Tier 10 ソビエト連邦 重戦車
スペック
車体
HP | 2,500 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 140/160/100 |
最高速度(km/h) | 43 |
重量(初期/最終)(t) | 59.86/66.3 |
本体価格(シルバー) | 6,100,000 |
戦車パッケージ
IS-4 E:189,000 S:6,100,000 | ─ | IS-4M E:59,300 S:335,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
IS-4M | V-12 | 122 mm M62-T2 | IS-4M | IS-4M | 2,500 | 10RK-26 | |
750 | 26 / [19.23] | 250/200/170 | 720 | ||||
12.33 | 1.2/1.6/2.7 | 22 | 400 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
122 mm M62-T2 | AP HEAT HE | 1,065 13G 630 | 258 340 68 | 440 440 530 | 5.45 | 2,398 | 2.60 | 0.38 4.08 0.67 | 30 | +16 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier10のソ連重戦車。
戦後、IS-2の大型化および重装甲化を目的として開発・量産された重戦車である。 - 火力
俯角は-6°とST-Iから悪化しており、使える地形が限られてしまっている。
初期砲の122 mm D-25Tは削除されて122 mm M62-T2が初期砲となった。 - 装甲
装甲厚はST-Iから順当に強化されている。砲塔が小さくなったことで被弾面積も減少している。
KVシリーズとはかけ離れた避弾経始に優れる形状を持ち、生半可な砲撃は通用しない。- 砲塔
砲塔正面は最大装甲厚275mmを誇り、ある程度交戦距離が離れればほぼ無敵となる。比較的傾斜の緩い防盾横やターレットリングも280mm以上の防御力を持つ。
140mm厚のキューポラは非常に小型であるため、垂直部に当たれば貫通するとはいえ少しでも狙いが逸れれば弾かれてしまう。
最大の弱点だったオデコこと砲塔天板もアップデートにより30mmから45mmに増厚されており、日重並みの大口径砲でなければ、強制跳弾する。
防盾部分も140~170mmの裏に230~250mmの装甲があり、例え垂直に当たったとしても一部の貫通お化けな駆逐戦車以外は貫通出来ない。
砲塔側面、背面装甲の分厚さもIS-4の特長。前半分は230mm、後ろ半分も200mmと余裕があり、Mausの砲塔側面と互角の防御力を誇る。背面に至っても170mm+傾斜と、貫通200mm未満の攻撃をほぼ無効化するほどの装甲を持つ。 - 車体
側面よりも正面装甲の方が薄い、という妙な特徴を持っている。
車体正面上部・覗視孔・正面下部はいずれも220~240mm相当。下部や覗視孔が弱点ではなくなったとはいえ、上部はTier9から寧ろ傾斜が緩くなっているため、面積の広い弱点となっている。
真正面を向いて静止していては瞬く間に蒸発してしまう。必ず車体を傾け防御姿勢を取ることを心がけよう。
車体側面装甲は満遍ない160mm厚。前述のように非常に優秀な傾斜を有しているため、スペック上の数値からは想像も出来ないほどの防弾能力を発揮する。
適切な角度の昼飯を行えば、車体の全域が270mmを超える擬似装甲厚を持つようになる。
ちなみに、逆向きの豚飯、所謂”逆豚”の構えをした場合、車体側面が300mm~相当とほぼ貫通不可能な状態になり、前述の石頭もあり恐るべき要塞と化す。
しかし、逆豚は味方の邪魔になることも多く、かなり状況を選ぶため、状況を考えて使用しよう。
またTier10駆逐戦車の高貫通力弾、特にAPとAPCRには流石に貫通されてしまうので角度をキツくするなど工夫をこらそう。- 主な弱点
ソ連戦車の共通の弱点である、車体前面のドライバーズハッチと車体下部である。
ドライバーズハッチがかなり大きめで目立ち、精度の良い大口径砲に榴弾を撃ちこまれると思わぬダメージを受ける事もある。
また、操縦手の死傷も機動力の低いこの車両には辛いダメージになる。
正面からの撃ち合いになる時は、車体を斜めに構えて的を小さくしたり、小刻みな旋回で狙いを絞らせないなど対策を凝らそう。
その他、昼飯をしているときに金弾でコーナープレートを撃たれると抜かれることがある。
- 主な弱点
- 砲塔
- 機動性
ST-Iよりやや良くなった程度で、大きな変化はない。
ただし最高速は43km/hと平地や下り坂の直進であれば多少は違いを感じられるといったところ。 - 総論
主砲の貫通力と強固な側面装甲を有するバランス型重戦車である。
IS-7とは単発火力・正面装甲・機動性で劣るが、こちらは貫通力・側面装甲・耐久値に優れている。
とはいえ、広域マップの増加に加えて試合展開の高速化した現状では時代の流れに置いて行かれている感が否めない。
基本的に優秀な側面を活かした豚飯を主軸に戦い、勝利をものにしていこう。
史実
第二次世界大戦末期の1944年4月からL.S.トロヤーノフ技師の設計チームにより開発が開始され、Object701-2とObject701-5と第二次世界大戦末までにいくつかのプロトタイプが製造されました。
最終的にObject701-6に発展、これがIS-4とされました。
IS-2の後継として大型化・重装甲化し、122mm砲と750馬力のV12エンジンを搭載、車体には表面硬化処理された圧延鋼の溶接組み立て方式が採用されていて、砲塔は鋳造製で、砲塔前面装甲厚250mm・車体前面装甲厚160mmという重装甲を誇っていました。
V型12気筒エンジンにはスーパーチャージャーを付けて出力強化したもので、その冷却機構はドイツ軍のパンターを参考にしており、グリルの形状が類似していました。
同軸機銃は12.7mmDShK重機関銃に強化、主砲は従来のISシリーズと同じ122mm D-25Tですが、砲塔旋回だけでなく、砲の俯仰も電動モーターで行っていました。
それまでの多くのソ連重戦車に課せられた重量46t以下という制限は撤廃されており、そのため車内容積に余裕があり、車体は延長されて転輪が片側7個に増え、居住性や操作性の改善がみられます、大型の砲弾を装填する際の難点であった主砲弾薬庫の位置も全て砲塔後部に収納され、装甲厚も増していますが、その結果、重量は60tに達していました。
1947年からIS-4として正式化となり生産が始められましたが、独自の回転機構と増幅器を持つ遊星歯車式操行変速装置を搭載したことが仇となって信頼性の低下を招き、重装甲化による総重量が増したこともあって機動力不足と判断されてしまいます、また、IS-3の2.84倍という製造コストの高さに膨れ上がったことなどが起因して、1947年から1949年の2年間でごく少数の約200両~250両程度しか生産されなかったそうです、これには、後に採用されたT-10の存在もあったことも起因しているようです。
生産されたIS-4は、衛星国や同盟国への供与はされずにソ連軍のみで運用され、朝鮮戦争に合わせて、全車両が極東の国境付近に配備された部隊が送られていました。
朝鮮戦争では実戦参加の記録は無く、現役車両には後にIS-3Mに準じた近代改修が加えられましたが、1960年代まで実戦配備が継続された後、順次退役となり実戦経験がないまま、スクラップや射撃訓練用標的とされました。
現在では、残った1両がモスクワ郊外のクビンカ軍事博物館に展示されています。
コメント
- 撃たれ強く、使い易いです。 -- 家康? 2021-02-21 (日) 12:27:22
- 申し訳程度のオデコの装甲が追加されて狙われにくくはなったが、薄さは変わらず… -- 2021-02-25 (木) 00:05:26
- ついに…ついにバフが来るぞっ -- 2021-08-02 (月) 23:37:43
- 神様ありがとう -- 2021-08-18 (水) 17:01:49
- 弱点だった照準拡散、装填がバフされ、前面装甲も増圧。豚飯での戦闘安定性がました。それでも中遠距離では当てにできる砲性能ではなく広域マップの多い昨今、未だ活躍し難い戦車ではある。とは言え超重の部類としてはマシな機動力なので、タフでゴツい戦車に乗りたいならコレだろう。 -- 2021-10-30 (土) 03:56:59