T25 AT

Tier 7 アメリカ 駆逐戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

詳細

解説

• 概要
  Tier7アメリカ駆逐戦車。
  車両の特性がJagdpantherとよく似ており、前面装甲のスペック(厚みと傾斜)は同程度、最上位の主砲の性能は攻撃力・貫通力はほぼ同等だが精度と発射速度がやや劣る。
  一方、車体が一回り小さく車重が軽いため、機動力と隠蔽率はJagdPantherをある程度上回る。
  また、非常に大きい俯仰角を持ち地形対応能力にも長け、良好な機動力と相まって大変使いやすい駆逐戦車となっている。
   
• 火力
  • 90 mm AT Gun M3
    初期砲。格下であれば十分な火力と貫通を有している…と書くと強そうだが前身の最終砲なので当たり前。
    ただし通常APでは同格ですら貫通が難しく課金弾を使っても確実な貫通が見込めないうえ、一撃が軽すぎて撃ち合いになると押し負ける。
  • 90 mm AT Gun T15E2
    中間砲。火力据え置き、貫通微増。同格までなら通常APである程度貫通できるようになりお財布に優しい。
    本車輌搭載砲の中でこの砲の課金弾が最も貫通に優れており、課金弾を使えば同格までほぼ安定して抜く事ができ格上にも傷を付ける事が可能となった。
  • 105mm T5E1
    最終砲。優れた攻撃力とAP貫通力を持つ強力な砲である。
    弾薬費が跳ね上がるが、貫通不足に悩まされるより遥かに良いのでこちらを使おう。
    さらに、俯角が非常に広く、射撃ポイントが広がり、ハルダウンもこなせる。
     
• 装甲
  装甲に関しては格下に対してはそれなりに頼りになる。
  前面は約130mm相当となり格下相手ならここでもわりと安定して弾く。砲周辺は200mm超相当。
  弱点部位の多い左側を隠すことを心がければ、同格に対しても充分な防御力を発揮できるだろう。
   
• 機動性
  機動力は初期状態でもそれなりに確保しているが、開発が完了するとエンジンの馬力向上と履帯の地形適性向上によってさらに軽快になる。
  初期では降りで加速すると60kmでるが平地30kmの重戦車程度の機動力だが、履帯を改良すると(超)信地旋回する分にはさほど体感無いが走破面の追従性が良くなる。
  エンジンまで積み換える最終状態の本車はそこらの中戦車よりよっぽど速いほどで、加速、旋回もパワフルにこなせる。

  履帯名				旋回
  T25T1	1.3	1.7	2.6	30度
  T25T2	1.2	1.4	2.3	30度

  エンジン名	馬力	出力比	前速	後速	火災率
  Ford GAN	560	14.49	56km	15km	20%
  Continental AV-1790-1	704	18.22	56km	15km	20%

   
• 総論
  固定砲塔でありながら臨機応変に動ける、快速駆逐戦車である。
  俯角をはじめとした同格重戦車以上の優れた砲性能を持ち、中戦車のような快適な機動力・高い隠蔽率を誇り、状況に応じさまざまな仕事が可能だ。
   

史実

1943年初頭、GE社エリー工廠が開発中だったT23試作中戦車の車体に90mm高射砲M1を搭載する自走砲の設計案作成が開始されました。　T23は、T20中戦車の駆動系を電気式に変更したもので、M4中戦車の後継として1943年11～12月に250両ほどT23E3が採用されて1945年初めに前線への試験配備も検討されましたが、駆動系の信頼性が無いのと、後述する理由で、M26パーシングに後を譲っています。
設計案は複数作成されたようで、オープントップの車体に砲をむき出しで搭載したもののほか、ゲーム中に登場する、前面が傾斜した密閉式戦闘室を有するものなどが存在したようです。
車輌の詳細などは不明ですが、基本的には火力支援戦車や戦車駆逐車を意図して開発されていたと思われます。
1943年3月には、完成した設計案が将軍らに披露されました。
ところが、それと前後して、チュニジアでの米軍機甲部隊と独ティーガー?との戦闘経験からT23の火力・装甲強化型の車両が要請されており、その結果T25、T26（後のM26 Pershing）といった、90mm砲を搭載し、装甲を強化した戦車が開発されることが決定しました。
そのため自走砲の開発は放棄され、制式化されることはなかったそうですが、T23自体の電気駆動の信頼性の無さにも原因があったと思われます。

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