1900年 大清帝国/中華民国 防護巡洋艦 海圻
中国ツリーの初期艦。無料で購入することが可能。
初期艦のくせにスキル持ちである。
おまけに低ティア帯にして主砲の射程が30キロを超えている化け物。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1900 | 国家 | 中国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 15800 | 戦闘成績(BR) | 85 | ||||
無装甲排水量(t) | 2065 | 無装甲速力(kt/h) | 29.9 | ||||
基準排水量(t) | 4405 | 最大速力(kt/h) | 24.8 | ||||
最大排水量(t) | 4515 | 最大舵角 | 38.5(35.0) | ||||
可視距離(km) | 10.7(10.25) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 無料 | 購入費用 | 無料 |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 1.2 | 1.2 | 1.2 | 25 | ||
舷側部 | 2.4 | 2.4 | 2.4 | 20 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
45口径 20.3cm Mk.3 単装砲 | 800 | 32.28 | 10 | 6 | 125 (65+6/50) | 60 | 250/250 | |||
45口径 12cm アームストロング Mk.Y カノン砲 | 500 | 7.2 | 6 | 10 | 35 (15+1/50) | 50 | 500/500 | |||
40口径 7.6cm 単装高角砲 | 300 | 10.8 | 3.5 | 15 | 31 (15+1/50) | 60 | 400/400 | |||
50口径 三年式一四糎 単装砲 | 550 | 13.5 | 6.2 | 9 | 37 (21+2/26) | 70 | 208/208 | |||
50口径 15cm クルップ砲 | 550 | 11 | 15 | 7 | 37 (21+1/26) | 50 | 208/208 | |||
40口径 15.2cm 速射砲 | 600 | 12.15 | 4.3 | 7 | 73 (23+5/50) | 55 | 250/250 | |||
40口径 10.2cm 速射砲 | 400 | 12.15 | 2.9 | 10 | 51 (1+5/20) | 55 | 100/100 | |||
50口径 15.2cm 速射砲 | 600 | 15.1 | 5.5 | 7 | 38 (28+1/20) | 70 | 100/100 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
45口径 12cm アームストロング Mk.Y カノン砲 | 500 | 7.2 | 6 | 10 | 35 (15+1/50) | 50 | 500/500 | |||
40口径 7.6cm 単装高角砲 | 300 | 10.8 | 3.5 | 15 | 31 (15+1/50) | 60 | 400/400 | |||
40口径 10.2cm 速射砲 | 400 | 12.15 | 2.9 | 10 | 51 (1+5/20) | 55 | 100/100 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(knt) | 基本弾数 | ||
18インチ 水中魚雷 | 2000 | 5.5 | 50 | 10 | 8 (5+1/1) | 27.5 | 3 |
※試験的に重量の詳細を表示(兵装自体の重量+1単位あたりの弾薬の重量/1単位の弾数)
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-15%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 制動機(後進加速度+12%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-12%) | ||
Ⅱ | 照準システム(主砲射撃精度+9%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | ビルジキール(安定速+10%) | 船体強化(HP+10%) | ||
Ⅲ | 主砲装填装置(主砲装填時間-9%) | 精密探信儀(強制発見距離+4%) | スクリュー(エネルギー交換率-10%) | 強化装甲(装甲硬度+9%) | ||
Ⅳ | 新式徹甲榴弾(徹甲弾ダメージ+12%) | 精密探信儀(強制発見距離+5%) | 副舵輪(横滑り防止+10%) | × | ||
Ⅴ | 強化弾頭(装甲貫徹力+12%) | 警戒管制機(スキル『広域探知』アンロック) | 舵輪(最大舵角+10%) | × |
立ち回り方
本艦最大の特徴は32kmオーバーの射程と単発800ダメージに加え10秒という速いリロード速度を誇る主砲そして20kmを超える索敵範囲である。
残念ながらアップデートにより視界は低ランク帯平均の10km程度に収まり、強みではなくなってしまった。
しかし主砲性能に関しては同格の中でも頭一つどころか二つは飛び抜けており、同じ初期艦であるイギリスのハイフライヤーが10km、アメリカのニューオーリンズ、日本の新高の射程ですら14km前後であることを考えると、どれだけ異常な数値かがよく分かるだろう。
この射程を生かした遠距離戦、特に巡洋艦に対するアウトレンジ砲撃が本分である。
主砲
主砲数は単装二基とかなり少ない。弾幕で押すような戦い方は絶対に不可能なので、遠距離から一発ずつでも正確に当てていき、じわじわと削るような砲撃をした方が良い。つまるところデフォルトの高性能砲が一番強力かつ戦法にもマッチしているので、これを装備するのが吉。
幸い精度については折紙つきであり、かなりの遠距離でも低伸弾道で狙うことが可能。
部品の方も散布界減少に徹甲弾威力強化、さらに貫通力強化と8インチ主砲と相性が良いものが揃っている。照準に慣れさえすれば、命中弾を量産することができるようになるだろう。
デフォルトの超長射程砲より特にビギナー戦であれば大概の敵艦を一方的にアウトレンジから砲撃することが出来る。
また精度も公式で見れる通りほぼブレることの無い破格の性能を誇ることも発覚し、特にビギナー戦ではどんなに遠距離であろうとオートエイムさえできればほぼ命中する。単発800が超遠距離から精密に飛んでくる脅威はどんな艦種であろうとトラウマになること間違いなしである。
副砲
デフォルト砲は射程は短いが火力がかなり高く、主に一般任務では大きな要となる。
だが対戦ではさすがに射程不足であり、できれば換装したほうがよい。特に射程が倍近くに伸びる4インチ速射砲は火力も実用範囲内な上に装填が2.9sとかなり早く、敵艦に接近を許してしまった際には重宝する。ただし重量が嵩む上に副砲ゆえの低精度が足を引っ張るため、他を重視したければあえて載せないという手段もある。
魚雷
魚雷もいくらか搭載できるものの、低ティア初期艦としてお察しの通り射程が産廃レベルで短い上に雷速も極めて遅く、装甲の薄い本艦には使う機会はほぼ無いため相性自体は悪い。
重量を軽くしたければ外してしまった方がいいが、万が一の時のために弾数を減らして一応お守りとして持っておくという手もある。
装甲
強力な主砲に対して装甲は非常に薄く、マッチングする可能性のあるカイザーや河内、ドレッドノートといった砲門数と破壊力に秀でる戦艦からは榴弾を数回浴びただけで爆散する危険がある。できるだけ被弾しないよう距離を取るべきである。
機動性はあまり必要にならないため、副砲に致命傷を負わせられない程度には多少強化するのも一考。長距離からの被弾が多いため甲板を優先するべきかもしれない。
機動性
装甲の盛り度合いにもよるが、初期艦にしてはそれなりの機動性を持つ。
主砲の射程を考えればあまり移動しなくても済むため、敵に接近を許した際に距離を取れるだけの最低限の足があれば十分だろう。
旋回性能は中国艦らしく良好で小回りが効く。
その他
視界については良くもなく悪くもなくと平均的なところ。
だが、初期艦にしてレーダースキルを持っているため、これを使用すれば相手がどこにいるか自体は距離に関係なく把握可能である。
ただし、レーダーは作動時間10秒に対しクールタイムは60秒。使い所はよく見極めよう。
開戦劈頭に使用して敵の位置を把握したら以降はあまりレーダーに頼りきらず、目視で敵の喫水線を確認してそれを目安に砲撃をするなどの遠距離砲撃の訓練を積んでおくと良いかもしれない。
こうした遠距離戦のテクニックは低ティアではあまり役に立つ機会はないかもしれないが、戦闘距離が広がる高ティアでは重宝する。
初期艦のくせに20km超えの優秀な視界は長射程砲に十分相性が良く、ビギナー戦では一方的に砲撃が可能な場面がやたらと多い。
アップデートにより全艦種の可視距離が軒並弱体化され、本艦もそのあおりを喰らってしまった……。
現在は10.25キロと初期艦の中ではやや短めとなり、巡洋艦相手には先に見つかってしまう。一方で、スキルの『広域探知』を使用すれば文字通り視界外からの砲撃も可能。
いずれにせよ、長射程を活かすにはビギナー戦でもある程度オートエイム点が表示されていない遠くの敵も手動で狙えるように練習する必要が出てくるだろう。
総評
低ティア艦随一の超長射程砲を振り回す外連味溢れる狙撃兵。いかに敵艦に対しアウトレンジから砲撃を命中させるかが勝利の鍵となる。
可視距離が狭くなったため、射程が足りているならデータが見えない遠くの敵も積極的に手動で狙っていこう。
エキスパートモードではやはり初期艦ということもあり活躍しにくいが、前述したように遠距離砲撃の腕を磨くにはもってこいである。
装甲は多少は強化できるくらいには排水量に余裕があるが、主砲の射程を活かすならあえて剥がし、機動的に動きつつ距離を維持することを優先するのも一つの戦術。
ビギナー戦では視界外からの一方的な砲撃で初心者狩りの捗る隠れた名艦と言えよう。
歴史背景
『海圻(Hai Qi/ハイ・チー)』は日本海軍に対抗するため清国がイギリス・アームストロング社に発注した『海天』級防護巡洋艦の二番艦。就役は1899年。
両艦は日清戦争には間に合わなかったものの、敗戦後の清および中華民国海軍の中核戦力として使用された。一番艦『海天』は1904年に座礁事故で失われたものの、二番艦『海圻』は1937年に日本海軍の爆撃により沈没するまで約40年もの間現役で活動している。
なお、史実における『海圻』の主砲は「アームストロング 20.3cm(45口径)速射砲」で、最大射程は18,000メートルである。また、副砲として「オチキス 4.7cm(43口径)速射砲」を単装砲架で12基搭載した。他に対艦攻撃用に45.7cm魚雷発射管を単装で艦首に1基と舷側に片舷2基ずつの計5基を搭載している。
コメント
- なんて読むの…? -- 2018-05-10 (木) 05:25:11
- Hai qí(ハイ クィ)……? -- 2018-05-10 (木) 06:19:59