AMX 40

Last-modified: 2024-04-04 (木) 14:07:07

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Tier 4 フランス 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

HP410
車体装甲厚(mm)70/65/40
最高速度(km/h)50
重量/最大積載量(t)20.18/20.23
本体価格(シルバー)147,500

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
初期状態Aster47 mm SA34AMX 40AMX 40410300
150AP
APCR
HE
36
69
24
50
50
62
15610
2G
13
26.09
1.70
0.53
2870/60/6032320
47 mm SA35開発時Somua LM47 mm SA35AMX 40AMX 40360
190AP
APCR
HE
45
79
24
55
55
70
15620
3G
13
26.09
1.70
0.47
2870/60/6032320
75 mm SA32開発時Somua LM75 mm SA32AMX 40 BisRenault-Balland
190AP
HEAT
HE
74
91.40
38
110
110
175
7046
7G
38
9.68
2.50
0.46
3080/60/6026320

解説

  • 概要
    ー醜いアヒルの子ー
    Tier4フランス軽戦車
    Tier5重戦車並みの重装甲をもつが、それ以外のほとんどの性能が犠牲になっている。
    車体にちょこんと乗った初期砲塔の見た目から『アヒル』という愛称でユーザーから愛されている。
     
  • 火力
    本車の火力は非力の一言に尽きる。
    同じTierの中戦車どころか一つ下の軽戦車と比較しても劣っている。
    • 45 mm SA34
      AMX 38の中間砲でもあった初期砲。
      砲塔からわずかに飛び出した短砲身からも解るように貫徹力は非常に低く、同格は当然ながらボトムとなるTier3相手にすら微妙。
      金弾のAPCRで貫通力を補おうにも69mmしかないので同格が辛うじて貫通できるかどうかというところ。
      ここまで来るとD1のように榴弾運用でも通じず、これを装備して出撃することは敵の経験値になることと同義と言える。
      これは装備せずに47mm SA35が使えるようになるまで戦車訓練やフリー経験値で飛ばしたい。
    • 47 mm SA35
      AMX 38の最終砲でもある中間砲。
      貫通力が向上して精度も上がっており、発射速度は据え置き。単発ダメージも向上している。
      ……とはいえ、SA34と比べると確かに性能向上しているが、他国軽戦車で比べるとM5 Stuartの37mm M6並。
      Tier3でも厳しく、当然ながらTier4戦車の主砲としては力不足。
      幸い金弾の貫通力は79mmあり、同格ならある程度対応できるので多めに搭載しよう。
    • 75 mm SA32
      本車の最終砲。SARL 42でも開発できる。
      単発火力・貫通力はTier相応だが、発射速度と照準時間が劣悪。
      特に発射速度の遅さからDPMが非常に低く、貫通可能な相手と撃ち合いになるとほぼ負けてしまう。
      口径の大きさからHEが有効。同格以下ならHEでも貫通可能な敵が多いので、APと適切に使い分け時間火力の乏しさを少しでも補おう。搭載弾の内、半分程度は積んでいくと良い。
      格上相手にはどうしても貫通力が不足している為、HEで敵の履帯を切ってアシストに徹する等で勝利に貢献していきたい。HEATは2~3発程度をお守りに持っておく程度でよいだろう。
       
  • 装甲
    前身から更に装甲が増し、同格ではMatildaと並んで最も防御力が高い。
    実装甲厚で耐えるMatildaとは違い、芸術性溢れる曲面だけで作られており、特に車体正面上部は避弾経始が強力で、狙いの甘い弾は格上でも弾く事ができる。
    一方、昼飯や豚飯を駆使し、なおかつ本車の火力を補ってくれる味方がいなければ、この防御力を最大限に活かしきる事はできない。貫通力や精度に優れる砲で、後述の弱点を狙われると、貫通されてしまうことが多いため、リロード中は弱点を容易に狙わせない小刻みな動きも必要になる。
    • 弱点
      砲塔付け根前方のバイザー部分、正面から見て最前部の車輪の車軸に当たる部位、背面の鎧戸が顕著な弱点。車体下部も角度が垂直に近いため抜かれやすい。
      また、自慢の避弾経始も10榴をはじめとする大口径HEには分が悪く、上記のバイザー部分に直撃するとフルヘルスからでも一撃死する事がある。格上の自走砲やKV-2の15榴など、火力が極端に高いHEはどこに当たっても高確率で一撃死する。
      付け根のバイザー部分は正面から狙える安定した弱点であるため、慣れたプレイヤーが相手だと移動中でも撃ち抜かれてしまう。
       
  • 機動性
    アンダーパワーは本車でも健在で、まず40km/hを出すことすら叶わない。
    大体の速度はやはり20km前後で、味方に追従する事すら困難を極める。戦場に着いたら味方/敵が壊滅して手遅れになっていた、という事も多々あるだろう。
    もちろん敵側面への攻撃はとても難しいので、基本的には正面戦闘を請け負おう。
    旋回速度も一部の重戦車並みに遅い。
    快速戦車に機動戦を仕掛けられる事が多いので、周囲の状況には気を配りたい。
     
  • 総論
    ほぼ全てを投げ捨てて分厚い装甲を得たものの、肝心のその装甲を活かせずに撃破されるケースが多いという、悲しみを背負った戦車。
    数ある苦行戦車の中でも格上戦場での無力感は半端ではなく、味方への依存度が非常に高い。
    ともかく、味方の重戦車と共に行動する、味方の盾になる、の二つを基本的な方針として運用していこう。
    味方の盾になる場合は、正面バイザー部を障害物で隠しつつ、小さい角度で車体を晒したり、その特徴的な砲塔部だけを晒す等で装甲を最大限活用していきたい。
    そのようにして敵の射撃を誘い、ある時は履帯を狙ってアシストし、ある時は重戦車と共に敵の戦列にプレッシャーを与える…本車に求められるのはそんな戦い方だろう。粘り強く戦えば勝利の決め手となることも不可能ではない。
    ただし、格下が多い試合では本車の装甲がまさしく一騎当千の活躍をさせてくれるので、ここぞとばかりに戦場の主役となろう。
    本車は他の戦車より苦しい立場にあるが、その性能以外の大きな理由の一つにTier4戦車なのにTier6までマッチングするというのがある。
    通常、Tier4戦車はTier5までしかマッチングしないが、これとValentineはその例外となっているのである。*1
    かなり厳しい戦いを強いられるので、特に思い入れが無ければこれ自体をフリー経験値で飛ばしてしまうというのも選択肢に入れても良いだろう。

史実

AMX40は、ソミュアS35(および、その改良型であるソミュアS40)の後継となる騎兵戦車としてイシー・レ・ムリノー工廠(AMX)で1940年3月に計画された車両でした。
特徴となる、丸みを帯びた装甲は各国が第二次世界大戦を通じて到達することの無かった、極限まで避弾経始を追求した究極の装甲形状をしており、前面60mm、側面30~50mm、背面40mmの最大装甲厚を持っています。
戦後、ソ連戦車が到達するお椀型砲塔の先駆けともいえるような、ショットトラップ(砲塔下部に砲弾が当たり、車内に突き抜ける現象)を避ける卵型砲塔を採用していました。
油圧駆動式二人用鋳造砲塔にシュナイダー社が開発した、34口径47mm戦車砲SA35を搭載、初速毎秒855m、最大射程8,000m。装甲貫徹力は56mm(60度)、40mm(射距離400m、30度)、SA32の砲身を延長したもので長砲身となっていました。 これに7.5mm機銃を同軸で装備したほか、対空用にももう1挺、砲塔上に搭載されていました。

エンジンは160馬力のディーゼルエンジンが予定されておりましたが、重量に対しての馬力不足が否めず、これを補うためにクリスティ方式に近い大型転輪を片側4枚と前後の駆動輪で接地圧を上げる事によって補おうと言う設計でした。

ドイツ軍によるフランス侵攻が始まる二ヶ月ほど前から設計が開始されましたが、実車の製造が開始される前にフランスの降服により計画は中止され、実車は一両も製造されることなく計画は消滅してしまいました。

ゲーム中では、改良砲塔のRenault-Ballandが使われますが、これは本来、Renault G1 Rに搭載されていた砲塔がなぜか、AMX40で使用されています。

コメント

  • 弱すぎる…。足なし貫通なし、装甲も殆どが格上マッチのせいであてにならない…。 -- 2018-07-22 (日) 00:27:55
    • 苦行戦車として、強く鍛えてくれる事以外に取り柄のないゴミですよ…これは…。 -- 2018-07-22 (日) 00:31:39
    • アヒルちゃんが真価を発揮するのはT3~4マッチで尚且つ、敵の生き残りがほぼ3だった時。格下には滅法強いのでアヒル無双できることもある。同格以上には滅法弱いが。 -- 2018-07-22 (日) 09:20:32
    • まうまうの主砲を弾けるってことは…つまりアヒルちゃんはTier4最強ってことだな!(錯乱) -- 2018-07-22 (日) 11:28:52
  • 格下相手でブロック1600 -- 2018-08-18 (土) 21:45:59
  • ティア3~4の戦いで、なんだかんだ後半に俺のAMX40と、敵のHMC M8だけの一騎打ちになった。そん時は足遅いからなかなかお互いに見つけられなくて、敵拠点の付近で会敵したんだけど逃げられたから敵拠点取りに行ったらまた会敵。M8相手じゃ足の遅さでやられると思ったけど、こちらが跳弾させた後に履帯大破して、M8はHEATぶち込んだらエンジン大破。じっくり狙って撃破して勝ちました。下手な高ティア戦よりも緊張したわ。 -- 2018-10-21 (日) 10:27:43
  • 最近Tier5~6の戦いに敵味方含め自分1機だけTier4のこの戦車で参加させられる… 何がおもろいねん… -- 2021-08-30 (月) 08:40:33
    • Tier4って常時プラマイ1のマッチングになったのでは…?最近は人が少なくても埋め合わせはBotがしてくれるしバグ?それか車輌特有のマッチ範囲が設定されてるとか… -- 2021-08-30 (月) 09:11:08
    • 通常Tier4はTier5までしかマッチングしないけど、このゲームのマッチングシステムがまず最初に小隊組を組み込むから、T6がT5と格差小隊組んでくるとその小隊数と同じ小隊をまず組み込む。T6,5の2両小隊に対してT5を2両とか、下手するとT4を2両とか平気で格差マッチングしてくるから😥。そういう場合にはT6が入ってくる可能性はあるな。 -- 2021-08-30 (月) 09:47:03
  • 格下相手なら本当にネタ戦車なのか?って程弾は弾くし主砲も最終砲ならまあ戦えなくは無いので充分強いのだけど、マッチングがね -- 2021-09-08 (水) 19:49:43
    • ボトムなら逆に開き直って立ち回ると吉。周りも -- 2021-09-08 (水) 21:57:59
      • ↑誤送信、「アヒルならしょうがない」と思うし、因みに以前ボトムで自棄になりうろつき回っていたら、手負いの糞猫と遭遇して返り討ちにした。 -- 2021-09-08 (水) 22:01:29

*1 どちらもTierに似合わぬ重装甲だが犠牲になっている部分も多く、どちらかと言えば扱いにくい戦車でもある。正直、運営は装甲厚を過大評価しすぎているとしか思えない…。ちなみに、かつて軽戦車が偵察枠として3つ上のTierまでマッチングしていた時代では、本車は偵察枠に入らないという意味で例外だった。