付録

Last-modified: 2025-12-12 (金) 18:02:26

CMOマニュアル第10章に一部加筆したものになります。

一般的な航空ユニット

これは、COMMAND を通して見られる一般的な航空ユニットのリストです。

Commandにおいては,1940年代のレシプロ機から2020年代の最新鋭ステルス機までじつに多彩な戦闘機が登場する.それと同時に,戦闘機の性能は時代を経るにつれ飛躍的に向上している.最高速力だけを見れば2020年代機は60-70年代機に比べむしろ下がっているものの(前者は実用上の制約もありマッハ1.6がせいぜい,後者はマッハ2.0以上を出せるものがごろごろ存在する),センサー性能や搭載兵装の差では比較することすらためらわれる.もしこれを疑うようであれば,シナリオエディタでたとえばF-35A vs.MiG-17,あるいはF-14A vs.零戦の空戦シナリオを作ってみるとよい(残念ながらデータベースの制約上F-35A vs.零戦はできない).よほど巧みな/へたくそな運用をしなければ,MiG-17や零戦はF-35AやF-14Aをまったく発見すらできずに全機撃墜されてしまうであろう

さて現代までのジェット戦闘機は登場年代や特徴ごとにおおむね5-6つの世代に分けることができるとされている.この世代分けは細かい区分に諸説あってまったく一致しないが,とりあえずここでは以下のように分けて解説する.
第1世代:40-50年代
第2世代:60-70年代
第3世代:70年代
第4世代:80-90年代
第4.5世代:90-2000年代
第5世代:2000年代+

CWDBでは第一世代~第三世代の戦闘機が,DB3Kでは(おおむね)第三世代~第五世代の戦闘機が登場する.

戦闘機の見分け方と役割分担

情報量が多く頭がこんがらがるので兵器を抽象的に捉えられるようになると良いです。
零戦で例えると、零戦21型は主翼折り畳み機構があり最高速度:約530km/h。零戦52型になると主翼折り畳み機構が無くなり最高速度:約565km/h(約30km/h増)。などと考えず同世代機なので21型も52型も戦力としては同等であると考えましょう。

話を戻すと、ざっくり世代が上の戦闘機なら強い。長射程空対空ミサイルが強い、新型の空対空ミサイルが強いと覚えておけばいいでしょう。
なるだけ敵の戦闘機より格上をぶつける。無理なら同格をぶつける。格下をぶつけると一方的に落とされて勿体無い。二線級戦闘機は敵一線級を削った後に空対空任務に活用するか対地対艦任務で活用する事をおすすめする。もちろん作戦戦術はプレイヤー次第なので参考までに。
強い空対空ミサイルが少ないなら1機に対して2発発射する設定を1発発射する設定に変更しよう。
ミサイルが当たらないなら発射距離を短くしよう。

冷戦初期~中期

1940-70年代の航空機はCold War Database (CWDB)に収録されている(一部DB3Kにも収録).
DB3Kの最新鋭機に慣れたプレイヤーにとって「戦闘機のセンサーがいわゆるアイボールセンサー・Mk1しかない」「AAMは敵機の後方につかないと発射できない・射程が短い」「対地ミサイルや誘導爆弾は60-70年代の一部の機体しか搭載できず,しかも性能が低い」「核兵器ロードアウトが多すぎる」状況には不満を呈するかもしれないが,それだけに取りうる戦術も異なり,より重要なことにDB3Kでは旧式の脇役である機体が,当時の最新鋭機として活躍してくれるはずである.

第1世代戦闘機(40年代-50年代)

第二次世界大戦-朝鮮戦争間 (1945 - 1950)
・F-84:アメリカ戦闘機
・F-86:アメリカ戦闘機
・F9F:アメリカ艦上戦闘機
・MiG-15:東側諸国を中心に世界中で広く使用された戦闘機。

朝鮮戦争以降 (1950 - )
・F-84F:F-84改良型
・F3H:艦上戦闘機
・MiG-17:MiG-15の改良型
・Hunter:イギリス戦闘機
・Mystere:フランス戦闘機
・J-5:中国版MiG-17

第2世代戦闘機(60-70年代)

・F-100:アメリカ空軍戦闘機、F-86の後継機
・F-101:防空戦闘機
・F-102:防空戦闘機
・F-104:冷戦期の西側諸国を中心に使用された戦闘機。西側のMiG-21の類似物と考えられる。
・F-105:戦闘爆撃機
・F-106:防空戦闘機
・F-5:強いて言えばMiG17と同程度。高価な戦闘機を買えない国向けの二線級軽戦闘機。
・F-8:アメリカ艦上戦闘機
・F-11:アメリカ艦上戦闘機
・MiG-19:MiG-17の後継機 
・MiG-21:MiG-19の後継機
・Su-7:ソ連戦闘爆撃機
・Su-9:Su-7の迎撃戦闘機版
・Su-11:Su-9の発展型
・Javelin:イギリス空軍戦闘機
・EE Lightning:上昇加速性能に優れるイギリスの迎撃戦闘機.
・Sea Vixen:イギリス艦上戦闘機
・Scimitar:イギリス海上戦闘攻撃機
・Mirage III:フランス戦闘機 
・Étendard IV:フランス海上戦闘攻撃機
・Super Mystère:フランス戦闘機
・J-6:中国版MiG-19
・J-7:中国版MIG-21
・Kfir:イスラエル版Mirage III

第3世代戦闘機(70年代)

・F-4:アメリカのマルチロール戦闘機。
・F-5(後期型):強いて言えばMiG21と同程度。高価な戦闘機を買えない国向けの二線級軽戦闘機。
・F-111:戦闘爆撃機
・MiG-21(後期型):アップグレード版
・MiG-23:MiG-21の後継機。
・MiG-25:B-58やSR-71のような超音速大型機を要撃するためのマッハ3(!)迎撃戦闘機.
・Su-15:戦闘機
・Su-17:戦闘爆撃機
Su-20(Su-17の輸出型)
・Tu-128:大型要撃機、遠距離からのミサイルによる迎撃を任務としていた。
・J-8:J-7双発版
・J-8II:J-8の発展型
・Mirage F1:わかりやすく言えばフランス版F-4
・F-1:戦闘爆撃機、T-2練習機の発展型。

冷戦後期~現代

第4世代戦闘機

・F-15:ハイエンドモデル戦闘機
・F-14:艦隊防空戦闘機であり、長距離爆撃機から大量の空対艦ミサイルを発射するソビエト連邦軍の飽和攻撃戦術に対抗するために開発された。F-14の能力は防空に特化したものとなっている。これは攻撃機に対する要撃機として使用するためである。よってF-14は、格闘戦を重視したF-15やF/A-18とは異なる設計思想の元に開発された戦闘機といえる。F-14の一番の特徴としては、AIM-54 フェニックス空対空ミサイルと、それを使用するための強力なレーダー火器管制装置を装備する点が挙げられる。後には対地攻撃能力を付与された。
・F-16:軽量のマルチロール戦闘機。F15との「High-Low」ミックスの「Low」。
・F/A-18:わかりやすく言えばF-16の海上版。
・Su-27:F15のソ連版
・MiG-29:F16のソ連版 
・MiG-31:MiG-25の改良型 
・Su-25:A10のソ連版 2線級の任務用
・Su-24:戦闘爆撃機。F111やトーネードのソ連版
・Yak-38:ソ連版Harrier。さらに低性能ではあるが、ヘリ、哨戒機には勝てる。
・Tornado IDS/GR:戦闘爆撃機
・Tornado F/ADV:爆撃機向けの迎撃機。イギリス本土から離れた北海や大西洋北東部でソ連の爆撃機を迎撃する事が考えられていた。他の戦闘機との交戦は意図していません。
・Harrier:V/STOL 機。低性能だが展開能力は高い。「盲人の国にいる片目の男」
シーハリアー、レーダーが強化され少し空対空向き。
・Mirage2000:フランス ほぼF16に相当する。
・J-10A:わかりやすくいえば中国版F-16。
・J-11A:Su-27(F-15のソ連版)の中国版
・J-15:Su-33艦上型の中国国産版。
・JH-7:中国の戦闘爆撃機 2線級の任務用
・JF-17:(FC-1とも言う)中パ共同開発の軽戦闘機。J-7(中国版MIG-21)の後継機。
・F-CK-1:台湾版F16
・Tejas:インドマルチロール軽戦闘機 2線級の任務用
・T-50:韓国軽戦闘攻撃機 2線級の任務用

第4.5世代戦闘機

第4世代戦闘機の中でも電子機器を中心に一歩進んだ技術を有し、第5世代ジェット戦闘機の特徴のいくつかを備えたものは第4.5世代ジェット戦闘機と呼ばれることもある。多くの第4.5世代ジェット戦闘機は、第4世代ジェット戦闘機の改良型として開発されている。

・F-15(後期型):アップグレード版 
・F-16(後期型):アップグレード版
・F/A-18(後期型):アップグレード版 
・Su-30:Su-27(ソ連版F15)のアップグレード版。
Su-30MK 30のアップグレード版
Su-34(32とも言う) 戦闘爆撃機型
Su-35 全天候対航空戦闘と対地攻撃型
・Rafale:ほぼTyphoon 強いて言えばF16(後期型)より少し強い
・Typhoon:ほぼRafale
・J-10(後期型):アップグレード版 
・J-11(後期型):アップグレード版 
・J-16:J-11(後期型)海軍版
・Gripen:スウェーデンの軽マルチロール戦闘機。強いて言えばF-16(後期型)より少し弱い 出撃準備時間が早い
・JF-17block III:わかりやすく言えば中パ共同開発Gripen。
・F-2:日本版F-16

第5世代戦闘機

第5世代戦闘機と前世代との差異はステルス性である。
改良や新開発により性能が上がっていく第4世代、第4.5世代と同等以上のレーダー、センサー、運動性を備え、互角以上の探知能力、戦闘能力を確保し、そのうえでステルス性の追求により、敵のレーダーに探知されにくくなる。
ステルス機は、一切見つからないわけではない。
例えば、レーダーにとって納屋の長い側面ほど大きく見えるB‐52戦略爆撃機を200海里(365.7キロ)の距離で探知できる防空レーダーがあったとする。これに対し、B‐2ステルス戦略爆撃機のRCS(レーダー反射断面積)はB‐52の一万分の一であり、しかも探知される距離は20海里(36.6キロ)にまで縮まっている。つまり、B-2Aなどのステルス機はレーダーに映らないわけではないが、この種の飛行機を有効に捉える距離があまりに短いため、レーダー警戒陣地の近辺まで比較的無傷のままたどり着いてしまうのだ。

・F-22:世界初のステルス戦闘機、F-35が登場した今ではセンサー(レーダーとEWR,目視しかない.EOTSなんてものはない)と兵装バリエーションの少なさが不満なのも事実.
・F-35:ステルス多用途戦闘機。対地攻撃能力や電子装備の充実度はF-22を超える。ステルス性とセンサー類の性能から序盤から終盤まで偵察に結構使える。強いだけで近づきすぎると落とされるので(笑)注意しよう。
・Su-57:ステルス多用途戦闘機
・J-20:中国軍のステルス制空戦闘機。
・J-35:中国艦載ステルス戦闘機 F35よりは劣るかもしれないがF/A-18などの4.5世代機相手には圧倒できる。

早期警戒機

・E-3:早期警戒管制機(AWACS機)
上空から監視を行うため、地上や艦載のレーダーでは水平線の影になり探知不能となる低空飛行の目標を遠距離から探知出来る。これにより奇襲を受けづらくなる。戦闘機の効率的運用ができる。
・A-50:ソ連及びロシア連邦の早期警戒管制機。他の旧ソ連諸国では運用されていない。
・KJ-600:中国製艦載早期警戒機。E-2ホークアイとほぼ同性能。極低空目標探知で性能が劣る。
・AEWヘリ: 早期警戒機と比較すると高度が低いのでレーダーカバー範囲も小さく前方展開能力も滞空時間も短い。早期警戒機より性能が劣るが無いよりは圧倒的に良い。

海上哨戒機 

ヘリより広い範囲を長時間対潜哨戒出来る。水上艦の索敵、対艦ミサイル搭載出来れば対艦攻撃、サイドワインダーなどを搭載出来る機体ならヘリ、哨戒機の撃墜も出来る。様々な用途に使えるが、脚が遅いのが難点。艦艇よりは圧倒的に速いのは利点。

対潜ヘリ 

大きい対潜ヘリの方がデッピングソナー出力、ソノブイ搭載数、滞空時間から対潜能力が高い。
ソノブイで発見しディッピングソナーで位置を絞り込み対潜兵器で潜水艦を撃破する。艦艇のソナーで潜水艦を探知出来ても近づかれ過ぎてて危険なので対潜ヘリと哨戒機で遠距離探知する事が重要だ。対潜ヘリは水上艦の索敵からの艦対艦攻撃、ペンギンミサイルなどによる対空雑魚艦艇攻撃、輸送など様々な事に用いられる。ヘリをいっぱい積んでる軍艦は有り難い。

偵察機とドローン

・U-2R : 高高度戦術偵察機 偵察衛星より高度が低いので情報収集力が高い。
7万フィート(約2万1千メートル)を超える高高度を飛行する。要撃戦闘機による撃墜を避けるため、敵機が上昇し得ない高高度を飛行するためのものだが、後に地対空ミサイルの発達により撃墜が可能となった。
・SR-71 ブラックバード: 高高度戦略偵察機 U-2の後継機
・RQ-4 グローバルホーク : 無人戦略偵察機 探知能力が高く滞空時間長いのが魅力。序盤の偵察でかなり使える。基本これとF35で偵察する。足が遅いのが難点。
・RQ-1 プレデター : 無人戦術偵察機 直協偵察と雑魚狩り、この手の無人機はほとんど役に立たない。

その他

・A-10:アメリカ空軍初の近接航空支援(CAS)専用機。戦車、装甲車その他の地上目標の攻撃と若干の航空阻止により地上軍を支援する任務を担う。海空戦のゲームなので規模感的に直協攻撃レベルの機体はあまり役に立たない。
・Tu-22:超音速爆撃機:冷戦時代の空母戦闘群の天敵。足が速いので生存性が高い。短所として搭載量と航続距離はTu-16より小さい。
・Tu-16:戦略爆撃機:中国版はH-6。兵器搭載能力と長い航続距離が魅力。

航空機の編成

戦闘機の飛行中隊の平均サイズは、12 機から 24 機(書類上の完全編成における USAF飛行中隊)の範囲です。複数の飛行中隊で「Wing」(西側)\「Regiment」(ソビエト)を形成し、複数の Wing/Regiment で Group/Air Division を形成します。

一般的な海上ユニット

前述の航空ユニット一覧表と同じ流れの、一般的な現代海軍ユニットの一覧表です。

潜水艦

潜水艦は、艦艇攻撃、機雷敷設、陸上攻撃、監視・偵察・情報収集、特殊作戦支援という戦術行動があり、典型的な作戦として核抑止、SSBN追尾、空母護衛、陸上攻撃、海上交通路破壊、近接阻止・領域拒否、情報収集・監視・偵察、特殊部隊支援がある。

アクティブソナーの使用には、敵艦に探知される危険を伴う。計算の上ではパッシブソナーはアクティブソナーの32倍の距離で目標を探知しうる。(Commandでは、通常アクティブソナー有効範囲の1.5~2倍で逆探知することができます。)

原子力潜水艦は、戦域移動時間が圧倒的に早く敵艦隊前方の接敵可能範囲に着ける可能性が高い。古い原潜は在来潜水艦より静粛性が低く新しい潜水艦は静か。
在来潜水艦は、電池走行時の静粛性が高い。
ダッシュ出来る時間が短いのとシュノーケル時の隠密性、長距離移動が遅いのが難点。

潜水艦は基本的には同士討ちを避けるため割り当てられた哨戒区域に単独で行動している。
潜水艦は水上艦と一緒に行動しない。空母護衛任務時は、独自に1日から半日先行して行動している。

船体が小型であればアクティブ探知に強い

ざっくりどっちの方が静かか分かっていれば良い。
ソナーの探知能力×静粛性によってどちらが先制探知出来るか決まります。
原潜は大電力を使えるのでソナーの性能は高いです。

米ソ原潜の静粛性

アバウト10年アメリカよりソ連が遅れている。
騒がしい>ヴィクターI>パーミット>アルファ、ヴィクターIII>スタージョン>アクラ>ロサンゼルス>改ヴィクターIII(671RTM型中期型)>改(Improved)ロサンゼルス(フライトⅢ)>アクラII>ヤーセン>バージニア、シーウルフ>静粛
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中ソ原潜の静粛性

アバウト30年ソ連より中国が遅れている。
騒がしい>夏>漢>商>晋>デルタⅢ>ビクターⅢ>アクラⅠ>オスカーⅡ>アクラⅡ>ボレイ>ヤーセン>静粛

中ソ在来潜水艦の静粛性

アバウト15年ソ連より中国が遅れている。
騒がしい>ロメオ>キロ877>明>宋>元>ラーダ級>キロ636>静粛

アメリカ潜水艦

アメリカは、世界最高の潜水艦技術と潜水艦戦力を持っている。

SSN
・スキップジャック級:SSN 1959~

・スタージョン級:SSN 1967~
本級は、対潜戦を第一の任務とし、速力よりも静粛性と探知能力を重視して設計された。

・ロサンゼルス級:SSN 1976~
放射雑音レベルは、ほぼベンジャミン・フランクリン級弾道ミサイル潜水艦あるいは通常動力型のバーベル級にほぼ等しく、静粛性でスタージョン級を上回る。フライトIII は改ロサンゼルス級と呼ばれる。以来、ほぼ四半世紀にわたり、米原潜の主力の座にあった本級だが、さすがに旧式化が隠しえない。

・シーウルフ級:SSN 1997~
静粛性、氷海行動力、弾量を重視し、聖域内への積極的攻勢すら可能な、あらゆる面でソ連原潜を凌駕する超高性能艦とするべく設計された。シーウルフ初代艦長は、1997年に就役したシーウルフの通常航行時の雑音レベルを、1976年に1番艦が就役したロサンゼルス級の停泊中の雑音とほぼ同じだと発言している。

・バージニア級:SSN 2004~
現在調達中の攻撃型原子力潜水艦。
シーウルフ級の性能の内、将来出現するであろう諸外国のSSNに対抗する上で明らかに過大と思われる性能を低下させた。静粛性はシーウルフ級と同等程度であり、SSの数倍の哨戒速力においてSS以上の静粛性を有している。その他の面はロサンゼルス級以上シーウルフ級以下の性能を持つ潜水艦となった。

SSGN
・改良型オハイオ級:1981~

SSBN
ジョージ・ワシントン級
イーサン・アレン級
ラファイエット級
ジェームズ・マディソン級
ベンジャミン・フランクリン級

・オハイオ級:SSBN 1981~
極めて静粛である

・コロンビア級:SSBN 2031~
オハイオ級の垂直発射管24基に対して16基となる予定である。搭載する垂直発射管が33パーセント減少しながら排水量は若干増加され、雑音低減措置に割ける排水量は増加している。さらに推進システムは、タービンの回転を推進機に直結せず、タービンで発電した電力で推進器に直結したモーターを回転させるターボ・エレクトリック方式(静粛性に優れるが速力は劣る)を採用しておりこの艦の静粛性が相当向上している事がわかる。

ソ連/ロシア潜水艦

例えばヤーセン級をwikiで調べると潜水巡洋艦、多用途魚雷・有翼ロケット原潜(MPLATRK)などと意味不明な言葉が出てくる。しかし、こんな言葉には何の意味も無いので、「あ~ロサンゼルス級みたいに垂直発射管を装備した攻撃型原潜ね。静粛性は改ロサンゼルス以上、バージニア、シーウルフ以下ね。」位に考えれれば良い。兵力を抽象的に見れるように成ろう。

SSN
・ノヴェンバー型:SSN 1959~
ソ連初の原潜
機関の水中放射雑音が大きく、20ノット以下でしか目標を探知できない状況だった。信頼性の低さのために、実際には依然として通常動力型潜水艦が艦隊の主力を担っており、キューバ危機の際にも派遣できず、問題になった。

・ヴィクター型:SSN  1967~
ヴィクターI型の水中放射雑音レベルは、スキップジャック級1959~と同程度となった。またヴィクターII型やヴィクターIII型では、水中放射雑音の低減策が施されている。1996年にヘブリディーズ諸島付近を哨戒中だったヴィクターIII型の乗員が急病となったことから、付近で対潜戦演習中だったNATO艦艇に救援を要請した際にも、イギリス海軍では救援要請を受けるまで同艦の存在そのものに気付いておらず、大きな衝撃を受けたとされる。

・アルファ型:SSN  1971~
当時戦力強化が著しかったアメリカ海軍への対抗策として、1957年には「水中高速迎撃艦」構想が打ち立てられた。これは発見した空母機動部隊に対して直ちに高速潜水艦を出撃させて迎撃するという、要撃機に近いコンセプトであった。水中放射雑音はヴィクターII型と同程度。

・シエラ型:SSN 1984~
本型のスキュード・プロペラは、水中放射雑音低減に大きく貢献したが、これは東芝機械ココム違反事件で有名になった工作機械によって製造された。

・アクラ型:SSN 1984~
優れた船体設計もあり、本型は極めて静粛な艦となった。アクラ型は、通常動力型の877型(キロ型)と同程度、初期建造型ではロサンゼルス級初期建造型とほとんど同等の、また、後期建造型ではやはりロサンゼルス級後期建造型とほとんど同等の水中雑音レベルに達していた。アメリカ海軍のSOSUSは6~9ノットで航行中のアクラI型をまったく探知できず、またロサンゼルス級も、1995年にアメリカ合衆国東海岸を哨戒中の改971型数隻の追尾に失敗した。ロシア側の専門家は、ロサンゼルス級のAN/BQQ-5ソナーで改アクラI型を探知するには、冬のバレンツ海であれば10キロ以内に接近する必要があり、海況が悪ければ探知不能であると見積もっている。

・ヤーセン型:SSN/SSGN 2014~
巡航ミサイル垂直発射管を装備している、静粛性に極めて優れた攻撃原潜。

SSGN
・エコー1型::SSGN 1961~
対地巡航ミサイルを主兵装とするソ連海軍唯一の巡航ミサイル原潜

・エコー2型:SSGN  1962~
対地巡航ミサイルを主兵装とするエコーI型をもとに、対艦巡航ミサイルを装備するよう改設計したものであり、ソ連海軍の巡航ミサイル原潜としては初めて対水上攻撃を主任務としていた。静粛性に欠け、またミサイルも浮上して発射せざるを得ないなど性能には制約が多かったが、貴重な対水上打撃力として29隻が建造された。

・チャーリー1型:SSGN 1969~
静粛性に優れていたことから、主任務であるアメリカ海軍空母機動部隊の探知・追跡・破壊以外にも、攻撃原潜としての任務にも投入され、活躍した。ただし主兵装である対艦ミサイルが短射程であったことから、のちに長射程型が開発されると、これを搭載したチャーリーII型へと配備は移行した。本型は、同世代でもっとも静かな原潜となった。

・チャーリー2型:SSGN  1974~
新開発の防音ゴムの導入により静粛性はさらに改善した。主兵装はP-120「マラヒート」に更新された。これは、原型艦が搭載していたP-70「アメチスト」の発展型であるが、射程は倍増し、飛翔高度も低高度化された。このミサイルの射程延伸に対応し、ソナーはより長距離探知が可能なMGK-400(探知距離180-200km)、後にはさらにMGK-500(探知距離240km)とされた。これによって、対潜哨戒線の外側からのミサイル攻撃が可能になった。

・オスカー型:SSGN 1981~
主兵装としては、P-700「グラニート」(SS-N-19「シップレック」)対艦ミサイルを24発搭載している。またその測的のため、宇宙ISRシステムである17K114「レゲンダ」への連接にも対応していた。

SSG
・ゴルフ型:SSG 1958~
弾道ミサイルの搭載数はI型ではわずか3発(II型では6発、III型では4発)に留まっている。

SS
・ウィスキー型潜水艦:SS 1949~
1980年9月28日、スウェーデン海軍駆逐艦ハランドは、10日間にわたって領海侵犯したソ連のウイスキー級を追尾したのち、3発の爆雷によって撃沈している。

・ロメオ型潜水艦:SS 1958~

・フォックストロット型:SS 1957~
艦体が大型化したことで洋上での運用に適した艦となった。1962年10月27日キューバ危機に派遣され、アメリカ海軍にトイレットペーパーで包んで深度調整された手榴弾で警告されたのを爆雷攻撃と勘違いして核魚雷を発射しそうになった。

・タンゴ型:SS  1973~
本型はフォックストロット型潜水艦の改良型である。タンゴ型潜水艦は静粛性の優れた潜水艦と評価されていた。

・キロ型:SS 1982~
キロ877は70年代西側SSと同程度。この改良型としてキロ636は静粛性が高く評価され、輸出されたものも多い。しかし、キロ636も一番艦が1990年に就役した古いものである。このキロ636にはラダ級に採用されている最新電子機器が搭載されているとし、2015年12月のシリア内戦では黒海艦隊所属のキロ級が地中海からカリブル巡航ミサイルを発射するなどその攻撃力をアピールしているが、AIPを持たない古い設計のキロ級はそろそろ性能的に限界を迎えつつある。

・ラーダ型:SS

SSBN
ホテル型 1960~
ヤンキー型 1967~
デルタ型 1972~
タイフーン型 1981~
ボレイ型 2013~

中国潜水艦

SS
中国在来潜水艦の技術はロシアより15年以上遅れている。

・宋型:SS 1999~
初の独自設計潜水艦として開発されたのが本型である。カタログスペック上は一線レベルの性能を確保したが、実際には用兵側を満足させるものではなく、並行してロシアから877EKM型(キロ型)を導入するとともに、国産艦の整備についても、その技術を導入した元型の建造に早期に移行している。静粛性は改善しており、水中放射雑音は、当初はキロ877よりも大幅に高く、海上自衛隊が1970年代に整備したうずしお型1971~よりも若干高くすらあったが、後には、キロ877とキロ636の中間程度まで低減されたといわれている。2006年10月ごろには、本型のうち1隻が沖縄近海にてアメリカ海軍「キティホーク」空母打撃群を追跡し、探知を受けないまま、5マイル (8.0 km)という近距離で浮上したとされている。

・元型:AIP搭載SS 2006~
キロ636の静粛化技術を吸収して建造されたがキロ636の静粛性には遠く及ばない。ソナーは、艦首のアクティブ/パッシブ両用アレイと、艦側面に貼り付けられたパッシブ・アレイによって構成されており、曳航アレイは備えていないものと見られている。

SSN
中国原潜は30年以上前のロシア潜水艦にも及ばない。

・漢型:SSN 1974~
本型の水中放射雑音は、スキップジャック級1959~や旧ソ連のノヴェンバー型1959~などの初期の原潜と同水準であるが、403号艦から405号艦は改善され、パーミット級1961~と同程度である。しかし依然として静粛性に欠け、アメリカ海軍や海上自衛隊には容易に探知されている。

・商型:SSN 2006~
旧式化した(漢級)の後継として開発された。商型の雑音レベルは他国海軍の潜水艦と比較すると突出して大きく、アメリカ海軍の評価では静粛性もヴィクターIII型(1978年就役)に劣るとされている(ヴィクターIII型の静粛性は、概ねスタージョン級1967~やロサンゼルス級1976~の初期型と同レベル)。

SSBN
・夏型:SSBN 1983~
本級の就役は1隻のみ。

・晋型:SSBN 2007~
アメリカ海軍では晋型の静粛性は高くないと推測しており、秘匿性に問題があるとしているが、原型の晋094型は1番艦・2番艦のみで、以後は改良型の晋094A型が就役している。

日本潜水艦

おやしお型まではオホーツク海、ソ連極東軍港までの展開を想定した排水量だったが、そうりゅう型以降南シナ海、ベンガル湾への展開のため大型化している。

水中吸音材の装備は他国より遅い。

SS
・うずしお型:SS 1971~
水上航行能力を相応に重視していた在来型船型を改め、水中性能を重視した涙滴型船型を採用し、ここからようやく現代の潜水艦の船型となった。

・ゆうしお型:SS 1980~
ゆうしお就役からまもなく川崎重工がP‐3C対潜哨戒機のノックダウン生産を開始し、対潜航空部隊に配備が始まった。それまでの対潜戦では、水上艦艇部隊のアクティブソナーにせよ、航空部隊のレーダー、目視にせよ潜水艦はそれらの探知に先んじて相手の存在を知ることができ、探知を避ける戦術を取りやすかった。しかし、P-3Cは潜水艦の走行雑音等を探知するパッシブソノブイを駆使するため、潜水艦が相手の存在を知らないまま探知、攻撃される恐ろしい時代が到来した。このため走行雑音低減対策を何度も繰り返した。

・はるしお型:SS 1990~
はるしお型は、ゆうしお型と比較すると格段に静粛な潜水艦であった。前方ソナー、逆探ソナーとともに、曳航ソナーも装備している。さらに、攻撃力も大幅に強化された。高速、長射程、高い探知能力を持った新型の89式魚雷を搭載したのである。魚雷の高速化は高速目標の攻撃を容易にし、長射程化は条件さえ整えば護衛船団を護衛陣形の外側から攻撃できる能力を与えた。また、89式魚雷のホーミング能力は、80式のそれが命中点を親指の腹で押さえるような探知範囲であるとすれば、これを手のひらでカバーするほどのものであった。このため目標運動解析に少々誤差が含まれていても、近くに撃てば魚雷が勝手に目標を探して当たってくれるようなものとなった。このほかに、水中持続力の大幅な向上、対艦ミサイルの連続発射等の能力を獲得し、完成度の高い在来潜水艦となった。

・おやしお型:SS 1999~
船殻構造・船型を刷新して、隠密性の向上や新型ソナーの搭載など新機軸が多く盛り込まれており、在来型潜水艦の一つの到達点とも評される。
当時、水上艦では大出力低周波アクティブソナーが採用されるとともに、従来であれば雑音に紛れるような信号からも潜水艦の反響音を摘出できるような信号処理技術が採用されつつあった。この状況への技術的な対応がおやしお型への水中吸音材と反射材の装備である。水中吸音材は文字どおりアクティブソナーの音を吸収するものであり、反射板材は音を到来方向と異なる方向に反射させることで、いずれもアクティブソナーの探知を妨げるものである。おやしお型では、これらの装備と合わせて雑音低減を進展させ、ステルス化を一層大きく進めた。おやしお型では、従来の艦首アレイ、曳航アレイ、逆探アレイに加えて側面アレイも持っている。

・そうりゅう型:AIP搭載SS 2009~
海上自衛隊初の非大気依存推進(AIP)潜水艦である。
おやしお型で在来型潜水艦の技術はすでに限界に達し、微々たる進展はあるものの、決定的に機動力に欠け、将来の戦闘を担えないのではないかという疑問が起こった。この疑問への答えがそうりゅう型のAIP搭載である。
AIP技術の採用は、在来型潜水艦の作戦を大きく変えるものである。AIPでは高出力の発揮は望めないものの、被探知の原因となりやすいシュノーケルを行わずに、長期間作戦海域にとどまれる能力を得られるからである。これは高出力を要求される目標への接近や攻撃後の回避などのために電池容量を温存することにつながり、従来よりもダイナミックな作戦運動を可能とする。とは言っても所詮は在来型潜水艦であるが…

・たいげい型:リチウムイオン電池搭載SS 2022~
リチウムイオン電池は、鉛電池の4倍の容量がある。また、撤去されたAIP部分にもリチウム電池が設置されている。これにより戦域内での移動が容易となりなおかつ敵艦隊前方の接敵可能範囲も拡大する。しかし原潜と比較すると接敵できる可能性は低い。

イギリス潜水艦

SSN
・ドレッドノート級:SSN 1963~
・ヴァリアント級:SSN 1962~

・チャーチル級:SSN 1970~
フォークランド紛争において2番艦コンカラーがアルゼンチン海軍巡洋艦「ヘネラル・ベルグラーノ」を撃沈し、それ以来アルゼンチン海軍は港から出て来なくなった。

・スウィフトシュア級:SSN 1973~
・トラファルガー級:SSN 1983~
・アスチュート級:SSN 2010~

SSBN
・レゾリューション級:SSBN 1966~
・ヴァンガード級:SSBN 1993~

SS
・オベロン級:SS 1960~

・アップホルダー級:SS 1990~
イギリス海軍最後の通常動力潜水艦。
イギリス海軍は、1960年代に就役したオベロン級の後継として、当初原子力潜水艦を検討していた。しかし、当時の原潜は静粛性において通常動力型に未だ及ばず、また沿岸・浅海域での作戦においては通常動力型潜水艦にも戦術的価値が残されていることから、原潜への転換は見送られた。しかし、冷戦の終結に伴って英本国周辺に脅威が消滅したため、英仏海峡といった特定のチョークポイント防御に適した通常動力潜水艦を全廃した。

フランス潜水艦

SS
・アゴスタ級:SS
2001年までに全て退役した。後継はリュビ級原子力潜水艦となった。

SSN
・リュビ級:SSN 1983~
フランス海軍最初の攻撃型原子力潜水艦
本級の排水量は2,700トン程度で、在来型の日本潜水艦より小さい。米原潜などと異なりタービンの回転を推進機に直結せず、タービンで発電した電力で推進器に直結したモーターを回転させるターボ・エレクトリック方式であり、静粛性の点では有利である。しかし、この排水量の小ささは各種雑音低減措置を妨げるものであり、リュビ級はうるさい潜水艦であるとの噂がある。搭載ミサイルは亜音速で射程の短いエグゾゼであり、最近のロシア、中国の対艦ミサイルに比較すると時代遅れの感は否めない。搭載魚雷はやや古いF17である。

・シュフラン級:SSN 2020~
リュビ級の後続であるシュフラン級の推進方式も同じくターボ・エレクトリック方式で最高速力は25ノットと攻撃型原潜としては低い。水中排水量は5300トンとリュビ級の二倍となっている。対艦ミサイルはエグゾゼであるが、対地攻撃ミサイルMdCN(ストーム・シャドウの水上艦及び潜水艦発射型)を搭載しており、ブラックシャーク魚雷と合わせて強力な攻撃力を持っている。

SSBN
・ル・ルドゥタブル級:SSBN 1971~

・ル・トリオンファン級:SSBN 1997~
ターボ・エレクトリック方式を採用しており、極めて静粛である。ル・トリオンファン級で興味深いのは、対艦ミサイルエグゾゼを搭載していることである。SSBNの装備武器としてはかなりめずらしい。2009年2月3日、イギリスSSBNヴァンガードと大西洋東部で衝突事故を起こした。このことから、両艦が通信等の必要性から似たような浅深度を航送していたこと、両国にとって潜在的な攻撃目標であるロシアを射程内に収めるために、また、対潜部隊等の行動海域を避けるために、結果的に同じ海域で核抑止哨戒を行っていたことが推定できる。また、衝突時の両艦の速力は極めて低速であったため大事には至らなかったが、両艦がお互いに探知できなかったことから、SSBNが哨区では極低速で極めて静粛に走行していることがわかる。

ドイツ潜水艦

・205型:SS 1967~
・209型:SS 1973~
・206型:SS 1973~
・212A型:AIP搭載SS 2005~

オーストラリア潜水艦

・コリンズ級:SS 1996~

空母

重装備の艦載機を発艦可能> CATOBAR方式、固定翼早期警戒機 > STOBAR方式、早期警戒ヘリコプター > STOVL方式、早期警戒ヘリコプター >軽装備の艦載機しか発艦できない

V/STOL機の運用能力が付加されている強襲揚陸艦は、必要に応じて補助空母的任務を遂行可能である。

アメリカ空母

空母打撃群(CSG)は任務として、プレゼンス、力の誇示、海運禁輸措置、航法訓練の自由、海上護衛、遠征支援、パワープロジェクション(力の投影)がある。

現代では、対艦核兵器対策で空母一隻からなる空母打撃群が再び標準編成となった。

空母戦闘群(CVBG)、2004年10月1日より空母打撃群(CSG)の編成に、特に制約があるわけではなく、展開している間に予想される脅威、役割及び任務に基づき柔軟に決定されており、「CSGに正しい定義などはない」ともいわれる。例えば同じ2017年に編成されたCSGでも、2月に地中海でイスラム国に対する軍事作戦(生来の決意作戦)に従事していた「ブッシュ」CSGは、水上戦闘艦としてCG×2隻とDDG×2隻を擁していたのに対し、7月にベンガル湾で海上自衛隊・インド海軍とともにマラバール演習に参加した「ニミッツ」CSGは、CGを1隻とする一方でDDGは4隻もついていた。中国が相手であれば必要なだけイージス艦を増し増しにする。

・ミッドウェイ級:大型空母 1945
・フォレスタル級:大型空母 1955
・キティホーク級:大型空母 1961

・エンタープライズ:原子力大型空母 1961
一隻のみ

・ニミッツ級:原子力大型空母 1975
・ジェラルド・R・フォード級:原子力大型空母 2017

ソ連/ロシア空母

航空機搭載重巡洋艦などと、独特な名称が付けられている事が気になるが軍事的には何の意味も無いので気のすることは無い。ただの空母だ。抽象的に考えよう。

・キエフ級:ヘリ空母、ハリアーモドキも飛ばせるよ。
砲熕兵器・艦対空ミサイル・艦対艦ミサイル・対潜ミサイル・対潜迫撃砲・魚雷発射管と、水上戦闘艦に匹敵する充実した兵装を備えているヘリ空母。
ハリアーモドキも飛ばせるので敵ヘリと敵哨戒機からすれば脅威である。もちろんまともな戦闘機には簡単に落とされる。

・アドミラル・クズネツォフ級:スキージャンプ式航空母艦
AEWがヘリなのでAEWの展開速度が遅く、飛行高度の低さからレーダー有効範囲が狭い。搭載機数も米空母より少ない。

イギリス空母

・セントー級:軽空母 1953~

・インヴィンシブル級:STOVL方式軽空母/対潜空母 1973~
フォークランド紛争で実戦投入された。
ハリアーで勝てる相手には結構使える。

・クイーン・エリザベス級:STOVL方式空母  2017~
F35Bの運用に特化した空母 満載排水量は6万トンを超えて、イギリス海軍史上最大の軍艦である。F35を運用できるのはかなりデカい

フランス空母

・クレマンソー級:航空母艦 1961~
フランス初の国産新造空母として2隻が建造された。

・シャルル・ド・ゴール:原子力空母 2001~

中国空母

・遼寧:スキージャンプ式空母 2012
アドミラル・クズネツォフ級航空母艦の改良型。
・山東:スキージャンプ式空母 2019
遼寧の改良型。

日本空母

いずも級:STOVL方式空母
対潜ヘリだけでなくF35も運用できるようになった。

水上戦闘艦

対空能力、対潜能力、対艦攻撃能力によってどの敵艦艇を優先して潰すか、どの味方艦艇を優先して温存するか考えよう。

ざっくり艦艇の世代は新しいか古いか。対空能力は個艦防空かエリア防空か。対潜ヘリは積んでいるか。対潜艦かどうか。対艦ミサイルの射程と本数はどうか。対空、対潜、対艦、どの能力から奪うか弱い艦艇から潰すか強い艦艇から潰すか。状況やプレイヤーの戦術によって優先目標は変わってくるだろう。

70年代ターターシステムまでの対空システムは極低空域の迎撃性能が低く対艦ミサイルの迎撃は困難だった。その後、イージスシステムの登場により対艦ミサイルは飽和攻撃へ移行した。近年ステルス亜音速対艦ミサイルが登場し、再び迎撃が困難になっている。対艦ミサイルは時代が進む事に低高度を飛行し艦隊空ミサイルも低高度での撃墜性能を高めている。最新の対艦ミサイルは海面状況が良ければ高度1メートルを飛翔できる。

対空ミサイルをたくさん搭載しているということは、同時対処能力、連射能力が高いということだ。

アメリカ水上戦闘艦

ターター・システム搭載艦は、同時に2~3目標と交戦可能。

・ペリー級:ローエンド対潜フリゲート 1973
船団護衛や低脅威海域の哨戒が主任務。
低コストを目標としながらも、多用途ヘリコプター2機と戦術曳航ソナーを搭載し、また長射程のスタンダード艦隊防空ミサイルを装備するなど、決して「安物」ではない戦闘能力を備えている。ペリー級の戦闘のコンセプトは、以下のとおりであった。対艦ミサイル装備のソ連潜水艦に対し、自艦装備の戦術曳航ソナーにより遠距離で探知して、ミサイルの発射以前にLAMPSによって位置を局限・撃破する。能力限定型ターターシステム、簡易型海軍戦術情報システムによる、フリゲートとしては十分に強力な防空戦闘能力により、船団に対して対空援護を提供する。

・カリフォルニア級:原子力ミサイル巡洋艦 1974
ターター-D・システム(ターターシステムの改良型)を搭載した防空艦。同時に4目標と交戦可能。
2隻建造 

・スプルーアンス級:ハイエンド対潜駆逐艦 1975
砲・対艦兵装などがソ連艦や大戦型駆逐艦より少なかったので、「装備が少なくて弱そう」という議会の疑念はあったが、実際には優秀な対潜艦として活躍した。
ソ連海軍は、空母艦載機による対艦攻撃力を見込めないので長射程艦対艦ミサイルで補っている。砲も、低能力・低信頼性のため沢山載っけて補っている。対潜能力において重要なのは対潜兵装の数ではなく艦艇、対潜ヘリの各種ソナー、センサーの性能である。

・バージニア級:原子力ミサイル巡洋艦 1976
ターター-D・システム(ターターシステムの改良型)を搭載した防空艦、同時に4目標と交戦可能。
4隻建造。

・タイコンデロガ級:ハイエンド対空巡洋艦 198
イージス艦

・アーレイ・バーク級:ミサイル駆逐艦 1988
イージス艦

・フリーダム級/インディペンデンス級:沿海域戦闘艦 2008
哨戒能力と速力でヘリに劣り、掃海能力は専門の掃海艇に劣り、ステルス性で潜水艦に劣る。対艦対空能力もペリー級の方が優れている。建造費運用費共に高く数も揃わない。LCSは現在失敗であることが証明されている。

・ズムウォルト級:ミサイル駆逐艦 2016
ステルス性と対地攻撃能力に優れる。制海権獲得に利用できない。失敗作。

中国海軍の増強によりズムウォルト級やLCSなどの制海権利利用重視から本格的水上戦闘艦のよる制海権獲得重視に戻りつつある。

ソ連/ロシア水上戦闘艦

・ポチ型:小型対潜艦 1960~
防空能力ほぼない。

・カシン型:大型対潜艦/ミサイル駆逐艦 1960

・キンダ型:ミサイル巡洋艦 1960
ソ連海軍巡洋艦としては初めて対艦ミサイルを主兵装とした。

・グリシャ型:小型対潜艦 1967~
個艦防空ミサイルを搭載したポチ型。

・モスクワ級:ヘリ空母 1967
対潜戦能力が高い。

・クレスタI型:大型対潜艦 1960年代末
対潜艦 4隻のみ

・クレスタII型:大型対潜艦 1960年代末
潜戦水上戦闘艦。

・カーラ型:大型対潜艦 1971
クレスタII型の発展型。

・クリヴァク型:フリゲート/大型対潜艦 1977
対潜ミサイル搭載

ソ連80年代水上戦闘艦は、70年代西側ターターシステム搭載DDGと同レベル。
・キーロフ級:重原子力ミサイル巡洋戦艦 1980
非常に強力な対水上打撃力・防空力を備えている。さらに装甲も施しある。 本級の主武装は、P-700「グラニート」艦対艦ミサイルである。 P-700は「アメリカ海軍空母機動部隊に長射程対艦ミサイルの飽和攻撃で対抗する」というソ連海軍ドクトリンの最終的な到達点だったが、余りの大きさに運用した艦がキーロフ級を除くとアドミラル・クズネツォフとオスカー級原潜だけとなってしまた。後継のP-800「オーニクス」は射程をP-700の約6割程度に抑えるなどして、より運用しやすいミサイルとなっている。

・ソヴレメンヌイ級:ミサイル駆逐艦 1980~
防空戦および対水上戦が重視されている。なお防空については、艦隊防空を補完する艦と位置づけられていた。一方、対潜戦能力は、自衛上の必要最低限とされている。

・ウダロイ級:大型対潜艦 1980~
本級は、極めて有力な対潜戦闘能力を具備している。また、かなり高度な個艦防空能力を備えている。ただし、専用の対水上火力を持たないことが弱点として指摘されており、のちに、対艦ミサイルのP-270 モスキートを搭載して汎用艦として改設計されたウダロイII級駆逐艦が開発された。

・スラヴァ級:ミサイル巡洋艦 1982
より大型のキーロフ級ミサイル巡洋艦とともに、その強力な防空力・打撃力によって、仮想敵の空母機動部隊への対抗兵力の一翼を担うよう構想されていた。一方で対潜ミサイルは搭載しておらず、対潜能力はロシア艦としては高くない。

2022年黒海でスラヴァ級ミサイル巡洋艦モスクワがネプチューン対艦ミサイル2発の攻撃を受け2発とも命中し撃沈された。モスクワの対空システムは西側で言うと70年代の対空システムで極低空域での迎撃性能は低い。しかし、練度が高ければ数発程度なら迎撃できるらしい。手動操作の時代なので反応速度に差が出るんだとか。

・ネウストラシムイ級:警備艦 1993
西側諸国の護衛駆逐艦ないしフリゲートに相当するものである。対潜任務を重視している。

イギリス水上戦闘艦

同海軍では艦隊防空用ミサイルを持つものが駆逐艦で、個艦防空用ミサイルのみだとフリゲートになります。

・カウンティ級:ミサイル駆逐艦 1962
・リアンダー級:汎用フリゲート 1963
・ブリストル (82型):ミサイル駆逐艦 1973
・21型:対潜フリゲート 1974

・42型:ミサイル駆逐艦 1975
フォークランド紛争において実戦に投入された。この際、42型駆逐艦は5隻が出動し、シーダートミサイルによって7機の確実な撃墜を記録している。その一方、極めて優れた低空侵入能力を示したアルゼンチン軍航空隊に対して、シーダート・ミサイルは必ずしも優秀ではなかった。エグゾセ空対艦ミサイルにより「シェフィールド」、スカイホーク攻撃機の爆弾攻撃により「コヴェントリー」の2隻が戦没している。このため、防空艦であるはずの本型は、より短射程だが優れた追随能力を有するシーウルフ艦対空ミサイルを搭載した22型フリゲートによって護衛される必要があった。ただし、その後、シーダート・ミサイル・システムは数次に渡る性能向上策を受けており、湾岸戦争においては、シーダートによってHY-2地対艦ミサイルを撃墜することに成功した。これは、対艦ミサイルの撃墜に成功した初の例であった。

・22型:対潜フリゲート 1979
・23型:対潜フリゲート 1990
・45型:ミサイル駆逐艦 2009

中国水上戦闘艦

・053H1型:フリゲート
1980年代以降の主力哨戒艦艇。基本的にはどれも大した事はない。
前053型:(6601型, 65型)1952
防空型(053K型)1975
対水上艦型(053H型, 053H1型, 053H2型, 053H1G型)1975
対潜実験艦(053H1Q型)1975
汎用型(053H2G型、053H3型)1991 中国海軍のフリゲートとしてはじめて、NATO諸国の汎用フリゲートに比肩しうる、バランスのとれた装備を施している。

・052A型:駆逐艦 1993
西側技術を導入した、外洋艦。外洋海軍に以降し始める。

・051B型:ミサイル駆逐艦  1999
対潜戦能力は052A型よりも低い。一隻のみ。

・052B型:防空ミサイル駆逐艦 2004
ソヴレメンヌイ級の防空システムとソナーに中国製の武器システムと船体を採用。中国版ソヴレメンヌイ級、ロシアで言えば80年代、西側で言えば70年代レベル。
2隻のみ

052C型以降、米海軍を手本とし自動対空システムに移行しかなり強くなってくる。
・052C型:防空ミサイル駆逐艦 2004
中国版イージス艦、優秀な水上戦闘艦

・051C型:ミサイル駆逐艦 2006
ロシア製長距離艦対空ミサイル・システムを搭載したDDG。
2隻のみ。

・054型/054A型:フリゲート 2005/2008年
概念実証モデル 054型 艦隊防空能力無し
量産型 054A型 艦隊防空能力あり。

・056型:コルベット 2013
近海防御用 056型
近海防御用 対潜能力向上 056A型
米の潜水艦活動が活発であるため外洋で使えない小型の本級が建造された。

・052D型:ミサイル駆逐艦 2014
中国版イージス艦052C型の発展型

・055型:ミサイル巡洋艦 2020
中国版イージス艦052D型の発展型

日本水上戦闘艦

汎用護衛艦よりイージス艦の方が対空対潜能力が高い。後は対潜ヘリを積んでいるかどうか。搭載兵装もアメリカ性の方が優れている。

はつゆき型護衛艦:汎用護衛艦(DD)1982
あさぎり型:汎用護衛艦(DD)1988
こんごう型:イージス艦 (DDG) 1993
むらさめ型:汎用護衛艦(DD)1996
たかなみ型:汎用護衛艦(DD)2003
あたご型:イージス艦 (DDG) 2007
ひゅうが型:ヘリ空母 (DDH) 2009
対潜ヘリが多いので対潜能力が高い。

あきづき型:汎用護衛艦(DD)2012
いずも型:軽空母 (DDH) 2015
ヘリが多いので対潜能力が高い。F35も運用出来る。

あさひ型: 汎用護衛艦(DD)2018

もがみ型と新型FFM: 多機能護衛艦(FFM)2019
対中戦力比を改善するため汎用護衛艦の削れる機能を減らした汎用護衛艦の後継艦。
戦闘システムは汎用護衛艦より後に作られたのでもちろん強い。
対空レーダーはイージス艦の共同交戦能力を借りるし、対艦索敵は対潜ヘリと哨戒機が9割なので十分。
曳航ソナーしか装備していないが対潜戦は9割対潜ヘリなので関係ない。

まや型:イージス艦 (DDG) 2020
:哨戒艦

地対空兵器

ソ連/ロシア地対空兵器

S-200、S75(SA-2)などの古い時代の長射程ミサイルは低高度での迎撃性能が低いです。

・S-25(SA-1):戦略的SAMシステム 1955

・ZSU-57-2:自走対空対空砲 1957
ベトナム戦争や第三次中東戦争・イラン・イラク戦争で使用されたが、光学照準のみの射撃管制、砲塔の旋回が遅かったことなどから、敵航空機に対して芳しい戦果は挙げられなかった。

・S75(SA-2):高高度防空ミサイル・システム 1957
射程外から撃てるミサイルが無い又は限られてる時は低空侵入で爆弾を投下しよう。敵のS75(SA2)の最低射高と自分の戦闘機の爆弾の最低投下高度を調べてみよう。投下する直前、高度を上げないといけないなら自動回避行動をオフにしておこう。
そのコンセプトは、アメリカ本土からソ連領内に進攻してきた戦略爆撃機のように、大型で機動性が重視されない敵機を目標とする中型地対空ミサイルであった。
S-75(SA-2A)初期型
S-75 (SA-2B)射程はより長くなった。
S-75M ヴォールホフ(SA-2C)最大射程が43kmまで伸び、最低射高は400mとより低くなった。
SA-2D ECCM能力を高めた。射高は250-25,000mになっている。
SA-2E 炸裂時の危害半径を増大させるため、弾頭は15ktの核または295kg HEの2者を選択できる。
SA-2F ECCM能力を高めている。また、誘導方式も変更され、敵の警戒レーダーによる探知を防ぐことができる。カメラを搭載し、電子妨害があまりに激しい場合には目視誘導が可能である。
S-75M ヴォルガ 1995年より使用された最終バージョン。
HQ-1 ソ連の協力を得て中国がS-75を試作したが、少数の配備に終わった。
HQ-2 中国で開発された改良型。HQ-1のECCM能力を高めた。

・ZSU-23-4シルカ:自走式高射機関砲 1960
第四次中東戦争では、地対空ミサイルと組み合わせて構成されたアラブ諸国の防空コンプレックスが多くのイスラエル空軍機を撃墜した。中高度を守る2K12 クープ地対空ミサイルや、低高度を守る9K31 ストレラ-1地対空ミサイルの攻撃を避けて超低空へ侵入したイスラエル空軍機は、みすみすZSU-23-4の餌食となった。

・S125(SA-3):高・中高度防空ミサイル 1961
S-125  初期型
S-125M  低高度における迎撃性能を向上。
S-125M1  レーダーを改良し、ECCM(対ECM)能力を高めたもの。

・2K11(SA-4):高・中高度地対空ミサイル・システム 1965

・2K12(SA-6):自走式の中・低高度防空ミサイル・システム 1967

・S200(SA-5):中・高高度地対空ミサイル 1967
爆撃機の攻撃やその他の戦略的航空機から広い地域を守る。

・9K31(SA-9): 近距離防空ミサイル・システム 1968

・9K33(SA-8):近距離対空ミサイル・システム 1971

・9K35(SA-13):近距離防空ミサイル・システム 1976

S300:長距離地対空ミサイルシステム 1978
S300は複数バージョンあります。複数のバージョンのS300があるシナリオでは、長射程のS300を優先して潰そう。
ロシア版ペイトリオット・ミサイル。

・9K37M1-2(SA-17):中・低高度防空ミサイル・システム 1980

・9K37(SA-11):中・低高度防空ミサイル・システム  1980

・2K22 ツングースカ:自走式対空砲/ミサイルシステム 1982

・9K330(SA-15):中・低空域短距離防空ミサイル・システム 1986

S400:超長距離地対空ミサイルシステム 2007

・96K6 パーンツィリ-S1(SA-22グレイハウンド):近距離対空防御システム 2012

・S500: 超長距離地対空ミサイルシステム 2021
ロシア版THAADミサイル。

一般的な海軍戦術

冷戦の敵同士における海軍システムの重要な違いは、アメリカ/NATO システムは戦術的には防御だが戦略的には攻撃に向かう傾向なのに対して、ソビエト/ロシアのものはどちらかと言えば反対だということです。例えば、アメリカの巡洋艦や駆逐艦は、通常(常にではない)対艦兵器として軽量なHarpoon だけを持ち、SAM は地平線を限界とする対艦任務を押し付けられていて、主な仕事は空母/揚陸艦を護衛することです。一方で高価値ユニットは、世界中に軍事力を投射する役割を担っています。これは、長距離ミサイルで敵艦隊を攻撃する航空部隊で形成された対艦戦力や、敵ユニットを爆撃/水陸両用部隊の上陸をカバーする航空部隊で形成された対地戦力を意味します。同様の時期/排水量のソビエト艦は、多量の重量級の対艦兵器と(一般的に)やや弱体の対空兵装を持つ傾向があります。これは、空母の不足を補うためです。ソビエト海軍のドクトリンは非常に防御的で、基本理念は単に「核ミサイルを発射するのに足る時間だけ、彼らの潜水艦を守る」ことでした。大型の高価値ユニットでさえ、この目標に指向されていました。Kiev や Kuznetsov/Ulyanovsk 空母でさえ、大型対潜艦として建造されています。ある程度まで手を抜かれた「攻撃」の大部分は、Tu-16/Tu-22 のようなソビエト海軍航空隊の大型陸上機の艦隊によって取り込まれました。これらは、途方もなく大きな ASM を運搬し、長い航続距離を持っています。

冷戦の超大国よりも弱い派閥は、(彼らの装備によって)より厳しく制限されています。それは、フォークランド紛争を観察するだけで充分です。そこでは、イギリスの Invincible(ヘリコプター空母から生じて、当初は哨戒機を追い払うためだけに Harrier を運搬した。当時は AEW が欠けていた)が、アルゼンチン空軍(イギリスの作戦に広範囲な影響を与えた空中発射型 Exocet と、空中給油機の両方が非常に不足していた)と対戦しました。大規模な(精密誘導兵器を使用可能な)艦隊を持った地方の軍事力は、一握りの小型艦艇や旧式機を持った国には出来ないことを実行することができます。

攻撃者が何から構成されるかに関係なく、海軍の戦闘は、その目標に対して可能な限り多くの攻撃者を集中させることに基づいています。これは、常に極めて決定論的な形式の戦争でした。

これは 3 つの単純な格言に煮詰めることができます:
・見ても、見られないようにしろ。最初に目標を発見した者が誰であっても、最初に目標を攻撃するだろう。
(敵の攻撃力を無力化出来るだけの防御力がないなら特に見つからないようにしよう。)

・最初に目標を攻撃した者が誰であっても、ほぼ常に勝つだろう。
(敵の防御力を破れるだけの攻撃力を集中できなければ弾薬の無駄遣いになります。敵の対処能力以上のミサイルを打ち込む、敵が弾切れするまで攻撃する、 敵が航空優勢を確保できない時間、場所を狙う、そういった状況を作為するなど。)

・不十分な策は、ほぼ常に何も得られない結果となるだろう。力の集中が必要。
(敵の防御力を破れるだけの攻撃力を集中しよう。許容範囲内の損害で収まるように防御力を集中しよう。)

通信途絶とサイバー攻撃

大部分のウォーゲームとシミュレーションは、通信がどこでも/いつでも/簡単につながるという概念にユーザを慣れさせます。戦闘は失わされる可能性があります。あなたの部隊とアセットは混乱しているかもしれませんが、あなたは常に彼らをコントロールしていて、彼らの居場所/行動/状態を認識しています。あなたは常に事情に通じていて、権力の中にいます。チェス盤上の駒は、いつでも思い通りにできます。
しかし、照明が消えたらどうなりますか?/ラジオからの唯一の音が止まったら?/データリンクが死んだときは?
これは、途端に(かつてないほど)重要な問題になります。なぜなら、西側の軍隊は、分散したハイパーコネクテッド・フォースの概念(F-35 と米海軍の NIFC-CA が良い例です)への依存を高めているからです。そして、潜在的な対抗者が、この傾向を完全に認識していて、電子攻撃とサイバー戦争の能力を急速に向上させているからです。この進化し続けている電子戦のチェス・ゲームが、レーダー帯域に制限をかけたことはありませんでしたが、最近は通信とデータリンクが、ますます魅力的な目標となりつつあります。
COMMAND は、作戦のこの側面をハッキリと取り扱います。プレイヤーに、通信回線が切断される「方法」と「理由」の両方を、そして親サイド(陣営)の共通画像から孤立させられているユニットに対しての実際的な影響を見せたいと思います。

原因…この機能を有効にするには、シナリオ作成者が「Scenario Features and Settings」で「Communications Disruption」ボックスがチェックされていることを確認しなければなりません。
ユニットは、幾つかの方法で通信を切断できます:
・搭載している全ての通信デバイスとデータリンクが不作動(「Damaged」か「Destroyed」)になった:
このフリゲートは、非常に孤独になりそうです。

・Lua スクリプト API を使用:
 例:ScenEdit_SetUnit({Name =”USS Vigilant”, OutOfComms =”True”}) これは、非常に多目的に使用できる手法で、(ユニットの「孤立」を引き起こすことができる)人工的/自然的の両方の数多くの要素をモデル化するのに使用できます。
・潜水艦は、潜望鏡深度に達すると HF や衛星通信に接続し、潜航すると再び接続を解除します。
・人工衛星は、収集情報を降ろしたり新しい仕事の指示を受けたりするために、一時的に限って地上局と交信します。それから、再び宇宙で孤立します。世間一般の小説とは対照的に、現代の情報収集衛星でさえ、地上管制局と常に交信していることは(もしあっても)極めて稀です。
・目標プラットフォームの内部通信基盤に対する直接的なサイバー攻撃。(通信デバイスは、物理的に触れられていないかもしれませんが、通信交換の核となるサーバーがまさしく引き抜かれます。キビシイ世界だ!)
・重要な C3I ノードの物理的な無力化(損傷/破壊)は、それに依存している他のユニットをオフラインにすることに至ります(Desert Storm 初夜の目標の多くが、司令部/C3 バンカー/通信ビルだったことを思い出してください。あなたは、これが重要な行動だった理由を再現できます)。
・シナリオ・エディタの GUI を通してユニットを選択し、「Out of comms」(通信不能)としてマークする。これは、Lua API を使用するほど強力ではありませんが、迅速なセットアップのためのより単純で素早い方法です。例えば、これを使用してシナリオの開始時にユニットを「孤立」するように構成しておいて、(このユニットの通信状況を変更する)後の何らかのアクションに応じて Lua スクリプトでフォローアップします。既存の OECM システムに似た通信妨害装置を使用して、この通信デバイスを妨害します。
注:統合通信妨害は、「Professional Edition」専用の機能です。しかしながら、創造的な作業を少し行うことで、Lua API を使用して、商用版Command でこれに近いことができます。

…そして、効果
では、ユニットが「孤立」した結果、どうなるでしょうか?
最も明らかな効果は、そのユニットが、もはや完全な管理下にはないということです。
もはや現在どこに居るのかさえ判らなくなります(最後に確認されたときの位置だけが判ります。まだ接続されていて管理下にある他のアセットのどれがが、そのユニットと連絡を取ると、この「最終データ」が更新されます)。あなたは、それが何をしているのか/燃料は/武器は/損傷状態はどうなっているのか判りません。世間を気にせずに平和的にうろついているのか、それとも命を懸けて戦っているのか判りません。基地に戻ったとき、または最初に破壊されたら、その運命を確実に知ることができるでしょう。

「最後に Garry から聞いたのは、彼はそこら辺に居た・・・これが、私たちが知る全てだ。」

そのため、切り離されたユニットは、「Side-wide common picture」(陣営共有画面)の利益の全てを失います。現在の状況認識は自らのセンサーの限界までで、それ以上には及びません。「外の世界」で何が起こっているのか見当がつきません。接触を独自に検知/調査/追及し、割り当てられた任務があればそれを続行できますが、相互支援の利益は全てなくなります。広大な領域を協力して哨戒するために領域を分割しますか? それはないでしょう。
効率的な火力調整?(「あなたは Bandit #1 を撃って、私は#2 を撃つ」)忘れてください。さらに悪いことに、スコープに表示される「何か」には、現在では本当に注意しなければなりません。新しい接触は友軍・・・それとも敵? 希望はあります、RoE とドクトリン設定が、このような状況を考慮に入れる・・・あるいは同士討ちに備える!

通信接続を失ったユニットは、オフラインになる前に利用可能であった接触の位置情報を記憶します。本質的には、切断時点での親サイド(陣営)の戦域画像のスナップショットを継承します。しかしながら、親ネットワークとの情報交換の利益がなければ、このスナップショットは直ちに通貨を失い始め、そのユニット自身のセンサーによって更新されない限り、ほとんどの接触は間もなく消えてしまうでしょう。(これは、賑やかな通りを歩いて、最後に周囲を見回してから目を閉じるようなものです。目を閉じている状態が長くなるほど、最後の記憶の妥当性と有用性は低下するでしょう。)

一方、現在 Garry は孤立しており、近くの AWACS からの SA(訳注:?)の突然の喪失に順応しようとしています。まだ「新しい」接触だけが、F-15 自身が実際に検知している接触です。これまで E-3 によって提供されていた他の接触は、現在急速に劣化しています。

なんとか「孤立」を切り抜けて彼らのサイド(陣営)の通信ネットワークに再参加したユニットは、彼らの接触情報を共有します。これを利用して、フィルム偵察衛星(ロシア人はまだ使っています!)や、戦闘集団に再参加した後で情報を共有する潜水艦のようなものをモデル化できます。親サイド(陣営)が既にこれらの接触を得ていたら、更新された情報(BDA を含む。-非常に役に立つ!)は、接触情報に磨きをかけるためにマージされて利用されます。

既に述べたように、プレイヤーは「切断された」ユニ ッ ト を 制 御 で き ま せ ん 。 し か し 、 シ ナ リ オ をScenEdit モードでプレイすれば(本質的に「チート」ですが、分析のためにも非常に役立ちます)追加の能力が提供されます。文字通り孤立したユニットのコックピット/CIC に飛び込み、その「孤独」を直接体験します(「Editor」>「Isolated POV view」)。これは、通信から隔離されたユニットが、その環境をどのように認知して反応するかを理解するための優れた方法です(通常、統合ネットワークの一部として仕事をしているときとは全く異なります)。「Side-wide common picture」(陣営共有画面)と「Isolated POV view」(隔離された拠点の視界)を素早く切り替えることは、申し分なく接続された戦闘力の価値と「通信途絶」の危険と課題について、本当に目を開かせることができます。「発信しないので、悪党共が我々を嗅ぎ当てることはできない」と言うのは簡単です。しかし、暗闇でどれほど上手く戦えますか?

脆弱な通信との共存
この機能を使用するプレイヤーは、異なった考え方に順応すると同時に、それらが提供する新しいオプションを吸収する必要があるでしょう。幾つかの一貫性のない思いつきがあります:
・非動的オプションが大幅に拡張されました。レーダー妨害を忘れてください。いまや、本当に卑劣なトリックを幾つか行えます。重要なノードのいずれかを選択的にオフラインにできると、どれほど IADS が不安定で無能になるかは注目に値します(Michael Scofield は、脱走/仕込みのためのとっぴな行動中は、守衛の携帯電話をレンガで囲っておくことを好むでしょう)。(訳注:TV ドラマ「プリズン・ブレイク」かららしい (/・ω・)/ )別の言い方をすれば、あらゆるレーダー/SAM サイトを叩き潰すのに超ステルス/巡航ミサイルの大群を使用することは、もはや唯一/最良の選択肢ではありません。
・最初の魅力的な考えは、既存の全シナリオに対する標準組込み機能として。通信途絶を自由に使用することでした。この要素を念頭に置いて設計されなかったシナリオをこれがどのように破滅できるのか、大笑いを誘う方法で間もなく発見されました。例えば、何が起こるのかを確認するために、スタンドアロン・シナリオの「Duelists」でソビエトの水上グループの「スイッチ反転」をしました。このグループには、侵入者を自動的に敵としてマークする「禁止ゾーン」が確立されていて、非常に気前のよい「Shoot first」ROE と組み合わさることで、このグループの艦船は、(遠くの Oscar級潜水艦でさえ、その残忍な対艦ミサイルでこの行動に参加して)ほぼ即座に正義の怒りでお互いを水上から吹き飛ばし続けました。本当に純粋な原初的な形での同士討ちでした。
・この新しい機能をオプションにする明白な手順とは別に、既存のシナリオが以前のように機能できるように、AI の乗員に多数の「合理的な賢さ」も追加して、上記のソビエトの砲撃戦のようなイベントが発生し難いようにしました。例えば、友好的な孤立ユニットが最後に認識/報告された場所の近くで新しい接触を検知したときは(新しい接触が禁止ゾーンへの侵入者であっても)サイド(陣営)全体の AI は、少しばかり慎重になります(「引き金を引くのは簡単だが・・・多分それは Garry だろう」)。同様に、切り離されたユニットは、新しい接触を既知の味方の最新のデータと比較して、相棒と最後に話をしたときに居た場所の直ぐ上にあると思われる接触を無視するでしょう。このような改良点をまとめ上げ、「ソビエトのユニットは、分離後にどのように突発的な新しい接触の調査を遂行するか」について「Duelists」を再テストしたところ、孤立した彼らは厳しく抑制されていました。(逆に、あなたが混沌としたモノを作成していたら、これはそれを悪用するための素晴らしい「False フラグ」の機会を作ります。例えば、敵の分遣隊の一部として(訳注:偽装して?)迅速かつ観察されずに通信的に孤立したユニットを派遣できるなら、敵の定常位置に長く居れば居るほど、敵陣営があなたを疑うまでに時間がかかる可能性があります。「Cloak and Dagge」ファンは大喜びです!(訳注:米国のスーパーヒーロー物の TV ドラマらしい (^_^メ) ))
・通信の脆弱性は、多くのネットワークを基盤とした CONOPS(作戦構想)の知られたくない秘密を実際に理解させてくれます。人々は、Swarms(群攻撃)/Distributed Lethality(武器分散)/その他のあらゆる現代の専門用語について語りますが、この全ては信頼性が高い通信が前提となっています。これはまた、十分な個々の能力の重要性を強化します。現代の軍艦は、たとえ通信が途絶していても、依然として強力なユニットです。仲間と協力するという明白な利益がなくても、その使命を達成する充分な見込みを持っています。その一方で、「我が強さは群れること」(訳注:キプリングのジャングルブックからの引用らしい)という原則に依存する「Swarm」ユニット(小型高速艇/ドローンなど)はどうでしょう? 通信を遮断すると、その力は急激に低下します(通信妨害の方がむしろハード・キルによる処置よりも、対ドローン防御に向いているのは偶然ではありません)。この機能の長所を利用するためのシナリオ編集のアイデアが、他にも幾つかあります:
・Special actions:ユニットに「Opposing side getting their comms knocked out」を含ませる。これは、コンピューターネットワーク攻撃をシミュレートするために使用されますが、通信ネットワークを物理的に遮断する破壊活動も意味します。
・Unit enters area トリガ:電子妨害を象徴する味方ユニット(EA-6B Prowler など)が、持ち場に到着したことを現わします。このスクリプトが起動されると、その電子妨害能力が発揮され、敵対側のユニットが通信を取り除かれます。
・Unit enters area トリガ:友軍ユニットが退去することで、通信の途絶を現わします。これは、彼らに事前に設定された任務を継続するか、燃料が切れて基地に戻るまで目的もなく周回することを強要します。特に古い時代のシナリオで、ユニット退去中における通信回線をシミュレートします。潜水艦の運用をシミュレートするのにも使用できます。