1936年 大日本帝国 戦艦 長門型
日本ツリーの高ティア高速戦艦。姉妹艦は陸奥。
イギリスのネルソン級、アメリカのコロラド級と共に『ビッグ・セブン』と呼ばれ、長く日本海軍の象徴として君臨した。
竣工1920年と旧式ではあるものの、度重なる魔改装によって第二次大戦時にあっても新鋭戦艦クラスに対抗可能な戦闘力を保持し続けた有力な旧世代戦艦である。
Ver.2.00.030のアップデートにてグラフィックが一新、非常に美麗な姿を拝めるようになった。
ちなみにツリー上の年代は1936年となっているが、艦橋トップでレーダーが回っていることから考えると、モデリングのベースとなっているのは1944年、レイテ沖海戦時の長門と思われる
→長門(1944)の実装に伴って本艦のレーダーは撤去され、年代相応の姿になった。
Ver.2.00.19にて、ノースカロライナ共々バインディングイベントの報酬艦になった。メールアドレスを連携することでどちらか一隻を無料入手可能。Ver.2.00.033にてバインディングイベントが終了したため、現在は技術ツリーを開発していくことでのみ入手可能。
また、同アップデートでは武装のグラフィックにも全体的な修正が入ったため、外見がまた微妙に変化した。
装甲耐久上昇+5%の効果があるキリン柄迷彩。カラーリング的には迷彩として機能しそうではあるが……。
HP増加+8%の迷彩。迷彩とは何なのか問い直したくなるレベルで非常に目立つのだが、性能的には有用である。
ネウロイ
シャア専用長門
Ver.2.00.029~032まで。
Ver.2.00.029以前のグラフィック。
主砲斉射場面。旧世代戦艦と舐めてかかると、時には大和ですら高精度高貫通の41センチ砲の前に膝を屈することになる。
基本性能
※数値は全て初期値
年代 | 1936 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 32800 | 戦闘成績(BR) | 435 | ||||
基準排水量(t) | 39120 | 最大排水量(t) | 42850 | ||||
最大速力(kt/h) | 27.5(23.1) | 最大舵角 | 42.9(38.0) | ||||
可視距離(km) | 12.0(10.65) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 1138500S | 購入費用 | 92000S | ||||
1950G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 35 | ||
舷側部 | 12.0 | 12.0 | 12.0 | 35 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45口径 三年式 四一糎 連装砲(五式徹甲弾) | 1600 | 32.1 | 36 | 1404 | 68 | |||
45口径 三年式 四一糎 連装砲 | 1600 | 35.2 | 30 | 1404 | 52.5 | |||
45口径 三年式 四一糎 連装砲(九一式徹甲弾) | 1600 | 38.72 | 33 | 1554 | 86 | |||
40口径 四一型 三〇糎五 連装砲 | 1200 | 15.7 | 21 | 251 | 50 | |||
45口径 四一年式 三五糎六 連装砲 | 1400 | 26.8 | 29 | 854 | 55 | |||
45口径 四一年式 三〇糎五 連装砲 | 1200 | 21.12 | 20 | 283 | 48 | |||
50口径 四一年式 三〇糎五 連装砲 | 1200 | 25.2 | 20.5 | 330 | 50 | |||
45口径 四三年式 三五糎六 連装砲 | 1400 | 26.8 | 32 | 938 | 60 | |||
45口径 四一年式 356ミリ デュアルマウント砲 | 1400 | 31.5 | 30 | 968 | 72 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 重量(t) | 貫通力 | ||
50口径 四一年式 十五糎二粍 単装砲(ケースメイト) | 600 | 9.14 | 9.5 | 50 | 55 | |||
40口径 十五糎二粍 単装速射砲(ケースメイト) | 600 | 8.5 | 8.5 | 39 | 50 | |||
45口径 四一年式 十五糎二粍 単装砲 | 600 | 13.7 | 6.5 | 45 | 50 | |||
45口径 四一年式 十五糎二粍 単装砲(ケースメイト) | 600 | 14.8 | 12 | 48 | 60 | |||
50口径 三年式 十四糎 単装砲(ケースメイト) | 550 | 15.8 | 10 | 45 | 60 | |||
45口径 15.2センチ アームストロング単装砲 | 600 | 14.8 | 8 | 48 | 58 | |||
50口径 三年式 十四糎 単装砲 | 550 | 17.8 | 8 | 27 | 68 |
艦載機
機種 | 名称 | 攻/防 | 装備 | 火力 | 航続 時間 (min) | 巡航 速度(km) | 重量 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
水偵 | 零式観測機 | 50/380 | 三番通常爆弾二型 | 300 | 1251 | 370 | 30 |
※最大搭載数3機、パイロット数3名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 照準システム | 新型望遠レンズ | 変速機 | 側面装甲帯 | ||
Ⅱ | 強化弾頭 | 電波探信儀 | ボイラー | ダメージコントロールシステム | ||
Ⅲ | 砲塔旋回装置 | 電波探信儀 | 制動機 | 排水ポンプ | ||
Ⅳ | 射撃管制装置 | × | 新型艦首 | 傾斜装甲 | ||
Ⅴ | 副砲射撃管制装置 | × | 舵輪 | 船体強化 |
※スキルは『ダメージコントロールシステム』。開発でアンロックされる。
立ち回り方
とにかく無駄な被弾を抑える動きが求められる。
砲門数が少ない上に防御もそれほど厚くできないので、最前線で接近戦を行うのは自殺行為であると心得よう。砲戦になった場合、敵戦艦との距離は基本的に15キロ以遠を維持すること。だが戦線後方に引っ込んで芋るのは厳禁である。
味方戦艦に追従しながら、前線からやや引いた位置取りをキープして砲撃戦を行おう。
主砲
長門をビッグセヴン足らしめた41センチ砲の種類は三種ある。
- 45口径 三年式 四一糎 連装砲(五式徹甲弾)
デフォルトで搭載している建造当時の史実砲だが、装填時間が長い上に貫通力もいまいち。アドバンテージは重量面だけである。 - 45口径 三年式 四一糎 連装砲
天城型巡洋戦艦の主砲で、重量が軽く装填時間が30秒と他と比べると短いが、天城のナーフに伴って貫通力が大幅に引き下げられてしまったために高ティア戦場では辛いものがある。長門の第一次改装時に換装された主砲である。 - 45口径 三年式 四一糎 連装砲(九一式徹甲弾)
重量が重く装填時間が前者より3秒長くなる代わりに貫通力と斉射時の集弾性が非常に高い(16インチ級艦砲ではアメリカのOP装備Mk.7、イギリスはライオン級の主砲に続き第三位)。上記の天城砲の仰角を引き上げて射程距離を延伸した、第二次大戦当時の長門の史実砲である。
主砲自体の性能は悪くないのだが、門数の少なさ故に火力不足が目立つ。
副砲
扶桑(1935)のように主砲で積極的に駆逐艦を狙う立ち回りは砲門数の少ない長門には無理なので、必然的に対駆逐戦闘ではこちらも頼りにせざるを得なくなる。史実通りの姿にこだわりがないのであれば、球磨の主砲でもある14センチ砲が射程・装填・重量の全てで高レベルに纏まっており使い勝手が良い。
なお精度は副砲ゆえお察しである。
高角砲も追加され、手動対空砲火にも対応できるようになった。
そのため副砲からケースメイト砲を取っ払って高角砲のみにして重量の節約をしやすくなった。
対空
旧式戦艦としては機銃の量は多い方ではあるが、抑止力として機能するレベルには程遠い。敵に空母がいたら動向には最大限注意を払い、味方空母のエアカバーから出ないようにしよう。
射角は狭いが高角砲が追加され、手動対空砲火が可能になった。
艦攻までは厳しいが観測機を撃ち落としやすくなった。
航空兵装
零式水上観測機を3機搭載可能。だが、伊勢と大和・武蔵を除く他の日本戦艦と同様に1機ずつしか発艦できないので対空砲火で撃ち落とされると隙が出来やすくなる。
少し離れた距離からでも観測射撃で正確に撃てるようになると、長門の強力な41センチ砲は一線級のものとなるだろう。
装甲
残念ながら硬いとは言い難い。嬉しいことに、アプデに伴いかなり硬くなった。ただし同格と比べて張れる装甲が少なめなのは変わっていないので注意。
扶桑(1935)にも言えることであるが、劣速は割り切って装甲を水増ししよう。防御を固めれば多少は砲戦における生存性は高くなる。自慢の41センチ砲を振るう前に沈んでしまっては元も子もないので、装甲配置はよく考えて設定しよう。基本的には舷側装甲を上げるのがおすすめである。
機動
以前までは満載22.4ノット程度と低速で扱いにくさを助長していたが…
アップデートVer.2.00.24でそれまでの鈍足っぷりは何処へやら。何かヤバい薬でもキメた覚醒したのか、あろうことかデフォルト状態で27.5ノット、満載しても26ノットという巡洋戦艦に片足突っ込んだような速度性能を手に入れた。大和も真っ青の機動力である。
建造当時の高速戦艦の誇りを思い出したのだろうか
旋回性能は戦艦としては悪くなく、艦体も比較的コンパクトな部類に入るので、大和(1945)やモンタナなどの大型艦よりは魚雷も砲弾も避けやすい。高速化によりこの特徴にも磨きがかかった。
総評
砲力はあまり高くなく、対空も今ひとつ。
アプデに伴って装甲防御に関してはかなり改善されたものの、いずれにせよマッチングする他戦艦に対してやや力不足気味なのは変わっていない。バインディングイベントの報酬艦ではあるが、高ティア帯初心者にあまりおすすめできる艦ではない。
とは言え砲性能そのものは非常に優秀な部類であり、機動力も底上げされた結果かなり良好なものとなった。主砲斉射時に弾が散ることもないので、慣れてくれば砲門数の少なさにも関わらず命中弾を量産できるようになる。長く一緒にいればいるだけ馴染んで応えてくれる、古女房のような頼もしさのある戦艦と言えるだろう。
ただし、いくら使い込んだところで対空面の貧弱さと防御装甲があまり厚く張れない点だけは如何ともし難い。真っ向からの撃ち合いではなく、巡洋戦艦的な被弾を抑える立ち回りを心掛けること。
歴史背景
長門型戦艦(ながとがたせんかん)は、大日本帝国海軍の戦艦の艦型のひとつで、八八艦隊計画により最初に作られた戦艦。
長門型戦艦は、「長門」と「陸奥」の2隻が建造された。長門型戦艦は建造時(1920年)、世界最大・最強・最高速の戦艦であり、日本国民にとって日本海軍の象徴であり、当時の子供達も「大好きな戦艦は何か」と聞かれればこの長門型(特に長門)と即答し、写生するときの題材にも必ず挙がったと言われている。長門型2隻を上回る大和型戦艦「大和」「武蔵」の存在が広く知られるようになったのは、戦後の事である。
本型は八八艦隊の1番艦、2番艦である。「長門」は八四艦隊案大正五年度計画により、「陸奥」は大正六年度計画により加賀型戦艦や天城型巡洋戦艦と共に建造が承認された。2番艦の「陸奥」は、ワシントン海軍軍縮条約で完成しているかどうか問題になり、結果として「陸奥」の建造は認められたが、代償としてアメリカ海軍はコロラド級戦艦2隻の追加建造(既に1隻が完成していた。)、イギリス海軍は戦艦2隻の新造を認められた。一連の経過を経て竣工した長門型戦艦2隻、コロラド級戦艦(3隻/1921年)、ネルソン級戦艦(2隻/1927年)を世界のビッグセブンと呼ぶ事もある。
竣工時の長門と陸奥の識別点は様々な点があり、主なものでは主砲塔用測距儀が長門は波式6m測距儀で陸奥は武式8m測距儀で大型化している(改装時に両艦とも10m測距儀と交換)。また、艦首からの眺めでは菊の御紋章の位置が長門よりも陸奥の方が上がっている点も挙げられる。
長門は終戦時、横須賀にて中破状態で残存。稼動可能な状態で生き残った唯一の日本戦艦である。アメリカ軍に接収された後、1946年7月にビキニ環礁で実施された原爆実験「クロスロード作戦」に標的艦として投入、二度の核爆発に耐えた後に沈んでいったが最後まで日本の象徴であり続けた。
沈没時に横転した影響で艦橋は折れてしまっているものの、長門の艦体は今もなお、環礁内にほぼ完全な形で残っている。
コメント
- 強いけどなー 難しいんだよなあ -- 2018-03-10 (土) 18:18:08
- 観測射撃でアウトレンジ射撃すればかなり強い! -- 2018-07-16 (月) 19:56:13
- 色合いがエロいし、主砲もエロいしこれはアウトだろ。しかもスリムなボディの癖に艦橋も立派だし… 流石はビッグ・セヴンを名乗るだけある。あぁ~ ムラムラしてきた… -- 2018-08-27 (月) 15:49:25
- …。 -- 2018-08-28 (火) 16:50:27