概要
前作の拡張版Enemy Withinで申し訳程度に追加された工作員要素が大幅にアップグレードされ、WotCの象徴でもあり中核と言えるシステムとなった。
基本的には兵士を1名から2名派遣し、一定の日数が経過すると様々なボーナスを抱えて帰ってくる。
ただし、場合によっては敵に見つかり奇襲されたり、拘束あるいは単に負傷して帰ってくることがある。
- リスク軽減のために任意で兵士やスタッフを追加派遣したり資源や情報を消費することもできる。
- 奇襲された場合は脱出専用の追加ミッションが、拘束された場合は救出ミッションが発生する。
当たり前であるが、秘密工作に派遣中の兵士はミッションに参加できない。また、科学者を派遣した場合、いない期間はきっちり研究力が減少する。
レジスタンス・リングがないと、月初めに1回しか秘密工作が実行できなくなる。本作は無印と異なり、技術者や科学者を本部で購入することができなくなったので、この建物なしでは人員が著しく不足する。できれば3月中にレジスタンスリングがほしい。
- 兵士を派遣すると経験値、さらに2マンセルの場合はパートナーとの絆が得られる。伍長くらいまでならミッション派遣1回ぐらいでもレベルアップする。
秘密工作の唯一無二のメリットは工作そのものの報酬以外に、地域の収入や兵士個人のステータス(体力、回避力、機動力、意志力、命中率、ハッキング)のボーナスが直接加算される点である。特にいくらあっても困らない機動力は恩恵が大きい。極端な話、ゲームを続けられる限り兵士のステータスを上げ続けることができる。
工作の内容
秘密工作一般
- ミッションは月初に更新される。来月も同じものが出るとは限らないので、更新までの日数を逆算して必要な効果は早めに確保しよう。
- 工作中に月初を迎えた場合は帰還した時に更新される。
- 報酬が設定された枠に兵士を配置すると、書いてある報酬が得られる。特に「昇進」は高難易度では非常に貴重。
- 出撃枠の拡張や選ばれし者の追跡(=レジスタンス指令枠の拡張)には一定以上の階級の隊員の存在が必要なので、「昇進」報酬をうまく活用できれば解禁時期を大きく前倒しできる。
- [階級+]と表示された枠には、表示された階級以上の兵士を配置しなければならない。
- 必要と書かれた枠には、必ず兵士又は科学者を配置しなければならない。
- リスクが設定されている秘密工作では、一定確率で以下のデメリットが発生する。
- 兵士の負傷:読んで字のごとし。
- 兵士の拘束:こちらも文字通り。救出はどうあがいても来月からになるので非常につらい。
- 待ち伏せ:脱出ミッションが発生する。敵も弱いがこちらの兵士が弱いとそのまま死にかねないので、持たせる装備などはよく考えること。
- [任意]で配置できる兵士・物資・情報などで、特定のリスクを消滅させることが可能。
個別の秘密工作と効果
カッコ内の所要時間はレジェンドのもの
名称 | 報酬 | 期間(単位:時間) | 備考 |
---|---|---|---|
科学者(技術者)の採用 | 科学者(技術者) | 240-288(360-432) | |
選ばれし者の追跡I | 対応勢力の新規指令と指令スロット | 168(336) | 軍曹以上が1名必要 |
選ばれし者の追跡II | 240(480) | 中尉以上が1名必要 | |
選ばれし者の追跡III | 討伐ミッション解禁 | 288(576) | 少佐以上が1名必要 |
補給物資(情報)収集 | 同左 | 120-168(192-288) | |
地域収入増加 | 同左 | 120-168(192-288) | |
選ばれし者の活動を妨害 | 予定された活動の中止 | 168-240(288-360) | |
アヴァター計画妨害 | アヴァター計画のゲージ -2 | 168-240(288-360) | |
拘束された兵士の救出 | 救出ミッション | 120-168(192-288) | |
新たな勢力との接触 | 新勢力(の固有ユニット)解禁 | 168-240(288-360) | *1*2 |
勢力固有ユニット採用 | 固有ユニット | 168-240(288-360) | 最初に接触した勢力のみ一覧に登場する。実行には追跡IIを完了する必要あり |
勢力固有ユニット採用 | 固有ユニット | 168-240(288-360) | 兵士リストに該当固有ユニットがいない状況*3のみ一覧に登場する |
選ばれし者への妨害工作 | 本部襲撃を遅延?(未確認) | 120-168(192-288) | |
選抜訓練 | 兵士の戦闘知能向上(兵士AP) | 120-168(192-288) | 下記に細かい解説あり |
チームワーク | 兵士の絆向上 | 120-168(192-288) | |
ブレイクスルー | 表示されたブレイクスルー獲得 | 120-168(192-288) | タイガンの研究とは別枠 |
レジスタンスとの接触 | 接触上限+1 | 120-168(192-288) | |
実戦訓練 | XCOM共有AP | 168-240(288-360) | |
新規指令 | 表示されたレジスタンス指令 | 168-240(288-360) | |
PCS(アップグレード)製造 | 最高性能PCS(アップグレード) | 168-240(288-360) | 成果物はランダム |
戦利品 | ランダムな戦利品 | 168-240(288-360) | |
施設の手がかり | 同左 | 168-240(288-360) |
- リングに技術者を置くと所要時間が3分の2となる。
- 秘密工作に同時に出た兵士の絆が深まる。
- 絆Lv2以上のパートナー同士が出撃すると所要時間が約24時間短縮される。
選抜訓練を一度行った際の獲得APと戦闘知能のランク上昇について
選抜訓練を行うとその時の知能に応じてAPが獲得できる。訓練を行う毎に知能ランクがあがり、才人から天才、天才から学者で獲得できるAPの値は特に上昇する(秘密工作のアビリティポイント獲得はXCOM共用)。グレネード兵や狙撃兵など特定のビルドに問わず多数重要なアビリティを持つ兵科は共用APだけでは不足しがちな部分を補う点ではかなり有用な秘密工作であるといえる。
当然ながら初期状態の知能には個人差があり、新兵雇用時や報酬、ブラックマーケットで採用した兵士それぞれ違った知能が割り当てられている。採用初期状態で「学者」までは確認済み。成長限界があるのか、才人や天才止まりの兵士(=工作で選択できなくなる)も存在する。運要素もあるのか、もしかしたらなかなか成長しない兵士もいるかもしれない。検証してみたところ、1回毎にランクがあがる模様。
名称 | 獲得AP |
標準 | - |
平均以上 | +6 |
才人 | +6 |
天才 | +12 |
学者 | +18 |