八ノ地教

《思想》
「八つの地」を教義にする宗教。作品ごとに教えの内容も、作中世界での地位（敵/味方）も異なっている。

関連項目: 八ノ地経典、八ノ地教禁呪、八ノ地教兵、八ノ地宗教生物

『シー・メル』

• ノーサンバランドの上層で興った新興宗教。『シー・メル』の物語時点では最下層のヒルトンまで勢力を広げ、八ノ地教徒が街一つを治めていたり、所々の土地を占拠して通行を封鎖しているのがみられる。上層の幾つもの国を滅ぼしているミレシアとは八ノ地教団のことで、指導者は新王ブレッシュ。
• 八ノ地教徒はノーサンバランドに根づく旧いダナの神話を迷信・邪教と説いている。八ノ地教の教義自体は詳しく分からないが、神話の語る「いずれ還り来るダナの神々の復活」を否定しているようだ。また、地下世界ノーサンバランドから人々が地上へ帰還することも否定していて、人はこの土で暮らしていくとの教えのもとにノーサンバランドを統一しようとしている。『シー・メル』の作中では、ノーサンバランドの住民は自分達の住む世界を「８つの地」と呼ぶ習慣が古くからあったらしい。
• 八ノ地教徒の宣教師達と戦闘員の八ノ地教兵は、十字のスリットの付いた仮面と大きく「８」と縫い込まれた法衣をユニフォームにしている。
  

『ミサ』

• 八の地教。マクベスの父ダナエ・ダグザが教祖となり創始した宗教。当時、宇宙最大の権威だったエウテルペに対抗すべく、ダグザは宗教の力で民衆をまとめてダナエ王国を建てた。
• 教義の内容が分かるのは断片のみ。ダナエの王マクベスへの畏怖と崇拝を説いており、『聖書』にはマクベスの業績が綴られている。元は、悪魔のミサイルを創ろうとする王子マクベスへの「ガニメデ・シシを警戒せよ」というメッセージだったようで、『聖書』では「神の羊」に対置して「悪魔」を求めるマクベスという悪魔崇拝的な図式になっている。
• ダナエの国は滅んだが、Ｍは現在でも八の地教の思想をマインドコントロールのために用い、スペシャリストさえ一時的に洗脳した。Ｍに仕える五人の聖戦士は『聖書』にも象徴的に語られているが、聖戦士たちは八の地教に拘泥していない。

『ストーリー・オヴ・スペシャリスト』

• 『ストスペ』の時代のアケローンでは、八ノ地教はほとんど廃れている。神官のゲンヤによると八ノ地教は元々ノーザンバランドの宗教といい、エウテルペの民を崇拝するゴート機構から危険視され、教会からは邪教とされている。
• 教祖としてかは不明だが、八ノ地教の伝説上の人物としてボタヌヴォルフ?が挙げられる。その名は教団の象徴的存在として代々受け継がれる役職でもあるらしい。ゲンヤの息子として養育されているパーシヴァルは当代のボタヌヴォルフ。ボタヌヴォルフも、ゴートと教会から生命を狙われている。
• ビンタ・キングは八ノ地教の聖地ノーザンバランドで修行し、「八ノ地教ビンタ倒置」という新しい巡礼様式を伝統に付け加えた。

『スターダンス』

• マーザンの国教として信仰されている宗教。サクレ・クール寺院が信仰の中心地になっている。『スターダンス』の八ノ地教は天界に縁があり、万古?や魔王星に列なるシシ教を魔界信仰として弾圧している。
• マーザンに伝わる獅子騎士の伝説は八ノ地教の経典にある教えの一部で、天界の使者として宇宙の終わりに現れ、宇宙を再生させるという。政権への不信とないまぜになって、獅子降臨はマーザンの猫人たちには救世主のように待望されている。

『キレムサ』

『銀河迷宮宝物』

『星屑の泉和良』

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