1900年 大英帝国 防護巡洋艦 ハイフライヤー級
Ver.2.00.028のアップデートで追加されたイギリスツリーの無料初期艦。
6インチ砲を多数装備しており、1900年度の巡洋艦としては比較的強力な火力を持つ。
左舷側から。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1900 | 国家 | 大英帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 軽巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 18530(17000) | 戦闘成績(BR) | 220 | ||||
無装甲排水量(t) | 2647 | 無装甲速力(kt/h) | 27.3(25.8) | ||||
基準排水量(t) | 5647 | 最大速力(kt/h) | 20.0(18.1) | ||||
最大排水量(t) | 6000 | 最大舵角 | 38.1(35.0) | ||||
可視距離(km) | 12.6(12.0) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 無料 | 購入費用 | 無料 |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 1.5 | 3.0 | 1.5 | 20 | ||
舷側部 | 6.0 | 6.0 | 6.0 | 10 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40口径 6インチ QF Marks Ⅰ 単装砲 | 600 | 10.0 | 6.0 | 10 | 35 | 50 | 400/400 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
3インチ 12ポンド 8cwt 単装速射砲 | 300 | 6.4 | 5.5 | 15 | 77 | 20 | 250/250 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(knt) | 基本弾数 | ||
18インチ Mk.Ⅶ 水中魚雷 | 2700 | 7.6 | 35 | 10 | 8 | 30 | 3 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 副砲装填装置(副砲装填時間-10%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 制動機(後進加速度+10%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-12%) | ||
Ⅱ | 照準システム(主砲射撃精度+8%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | スクリュー(エネルギー交換率-10%) | 傾斜装甲(装甲HP+8%) | ||
Ⅲ | 主砲装填装置(主砲装填時間-7%) | 精密探信儀(強制発見距離+4%) | 副舵輪(横滑り防止+10%) | 船体強化(HP+9%) | ||
Ⅳ | 新型炸裂榴弾(榴弾ダメージ+10%) | 特殊塗装(隠蔽性+7%) | 舵輪(最大舵角+9%) | 強化装甲(装甲硬度+6%) | ||
Ⅴ | 強化榴弾(榴弾火災発生率+12%) | × | ボイラー(巡航速度+6%) | × |
立ち回り
主砲
合計11門の6インチ単装砲が装備可能。ただし艦体を取り巻くように配置されているため、舷側方向に一度に指向・斉射可能な最大数は6門に限定される。
旧式で無駄が多い砲配置ではあるが、どの方向にも主砲が即応可能で死角が存在しないとも言えるので、接近雷撃を狙ってくる駆逐艦などには対処しやすい。
6インチ砲の枠内では装填速度も砲旋回速度も速く、貫通力も平均程度を確保している。
唯一にして最大の問題は、最大射程距離が10kmしかないこと。射程延長の部品も無いので、どう足掻いてもこれより遠くには弾を飛ばせない。
この範囲まで敵が入ってきてくれれば強烈な弾幕を張ることが出来るが、10km圏外から砲撃されると反撃不能である。
副砲
3インチ単装砲を合計9門装備可能。やや変則配置であり、左舷側に5門、右舷側に4門を指向可能。
ただし副砲なので低精度であり、射撃速度も主砲と大して変わらない上に最大射程が6.4kmと極めて短い。
いっそのこと副砲は外してしまい、浮いた重量を装甲や機動性に割り振る、と言うのも一つの手である。
魚雷
水中魚雷を片舷1門ずつ搭載可能。
雷速が遅い上に射角が限られているので積極的な攻撃にはほぼ使えないが、近距離戦に縺れ込んだ際に敵の進路にうまく流せれば牽制にはなる。
重量も軽いので、お守り代わりに持っておいても損はない。
装甲
装甲耐久はそれほどでもないが、防護巡洋艦としてはかなり強固にすることができる。
特に舷側装甲については0.1インチ当たりの重量が甲板装甲の半分なので、甲板防御を妥協したり搭載弾数を減らすなどして重量を削った分を舷側装甲に集中させると、前弩級戦艦並みの防御力を手にすることが可能。
ただし、排水量限界まで積んでしまうと当然機動力が犠牲になる。特に射程に大問題を抱えているハイフライヤーの場合、いくら防御を固めても敵艦に接近できなければ何の意味もない。
適当な塩梅を見つけよう。
機動性
基本的な速力は防護巡洋艦らしく控えめ。
加速度に関しては比較的良好だが、転舵に関しては日本の初期艦である新高、アメリカのニューオーリンズ、中国の海圻と比べるとかなり操艦し辛い。
最大舵角の数値そのものは悪くないのだが、旋回半径が大きく舵の反応がとにかく重いので操作感が悪く、巡洋艦というより戦艦のような挙動である。
20ノット台に乗ってもこの有り様なので、当然排水量限界まで装甲を積んだりすればさらに舵が重くなってしまう。
装甲を全廃した上で武装の弾数も最低限まで減らすと30ノット近い速度を出すことも出来るが、残念ながら舵反応は悪いまま。
総評
初期艦とは思えない重武装と重装甲を誇る近距離戦番長。
うまく得意の間合いに持ち込めれば、格上巡洋艦をも撃破し得るポテンシャルを持っている。
流石に戦艦相手は厳しいものがあるが、速射能力に物を言わせて榴弾を大量に撃ち込んでやれば手痛いダメージを負わせることはできるだろう。
ハイフライヤー最大の難関は、如何に戦況を近距離戦にまで持っていくかにある。主砲の項にもあるように中距離以遠からの砲撃を徹底された場合、何もできずに沈没の憂き目を見ることになってしまう。その意味では、対戦での扱いは難しい船である。
イギリスツリーでストレスを感じたくない艦長は一般任務を回して国家経験値を稼ぎ、デューク・オブ・エディンバラやドレッドノート、あるいはアイアン・デュークのアンロックを目指した方が良いかもしれない。