T28

Last-modified: 2024-04-20 (土) 09:06:17


Tier 8 アメリカ 駆逐戦車 T28

スクリーンショット (34).png

高機動だったT25 ATから一転し、機動性を代償に200mmの重装甲を備えた重駆逐戦車。
なお、史実のT28超重戦車とはTier9のT95駆逐戦車のことを指す。
本車両は外部履帯を外したT95と比較して正面下部の形状が大きく違っており、ツリーを埋める為に考案したWG社特製の架空戦車である。

 
ver.3.3での変更点

ver.3.3での変更点

  • FordGAFM2A1 エンジンについて、出力が 510 から650 馬力に上昇
  • 最高速度が時速 18 から 20 km /時に上昇
  • 後退速度が時速 7 から 10 km/時に上昇
  • T28PE2 サスペンションについて、旋回速度が18 から 15 度/秒に変更
  • T28P E4 サスペンションについて、
    • 旋回速度が 20 から 17 度/秒に変更
    • 柔らかい地盤における走破能力が 2.3 から 2.1 に変更

パラメータについての詳細は公式ニュースを参照

 

【注意】Tと28の間にハイフンのあるT-28は、ソ連Tier4中戦車T-28である。

 

直近90日の平均勝率:49.71%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

 

基本性能(v7.4.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
T28VIIIアメリカ駆逐戦車1450254/101/502059.212,580,000 cra.png
 

武装

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


VIII90 mm AT Gun T15E210.53AP
APCR
HE
185
258
45
225
190
270
2369
2001
2843
0.351.772255 cra.png
4400cra.png 11gda.png
255 cra.png
2,050+20°
-5°
VIII105 mm AT Gun T5E18.08AP
APCR
HE
198
245
53
310
260
400
2504
2101
3232
0.381.7601000 cra.png
4800cra.png 12gda.png
680 cra.png
2,400
X120 mm AT Gun T536.59AP
APCR
HE
248
297
60
400
340
515
2636
2241
3393
0.382.5401060 cra.png
4800cra.png 12gda.png
900 cra.png
2,790
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
T28-26240170
 
射界左10°/ 右11°
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
VIFord GAF44020569
VIFord GAFM2A165020569
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VIIT28VVSS T4662.451512,000
VIIIT28VVSS T5662.451712,000
 

乗員

  1. Commander
    • Commander
    • Radio Operator
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Loader
 

派生車両

派生元:T28 Prototype / T25 AT
派生先:T95
関連車両:T28 HTC

 

開発ツリー

T25 ATT28
71,000fa.png
Gun.png
90 mm AT Gun T15E2
Gun.png
105 mm AT Gun T5E1
18,100fa.png
Gun.png
120 mm AT Gun T53
51,000fa.png
T95
165,000fa.png
3,500,000cra.png
T28 Prot.engine.png
Ford GAF
engine.png
Ford GAFM2A1
6,560fa.png
suspension.png
T28VVSS T46
suspension.png
T28VVSS T56
14,600fa.png
 

fa.png:必要経験値


 

解説

立ち回り方

機動力は非常に低く、臨機応変な立ち回りは不可能である。
その上、側面からの攻撃もそれなりに弾くT95と違って正面装甲以外は全く頼りにならない アップデート8.0により、側面装甲が50mmから101mmに大幅buffされた。(なんと2倍の成長を遂げたのである。)
しかし、低機動、低車高で俯角が狭いためハルダウンなどの戦法で防御を固めることは難しく、基本的には敵の前に出て地道に単発交換をすることになる。
正面装甲の防御力も同格以上には不安定な上、出すぎれば機動力の低さから下がることもままならない。市街戦などを除けば、前線から2歩、3歩離れた後方から援護することになる。
ソ連の122mm砲*1のように、課金弾を使われても優位に立てる相手も存在するので、相手戦車の砲の貫通力はしっかりと確かめておこう。

 

MTルートが主戦場になるような戦闘では、味方の壁になるまでの移動にかなりの時間を取られる上、前線の起伏や機動戦に対応しきれない可能性もある。一応、車高が低く、隠蔽率も良好、発見されても遠距離では本車の弱点を狙い撃つことが難しいため、マッチングによっては後方で狙撃するのも合理的な選択肢になる。
必然的に孤立することになるので慣れないうちは味方に随行するほうが無難だろう。(優勢戦の場合、終盤を見据えT28と同じくらいの機動力の重戦車に張り付いて、T28と味方重戦車一両をキープしておくという戦術もある。)

驚きの隠蔽

かなり大きめな車体に見合わず、隠蔽率が高いのも本車の特徴の一つである。
隠蔽率が比較的高いドイツのRhm.-Borsig Waffentragerと比較すると

迷彩ネット無し

Tier車輛名静止中
(%)
移動中
(%)
射撃時
(%)
VⅢT28574417
Rhm.-Borsig Waffentrager614512 or 13

基本的にRhm.-Borsig Waffentragerの方が上回ってるが、射撃時の隠蔽ではT28の方が上回っている。
→Rhmの12%が15cm砲、13%が12.8砲である。

 

防御力

以前は格下MT並の耐久値(1150)しかなかったが、アップデート8.9で1450にまで大幅に強化。重駆逐の名に相応しい体力を持つようになり、弾受けも前線構築も格段にやりやすくなった。
ただし、機動力が低くとにかく退避が難しい車両であるので、前線に出る際は相手の貫通力・単発火力の把握に細心の注意を要する。

車体正面装甲は、Ver.8.0でバフが入り上部が230mm・下部が220mmに装甲が強化された。
車体上部は後述する防楯の甘い部分以外は300mm~場所によって380mm程度と非常に厚くなり、格上駆逐でも厄介な装甲となった。
ただし、防楯脇の傾斜の甘い部位は装甲235mm程度とやや甘く、この部分は相変わらず抜かれやすいので車体をこまめに動かして狙いをブラそう。
車体下部は傾斜込みで250mm程度、格下相手には強気に出れる装甲であるものの、同格HTに課金弾を使われるとあっさり抜かれてしまう。
その上、M4シャーマンやドイツ戦車同様にこの部分にはトランスミッション判定がある。エンジン損傷→操作不能の間に側面を取られる可能性も十分あるので、修理系・消火系の消耗品は多めに搭載したい。

側面上部装甲は101mmと大幅にバフされた、以前の様に榴弾をバスバスと抜かれなくなったのは嬉しいものの、所詮は垂直装甲でこのTierの通常弾で容易に抜かれてしまう。
下部は何故か80mmに減厚された、履帯と合わせると大体100mm程度はあるものの、以前よりさらに履帯ハメされる可能性が上がっているので注意。
とはいえ側面装甲のバフにより、以前は推奨できなかった(脆弱な側面を晒すことになりがちなため)昼飯もそれなりに使える様になった。

拡張パーツでは、耐久値を強化するもよし、比較的厚い装甲を(およそ10mm程度増加する)強化して、格下の課金弾を弾く可能性を増やすのもよし。好きな方を選ぼう。

 

Tier8だとT25 ATから引き継ぐ105mm砲では貫通力不足が顕著になってくる。最終砲の120mm砲の搭載を急ごう。
また、精度を上昇できる特殊消耗品の標準調整を搭載できるが、腐っても重駆逐なので改エンブや修理キット等の方が優先度は高い。

  • 120 mm AT Gun T53
    砲自体はTier8駆逐戦車として見た場合、火力面に限ってはなかなか良好な性能である。単発400族の中では装填速度が速く、常備品、拡張パーツマシマシの状態では3000を超えるトップクラスのDPMを持つ。
    ただ、それ以外の精度や照準速度、砲拡散は砲口径に見合わない劣悪さで、照準速度は130mm砲レベル*2で、精度に関して固定砲塔駆逐の中では12.8cm族のみならず130mm族にも負けている。
    運用上、気にする優先度は高くないが、移動時の砲拡散に至ってはISU-152にすら劣る同格の全車種でワーストである。
    また、アメリカ戦車の割に俯角は非常に狭く(5度)、T25 ATのような地形対応力は一切無い点に注意。
    1発撃って陣地転換をしたり、DPMを活かし強引に削りきるような芸当は車体の機動力の都合上かなり難しく、精度や照準速度も良くない為、地形・相手戦車との距離をしっかり考えて進軍する必要がある。
     
    ここで、ライバルとも言えるT28 Prototypeと比較をしよう
     
    搭乗員100%, 常備品非搭載
    Tier車輛名装填時間
    (S)
    照準時間
    (S)
    着弾分布
    (M)
    DPM
    VⅢT288.725.00.3642751
    T28 Prototype9.685.20.3742478
    ご覧のように砲性能は全ての部分で上回っているものの、向こうには回転する砲塔と俯角が10度使える強力なアドバンテージが存在する。
    砲の取り回しではあちらの方に軍配が上がる為、こちらは一手ならず二手三手先を読んで行動し、良好な砲性能をしっかりと活かせるように立ち回りたい。
     
 

機動性

前身よりもずっと車体重量が増したにもかかわらずエンジン出力が低下しており、出力重量比は非常に低い。
MTやLTはもちろん、HTにすら側面に回り込まれると為す術がなくなるため、出来るだけ孤立しない様に味方の動きをしっかり見て動こう。
初期エンジンではあまりの機動性の低さからまともに戦闘することすら叶わなくなるので、フリー経験値などで急いで最終エンジンに改良を進めなければいけない。
速力は平地ですぐに最高時速の20km/hに達するが、履帯性能やエンジン出力が極めて低いため、登坂中や旋回中では瞬く間に減速する。
旋回速度も同格重駆逐戦車の中でずば抜けて低く、戦闘中の退避や旋回に大きな障害となるので拡張パーツで重点的に強化しておきたい。
また、特殊消耗品である改良済みエンジン出力ブーストを搭載できる、機動力を少しでも上げたい場合は積んでおこう。

 

特徴

長所

  • DPM・貫通に優れた砲
  • Tier8トップクラスの正面装甲厚
  • 高い隠蔽率
  • 特殊消耗品(改良型エンジンブースト・照準調整)が使える
  • 同格駆逐の中でも極めて高い耐久値1450
  • かわいい

短所

  • 非常に悪い最高速度と加速、旋回速度(一部重戦車にすらNDKされるレベル)
  • 正面装甲下部を抜かれるとエンジンが壊れる
  • 格下からでも抜かれる正面部弱点のキューポラ
  • アメリカ戦車の癖に俯角が5度しか取れない
  • 他国の12cm級の砲と比べて悪めの精度
  • 味方依存度が非常に高い

初期の研究

初期エンジンはわずか440馬力しかない(M4 Sherman以下の馬力)ため、まずはエンジンを早急に開発しよう。
次に、この機動力では105mm砲で課金弾を多用しても貫通が苦しくなる為最終砲を開発しよう。履帯の開発は最後で良い。


T28を何としても乗りこなしたい人へ

※かなり長文のため収納



ここではT28を散々乗った筆者が、独自に考察した立ち回りを残しておく。一応T28のみでダイヤレートに到達したので、ダイヤを目指したい、もしくは(筆者もまだ達成していないが)勝率60%を目指したいという頭のおかしなプレイヤーの参考になれば幸いだ。

はじめに ~T28が弱いとされる理由~

現在のT28は総合性能的に強いとは言えない。しかし、このゲームでは、車両性能が勝敗に影響する割合は低く、「初心者であってもOP車両を使われると太刀打ちできない」なんてことはまずない。
T28であっても、乗り手と状況次第で活躍することは可能なのだが、なかなかそんな場面にお目にかかれないのは、ひとえに「T28を乗りこなす乗り手」「その乗り手が活躍できる状況」が限られ、他の戦車と同じ考え方が役に立たないからである。
なので、ここからはT28の性能や特徴を解説し、その独特な立ち回りを見ていくことにしよう。

T28の特徴

改めてT28の特徴を、筆者なりの解釈を加えておさらいしておこう。

  • 砲性能…単発とリロードは強み、精度と拡散は弱み。特に精度は一部でアメリカ特有と言われているが、中央への集弾率が弱く感じられ、絞ったサークル内でも他国に比べ外寄りに飛びやすい気がする。(体感であり根拠はないが、同様の声が多く見られる)
  • まあまあ強い正面装甲
  • とんでもなく遅い足
  • 遅めMT程度にならギリ追従できる旋回

以上が分かっていればOKだ。

T28の装備

砲弾
メインは通常弾だが、課金弾を必要とする場面は多いので、課金弾は10発以上は積んでおこう。同格以上と対峙して、弱点狙いが難しそうであれば迷わず課金弾を使用し、それでも無理そうなときは撃ち合わない。
HEは数発程度で良い。ダメージの伸びは中途半端で、非貫通のリスクを抱えるくらいなら、普通にAPを通したほうが良い。最後の削りや履帯切り用に持っておくに越したことはない。

拡張パーツ
まずラマー(装填強化)と砲弾調整(貫通強化)だが、筆者はラマーにしている。必要時には迷わず課金弾を使う。課金弾でも無理そうな相手は格上や駆逐が多く、課金弾を通すメリットより、被弾で多大なダメージを負うリスクの方が高い。
それより、装填が早めなので、撃てるときには少しでもテンポよく連発したいのだ。

照準性能が悪く、「これを外すの!?」という信じられない場面が頻発するので、ガンレイ(絞り込み速度強化)と精密砲身(照準精度強化)を用いている。精密砲身の代わりにスタビ(旋回中の精度強化)の選択も、それほど悪くはないと思われる。

装甲強化と体力強化では、装甲を選ぶ。
T28の場合、純粋な正面装甲厚があるので、解説通りで言えば正面下部の装甲250mmは260mmになる。そして、(計算が間違ってなければ)30度の傾きで、ほぼ300mmになる。装甲強化をしなければ288mm、実に12mmの差だ。
後述するが、「旋回で瞬時に装甲を増大させる」動きがT28の前線立ち回りの要となるので、装甲強化を勧める。

レンズとネットでは、ネットを選んでおこう。解説にもある通り、意外と隠蔽性が高い。

エンジン関係は、操縦装置(旋回強化)を選ぶ。移動は要所要所での改エンブ発動で補い、旋回強化により、NDKを仕掛けられた時の生存力を高める。

消耗品
※ver10.3で照準調整が積めなくなりましたので注意
筆者は「改エンブ・多目的・照準調整」の3点とした。アドレナリンを長く用いていたが

  • 発動中に逃げられやすく、フルに活かせる場面が限られる。その為に履帯切を狙おうにも、精度の悪さのために外しやすい
  • 遠距離で敵がこっちに気づいていない等、フルに活かせそうな場面では、たいてい距離が離れており、そもそも当たらない
    …といった状況が多発した。
    照準調整を積んでおくと、やむを得ず開始地点の狙撃ポジションに入った時でも、遠距離狙撃を確実に当てることが出来る。また中距離であっても、履帯切りや弱点狙撃が決めやすくなるため、結果的に命中機会がかなり上昇したと感じた。
    その意味ではアドレナリン+照準調整も悪くないと思うが、「突然ヌルヌル動いて回避できるor敵を追いかけだす」場面が楽しいので、改エンブを選んだ。

常備品
コーラ2種と改良燃料。NDK対策を徹底するため燃料2種でも良いが、単品コーラでも少々の旋回に加えて地形走破も良くなる。T28は性能が偏っているが、長所(火力)で短所(精度・機動力)を補えるわけでもないので、全体の底上げを選んだ。

T28の得意な地形

解説では「味方依存が高い」とされており、概ねその通りであるが、より正確には「得意地形が限られるため、地形選び&選んだ場所と味方との位置関係が死活問題になる」となる。進行方向や距離の取り直しが効かないのだ。
その得意地形とは「垂直遮蔽物」「狭く閉じた場所」この2点である。
垂直遮蔽物とは、建物や壁際の角のことで、狭く閉じた場所とは、建物の密集地や、通路状になっている場所だ。
垂直遮蔽物のそばが得意な理由は、砲撃後すぐに防御態勢が取れること。後退旋回すれば側面を隠しつつ前面装甲に傾斜がかかり、ギリギリ抜けそうだった砲弾は直ちに弾かれる。
狭く閉じた場所が得意な理由は、回り込みを防ぐためだ。
また、高低差のある場所では、出来れば高地を取れるよう意識したい。低地側だとその車体の低さと長さから、天板を狙われやすい。

T28の苦手な地形

一方、T28の苦手な地形はその逆、「水平遮蔽物」「開けた場所」となる。
代表的なのが丘陵地であり、ハルダウン戦にはめっぽう弱く、基本避けるべき。俯角もなく、前進・後退に多大な時間を要し、その間撃たれ放題となる。
また、多くのマップで見られる、開始地点付近の狙撃ポイントも、さほど得意ではない。
こういった場所は「広く広範囲に遠距離狙撃を通せるの」のが強みである一方、「一旦見つかると逃げ場がない」という弱点を抱える。
敵が一方向に固まっていれば安全だが、広範囲を狙えるということは広範囲から狙われるということでもあり、正面に装甲の強さを集中したT28に適した場所とは言えない。また、足の遅さから、撤退もままならない。更に、遠方狙撃は(照準調整の使用中を除いて)基本当たらない。
というわけで、遠距離狙撃が通用する状況は、ほかの駆逐と比べて限られる。
ただ、限られると言うだけで、先述のように「敵が一方向に固まっている」など、活かせる状況も存在する。その場合、マップ・開始前の編成・tierトップorボトム・味方の初動などから判断し、「1点読み」で狙撃ポジションに向かうことになる。廃線マップがその典型例。

T28の得意な撃ち合い

T28や次のT95、英駆逐のATルート車両は、その見た目から、平地で棒立ちになりがちだが、これは良くない。弱点が小さいだけで無敵ではなく、晒しっぱなしでは狙い撃ちで抜かれて当然。厚めの正面装甲も、課金弾を惜しまないプレイヤーなら抜いてくる。
得意な地形で説明した通り、この手の車両が最も得意とする立ち位置は「垂直遮蔽物の角」であり、そこから飛び出して撃つ→隠れる、の動作を最短で行うのが基本。
この動作には師匠が存在する。
今はコレクター車両となり半隠居生活を送られているが、古参プレイヤーにはおなじみの「Lee先生」だ。Lee先生と違い砲塔は正面中央だが、先生で編み出された「Lee飯」のイメージで射撃動作を行うと、車体の露出時間を最小化出来る。余談だが、ATシリーズにとってもLee先生は恩師と言っていい存在なので忘れないように。
参考:M3 Lee
この状態で撃ち合えるT28は強く、同格HTとも互角かそれ以上に渡り合えるだろう。
逆に、ハルダウンでの撃ち合いは弱い。くれぐれも、丘の稜線を挟んでの撃ち合いは避けよう。

T28の得意な防御

防御技術こそがT28、ひいては戦車戦を勝ち抜く要である。
同格の敵車両がT28の装甲を「確実に」抜くには、「貫通力の高い課金弾で強引に抜く」か「キューポラや下部といった狭い弱点をよく狙って撃つ」のどちらかになる。同格の課金弾は、抜けはするが数値的にはギリギリ、といった車両も多い。なので、相手が撃つタイミングを見極めて旋回すると、着弾の瞬間、傾斜した正面装甲つまり昼飯姿勢で弾くといった効果も期待できる。
▼図解(左→右の順)内側の履帯を遮蔽物から出さないよう注意(中央の赤丸)
t28def.png
これもLee飯の動きの一部であるわけだが、旋回の途中で弾を受けると、そこから直ちに攻撃態勢に移れるのが強さの秘密だ。僅かな旋回で行える攻撃と防御の切り替えが、T28やATシリーズにおける装填の速さという強みと最大限にマッチしている。
余談だが、筆者はこの技術(相手攻撃の瞬間を読み、瞬時の昼飯姿勢で弾く)を、かつての対戦格闘ゲーム「ストⅢ」に倣い、勝手に「ブロッキング」としている。相手の照準~発砲~着弾のリズムを体に叩き込めば、成功率はそこそこ上がる。
例えばオートローダーの2発目3発目なんかはタイミングを合わせやすい。タイミングが分からなくとも、上記ブロッキングの動きを連発しておけばごまかしが効く。通称「フリフリ」だ。フリフリは弱点狙いにも効く。発砲後の後退時も、単調な後退旋回だと駆動輪を狙われるので、フリフリしながら下がろう。フリフリし続けるT28はおそらく見た目が可愛いので、みんなを和ませる効果も期待できる。

T28の得意な間合い

T28の得意間合いは「中間距離」であることを覚えておこう。
遠距離は正面からの狙撃を隠蔽や距離減衰で防ぎやすい一方で、砲精度の悪さからこちらの攻撃も当てにくい。照準調整が活かせるならその場面だけの狙撃に止め、いつでも陣地転換を考えておく。
勘違いしている人も多いと思うが、近距離戦も決して得意ではない。近いほど弱点を狙われやすく、またNDKや横付けの危険が高まる。下手に相撲を仕掛けて躱されると悲惨である。
主戦場ラインを挟み、対称な遮蔽物で撃ち合う50m前後を保つことが基本だ。

T28とマップ

T28のように移動が遅い戦車は、「腐らない」ルート選びが重要だ。まず、孤立ルートには進んではならない。進むくらいなら開始地点付近にとどまるほうがマシ。一応はTDであり、tierや味方の初動によっては正解になることもある。
全体的なポイントを挙げておくと

  • 定番ルートのあるマップでは、開始後ただちにそちらに向かう。
  • 進行方向に迷う状況でも、とにかく前進を始めるが、味方から目を離さない。前進しながら味方の動きを見て、約5秒以内にそのまま進むか、方向を変えるかを決める。もともと遅いので、後出しで進行方向を決めても影響が少ない。

それでは個別に解説しよう。

ロック
C最北東の窪地が得意地形。足の遅さから、定番スポット茂みで通行料を取られやすいので、そこは注意しよう。
味方の出足が鈍かったり、A側に流れる味方が多かった場合には、単独またはごく少数でCの窪地に進むことは諦める。この場合、開始地点付近に留まれば、A側からの支援が期待できる。全体の出足が鈍い場合は包囲されるので諦めるしか無い。

砂漠の砂
Cの市街地戦は得意エリアなので、tierトップかつ味方が揃うようならば積極的に前線に向かおう。A側は全員が向かった時に限る。線路上は、裏取りにスポットされると逃げるのに苦労するので、基本避けるべき。

ミデル
腐りやすい市街地のほうが得意地形なのが悩みどころ。HTの多数が向かうようであればそちらの前線に加わる。中央を横切る際は丘からの狙撃に注意。
街を制圧しても、その後丘に登ろうとする味方が多発するので、「hold」「don’to go hill」などの呼びかけで防衛戦を促そう。詳しくは「マップの見かた」市街地防衛戦を参照。

フォールズ
基本は西の丘の前線に加わる。前線のどの場所でもそれなりに活躍が見込めるので、空いている場所を補おう。
丘を捨てる場合はAに向かうことになるが、Aまで到着して押すことは時間的にまず無理なので、B付近の建物角からC周辺の支援に回るか、開始地点付近の狙撃ポジションでAからの裏取りを待ち伏せを図る。

鉱山
序盤の丘取りには間に合わず、その後もハルダウン合戦なので、中央の前線には加われない。そうなると後衛で狙撃するか、東からの裏取りを狙うことになる。
どちらもひんしゅくを買いがちだが、東の裏取りは成功すれば敵陣を崩せる。敵HTも来ていた場合、枚数差や味方後衛駆逐を冷静に読み取って、撃ち破って敵陣に踏み込むか、下がって味方狙撃に誘い込むかの適格な判断が必要。

廃線
B周囲の建物近辺が得意ポジション。敵もBに来ていた場合は建物を活かしてしっかり優位に立とう。ただしあまり不用意に踏み込むと、周囲や遠方からの狙撃をもらう。
味方TDが全くいないなど、西側角の狙撃ポジションが空いている場合はそちらに回るのも一考の余地あり。その場合、照準調整は必須。他の味方をよく見て、場所が被りそうならば早めに転換。
また、このマップでは、T28でもハルダウンが有効な、数少ない場面が存在する。それは中央の線路両側の窪み(西側は崖っぷち)。このマップの定石だが、線路両側は一段下がっており、それを知らずに線路に踏み込んだ敵を、貨物車両の下から一方的に抜くことが出来る。「困ったら崖際」これは他の車両でも使える豆知識なので、知らなかった人はこの機会に覚えておこう。

ディスペア
tierトップならばCの前線を張れる。ボトムの場合はBの中央付近に位置取り、Cを狙ったり、Bから切り込んでこようとする敵を押さえる。ただしマップ中央であるB周辺は、どこを向いても後ろから撃たれる危険があるので、敵の配置を常に警戒する必要がある。Cに向かったが手薄で押されそうだと判断した場合、後方の外側の壁際で待ち伏せるのも吉。

ヒメルズ
垂直遮蔽物だらけなので、地形に困ることはあまりないだろう。味方の主力が進んだ方に進み、tierトップなら前線、ボトムなら後衛気味で。D側の最後方ならば、敵が中央を越えてこない間は見つからずに狙撃が出来る。

黒金
T28でもAの角地付近に辿り着けば手堅く前線を張れるが、注意したいのは味方の動向。移動中、特に味方HTを警戒しておきたい。動きが鈍かったり、街へ離れていってしまうHTがいる場合、主戦場まで踏み込んではならない。敵が全員でAに来ていた場合、まっとうなMTLTならば撤退するので、取り残されないようにしなければならないし、撤退しない(できない)ようなMTLTと一緒に戦っても、普通に負ける。

オアシス
Cに全員で向かいたいが、丘陵地であり、T28には辛い地形となる。角地の岩場まで着きたい。が、どんなに急いでも敵HTに先を越され、岩場手前で通行料を取られがち。一旦そこで進行を止めるが、岩場に入ることを優先し、そのままハルダウンでの応戦は極力避ける。味方がCに全然来ない、先頭が早期に撃破されてしまった場合は、早めに市街地との間の溝近くまで退却しなければならない。
A側が主戦場になる場合は、B周辺の建物での撃ち合いが得意。

廃工場
こちらも、主戦場に使われやすいA近辺がT28とっては苦手地形で、得意なのは工場内とその周辺となる。かと言って、T28単独で工場に向かっても良いことは一つもないので、何とかAの角地にたどり着くか、工場と線路の間を使うか…正直、筆者もまだ確実な立ち回りが分からない。

ユーコン
ABC側が得意。Aに進んだ場合、その場でBCと撃ち合うと、敵は自分を撃ち下ろしで狙えるので、下がって出直すことも考えよう。

モレン
こちらもC側が得意ではあるが、A側にも建物はあり、建物周囲でうまくごまかしつつ押すことは可能。

港湾
C側が絶対的定番だが、T28にとっては苦手地形というジレンマを抱える。照準調整があるならば、最初は後方狙撃位置に急いで着き、対岸MTを狙いたい。
押せそうであればC近辺の前線に向かい、川岸の崖っぷちか、山側からの攻めを図る。不利地形なので無理はしないこと。

マリノフカ
C側メインの展開ならば、内側には建物、角地の風車、その間の岩場と、選択肢は多い。味方が前線に固まっていて、敵にMTが1~2台の時は、裏取りされやすいので、最初から後方に位置取り、それらを待ち伏せする選択肢もある。
A側メインの展開の場合は、中央崖上の建物から、狙撃での支援が基本。照準調整があれば役に立つであろう。背後のCから狙われた場合は、崖下に飛び降りる。

カスティーリャ
得意地形はBの周辺であり、そこから主にCを支援する。定番の崖上遠距離狙撃ポジションは、一旦スポットされると側面を撃たれること、そもそも登るのに時間がかかりすぎることから、あまりおすすめはしない。
A側で撃ち合いが始まった場合は、主に崖下の建物の一番外側を使うことになる。崖上との直接の撃ち合いは不利なので基本は注意を引くにとどめ、隙を見せた戦車には容赦なく一発を入れる。

運河
AやDに向かうのは遅すぎるので、BやC周辺が基本ポジションとなる。
急げばA側の底地も可能だが、敵HTに先を取られると、痛い通行料が発生する。

ヴィニヤード
tierトップならばC側の得意地形から攻められると強い。慣れた敵に最速でスポットされると建物の間から通行料が飛んでくるので、隙間の手前で一旦停止できると安全。強みを活かして街中を制圧したい。
AB側主戦場が予測される場合は、反対側の市街地も使える。目一杯外側を祈りながら通れば、スポットや被弾を回避できるだろう(C側にも言える)。

大和港
AからBにかけての建物付近が得意。Aの甲板上は実は開始地点付近から狙撃が通り、2方向を同時に対応できないT28は、甲板上での撃ち合いには向かない。どちらかと言えばB周辺や、AB間の方が使いやすい。
C側は苦手地形なので基本向かわず、C側が主戦場ならばB付近からの差し込みを狙う。

渓谷
AかCに向かうことになり、主戦場に使われやすいCをメインと考えてよいだろう。但し、味方主力が揃わない展開もよくある(開始地点で芋・Bに集中・Aに分散)。その場合、特に北西スタートでCに向かうのは厳しい。線路を越えたあとは逃げ場がなくなる。
線路手前の建物と茂みを使い、待ち伏せと狙撃に徹する。
南東スタートならば、tier問わずC付近の建物で立ち回るのが安定。

遺跡
これも得意地形はA側だが、向かうのは全員が向かった場合に限られる。中央の丘付近はHTの主戦場になりやすく、かつほとんどハルダウンしか出来ないので避ける。
結局Cに向かうことが多いが、崖には登らず、水場の岩周辺をメインで使う。中央~後方にかけて点在する岩の、どこを使うか、どこまで進むかの判断が重要。

王朝
A側は自由に位置取りできるが、路線のある中央でのハルダウンは避ける。
C側は手堅く行くなら中央の噴水広場に差し掛かる通路で、状況次第ではB周辺からの差し込みも狙える。

沿岸要塞
A側に行くべき状況は少ないが、もし行く場合、一番外側を通れば、T28なら定番の中央茂みからはそうそうスポットされない。もちろん発砲しないように。
C側は、城のそばの狭い窪地を通って、その中央茂みにたむろしている敵をあぶり出すことができる。あぶり出したら一旦退くのが吉。たとえ複数の敵が追いかけてきても、狭い窪地内ならある程度持ちこたえられ、味方の支援も得やすい。

アルペン
得意地形が中央の建物密集地であり、主戦場にもなりやすいので、位置取りに困ることは少ないだろう。

ファウスト
両外側はどちらもハルダウン地形が多く、CD側は腐りやすい。
筆者がいつも使っているのは、中央の坂道から下った、地下通路の入り口付近。ここはAの撃ち合いで回り込もうとする敵を狩ることが出来、狭い通路はT28にとっても嬉しい。
但し踏み込むタイミングを間違えると、撃ち下ろしや背面狙撃の的になるか、味方が壊滅して取り残される。

ニューベイ
T28に優しい建物メインのマップである上、南東スタートならば、北東スタートの敵がBから公園に向かって渡る道で撃ち下ろしハルダウン体勢が取れる。ただし、A側の敵から挟み撃ちされることがあるので、Bからの敵が少なければそれを素早く察知して、撤退しなければならない。
BC側から中央にかけての建物を広く使い、ハイウェイからの撃ち下ろしを警戒しておけば、さほど不利にはならないだろう。
公園は外側だけを使い、中には入らないほうが良い。

ノルマンディー
CD周辺が得意地形だが、押し込まず引き気味で撃ち合う方が良い。どちらも後方支援場所として小高い丘と建物がある(角地ではなく開始地点周辺)ので、そちらを使うのも良い。
また、角地の遠距離狙撃がいない状況に限り、更に外側からクロスを仕掛けることも可能。こちらも引き気味で。

ヘラス
C側は引き気味で、押すならばC占領の下を使うことになるだろう。
ABの地下通路周辺が地上・地下共に得意だが、撃ち下ろしには気をつけよう。一番外側はハルダウン地形のため得意ではない。

T28と敵車両

ここからは敵車両の対処方法について述べていく。
先述の通り、T28の得意間合いは中間距離であり、無闇に押し込んで勝てる車両ではない。
このことを勘違いしている味方から、前に出ないとか、押し込まないという文句を飛ばされることもあるが、T28は撤退が不可能なので、時にはそういった非難を気にしないメンタルも必要だ。

格下(tier7)車両
正面から中間距離で撃ち合えば負けないので、特にHTに対し強気に攻めることが出来る。但しTigerやTiger(P)は最初から押し込まず、ある程度削ってから押す。
Annihilatorに対しても、近づきすぎなければ正面は課金弾でも抜かれにくく、慎重にキューポラや下部を狙われても、全弾食らわなければ優位。味方が食われやすい敵なので、相手が出てくるタイミングで積極的に弾受け役を買って出よう。
SmasherはHEでじわじわ削ることが出来るので、序盤から無闇に押すことは避けたいが、装填中などの隙には確実に1~2発、出来れば履帯切りを交えて丁寧に削っていきたい。

LT/MT全般
序盤、味方HT側主戦場で撃ち合いが始まっても敵LTの姿が見えない場合は、裏取りを狙っている可能性がある。そのような場合は、味方主力が背後から撃ち込まれないような位置を考えて待ち伏せするのも一つの選択肢だ。裏取りされる気配があるときは、T28は格好の的なので、狙われる可能性が高い。後ろを警戒する他、壁際から離れないこと。壁でNDKの周回さえ防げれば何とかなることも多い。
T49は「見えてさえいれば」さほど注意を要しない。背後からHEを撃ち込まれないようにだけ気をつけておこう。その上位のT92E1は正面からでも抜かれるので、見えていても注意。
BourrasqueやProgetto46は課金弾を真正面で受けると抜かれやすい上、上級者の乗り手が多い車両でもあるので、敵の編成に入っていて、丘陵地に向かう際は要注意。
Chimeraのハルダウンには付き合うべきではない。但し接近戦で相手の動きが素直なら、砲塔の弱点を抜くことが出来る。

HT全般
市街地戦ならばほぼ互角に渡り合えるだろう。ハルダウンは避ける。格上HTは味方に任せ、格下HTには積極的に出る。
撃ち合いでは、相手の車体下部か履帯を撃ち、直ちに下がるという展開が基本。相手がハルダウンで安定しているときは陣地転換を試みる。といっても大移動をする必要はなく、遮蔽物の反対側を使うだけでも展開が変わることがある。

TigerII
正面から撃ち合うときは課金弾を惜しんではならない。課金弾+照準調整なら砲塔正面も狙える。人気車両=乗り手レベルのばらつきが多いので、乗り手レベルを見極めて対処。側面をやたらと見せてくる相手なら、通常弾で強気に攻められるだろう。

IS-6
砲塔の換装をしていない場合、課金弾でもT28正面を抜けないので相手は詰む。見るからに慌ててくるので、落ち着いて処す。仮に突撃してきても、課金弾なら正面から抜ける。換装砲でもDPMとしてはさほど高くないので、比較的強気に出やすい相手であろう。

米国同格HT(T32,T34,T54E2など)
細かい特徴はそれぞれ異なるが、いずれも「ハルダウンでは基本相手せず、平地や市街地戦で対処したい」点で共通。この中ではT54E2が乗り手レベルが高いことが多いので、警戒を要する。

Emil,Emil1951
Emilの方は、あちらの撃つリズムに合わせて後退旋回してやると、傾斜装甲で弾くことが多い。しかし1951の方は課金弾貫通力が高く、乗り手レベルが高めなこともあって、防御姿勢をも強引に抜いてくる。向こうから踏み込んで来た場合は、履帯を優先的に切って、リロード時間をこちらのボーナスタイムにしたい。

ActionX
Chimeraと同様、ハルダウンには付き合うべきではない。但しPBRの影響か、以前に比べてキューポラとその周辺のおでこが課金弾で抜きやすくなった。平地であれば単発交換で優位に立てる。

TD全般
同格以上の駆逐に正面装甲は基本通じないと考えるべきで、前線での立ち回りも多いT28にとって、ある意味最も厄介な相手車種である。

Skorpion G,SU-130PM,ISU-152
いずれも、前線に立ったT28の防御姿勢を気にせず抜いてくる、非常に厄介な敵だ。特に前2つは、機動力もあること、乗り手平均レベルが高いことから、見落としていると餌食になりやすい。
対処法としては、まず「見つけること」が最優先で、撃ち合うことは二の次。狙撃は位置バレの時点でまず大きな優位を失う。定番狙撃地点なら、味方の射線が通ることが多く、「撃ち合うふり」に付き合ってくれる相手は、味方に削られていく可能性が高い。体力を削り、狙撃地点から退場させられれば、まずは無力化させられる。
ISUは機動力がさほどないものの、それでもT28よりは早く、撃ち合いに持ち込まれた場合、一応はISUの1発に対しこちらの2発が間に合うものの、そうするとISUの2発目を避けられないことが多い。また、正面装甲は弱いが、ある程度慎重に狙わないと、砲塔や防盾で予想外に弾かれる。
撃ち合うときは、履帯を切れるときは切り、足を封じて有利に持ち込もう。

Ferdinand,Jagdtiger,Horiシリーズ
ドイツ・日本の重装甲駆逐に対しても、基本はまともに撃ち合わず、まずは位置バレさせて様子見、隙を見せたら履帯切り。車体の小ささがこちらの利点なので、遠距離で課金弾を惜しまず撃ち込めば、正面の撃ち合いでも少しは優位に立てるはずだ。

SMVシリーズ
向こうは抜群のハルダウン性能であり、たとえ格下tier7のCC64であっても、ハルダウンにまともに付き合うと、手こずることになりかねない。
撃ち合いは相手が車体を晒さなければならない場所が基本で、市街地戦が理想。それでも課金弾や照準調整を惜しまず確実に抜いて互角、といったところだ。
ハルダウンから出てこない場合は、他の敵を狙ったり、弾を消費させることも意識してみよう。無駄撃ちを誘えれば、少なくとも互角の状況は維持できる。撃たせることで、オートリローダーかそうでないかを見極めるのも重要だ。

T28のまとめ

以上、マップ・戦車の対処法を語ったが、最初にも述べた通り、T28はその独特の立ち回りを知ることが乗りこなす鍵となる。
そしてその独特さとは、実は「前線か中央の建物密集地で」「旋回で弾きつつ撃ち合いなさい」と言ったシンプルなものであり、(他の車輌とは違う形で)勝ち筋がある程度決まっている。
しかし、そのシンプルな勝ち筋を持ってしても、絶対的強戦車になれるとまでは言えない。不運や少しの判断ミスで勝ち筋から一歩外れると、途端に芋や消極と勘違いされ、非難の的になることもある。
苦難の多い車両であるが、それでも乗りこなしたいという人に、この解説が役立てば幸いだ。

おまけ① T28とレーティング戦
レーティング戦では、好成績で勝利するほど高いレートを得られるが、鈍足T28の場合、味方が優秀すぎると、逆に攻撃に加われない。終盤まで、残党狩りにも加われずに終わり、圧勝にも関わらずレートは一桁、という結果は日常茶飯事だ。
なのでレーティングを上げるためには、勝って一度に多くのレートを得ることではなく、負ける際に失うレートを極力減らすことが重要。
初動では味方の動きをよく見て、出足が鈍そうであれば後方支援に留まる判断を、通常戦より多めにしたい。但し、tierトップで市街地戦の展開は、数少ない稼ぎ時なので、その際は積極的に前に出よう。
いずれにしろ、ダイヤレートに到達するには、地道な努力と、味方の非難に負けないメンタルが必要。


歴史背景

クリックして展開

1944 年 3 月、アメリカ陸軍は T28 と称される試作重車輌 5 両を発注。その結果、T95 自走砲の製造に繋がりました。
(公式の解説より)

とあるが下のリンクを見て欲しい。

http://wikiwiki.jp/wotanks/?plugin=attach&refer=T28&openfile=T28.jpg
上の画像は見て分かる通りT95である。ただし外側履帯やその上の取り外し可能部分を取り外した状態である。

T28重戦車(T28 Super Heavy Tank)、またはT95戦車駆逐車(T95 Gun Motor Carriage)と呼ばれるこの車輛は、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍向けに設計された試作重戦車である。ただし、その構造は駆逐戦車のそれに近い。日本語訳としては、Super Heavy Tankを直訳した超重戦車、Gun Motor Carriageを意訳した対戦車自走砲といった語が充てられる場合もある。
本車は当初、ジークフリート線においてドイツ軍の防御陣地を突破することを主眼として設計されており、後には日本本土の侵攻作戦へ投入することが計画された。本車は超重戦車として開発が開始されたが、1945年にT95戦車駆逐車へ改称しており、さらに1946年には超重戦車へと再改称された。

・・・というのが史実でのT28超重戦車である。つまりT28超重戦車はT95超重戦車そのものである。WoTでT28を名乗って実装されている、このT95と明らかに異なる本車はTier8相応に弱点を設定し火力を向上させたWGのオリジナル戦車と言える。

ちなみに……

本家WOTにおいても、WOTBと同様ツリーのT28は架空戦車であった。
ところが、PDH化が行われた際にちゃっかりモデリングが大幅に変更され、史実におけるT95と同じ形状になった
防盾の形状も史実のコンセプトアートをモチーフとしたものに変更され、架空戦車としてのT28から正真正銘の史実車両としてのT28へと変貌を遂げることとなった
T28_1-min.png


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*1 もちろん、tier7の122mmD-25系である。彼らは、課金弾でも正面を抜けないが、SU-101などが積んでいる方の122mmは通常弾でも余裕で抜いてくるので注意
*2 ISU-130と同等