筑摩

Last-modified: 2021-06-12 (土) 15:57:52

1910年 大日本帝国 防護巡洋艦 筑摩型

E165938C-5C5D-4831-AB9B-28BCA75FA7D1.jpeg
大日本帝国巡洋艦ツリーの低ティア艦。
駆逐狩り、格下巡洋艦狩りには必要十分な火力はあり、高い機動力を持ってすれば戦艦すらも時には翻弄できる。
因みにお尻から水中魚雷も撃てる。下ネタではない
新高同様にゲームでは軽巡洋艦に分類されてはいるが、こちらも本来の艦種は防護巡洋艦である。

他画像

6BB0F353-CED7-4C2D-9CE7-91BC607CA244.jpeg
Ver.2.00.032までの母港画像。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1910国家大日本帝国
艦種軽巡洋艦対潜×
耐久値16598(14820)戦闘成績(BR)115
無装甲排水量(t)2420無装甲速力(kt/h)36.8(33.2)
基準排水量(t)5000最大速力(kt/h)26.6(24.0)
最大排水量(t)5040最大舵角45.0
可視距離(km)13.75(13.1)絶対視認距離(km)-
アンロック費82500S購入費用825S
140G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部0.80.80.820
舷側部3.53.53.520

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
45口径 15.2cm アームストロング社製 単装砲60014.8874858150/150
45口径 四一年式 15.2cm 単装砲60020.56.574550175/175
40口径 15.2cm 単装速射砲(ケースメイト)6008.58.573950150/150
50口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト)6009.1479.55055150/150
45口径 四一年式 15.2cm 単装砲(ケースメイト)60014.81274860150/150
50口径 三年式 14cm 単装砲(ケースメイト)55015.81094560150/150
50口径 三年式 14cm 単装砲 l2型55017.889276890/90
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
40口径 7.6cm 単装高角砲30010.83153150400/400
40口径 7.6cm 四一年式 単装砲30010.74151260100/100
50口径 三年式 14cm 単装砲 l2型55017.887276890/90
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
18インチ 水中魚雷30005.550108353

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
副砲装填装置(副砲装填時間-15%)特殊塗装(隠蔽性+5%)副舵輪(横滑り防止+8%)消火器(自艦火災継続時間-10%)
主砲装填装置(主砲装填時間-16%)電波探信儀(理想発見距離+5%)新型艦首(旋回抵抗-9%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-12%)
射撃管制装置(主砲射程距離+8%)精密探信儀(強制発見距離+8%)制動機(後進加速度+15%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%)
改式榴弾(榴弾発火率+15%)×変速機(加速性能+12%)船体強化(HP+12%)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+10%)×ボイラー(巡航速度+11%)×

立ち回り方

まず、本艦を扱う上で装甲は頼りにならないことをしっかり意識しよう。巡洋艦ツリー上で筑摩の前に居座る春日をカスタマイズするようなつもりでいてはならない。
戦艦の相手などまともに戦っては無理な話であり、巡洋艦でさえセントルイスワシントン、場合によっては春日と当たってすら真っ向から砲戦した場合不覚を取りかねない。これらと対した場合、自慢の機動力で振り回しつつ、遠距離から少しずつ砲撃で削り取っていこう。
初期艦である新高やニューオーリンズ、あるいはガツェレエムデンといったドイツ艦、そして駆逐艦群に対しては明確に砲戦で優位に立てるので、味方の支援をしつつこれらの艦を積極的に排除していく立ち回りが求められる。幸い視界は非常に広いため、早期発見もやりやすい。

砲兵装

搭載できる主砲の数は日本初期艦である新高から二門増えて計八門となった。舷側方向には最大で五門を指向可能。
新高同様に球磨型軽巡洋艦の優秀な主砲である『三年式14cm単装砲』を装備できるが、なんと主砲スロット・副砲スロットの双方共に装備可能である。弾道特性や弾速が全く同じなので副砲での砲撃時に照準点を一々ずらす必要がなく、砲戦の際には有難い。ただし副砲として使う場合は精度が当てに出来なくなるので要注意。
本艦を使っていく場合は(史実装備に拘りがない限り)基本的にこの砲を装備すると良い。

もう一つの選択肢としては、射程20kmと高い速射能力を誇る『45口径四一年式15.2cm単装砲』を搭載するという手もある。上述の14cm砲より嵩張るので、この砲を載せる場合は副砲は全廃するか軽量な7.6cm砲にしてしまうと良い。
筑摩最大の長所は機動力を活かした遠距離砲戦なので、それを殺さないようなセッティングにしよう。

魚雷

両側面に加え、艦後方に発射することが出来る水中魚雷を搭載している。しかしながら水中魚雷ゆえに射角がかなり狭い上に、射程が極端に短い。装甲が薄い本艦がこの魚雷を使わざるを得ないような事態に陥った時は、基本的に生存の望みが殆どないような状況下にあると考えた方が良い。
とは言え魚雷自体の重量は軽く、鼬の最後っ屁を敵艦にぶつけられる可能性も無くはないので、お守り感覚で積んでおくのもありだろう。

装甲

購入時は無装甲状態である。しかし最大限に積んでも、せいぜいが新高と同レベル。どう頑張っても同格巡洋艦と撃ち合いになった場合ですらほぼ確実に撃ち負ける……どころか碌に打撃も与えられず轟沈も有り得る程度の装甲しか積めない。そしてその代償に速度がガタ落ちする。
本艦の場合、敵弾は受けるのではなく躱すものである。当たらなければどうということはないので、装甲は駆逐艦に撃ち負けない程度の最低限にしておこう。
幸い、遠距離戦では本艦の機動力も相まって敵の命中率はガタ落ちするため、可能な限り中~遠距離戦を心がけるべし。快速を活かして逃げ回り、遠距離砲撃に徹しよう。

機動性

筑摩最大の長所。
本艦は低ティア帯の巡洋艦の中では最も速度が出る。カタログスペックでは27ノットになっているが、これは史実準拠の装甲を張ってボイラーを積んだ場合の数値。購入時は無装甲であり、武装を積んだだけなら33.2ノットを発揮できる。流石に無装甲状態でのPvP戦は難しいものがあるが、気休め程度に装甲を張っても、ボイラー搭載と弾数調整を行えば35ノット程度は発揮することが可能。こうなると駆逐艦を除けば追随不能である。
また、旋回時の速力低下が少なく、回避運動を繰り返しても高速を維持しやすいのも強みの一つ。転舵反応も鋭敏であり、タイミング良く舵を切っていけば中~遠距離での砲撃回避も難事ではない。

総評

かつては狭いマップにより自慢の機動力を中々活かしきれず、各国の同格巡洋艦の中ではやや使いにくい地位に甘んじていたが、低ティア・中ティアのマップ拡張が為されたことにより状況が一変した。
自慢の高速と広い視界を活かした戦いがやり易くなり、部品フル開発と装甲調整が前提ではあるものの、この特徴をうまく引き出してやりさえすればマッチングするどんな艦艇を相手にしても有利に立ち回れる文句なしの強艦へと変貌している。

近距離では勝ち目がないアメリカ巡洋艦や戦艦に対しては逃げ回りながら一方的に遠距離砲撃するような戦い方で、逆に遠距離型のドイツ巡洋艦に対しては肉迫し近距離戦に引き摺り込むことで対応可能。
演習モードなどで動きのクセや主砲の弾道を掴んでおけば、対人戦で戸惑うこともないだろう。
とにかく動かす上でストレスフリーな艦であり、初心者プレイヤーが軽装甲の巡洋艦の扱いを学ぶにもぴったりな艦艇と言えよう。

ちなみに本艦から高速・軽装甲という日本軽巡洋艦の方向性がある程度見えてくる。


歴史背景

『筑摩』は筑摩型防護巡洋艦の一番艦である。同型艦は三隻(『筑摩』『矢矧』『平戸』)。
分類上は防護巡洋艦ではあったものの、舷側装甲を装備していた。また、機関に蒸気タービンを採用するなど近代的な軽巡洋艦への過渡的な存在であった。この際、性能比較のために『筑摩』『平戸』にはブラウン・カーチス式タービンを、『矢矧』にはパーソンズ式タービンを搭載している。
竣工は1912年であり、三隻共に第一次世界大戦に従軍している。一番艦『筑摩』は除籍されたのち1935年に実験艦として撃沈処分されたが、『矢矧』『平戸』は除籍後も練習艦として第二次大戦を生き抜き、戦後に解体処分されその艦生を終えた。


コメント

  • ーTESTー -- 2017-05-22 (月) 08:14:12
  • コイツ俺が低ティアだった頃散々お世話になったわー -- 2018-01-03 (水) 16:12:41