Tier 8 イギリス 重戦車 Caernarvon Action X (カーナヴォン アクション エックス)
Caernarvonに新型砲塔「Action X」を搭載した近代化改修案。
非常に近代的な見た目で
非常に強固な砲塔装甲、良好な機動性、高いDPMを活かした英国HTらしいMTよりの性能となっている。
良好なクレジット係数を活かし、消耗品や課金弾、常備品をしっかりと活用して車両性能を存分に発揮させてこそ本車の真髄といえるだろう
本車には2種類の伝説迷彩が用意されている。どちらも付属品(砲塔上部のサーチライト、車体背面の追加燃料タンク)とセット。
価格は2500
適応時は車両名が「Action X Morpho」に変化する。
名前の通り、モルフォ蝶のような青色が映える迷彩。
ちなみにモルフォ蝶の羽は鮮やかできれいだが、鮮やかな色の色素を持っているわけではなく、構造色である。
車体側面に書かれた「Keep calm and carry on」はイギリス発祥のスローガンで、「平静を保ち、普段の生活を続けよ」「国家の危機にもうろたえず士気を保て」といった意味合い。
第二次大戦直前、ドイツ軍の脅威がパニックを起こしかねないとして、情報省によって宣伝される計画だった。諸事情により日の目を見ることはなかったが、近年再発見され注目を集めている。
甘い攻撃ではびくともせず、涼しい顔で次々と攻撃を叩きこむ本車にはうってつけの文句である。
価格は2500
適応時は車両名が「Action X Resolute」に変化する。
こちらもやはりイギリス情報省のスローガン「Your Courage, Your Cheerfulness, Your Resolution Will Bring Us Victory」(あなたの勇気、元気、決意が勝利をもたらす)が元ネタだろう。
まだ豚飯、ハルダウン、マップ、味方や敵の構成、などの把握ができていない方はそもそもTier8車両(戦場)はオススメしない。自分も勝てずにイライラする上に、味方にも迷惑をかけてしまう。まずは低Tierで腕を磨き、基本的なプレイができるようになってから高Tier車両に乗れば、より楽しい戦車ライフがあなたを待っているだろう。
直近90日の平均勝率:54.03%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v7.2.0)
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
Caernarvon Action X | VIII | イギリス | 重戦車 | 1750 | 130/90/40 | 36/12 | 64.96 | 〇 | 全周 | 8.00/4.00/1.90 | 10,000 |
---|
武装
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (rpm) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | OQF 20-pdr Gun Type B Barrel | 4.79 | 12.52 | AP APCR HE | 190 160 250 | 226 258 42 | 2378 2003 3129 | 1020 1275 1020 | 0.307 | 1.82 | +20°/-10° |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視界範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VIII | Caernarvon Action X | 254/152/95 | 37.55 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
X | Rolls-Royce Griffon A | 950 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
VIII | Caernarvon Action X | 31.29 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
解説
主砲
- OQF 20-pdr Gun Type B Barrel
本車一番の目玉性能。非常に素早い装填時間と精度との引き換えに単発ダメージが低い手数型であるCaernarvonの最終砲に若干手が加えられている。
あちらは単発火力が若干上昇されたものの、こちらは単発火力190とそのままである、その分Caernarvonの砲と比べて精度が若干良く、砲塔旋回時の拡散も若干小さい。
DPMは素でも2400と高い*1が、拡張パーツの装填棒を積み、紅茶をキメればDPMは2708(4.2秒/発)にも達する。Ver8.5におけるCaernarvonの単発buffにより同格重戦車中2位になってしまったが、それでも絶大な分間火力は健在で、圧倒的な手数で相手をねじ伏せることが可能だ。
さらに俯角も10度取れて地形を選ばず、レティクル収束も素で1.82秒と非常に早くほんの僅かな射撃チャンスも逃すことはない。兄弟分の強化により重戦車DPMトップの座こそ明け渡すこととなったが、非常に強固な砲塔装甲と俯角10度から繰り出されるハルダウンによる理不尽な分間火力の押し付けは本車においても相変わらず強みとして健在だ。
本車はCaernarvonよりも車高が高く主砲位置も高い為、より10°の良好な俯角を活かして戦いやすくなっている。序盤はぺちぺちと射撃機会を伺って叩き、ラッシュ時は絶大な分間火力で敵をねじ伏せよう。
課金弾であるAPCRの貫通力は258mmと重戦車としては少し心もとない、優秀な砲の精度を活かして敵戦車の弱点をしっかり撃ち抜こう。通常弾貫通力が226mmと良好な為そこまで課金弾を多用することはないが、総弾数が70発と豊富に積めるので対格上用にAPCRは25発程度は持っておきたい。
装甲
車体
上部はカタログ値130mmで傾斜60°、傾斜込みで260mmと、平地でも同格重戦車の通常弾までをシャットアウト可能。ハルダウンを合わせればまず貫通されるおそれはない。
拡張パーツで装甲強化を選択すれば270mmとなり余程の高貫通砲でなければ貫徹は出来ない。
しかし車体下部は90mmで傾斜も緩く135mmとれっきとした弱点。範囲も広い為、正面からだとまずここを狙われる。
Caernarvonでは側面が51mmしかなかったが、本車は90mmあるので豚飯も不可能ではない。とはいえ俯角と砲塔装甲を活かすためにも車体は晒さないように基本的にはハルダウンで隠しておくのが定石。
万一敵に詰められたら豊富なHPと火力で対処しよう。
背面は40mmの垂直装甲であり、榴弾が貫通する。面積も非常に大きいので警戒は怠らないように。
砲塔
非常に複雑な形状をしており避弾経始を考慮した形状になっている。防盾付近は300mmクラスを超え、平均で230mm程度+傾斜を持ち、空間装甲板の裏は特に400mm近くに達する場所もあり、甘い狙いではまず貫通できない。また、砲塔に搭載された空間装甲板のおかけで装甲配置もかなり見づらくなっている。
弱点としてはキューポラとちょうど空間装甲裏の垂直に近いほっぺたがある。ただ、ほっぺたは薄いとはいえ、それは他の部分と比べてであり、空間装甲も合わせて貫通260を超えないと貫通は厳しい。
ただそれよりも大きな弱点として挙げられるのは砲塔天板部のオデコである。平地だと265mm(APだと215mm)程の貫通力があれば抜かれてしまう。一部重戦車や駆逐戦車相手には平地で車体下部だけを隠していてもここの部分を強引に抜かれてしまうのでなるべく俯角を取ったハルダウンを心がけよう。この場合俯角5°のハルダウンでオデコはほぼ貫徹不可となる。
一方キューポラは目立ち、なおかつ格下でも貫通可能な薄い弱点であり比較的狙いやすい。ただし俯角10°のハルダウンをすることでそのほとんどを隠すことが出来る。
余談となるが砲塔後部の出っ張りの底の装甲は脅威の401mmとなっている(下画像参照)。あのマウスの正面装甲の装甲板の厚さが240mmといえばその凄さが分かるだろう。これはblitzの中で一枚の装甲板としては最も厚い。
もちろん、ほとんど意味はないものの砲塔後部を撃つ際、底部に当たると貫通しない。401mmともなるとかなりの厚さとなる(ゲーム中でも若干輪郭が見える)ので、真横から見てもそこそこの範囲となる。なのでこの戦車の砲塔後部を撃つ際は少し上の方を狙った方が良い。
ちなみにアメリカ重戦車のT34も意味不明な装甲配置をしており、こちらは砲塔後部が203mmとなっている(側面は127mm)。
Armor Inspectorより
- TierⅧ重戦車 Tiger II 10.5 cm Kwk L68 AP弾
↑平地での場合
↑5°傾斜時 - TrerⅧ駆逐戦車 Jagdpanther II 12.8 cm Pak 44 L/55 AP弾
↑駆逐戦車相手だとハルダウンしていない限り自慢の砲塔も容易に貫通されてしまう
※両画像とも相対距離距離150m
カウンターウェイトであろうか?なんと401mmの激厚装甲。
機動性
平均速度35km/hとHTとしてはスムーズな動きがとれる機動性を確保している。またエンジンの出力が高い為、上り坂などでもそこまでストレスは感じない。ただし後退速度は12km/hと非常に遅いため前に出すぎると修正は難しい。
旋回性能は車体・砲塔ともに優秀で特に砲塔は快速中戦車並みの旋回速度を誇っており、たとえ軽戦車でも本車へのNDKは非常に困難である。
なお一部のイギリスHTに搭載できる改良済みエンジンブーストは搭載不能。これで特殊消耗品も搭載出来たらCaernarvonの立つ瀬がないので当たり前ではあるが
総論
通常ツリーのCaernarvonの防御力を極限まで高めた味付けの車両。
絶大なDPM、強力な砲塔装甲と相性のいい俯角、ストレスを感じにくい機動力…とプレミアム戦車としては高い性能を誇る。
しかし、重戦車の常ではあるが絶対に単独での行動は避けよう。
単発が低く、DPM型の本車はたとえ敵に抜かれても、そこで怖気付いてしまったら非常に不利な単発交換となってしまう。なので、敵駆逐や他重戦車などのサポートの有無に注意しつつ、1発撃たれたら(相手の装填時間によるが)こちらは3~5発返すという戦い方となる。
MTルートで会敵した場合は、あらゆる動きが可能で戦局を握るMTの為に優秀な砲塔装甲を活かして敵を食い止め、タイミングを見計らって豊富なHPと高い火力を活かして味方とと共にラッシュをかけよう。
ただし味方の構築する前線が崩壊する前に到着、撃破する必要があるのでルート選択やラッシュのタイミングは慎重且つ一気に行わなければならず、プレイヤースキルが勝利に直結する。
逆にHTルートではHTが構築する前線の一歩手前で突破を試みる敵を素早い装填で履帯切りを行ったり、遊撃や裏取りに来た敵のMTやLTを始末したり、敵の射線や装填中をみはからいぺちぺちと弾を撃ち込みプレッシャーを与えつつ自車のHPの損失を防ぐことが大切。味方HTがラッシュをかけ、前線を押し上げようとする時には温存していたHPを盾に高い火力で敵をねじ伏せて前線を突破しよう。
重戦車の基本である単発交換をすればするほど不利なのでラッシュをする際は多少のHPとクレジットを犠牲にしたとしても相手に複数発撃ち込まなければこちらは不利であるということを理解しておく必要がある。
特徴
長所
- 精度・分間火力・収束がトップクラスの主砲
- 高い通常弾貫通力
- 硬い砲塔装甲と車体上部装甲
- Caernarvonよりも厚い側面装甲
- 10度の良好な俯角
- 高いクレジット係数
- HTとしては良好な加速と旋回性能(特に砲塔)
- 伝説迷彩が2つある
短所
- 同格HT最低の単発火力
- 貫通力の伸びがイマイチな課金弾
- 車高が高く大柄な車体
- 加速の割にやや遅めの最高速度
- 目立つ弱点のキューポラと車体下部
- 遅い後退速度12km/h(前に出過ぎないように)
- PBR化により少し車高が高くなった
歴史背景
戦車事典より
イングリッシュ・エレクトリック社が「汎用戦車」コンセプトに基づいて設計した車輌 (FV200) の発展型です。A41 戦車 (センチュリオン (Centurion)) が支持されたため、本計画は中止され、試作には至りませんでした。
車名にも付いている「Action X」は、Centurionに搭載して試験がなされた新型砲塔のこと。
そのAction X砲塔を、同じくCenturionの砲塔を持つCaernarvonが搭載したら...というifを具現化したのが本車である。
出典:Historical candidates for FV4202 replacement(英語サイト)
Action Xは1955年に初めて文献に登場する。
Centurion Mk. 7をベースに、FV4202に似た防楯を持たない砲塔と20ポンド砲を搭載し、試験が行われた。
Centurionの後期型はこの砲塔を採用するという案もあったが結局見送られ、試作車は歩兵科で訓練に供された。
採用されることはなかったものの、防楯を持たない砲塔というコンセプトは後継車のChieftainへと引き継がれた。
現在は砲を取り外された砲塔が、イギリスのボービントン戦車博物館で展示されている。
また、この仕様の車両は「Centurion Action X」の名称で、PC版のツリーTier10中戦車として登場している。*2
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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