車の大きな弱点はもう一つ、絶望的なまでの旋回性能の低さにある。初期履帯だと毎秒わずか12度、改良履帯でもたったの15度という数字は全重戦車の中でも MäuschenMausと仲良く並んで最下位タイの値であり、前述の出力重量比の低さも相まって至近距離での戦闘は大の苦手。12,8cm砲を使う場合には精度、照準時間の劣悪さからつい近距離での撃ち合いをしたくなるが、開けた場所で近付かれると場合によっては重戦車相手でも苦戦を強いられるので、距離を詰める際はよく状況を見極めることが重要となってくる。
     
  • 総論
    強力な砲と厚い装甲、劣悪な足回りを備えた典型的な超重戦車で、その特性からMausへ続くルートの入門車両と言って差し支えない。火力と装甲を上手く活かせれば敵チームを蹂躙して圧倒的な戦果も挙げ得るが、劣悪な足回りや砲精度、大きく目立つ正面の弱点など無視できない欠点も少なくなく、ここまでの車両にはなかった扱いにくさがある。
    大味な見た目とは裏腹に繊細な扱いが要求されるが、丁寧に運用出来れば他の車両では中々味わえない満足感を得させてくれる、意外と奥深い車両と言えるだろう。
     

史実

Vk mammut.jpg

 

VK 100.01 (P)は、「Mammut(マンムート=マンモス)」という秘匿名称で呼ばれた100トン級の超重戦車の計画案である。
現在発見されている超重戦車Mausの資料の中では、一番古い最初期案として知られている。

参考

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 ポルシェ社が設計し、クルップ社が製造した砲塔