Tier8 チェコスロバキア(パンユーロ) 中戦車 TVP VTU
Tier8のチェコスロバキア中戦車。
戦後初期、軍事技術研究所(VTU)*1で設計された汎用戦車(TVP)*2の計画案である。
走・攻が優れている一方、守は大きく劣るという特徴を持つ・・・と言う戦車であったが、装甲が強化され、守もある程度良好になった。しかし走・攻にも若干難があり扱いの難しい戦車である。
直近90日の平均勝率:49.36%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v8.5.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
車両名 | VIII | パンユーロ(チェコスロバキア) | 中戦車 | 1450 | 150/45/40 | 60 | 36.38 | 〇 | 全周 | 24.70/19.30/7.30 | 0,000,000 |
主砲
砲塔:TVP VTU Koncept
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (rpm) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 8,8 cm vz. 41N | 7.00 | 8.57 | AP APCR HE | 220 190 270 | 194 237 44 | 1886 1629 2315 | 1020 1125 520 | 0.326 | 2.01 | +18/-6 |
砲塔:T40
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (rpm) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 8,8 cm vz. 41N | 6.52 | 9.20 | AP APCR HE | 220 190 270 | 194 237 44 | 2025 1749 2485 | 1020 1125 520 | 0.326 | 1.82 | +18/-6 |
VIII | 100 mm vz. 44S | 8.92 | 6.73 | AP HEAT HE | 280 240 350 | 175 250 50 | 1884 1615 2355 | 925 950 900 | 0.336 | 2.21 | +18/-6 |
IX | 10,5 cm vz. 39N | 9.59 | 6.26 | AP APCR HE | 310 260 420 | 225 285 60 | 1940 1627 2628 | 900 1017 610 | 0.326 | 2.21 | +18/-6 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視界範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VII | TVP VTU Koncept | 75/45/40 | 39.63 | 250 |
VIII | T40 | 200/60/40 | 43.81 | 260 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
VII | skoda 16 cylinder diesel(600) | 600 |
VII | skoda 16 cylinder diesel(660) | 660 |
VIII | skoda 16 ADH 140 | 700 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
VI | TVP VTU Koncept | 45.46 |
VII | T40 | 50.01 |
派生車両
派生元:T-34/100
派生先:Skoda T 50
開発ツリー
T-34/100 | ━ | TVP VTU ? | ━ | 8.8cm vz.41N | ━ | T40 15,100 | ━ | 100 mm vz. 44S 16,800 | ━ | 10.5cm vz.39N 46,000 |
┗ | Škoda T 50 ? ? | |||||||||
━ | TVP VTU Koncept | |||||||||
━ | skoda 16 cylinder diesel(600) | ━ | skoda 16 cylinder diesel(660) 11,800 | ━ | skoda 16 ADH 140 16,100 | |||||
━ | TVP VTU Koncept | ━ | T40 15,100 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
車体
砲塔、車体共にペラペラ...であったが、ver8.5での強化により砲塔、車体共にそこそこ頼れる装甲へと生まれ変わった。
車体上部は傾斜のほぼない90mm装甲から150mm装甲へと大躍進を遂げた。
装甲の強化に伴って実質装甲厚も100mmから170mmへと強化されたため、昼飯などで格下や一部同格の通常弾程度なら弾ける装甲を手に入れた。
ただし車体下部は変更なく上半分が125mm、下半分が98mmほどと防御力は皆無である。加えて範囲も広いため、下部を被弾しない立ち回りを心掛ける必要がある。
側面は45mmで口径15cmクラスの砲でない限り強制跳弾で弾くこともあるが、豚飯は履帯裏ごと貫通される危険が大きいため基本的にしてはいけない。
砲塔
Panther Iのシュマールトルム砲塔を思わせるラッパ型の形状となっている。Ver.8.5にて車体と共にペラペラ装甲から大幅に強化された。
防楯は小型ではあるものの、40mmの空間装甲と200mmの本装甲で構成されており、傾斜を含めると実質350mm以上の強固な防御力を持つ。
砲塔正面装甲も95mmから200mmへと大幅強化された為、頭出しの信頼性はかなり高くなっている。
貫通力が並レベルであれば格下中軽戦車の課金弾、同格中軽戦車の通常弾程度は跳弾が見込める。俯角は6°で車体も大柄のためハルダウンはやりづらいが、上手く行うことができればある程度の前線構築も可能である。
ただしセンチュリオンなどの高精度・高貫通の車輛などには分が悪いため相手の車輛性能を見極めて行おう。
切り欠きは傾斜が鋭く、また装甲厚自体が120mmへと強化された為、実質240mm前後と基本的に貫通されることはないだろう。
キューポラは90mmであるので明確な弱点となっている。
相手に正確な射撃を行わせない為、短くない装填時間中に被弾を避ける為にも照準中以外の棒立ちはしないようにしよう。
主砲
いずれの砲も俯角も6度しか取れない為、取り回しが良好とは言い難い。
地形適応力が低いのでどのポジションでハルダウンが出来るかしっかりと把握する必要がある。
- 8.8cm vz.41N
Panther IIの最終砲に似た性能で精度や照準時間に優れ、中間砲よりも通常弾の貫通力が勝っている。
しかし課金弾の貫通力が237mmしかなく全体的な性能がPanther IIの8.8cm砲よりも劣っているため早急に換装したい。
- 100 mm vz. 44S
中間砲は前身からの引き継ぎで精度が改善されたものの、前身ではかなり高めであった貫通力は通常弾、課金弾共に平凡なものとなってしまっている。
性能的には最終砲の下位互換であるので、やはり最終砲への早期の換装が望まれる。
- 10.5cm vz.39N
最終砲はこのTierでは珍しい105mm砲で高めの単発火力と高い課金弾貫通力が特徴。
単発火力は標準的な同格重戦車と同じ310で通常弾貫通力も225mmと重戦車レベルが確保されている。課金弾の貫通力は285mmと同格中戦車トップで貫通で困ることはまずない。
その分DPMは低くダメージレースは苦手であり、相手と距離を置きながら高い単発火力と貫通力を押し付けていくことが基本戦法になる。
ただし、精度は良好であり、また照準速度も強化により悪くない数値であるが、照準拡散が激しい為行進間射撃はあまり推奨できない。弾速も遅いため長距離の砲撃や弱点狙撃時はしっかり停車して照準を絞ってから射撃を行おう。
機動力
最高速度60km/h、重量出力比19.24と中戦車にしては高めの機動力であるものの旋回性能が悪く、砲のDPMも低いため格闘戦は苦手である。
石頭のソ連・中国戦車に張り付かれないように注意すること。
地味に後退が20km/h出るため、飛び出し撃ちは得意である。
立ち回り方
Ver.8.5以前はPanther Iと肩を並べる巨大な車体にもかかわらず紙装甲であり、被弾を抑えるハルダウンのやりにくさも相まってかなり残念な性能であったが、Ver.8.5で装甲の大幅強化と照準速度の改善によりティア相応の性能に引き上げられている。
もっとも装甲が強化されたとはいえ、装甲を十分に活かせるのはティアトップの時だけで、それでも車体下部の広さと巨体により防御の難易度は高い。ボトムマッチでむやみに車体を晒すとあらゆる方向から砲弾が飛んできてあっという間にお陀仏となる状況は変わっていないため、前線にいる場合はハルダウンが必須となる。地形や敵味方の展開次第では依然として、序盤は最前線での撃ち合いは出来るだけ避け、最前線の一歩後ろから高い砲貫通力を活かして味方戦車を支援する戦い方がメインとなるだろう。
取れる俯角も6度と劣悪で地形対応力は乏しく、砲塔が硬い戦車とのハルダウン勝負は御法度である。
基本的には優秀な砲精度を活かした短伸縮で攻撃し、ポジションが不利だなと感じた時は機動力を使ってさっさと別のポジションに移ってしまおう。仮にそのように感じなくても自車のヘイトが高く不用意に同じところから飛び出すと、待たれていることもあるので、射撃ごとに少しずつポジションを移動した方が無駄な被弾が避けられるだろう。
隠蔽率もPanther系列ほど劣悪ではないものの車体が大きく、側面を取りに行こうとするも先に相手戦車に見つかってしまう事が多い。編成次第ではマップの軽・中戦車ルートではなく重戦車側の援護⇒そのまま押し切るという考えも頭に入れておいた方がよいだろう。
敵の数が減って来たら、良好な機動力を活かして敵の隙を突いていこう。油断は禁物だが。
低DPMに加えて旋回速度もさほど良くない為、1対1の状況でも格闘戦は出来るだけ避けて一撃離脱or障害物を使った飛び出し撃ちを心掛ける事。
繰り返しになるが強化された装甲を過信してはいけない。また装甲が薄い箇所が広く、かつ巨大な車体故に大口径榴弾砲には非常に弱い、ことは変わっていない。駆逐戦車が居そうなポジションの射線上には飛び出さないように動きを徹底しよう。
駆逐戦車だけではなく、アメリカ軽戦車のT49やT92E1等から飛んでくる榴弾も正面以外ではほぼ確定で貫通する。彼らがいる試合は背後や側面には十分に気をつけ、見かけたら味方に支援してもらいながら対処しよう。
特徴
長所
- 砲の貫通力、精度が高い105mm砲を使用可能
- 視界範囲が広い(260m)
- 中戦車内では高めの体力
- 良好な機動性
- 車体と砲塔共に中戦車内では硬めの正面装甲
- 上記故走攻守のバランスが良い
短所
- パンターと同程度の巨大な車体故ヘイトが高い
- 悪い照準拡散
- 巨体故被発見されやすい(隠蔽率自体はやや悪い程度)
- もっさりした走り出し
- 俯角が6度とやや不足気味
- Tier8中戦車では低めのDPM
- 本ルートの鬼門
初期の研究
長所を活かせるよう主砲は真っ先に開発すること 後はエンジン→履帯の順で開発しよう
歴史背景
TVP VTU Conceptは、1940年代の汎用戦車計画(TVP)で、シュコダ社によって提案された計画である。TVP Vz.46とも言う。
1945年10月17日、チェコスロバキア軍参謀総長は中戦車の戦術的要件と技術的要件を承認し、TVPと呼ばれた。TVPは、ソ連の中戦車T-34-85を参考にして、軍事技術研究所で設計された。この計画で、合理的な傾斜角と装甲の厚さ、武装、戦闘重量が求められた。
1946年3月2日、国防省に傾斜走行があるTVPの設計が提出された。車体前面には火炎放射器や機関銃が装備されていた。シャーシはLT vz.38をベースにしたリーフ式サスペンションを採用した独特の足回りで、ドイツ製の履帯も装着された。電力については、1トン当たり20馬力の出力密度が必要であること、エンジンをディーゼルにすること以外、具体的なことは言われなかった。砲塔の設計はドイツでのノウハウが生かされている。戦車の主砲には、56口径のドイツ製88mm砲が搭載される予定であった。
話し合いの中で、主砲の強化が提案された。提案では、ドイツの71口径8.8cm高射砲や、10.5cm高射砲があった。1946年末、シュコダ社は、この戦車を基に、シュコダ T 40を設計し、話はその計画に変わった。
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